TSメカ・デスパペット使い決闘者は強キャラムーブがしたい!   作:ゆきゆきさん

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Ep.2 TSお姉さん曰く、デスパペットは6回殴れば勝てるしウォカンナを10回くらい投げても勝てる

 

 

 私の趣味デッキはいくつかある。その中でもお気に入りなのが、メカと……デスパペットだ。

 

 デスパペットでよく言われる問題……『フィニッシャー不足』は私にとっても大問題だった。だが、純正のデスパペを回し続け……私は悟った。

 

 

「フィニッシャーなんて、要らない……っ!」

 

 

 そして、私のフィニッシャー抜きデスパペットは完成したのだ。殴れば勝てるんだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日も今日とてぐーたらと、レジの前で堂々と寝る。ここは私の店だし、あと何よりも……いっつもぐーたらしている店員が強いって展開は最高だからね。そこ、言い訳とか言うんじゃない。

 

 

「あの。」

「…………」

「あの!!!」

「………んぇ?」

 

 やっべぇガチ寝してた。流石に接客はちゃんとしないと、この店の評価が落とされちまうよぅ!

 

 

「これ4枚ください。」

「ん、800円だね。」

 

 ショーケースから《AQvibrato》を4枚取り出し、フード姿の男……男だよね?多分。まぁ彼に渡した。この世界でもやっぱマジックは強い。

 

 

「……そういえば、最近はレアカードハンターがたくさん出没しているらしいですよ。ユキさんも気をつけてくださいね。」

「んー、あー。なるほど……最近は物騒だね。」

 

 

 正直まだ頭が回ってないから、返答はかなり適当だ。しかし、レアカードハンターか……レアキラーズのパクリか?

 

 なんにせよ、真のデュエル(・・・・・・)絡みじゃないなら別に問題ないけどね。あ、そういえばまだ言ってなかったけど……

 

 この世界にも、真のデュエルは存在した。負けたら死ぬとかいう例のやつだ。絶対にやりたくないもんだねぇ……

 

 

「……本当に分かってます?」

「んえっ!?あぁそりゃもちろん。分かってるよ、うん。」

 

 おい、そんな怪訝な目で私を見るんじゃない!なんか私が悪いみたいになるじゃないか!

 

 

「それなら、僕と一戦やりませんか?丁度新しいデッキを作ったんですよ。」

 

 ほ、ほーん?なるほどなるほど……

 

 

 ビブを買った直後に私と対戦ね……

 

 使うのは赤青マジックだよね?青単ビートとか言わないよね?

 

 

「あ、あぁ。いいだろう、このユキお姉さんが君の相手をしてやろうじゃないか!泣いても知らないぞ?」

「へぇ、そんなに自信あるんですか?ますます気になってきた……」

「ん?なんか言った?」

「いや、なにも。」

 

 

 後で他の客に聞いた話だが……この時の私の顔は、それはそれは邪悪な笑顔だったらしい。だって丁度デスパペのこと考えてた時にこんなん来たら運命じゃんか。仕方ないよ。

 

 

 

 

 

 

 

 ま、そうは言っても一応ちゃんと警戒した方がいい。特にバイブスとヒメカットだな。

 

 つーかヒメカットはカードパワーがおかしいんだよなぁ……誰だあのテキスト考えた奴は。同期もそうだけどさ、あの辺りのカードパワーマジでおかしいからね???

 

 

「《AQvibrato(アクア・ヴィヴラート)》を召喚。1枚引いて終了だ。」

「《冥土人形ロッカ・マグナム》召喚。ターンエンド。」

 

 忘れがちだが、ロッカ・マグナムの破壊効果は呪文の踏み倒しにも反応する。メガ・ラスト・バーストされた時には指摘を忘れずにね!

 

 

「ふむ、では……《氷柱と炎弧の決断(パーフェクト・コールドフレイム)》で手札を2回、入れ替える。これでターンを終了だ。」

 

 

 なるほど、理想的な動きだ。次でバイブスの下面でマグナムを除去、そのままバーシへと革命チェンジ……そんな動きができれば勝ちは近づくだろう。

 

 だがデスパペットはそんなことを許さない。デッキの構成要素すべてがマジックに有利なんだ、負ける方が珍しい。

 

「《冥土人形ヴァミリア・バレル》召喚……さて、どーれだ!」

 

 

 ビブラートが手札に戻り、黒フードの手札から抜かれたのは……《芸魔隠狐 カラクリバーシ》

 

 正直今抜きたいのはそれじゃないが……当たりではある。

 

「ハイパーモード解放、ターンエンド。」

 

 

 このハイパーモードってギミックいいよね。私はこれ、めちゃくちゃ好きだ。オリカを作るんだったら絶対に取り入れちゃうね。

 

 

「ぐぅ……僕のターン、ドロー。マナチャージして……《♪オレの歌 聞けよ聞かなきゃ 殴り合い》」

 

 なんだか本当に俳句を読んでいるかのように、呪文が唱えられ、効果でロッカ・マグナムが破壊される。うーん、ダルい。

 

「これで終了だ。」

「面倒だなぁ……ドロー。」

 

 

 ……今は手札を整えるべきだな。VTされたくないし。

 

「《終止の時計(ドゥームズデイ) ザ・ミュート》を召喚。2枚引いて1枚捨てる。ハイパーモード解放して終了!」

 

 デスパペットというデッキの性質上、一番弱いのは4ターン目だ。メアリー・ジェニーが来ないとキツいんだぁ……

 

 

「僕のターンだ。やっとロッカ・マグナムから解放されたよ……ドロー。」

「でも、マジックはブロッカーに弱い……そうでしょ?」

「貴女は見た目以上に強い人らしいね。」

 

 発言に気をつけろよ。それSNSで言ってたら男女論に繋がって大炎上しかねないぞ……

 

 

「だが、僕の前には無力!」

「ふーん?」

 

 

 いやしかし、この状況から走るのは無理だと思うが……

 

 

「カラクリバーシを召喚。効果で1枚引き……《♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》。数字はもちろん“3”を選択する。」

 

 

 あーっ!?忘れてたそれ!!!やばいやばいやばい!

 

「ヴァミリア・バレルの効果で手札を1枚捨て……そのまま攻撃、革命チェンジ!」

「……ちょっと手加減してくれない?」

「嫌ですね。《芸魔王将 カクメイジン》!」

 

 あーこれ本当にやばい。

 

 

「各ブレイクの前にコスト5以下の呪文を唱える……まず1枚目、墓地から《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》、効果でカードを1枚引き……コスト“5”の呪文を封じる……!」

 

 あーあーあー。

 

 

「更に2枚目!手札から《瞬閃と疾駆と双撃の決断(パーフェクト・ファイア)》でヴィヴラートを場に!そしてカクメイジンは2回攻撃可能に!」

「ぐ、グギギ……」

 

 

 追い詰められた悪役みたいなうめき声を出しながら、お前はよ手札2枚捨てろよと捨て台詞じみた発言をする。

 

 

「いけ!カクメイジン!W・ブレイク!」

 

 

 

 だがしかし……

 

 ファンタジーBEST産のデスパペットを大量にぶち込んだ私のデスパペットは、所謂環境に存在するデスパペットよりも……

 

「ガード・ストライク……2枚だ。」

 

 

 GSが多い!シールドから手札に加えられたロッカ・マグナムと《冥土人形パーチェス・モールス》を見せびらかし、このターンは終了した。

 

「クソッ!」

「ふへへ……あっはっは!じゃあ私のターンだねぇ!?」

 

 

 まー正直GS1枚でも死にはしなかったが……それはそれで面倒になるからな。

 

 

「5マナ、出でよ《龍后人形メアリー・ジェニー》!」

 

 効果で山札の上から2枚が墓地に置かれ、そしてさっき墓地に落としておいた2枚目のヴァミリアを場へ。

 

「カクメイジンを手札に、そして1枚ハンデスだねぇ〜!?」

「ぐっ……」

「ほらほらさっきの威勢はどうしたのかなぁ!?!?」

 

 おっといけない、絶対勝てる状況になったらすぐ調子に乗るのは悪い癖だな。さっき戻したっぽいカクメイジンを落として、ミュートタップで1体だけハイパーモードを解放、ターンエンド。

 

 

「もう1体は解放しないのか?」

「んー?ブロッカーは多少多めに用意しといた方がいいでしょ、それ相手なら。私はヒメカットが嫌いなのよ。」

 

 なんだよアレほんとに。2コスで2面弾くんじゃねぇよ。(n敗)

 

 

「……マナチャージ、《飛翔龍(フライングブイ) 5000VT》を3マナで召喚。ミュートとヴァミリア1枚を手札に。ターンエンド。」

 

 そいつも嫌いだ。だが……まぁ今日のところは許してやろう。これでお前の手札は0だ。そしてこっちは……数えるの面倒だわ、たくさん。沢山ある。うん。

 

 

「ま、あとは消化試合だね。」

 

 

 その後は《冥土人形アカイブ・ヤップップ》とか《闇々人形アイビー》とか《ジェニー&ガ:ナテハ》とか《冥土人形ウォカンナ・ピエール》とかをぐるぐるぐるぐるした。効果知らないんだったら調べてみてね。

 

 

 そして……

 

 

「……ヒメカットを召喚。ターン終了。」

 

「か〜ら〜の〜?」

 

 アカイブの破壊効果をアイビーに当て、4枚の山札を回復。ヒメカットを破壊。ターンエンド。

 

 

「……アクア・ヴィヴラートを召喚。1枚引き、ヴァミリアの効果で捨てる。ターン終了。」

 

「か〜ら〜の〜?」

 

 

 ウォカンナ効果で相手の山札を1枚墓地に。ヴィヴラートを手札に戻し、アカイブでアカイブとウォカンナを破壊。《メアリー・ジェニーのお茶会》で墓地からウォカンナウォカンナアカイブ。ターンエンド。

 

「カクメイジンを召喚。攻撃。」

「ウォカンナでブロック。か〜ら〜の〜?」

 

 

 こちらのターン。ジェニテハで3体のアイビーを破壊するふりをしながら2マナで召喚。ヴァミリアでバウンスハンデス、メクレイドで山札に戻したウォカンナ再登場、黒フードの山札を更に1枚破壊する。

 

「くっ……殺せ……!」

 

 

 それ男が言っても興味ないわ!!!

 

「ギョ〜ギョッギョッ!」

 

 

 おっと、ギョウごっこをしてたら相手の山札がもう一枚でこっちのターンだ。

 

 

「何故とどめを刺さない……っ!」

「え、え〜?な、なんていうか……うーん……」

 

 ご丁寧にシールドは全部割っている。正直別にダイレクトアタックでも勝てる、が……

 

 

「キミみたいな人のそういう顔を見るためかな!」

「このゴミ女が……!」

 

 

 そして黒フードくんは最後の1枚を引いて負けた。

 

 

「あっはっはっは!!!ひゃはははは!!!」

 

 

 後日、他の客から『店員がうるさい』と苦情が入った。すんません。




クズ主人公になっちゃった☆
良い子のみんなは遅延行為をしないようにね

メカのカード解説あった方が良いですか?

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