TSメカ・デスパペット使い決闘者は強キャラムーブがしたい! 作:ゆきゆきさん
こんなことを言ってますが、今回もデュエマシーンほぼないです。ごめんね!
◇
「神聖剣フラヴナグニル。まさか任務に失敗したというのですか?」
『……』
言葉ではない。だが、言葉を交わさずとも……特殊なクリーチャー同士、通じ合えることもある。
白い剣の思念は、確かに任務の失敗を示していた。
「なるほどなるほど……そうですか。まぁ、いいでしょう。その為のサブプランもいくつか用意していますからねぇ……」
剣に話しかける者は、これまでと打って変わり……キメラのような顔へと変貌していた。しかし、やはり
「火華レン、神々セーラ、そして……アビスベル=ウォリア帝。この3人を……狙ってください。いいですね?」
『……』
剣は無言で返す。しかし、その意思はしっかりと彼に伝わっていた。
「あぁ、そうそう。ひとつ言い忘れていたことがあります」
『……』
そう言って、龍魂珠は1枚のカードをポケットから取り出した。
「
『……』
「神々セーラは“奇跡”を起こしたと言われています。噂が本当ならば……彼女を追い詰めることこそが、計画完遂の近道かもしれません」
『……』
「えぇ?まだよく分からないと?そうですね……」
「彼女が“奇跡を祈る”まで、じわじわと追い詰めろと言っているのです。方法はなんでも構いませんよ?」
『……』
「そうですか。では、いってらっしゃい」
剣は、目的を果たす為に動き出した。
「必要なのは喜怒哀楽。しかし、これもまた歴史に刻まれているなら……やはり鍵となるのは“奇跡”ですね。彼さえ手に入れれば全てが解決する…………」
独り、龍魂珠は呟いた。
◇雪宮ユキ
「結局なんなんだコイツは……」
私は私2の首根っこを掴みながら、そう呟いた。
「とりあえず、この服は私のだから剥ぎ取……帰ってからにしよう」
よく考えないでも公衆の面前だったね。てへ!
「なぁ、本当にそれは一体誰なんだよ?なんでアンタと瓜二つの人間……いや、アンドロイドが暴れてるんだ?」
「謎しかないですね」
いや、私にも分からないからなんとも……いや待て、ちゃんと整理したら意外と単純なのか?
「今日あった出来事は……空から降ってきた剣が私のことを貫いて……気づいたら霊体になってたんだよね、確か」
「え”っ!?」
「……マジ?」
「な、なんだか思っていたより事態が深刻ですね……」
改めて言葉にすると、これどう考えても死んでるなぁ……
んで、そっからこの等身大フィギュアに憑依して……あ、じゃあコイツ私の元の身体じゃん。なんか機械化してるけど、服も同じだったしここは確定で良さそうか?
「そもそもこのアステルスも“
「じゃあ、なんでアンタの元の身体がこんな……化け物みたいになってるんだ?」
それは……うーん?
「ゆきちゃんわかんない!」
「おーよちよちー……何か思い当たることは?」
「無いに決まってるでしょ」
「……そう、ですか」
え?なんでラウちゃんそんな暗い表情なってんの?
「まぁ、とりあえずこの身体は持ち帰って……ふべっ!?」
痛い!誰だ殴った奴!
「ユキさん!この身体また動き出しましたよ!?というか……全速力で逃げてます!」
「クソが……私の身体のくせに……私に歯向かうとかマジで許さない……!」
「珍しいキレ方……!」
あーキレた。もう絶対許しません。
次会った時は覚悟してろよ……
◇2日後
私の身体が逃げた後、元々それが埋まっていた黒いクソデカ機体が再度動き出すことは無かった。いや、あの身体に関してはギリ理解できるけどさ……あのエルボロムみたいな機械は何なんだよ。心なしかアステルスの鎧に近い気はするけど……
「いや、もしかしたら本当にそうなのかも……」
私はエルボロムみたいな機械に触れながら、そう呟いた。いやぁ、私の身体って不思議だなぁ……これどっから現れたん?アステルスの鎧って変形機能あったりするの?
……ありそうだな、それ。
「その場合、そもそもなんでアステルスの鎧が現実世界に出てきてるんだという話になるけど……」
何故そんなことになってるのか。まったく分からない……
……いや、実は分かってる。なんとなく調べてなかっただけ。
そもそも、アステルスというカードは……私から生み出されている。
前に見たこともないカードを使っている人を見たことがある。
その人は、道端に落ちていたのを拾ったらしい。
別の人は、ある日突然空から落ちてきたものを拾った。
大体が運命的な出会いみたいだった。パラレルの世界からやってきたりとかもあるらしい。
しかし、アステルスは……私がデッキを生成したら何故か紛れ込んでいたカードだ。紛れ込んでいる、というのはジャシン帝とかとも似たシチュエーションだけど……カードの方からやって来た、ということではないだろう。
感覚で分かった。アステルスは……私だ。
あれを召喚している時、変な気分になる。
まるで、私とまったく同じ存在が現れたかのような……そんな、妙な感覚。
なぜ私からクリーチャーが生まれたのか、なぜそのクリーチャーと私がこんなにも同調しているのか……
過程は分からないが、結果だけは分かる。私はクリーチャーに
……まぁ、私の身体が機械だということには薄々気づいていた。
やたらと高性能で五感まであったし、真の決闘者だからダメージも受けないせいで……気づくのが少し遅れてしまっただけ。
身体から医療用ナノマシンが出てくるとか、これまでの不思議パワーを加味してもやっぱりおかしすぎた。
あの日の夜、自分の体を調べた。体のどこにも、1本も毛が生えていないのは……どうやら美少女補正という訳ではなかったらしい。
色々とリアルすぎて気づかなかった。いや、だってあの身体さ……ほとんど人間だったんだよ。機械とは思えなかったんだ。
……?排泄機能とかで気づけなかったのかって?
……美少女はトイレに行かない、そうだろ?
「そうだよね、ラウちゃん?」
目を開けた私の前には、私を少し小さくしたような見た目の少女がいた。
「……まぁ、そうですね。最後の話以外は大体合ってますよ?美少女でもトイレには行くと思います」
私の場合は違うんだよ。なんてったってパーフェクト美少女だからね。
「……ユキ、ちょっとデュエマしませんか?」
「いいよ。」
「ありがとうございます。」
◇
「じゃあ、《終末縫合王 ミカドレオ》の能力で……私の勝ちです。」
「はーあっ!つまんない勝ち方だなーっ!それで良いのかラウちゃんさんよー!」
「ふふん、負け惜しみなんてみっともないですよ?」
ドヤ顔ラウちゃん。かわいい。それはそれとしてキミは店長の機嫌を悪くした罪で1週間減給です(パワハラ)
「はは……なんだか、昔を思い出しました」
「……それって、いつぐらいの話?」
「2年と少し前です。」
「そんな昔でもないねぇ」
「私にとっては長いんですよ。」
ふーむ……まぁ、詳しいことは教えてくれそうにないが……多分、敵という訳でもないんだろう。
とりあえず、ラウちゃんとの関係はこのままで……こんな時に来客ですか。
「やぁ、私の魂。久しぶりだね?」
「2日って“久しぶり”判定なのかなぁ……ところで、喋れるようになったの?」
「私は天才だからね!」
へぇ?なんだか私みたいな発言だな。
「それで、なんか変な雰囲気になってるとこ申し訳ないけど……目的はキミなんだよ、アステルス。キミも私なら……分かるでしょ?」
いや、分からない……(困惑)
うーん、なんだろうなこいつの目的。自分が他に存在してることが許せない、とか?
「その通りさ!」
「……まぁ、正直分かるけどさ」
なんか気持ち悪くてぶっ殺したくなるのは分かる。分かるけどさ……相手が自分だからこそ、侮れないんだよ私は。
「裏切りが怖いから、味方にするか殺すか……そういう話に近いかな、これ?」
「我ながら極端だね!でも、そうだよ……そういうコトさ!私たちは絶対に分かり合えないから……殺し合うしかないんだ!」
うーん我ながら頭おかしいなコイツ……
「あいにく、私はその身体を取り返したいからさ……殺しはしないけど、私の言うことは聞いてもらうから。私が勝ったら、その身体を返してね?」
「じゃあ私が勝ったらアナタを殺すね!」
「……いいよ。あぁラウちゃん、大丈夫だから。ね?」
少し不安そうな顔でこちらを見てくるラウちゃんに、安心させる言葉をかける。
「いいえ、心配はしてませんよ。ちゃっちゃと勝っちゃってくださいね!」
「ふふ……じゃあ、やろうか?なんて呼べば良いのかな……?」
「ドミスカルニスターとでも呼んでもらおうかな!」
「長いからドミスで。」
「えーっ!?」
赤ちゃんレベルの精神性から2日でクソガキレベルに進化しました。
今回、ちょっと話が分かりづらい可能性があるので……ここ分かんない!ってとこがあったら教えてください。参考にします。
デュエマシーンの量
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少ない
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丁度イイ
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