TSメカ・デスパペット使い決闘者は強キャラムーブがしたい!   作:ゆきゆきさん

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現代最強——————ファイアー・バード、出陣。
メカ使いの意地とかないのか?


Ep.15 TSお姉さんは『メカとファイアー・バードの楽しさってやつは同質なんだよ。ほら、どっちもグルグルしながらメクレイドし続けるじゃん?いや、94nm4を使わないメカもあるけどさぁ……』と言った

 

 

 

さて、みんなも知っての通り私はメカ使いだが……別にメカ以外を使わないという訳でもない。というか、絶対に勝たなければいけない場面ではメカ以外を使うことの方が多い。

 

 

そして———今はその、絶対に勝たなければいけない場面なのである。

 

 

 

 

 

 

◇時は少し遡り……

 

 

「雪宮ユキ。特に大会等での実績は無く、しかしその実力は知る人ぞ知る……実に、興味深い。」

 

なんかシルクハットを被った不審者が変な事言ってる……どうしたんだ急に。

 

ほら、客のみんなもゾロゾロ集まってきちゃったじゃないか。やっぱこいつら野次馬でしかないね。

 

 

「そこで、私からの“お願い”です。この店で開かれる大会……毎度、優勝者とあなたとでエキシビジョンマッチをするらしいですな。私は次の大会で優勝するので、そのエキシビジョンマッチで私が勝ったら……どうか、私と婚姻してくださらぬかな?」

 

 

要約:キモい

 

 

「あ?そんなん呑む訳ないだろ。とっとと私の前から消えなこの腐れチンカス野郎が。」

「……ユキさんがここまで拒絶するの、珍しいですね。」

「正直、こんなキレてる所はレン関係でも見たことねぇな……」

 

 

可愛かったりカッコよかったりするならともかく、こんな変人と私が釣り合う訳ないだろ。ほら、早く失せな。しっしっ!

 

「おぉ……なるほど。勝ってから言え、ということですね?分かりました。では一度、私は戻ります……大会の日、楽しみですね。」

 

 

 

そう言い残して、エセ紳士は店を出た。え、えぇ……コイツ私の話本当に聞いてたのか?

 

「……どうするんですか?」

「……どうしようかなぁ。」

 

 

赤黒バイクを使うのが安定なんだが……この世界、古代のカード(禁断とか超次元とか)なんてものを見せびらかしたらダルい案件が大量に転がり込んできてしまう。

 

常連なら見せても問題ないけど、今回の舞台(本当にアレが優勝するなら)は大会のエキシビションマッチ。そんな所で使ったら大勢にバレる。前に店でバイクを使えたのは、常連しか残っていなかったからなのだ。

 

 

 

「……あ、そういえばあのデッキ(・・・・・)組んだんだっけ。アレなら問題なさそうかな。」

「オイオイ、そんな付け焼き刃で大丈夫なのか?」

「大丈夫だよ。ある程度の動かし方は知ってるし、何より……あのデッキは最強だからね。そもそもアイツが優勝しなかったらいい訳だし……なんだか嫌な予感はするけど。」

 

 

ま、その時は……現代最強、ファイアー・バードの力を見せてやろう。

 

 

 

 

 

「あー、優勝者は金崎(かねざき)リッチさんで〜す。チッ!」

「運営の態度とは思えないですねぇ……」

 

 

ハイ嫌な予感的中!!!エセ紳士クンはしっかり優勝しやがりました。あとラウちゃん、黙れ。

 

一応この大会はレンくんもミストくんも参加してるし、アニメ的補正みたいなのもあると思うんだけどなぁ……モブが勝つんじゃないよ……

 

 

「…………………仕方ない、エキシビションマッチを……やろうか。」

「あの約束、忘れていませんよね?」

「はて、なんのことやら。」

「惚けるんじゃないッ!!!私が勝ったらキミと私は結婚するんだッ!!!いいね!?!?」

「テメェマジでぶっ殺してやろうか!?!?出禁にしてやってもいいところをエキシビションマッチだけ(・・)はやってやると言っているんだよ私はさぁ!!!そこんとこ、分かる???」

 

「ユ、ユキ姉ちゃんがあんなにブチ切れてるの初めて見た……」

 

あ、レンくん〜!いきなりブチ切れてごめんねぇ……嫌いにならないでくれ〜

 

 

「ほう……私というものがいながら、中学生にお熱ですか……許せませんねぇ!!!」

「黙れデブ!!!お前の体型も顔も私の恋愛対象外なんだよ!!!」

 

「ル、ルッキズムというやつでは……?」

 

 

あーあーなんにも聞こえないなー!?

 

 

 

 

 

「貴女のために……私はメカを使って優勝しました。貴女はここ周辺で有名なメカ使いと聞いたもので、ね……エキシビションマッチもメカしか使っていないようですし。」

「いやー、なんでか分からないんだけどさ……今日は偶然たまたまメカを使う気分になれなくてねぇ。別のデッキを使ってるんだよ。」

 

マナチャージしたのは《龍后凰翔クイーン・ルピア》

 

正直、焼き鳥の動きは動画でしか見たことがないが……まぁ、最低限のセオリーくらいなら分かっているつもりだ。

 

 

「な、な……そんな……」

 

なんかやたらショック受けてるエセ紳士。おいお前のターンだぞ早く進めろよ。

 

 

「ぐ……《忍式の聖沌 y4kk0》を召喚してターンエンドです。」

 

「じゃ、私のターンだね。《マジシャン・ルピア》を召喚。効果で《ポッピ・(クラウン)・ラッキー》を捨てて2枚引く……これでターン終了だよ。」

「……幸先は良いようですね。しかーーし!私の操るメカは超速攻!貴女では追いつけません!ザゼ・ゼーンを召喚します!」

 

 

ん、んー?それ焼き鳥対面で、しかもこのタイミングで出していいのか?いくらバルピアが1枚とはいえ、結構怪しいような……

 

 

「そしてy4kk0で攻撃する時に……ドラン・ゴル・ゲルスに革命チェンジ!効果でシールドをブレイクし、94nm4を手札から出しますよぉ!」

 

ふーむ、なるほど。まぁ……最強の動きだ。つっても、2ターン目に出てくる94nm4って別に3ターン目に出てくるのと大差ないんだけど。どうせ3ターン目だったらドランゴンゲルス→アメリアで即起動できるし。

 

 

「そのままシールドブレイクです!」

「うーん……トリガーはないね。」

 

 

手札に加わったのは《アリス・ルピア》

 

ま、殿堂直後はやれ埋め安定だの、抱えるべきだので話題が白熱したが……多分、抱えるのが安定……って話だったよね、確か。まぁこれ、既に1枚抱えてるから……どうしようか。まぁ一応キープしとくか。

 

 

「私のターン、ドロー……お。引けたのならそのままやっちゃおうか。《ハッター・ルピア》を召喚、そしてマジシャン・ルピアをタップしてハイパー化!」

 

なぜかこの世界ではあんまり見ないファイアー・バード……その力、とくと見よ!

 

 

「ハッター・ルピアでシールドに攻撃するよ。更に効果でファイアー・バード・メクレイド5を(おこな)う。」

「ふん……そんな鳥に何が出来る。」

 

この世界の住民の特徴その1、カードの効果を読まない。そもそも3コストでメクレイドしてる時点でだいぶ壊れ寄りだが……

 

 

「さて、今日の私は運がいいみたいだね……《龍后凰翔クイーン・ルピア》を召喚。そのままハッター・ルピアでシールドブレイクだよ。」

「ふん……トリガーはないですよ。」

 

 

そりゃそうだ。メカはトリガーなんて入れる余裕ないからね。入っててもコブラくらい……それも、まだ墓地の肥えていない(というかメカに墓地を肥やす余裕はない)状態で、1点目ならまぁ……問題ないだろう。

 

 

「じゃ、続けてクイーン・ルピアで攻撃……」

 

ま、メカは普通に5点入れて殴れば勝てるデッキだし……そもそも、この世界においてカオスマントラ(オーバーレア)は超希少なんだから、それもケアする必要はない。つまり殴り得。

 

 

「マジシャン・ルピアを破壊してファイアー・バード・メクレイド8!」

 

んー……大当たり!

 

 

「アリス・ルピアを召喚!効果で山札の上から3枚を表向きにし、その中からアリス・ルピア以外のファイアー・バードをすべて出す……え、あれちょっと待って。」

 

 

捲れたのは……《龍后凰翔クイーン・ルピア》《雷炎翔鎧バルピアレスク》《凰翔竜機マーチ・ルピア》

 

えぇ……なんだこの捲り(困惑)

 

こんなん圧勝しちまうじゃあないか。

 

 

「そのままW・ブレイク!」

「ぐ……何もありません。」

 

勝ったか……

 

 

「バルピアレスクでザゼ・ゼーンを攻撃時、手札からアリス・ルピア。効果で3枚表向きにして……《ハンプティ・ルピア》《ポッピ・(クラウン)・ラッキー》《アシステスト・インコッピ》を出すよ。インコッピで1枚引いて、ハンプティでキミの手札の94nm4を捨てさせ、94nm4を破壊する。」

 

すごいすごい、マジでなんだこの捲り。宇宙じゃん。

 

「ぐ……ですが、パワーはザゼ・ゼーンが勝っているのでそちらのバルピアレスクを破壊します!」

「バルピアレスクはバトル中、破壊されない。そして攻撃の終わりに、自分のファイアー・バードを5つ破壊することで追加ターンを獲得できる。よってバルピアレスク、(クラウン)ラッキー、アリスルピア、クイーンルピア、ハンプティを破壊……(クラウン)ラッキーはエスケープ、クイーンルピアはアリスを身代わりに。これで追加ターンを獲得する。」

「5体も破壊していない……」

 

「まだ終わらないよ。マーチ・ルピアは破壊されたファイアー・バードよりコストの小さいファイアー・バードを蘇生できる。よって7、4、2以下のファイアー・バードを蘇生できる。墓地からマジシャン・ルピアを蘇生、マジシャン・ルピアを捨てて2枚引く。そしてインコッピを蘇生して1枚引き、バルピアレスクを蘇生。」

「な……また生き返った、だと!?」

 

この小説始まって以来のテンプレ的反応ありがとう。キミの名前は忘れたけど。

 

 

「バルピアでザゼ・ゼーンに攻撃時、手札からクイーン・ルピア。攻撃の終わりにクイーン2体とバルピアレスク、(クラウン)ラッキーとハッター・ルピアを破壊。タップしているクイーンでアンタップしているクイーンを守り、(クラウン)ラッキーはエスケープ……これで2ターンの追加。更に4、4、2以下のファイアー・バードを蘇生する。まずマジシャン・ルピアを蘇生して(クラウン)ラッキーを捨て、2枚引く。その後、墓地からハッターと(クラウン)ラッキーを蘇生。」

「な……まさか、この私が……」

 

「クイーンでシールドに攻撃時、マーチ・ルピアに革命チェンジ。そしてマーチ・ルピアを破壊してメクレイド。《アリスの突撃インタビュー》でクイーンを捨て、バルピアレスクを蘇生。更に6コストが破壊されたので5以下を2体蘇生する。蘇生するのはクイーン2体。」

「な……え……?」

 

「バルピアでザゼ・ゼーンに攻撃。手札からハッター・ルピア。攻撃の終わり、バルピアとクイーン、(クラウン)ラッキー、ハッター、インコッピを破壊。エスケープとウルトラセイバー、身代わり効果でクイーンと(クラウン)ラッキー、そしてハッター・ルピアは生き残る。これで3ターン目。」

「も、もういいじゃないですか!?」

 

「えぇ?なんか言った?お姉さん最近耳遠くて……さて、バルピアとインコッピが破壊されたのでインコッピと……あ、もう2コストないのか。じゃあ1枚引いて、クイーンでザゼ・ゼーンに攻撃する時にマジシャンを破壊してメクレイド。《コッコ・(アーム)・ルピア》を召喚して……」

 

 

 

 

 

 

◇15分後

 

 

さて、無駄に時間を掛けた結果……エセ紳士の盤面、手札、シールド、墓地のすべてを山札に戻すことができた。別にメカ相手にここまでやる必要はないが……やりたかったんだから仕方ない。理由なんてそんなもんでいいのだ。エキシビションマッチだしねぇ!!!

 

 

「あーすっきりした……ハッター・ルピアでダイレクトアタック。」

「あぁ……」

 

 

バターン!とエセ紳士は倒れた。この世界ではこういう、カードゲームに負けるだけで意識を失う、みたいな現象は日常茶飯事なんだよね。

 

 

「さて。ラウちゃん、そいつ水底に……」

「え、えっ!?流石に無実の人はちょっと……」

「ん?なんて言ったか聞こえないなぁ……」

 

 

結局、コイツはストーカー行為ということで……警察に引き渡すことになった。殺したかったのに……




倫理観!!!

個人的に、アステルスぶち込んだメカは焼き鳥と似たようなヤバさを感じる。それはそれとして序盤のイカれポイントがまったく足りていない。お前のことだぞハッター・ルピア。

アステルス次形態の文明、どれがいい?※の後には能力の予定が書かれています

  • クローシス(火水闇)※ジョラゴン的能力
  • トリーヴァ(光水自然)※革命チェンジ
  • デアリ(火闇自然)※ハンデス・破壊
  • リース(火光自然)※踏み倒し能力
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