TSメカ・デスパペット使い決闘者は強キャラムーブがしたい!   作:ゆきゆきさん

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強キャラムーブというより三下悪役ムーブをしているでお馴染み雪宮ユキさん。今日こそ強キャラムーブをするらしい……ほんとか?



Ep.14 TSお姉さんは『バイクに跨がったライダースーツTSお姉さん概念!?』と言った(言ってない)

 

 

 

「さて、どうやら龍魂珠(アントマ・タン・ゲンド)が新しい組織を作ったらしい。名前は“ニューワールドオーダー”だってさ。長いから“ニワオ”とでも呼ぼうか。」

「なんだかその呼び方だと弱そうですね……」

 

 

いいんだよ弱そうな呼び方で。ほらアレ、珍走団(暴走族の別名)とかそういうの、あるじゃん?

 

 

「でさ、そのニワオさん達が……今現在、この街を襲撃中なワケ。」

「なんでそんなに冷静なの……?」

 

ラウちゃん、分かってないな。私ともあろうネームドキャラがそんなクリーチャー達の襲撃とかそんなんでやられる訳ないだろ。そもそも真のデュエルじゃないとダメージは受けないし。

 

今もバーン!とかボーン!とかうるさい音は聞こえるし、うちの店の近くにあったビルが現在進行形で倒壊しているが……例の戦いから使えるようになった謎バリアによって、この店は安全地帯となっている。だから客(常連のみ)も逃げてないってことよ。

 

 

「それにしても肝座りすぎじゃないかな……私は今すぐにでも逃げたいんだけど。」

「ダメです。」

「うえーん。」

 

 

めそめそ、と泣くフリをしているラウちゃんは置いといて。

 

「……やっと来たか。」

 

 

 

「ユ、ユキ姉ちゃん!早く逃げないと……」

 

そう言って駆け込んできたのは……我らが主人公(暫定)のレンくん!なんだか久しぶりに会った気がするねぇ。

 

なぜ彼が来るのを分かっていたかというと……勘である。いや、マジでこの世界に来てから『何かが起こる予感』みたいなのに敏感になったんだよ。

 

ちなみに何が起こるかは分からないので、さっきの『……やっと来たか。』は適当に喋ってるだけである。どっちかっていうと悪役かなんかが来るのかなーと思ってたから、ちょっとだけ発言が怪しい感じになってしまった。

 

 

「レンくん、何があったんだい?」

 

 

ここに居たら安全という事実は一旦伏せ、状況を報告してもらう。ほら、久々にレンくんの前で強キャラムーブができそうだからさ……ね?

 

 

「あ、あいつらが……レアカードハンターを操っていた黒幕が、この街を襲撃してるんだ!」

「それは分かってる。他にもなにか……あるんでしょ?」

「う、うん。俺、黒幕の……龍魂珠(アントマ・タン・ゲンド)とかいうやつに狙われてるみたいで……戦いを挑んだはいいものの、負けちゃって……それで……」

 

 

なるほど、逃げてきたって訳か。

 

 

「大丈夫だよ、レンくん。あとは……私に任せなさい。」

 

ぽんぽん、とレンくんの頭を撫でる。レンくん顔赤くして可愛いね〜〜〜^^

 

ラウちゃんが冷めた視線を送ってきているような気がするが、気のせい気のせい。

 

 

「ヨォ、邪魔するゼェ……?」

 

突如、店に入ってきたのは……なんだろうなコイツ……珍走団(暴走族)って感じの奴だった。

 

 

「キミは?」

「俺はニューワールドオーダー幹部、“暴走”のゼインっつーんだがヨォ……そこのネエチャン、俺ぁ後ろに隠れてるガキを連れて帰らなきゃなんねーんだわ。大人しく渡してくんねぇ?」

「そりゃあ無理な相談だ。レンくん、私が時間を稼ぐから……早く逃げて。」

「え、でもそれじゃユキ姉ちゃんが……」

 

ふん、ここで口を挟むとは……レンくん、分かってるじゃあないか。

 

 

「大丈夫。私は———キミがいる限り、負けないから。」

「っ!?」

「さ、早く逃げな。」

「わ、分かった……」

 

 

荒くれな客とインテリ系の客が、レンくんをどっかの部族みたいに担いで走り出す。お前らいつでも愉快だね……

 

 

「オーイオイオイオイオイ……この俺の任務を邪魔するとは……死にてぇようだな?誰だか知らねぇが、俺に勝てると思ってんのか?ん?」

「生憎だけど、私はこの世界(・・・・)だと勝率9割越えなんだ。」

「ハッ!そんな見え透いた嘘なんて吐くもんじゃねぇぞ!これからやるのは“真のデュエル”だ……半端な覚悟なら逃げるのをオススメするゼェ?」

「嘘か本当かはキミの目で確かめてみればいいよ。じゃあ……やろうか。スピードの向こう側を見せてあげよう。」

 

 

長らく出番は無かったが……私の持つ中で最強のデッキが、久々に日の目を浴びる。これなら負ける心配ないし、真のデュエルを受けてやってもいいだろう。

 

 

 

 

 

 

 

「私は禁断と超次元を使用する……卑怯とは言わないでね?」

 

「そのカード……なるほどナァ、とんだ拾い物だぜェ。俺は古代のカードなんか貰ってネェからな。使わねぇし、卑怯とも言わねぇよ。」

 

 

いや、私の感覚だと……かなり卑怯だと思うけどなぁ。

 

 

 

 

 

 

「ブレイズクローを召喚!そしてブレイズクローとシールド1枚、そして手札1枚を山札に戻して《ニクジール・ブッシャー》を召喚!更に……手札が1枚!よってマスターG(ゴゴゴ)G(ガンガン)G(ギャラクシー)発動!《“轟轟轟(ゴゴゴ)”ブランド》を0マナで召喚するゼェ!」

「ぎゃああああああああ!?!?!?」

 

 

聞いてない聞いてない!流石にそれはマジでヤバい!!私結構バイク使ってる時ノートリ多いんだよ!!!やめろ!!!

 

 

「そしてェ……ブランドの効果でカードを1枚引きィ……おっと、更に追加で《ミリオンブレイブ・カイザー》も召喚だァ!!!」

 

あ、あわわわわわわ……

 

 

「ミリオンブレイブ・カイザーでシールドをW・ブレイク!」

 

パリーン……と、シールドの破片が私の肌に傷をつける。痛いよぉ!

 

 

「ふふ、ふふふ……危なかった……」

「あ?なんだ急に笑い出して……死ぬのが怖くなったか?」

「いいや?どっちかというと、死なないことが確定したから……かな。S・トリガー発動……《逆転の影ガレック》と《ドキンダムの禁炎霊(ソウル)》!」

 

危ない危ない、死ぬとこだった……けど、この2枚なら確実になんとかなる。

 

「コマンドが出たので封印を1枚墓地に。そして……ドキンダムの禁炎霊(ソウル)の効果で山札の上から2枚を墓地に!蘇生するのはもう1枚の禁炎霊(ソウル)。」

 

更に封印が1枚外れ、効果で墓地が増え……蘇生されたのは《絶速 ザ・ヒート》

 

 

「コマンドが出たので封印を1枚墓地に。更にザ・ヒートの効果で山札の上から3枚を墓地に置き、《熱き侵略 レッドゾーンZ》を手札に。そんでもってガレックの能力発動!墓地から《影速(えいそく) ザ・トリッパー》を3体蘇生!」

「な……まさか、この俺が……!?」

 

すべての封印が外れ……まさかの1ターン目に、禁断の力が解放される。

 

 

「お前の——————負けだ!禁・断・解・放!」

 

 

私の背後に実体化していた石像が動き出す。首に刺さっていた2本の槍が引き抜かれ……

 

 

「《伝説の禁断 ドキンダムX》!能力でキミのクリーチャーをすべて封印する!」

I AM KINDAN(私は禁断です)……!』

 

 

もうちょっとどうにかならなかったのか、としか思えないセリフと共に、槍が相手のクリーチャー達に向けて放たれ……すべてが封印された。

 

 

「さて、私のターン……まさかマナチャージすらしないことになるとはね。ザ・ヒートで攻撃時……侵略発動!《熱き侵略 レッドゾーンZ》を手札から、《禁断の轟速 ブラックゾーン》を墓地からバトルゾーンへ!」

 

再録がされなすぎて2000円を超えてしまったバイクと、全部禁断文字で書かれてるから初見じゃ読めないバイクがザ・ヒートの上に重なる。

 

 

「レッドゾーンZの能力でキミのシールドを1枚墓地に。そしてブラックゾーンでT・ブレイク!」

「ぐぎゃああああっ!!!」

 

シールドの破片が相手を襲う。まぁデッキ的に受けも入ってないだろう。トドメさすかぁ。私は目を冷めた感じにして、声色もちょっとクールな感じに変えた。

 

前世ではネカマ配信者してたからね、ロールプレイは得意なんだ。血も涙もないクール系みたいな感じでトドメをさしてやろう。

 

 

「じゃ、お疲れ。二度と私にその姿を見せないでね。ドキンダムXで……ダイレクトアタック。」

THE END(終わり)……』

 

 

雰囲気もクソもないセリフを発しながら、ドキンダムが槍を敵に向けてぶん投げ……そして、珍走団スタイルのニワオ幹部は封印された。お前さぁ!もっとこう……あるだろ!?いい感じのセリフがさぁ!?

 

 

「……ま、いいや。ラウちゃん、これどっかの水底に捨ててきて。」

「血も涙もないですよぉ……」

 

 

後日、レンくんが店にやってきて私に感謝の言葉を述べた。ハグで返したら顔赤くなってた。やっぱおねショタなんだよなぁ……

 




1ターンで終わったのでちょっと短くなってしまいました。そんなことある?

それはそれとして赤黒バイクって本当に強いよね。みんなも組んでみよう!安いぞ!
初めて使った時、私は『えぇ……?なんか強すぎない…….?』ってなりました。

アステルス次形態の文明、どれがいい?※の後には能力の予定が書かれています

  • クローシス(火水闇)※ジョラゴン的能力
  • トリーヴァ(光水自然)※革命チェンジ
  • デアリ(火闇自然)※ハンデス・破壊
  • リース(火光自然)※踏み倒し能力
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