TSメカ・デスパペット使い決闘者は強キャラムーブがしたい! 作:ゆきゆきさん
途中でやたらと濃いキャラしてる解説が出てきますけど、全然重要キャラとかではないので覚えなくていいです。
Ep.34 増殖!TSお姉さん
大会に来た。
私は前回の優勝者だから本戦から参加することになっている。つまり、予選に参加する必要はないんだけど……
「何がどうなってこんな地獄絵図になったのかは知りたいよね」
「地獄絵図ですか……まぁ確かにそうですね」
「ラウちゃん、今私のこと“地獄に落ちそうな人間だな”って思ったよね?」
「…………」
「……え?本当に思ってたの?」
……まぁ、とりあえず。
会場に行こうか。
◇予選会場
『はい、解説はこのワ・タ・シ……
CUTE!!!
PRETTY!!!
なデュエマアイドルのイコル・ノスパイアちゃんがやっていくよ!ちなみにワタシがだーいすきなデッキは……
だゼ☆』
なんだこのキャラが濃い解説……こっちは既に増殖した私で手一杯なんだけどなぁ!つーか会場を埋め尽くす私に触れろよ!?
『あー、喋るの疲れた……もう面倒だから普通の喋り方に戻そ……なんか今日白髪のコが多いね。ワタシとお揃いだ……あ、これ司会もワタシがやるやつ?』
えぇ……もうちょっとこう、なんか反応……あるだろ!?
「もう勝手にこっちでアイツら回収しちゃお……無数の私を1人づつ祓う、取り込む……この流れで行くからね、ラウちゃん。オーケー?」
「取り込む……?まぁ、出来るんならいいですけど」
「大元が私だからかな、なんだか出来るような気がするんだよね」
でも、多分一回デュエマして倒さなきゃダメそうな感覚も同時にある。作劇上の都合か?
「とりあえず……そこのキミ、私とデュエマしようよ」
近くにいた白髪の女に話しかける。彼女が振り向くと、私と瓜二つの顔がこちらを見つめてきた。うーん、顔が良い……やっぱり私以上に美しい人間は存在しないなぁ!!!
「え?あなた、大会に参加してないですよね?それに、この予選の対戦相手は抽選で決め……」
「ごちゃごちゃうるさい!私と勝負しろ!」
手に力を込めて、空間にヒビを入れる。あっという間に周囲が青い空間へと変貌する。
「ちょ、いや待って」
「うるせぇ!早くデッキを出せ!」
1万人もいるから1人に時間使ってられないんだよ私は!
◇
本当に私なのかと思うほど呆気なく終わった。いや、まぁ私が負ける時って呆気ない負けが多いけどさぁ……
「やがて第二第三の私が……」
「それもう聞いたから」
「えっ」
もう1人の私と、魂が共鳴する。魂が共鳴……?
今更だけどさ、私の魂とか身体とかマジでどうなってんの?そもそもなんで転生したん?
……まぁ、どうせそういう理由について知ることはないんだろうけどさ。気になるよね、そういうの。
青い空間を閉じ、現実世界へと帰還する。あー、なんかパチパチ聞こえるなぁ。もう予選始まっちゃってる感じ?
耳を澄ましてみる……
聞こえてきたのは、同じ声ばかりだった。
「《片翼の魂 アビスベル》の能力で《頂上混成 ガリュディアス・モモミーズ’22》を《コッコ・装・ルピア》の下に!更に《龍脈術 落城の計》で《コッコ・装・ルピア》を手札に戻すよ!」
「《MAX鬼無双》で《イグゾースト・II・フォー》を破壊して《アーテル・ゴルギーニ》を蘇生……」
「はいじゃあこの《名も無き神人類》は今から《ケロヨン・カルテット》ね」
「うおおおお《暗黒破壊神デス・フェニックス》で攻撃ィ!!!」
「……つまりここから毎ターン《魔流星アモン・ベルス》の能力が発動して、キミはカードを引いたら捨てるを繰り返すことしか出来なくなるわけ。よって私の勝ち!」
「《凶器67号 アゴクイ》で《超轟速 レッド・エンド》を破壊して1枚ドロー、墓地から《喜像エル》を蘇生して《超轟速 レッド・エンド》を回収、そのまま攻撃、《禁断の轟速 ブラックゾーン》と《超轟速 レッド・エンド》に侵略……ブラックゾーンを墓地に置いてシールド焼却、アゴクイで破壊してエル出し直し……はい全焼却してトドメェ!」
「《アカシック・パラレル》!いくよ!変身ッ!」
「《カレーパンを食ってやるぜぇ!》」
「うーむ、負けそうじゃ…………負けるかわりに5枚引きます」
「《ケンゲキオージャ 〜究極火焔〜》がスレイヤーで破壊されたので、私の勝ちだぁ!」
「助けて!ボルベルグ!」
はわわ……!
ダメだこいつら……早くなんとかしないと……!
「このままでは会場が私のコピー達によるクソデッキに埋め尽くされてしまう……!」
「そういう心配なんですか……?」
ほら、あそこなんてレンくんが私のコピーと戦ってるよ!
「な……!先4呼び声ボルドリバクテラスヴァルキリアスギャイアラブ!?!?」
「へっ!アンタなんか本物の姉ちゃん相手と比べたら全然ザコだね!」
いやぁ……?
そんな動きしたら誰でも消し炭になるんじゃないカナ^^;
「あっ!本物の姉ちゃんだ!」
なぜ分かる……!?
「そんなの簡単ですよ?」
お、お前はインテリ系モブ野郎……!
「…………………………”愛”です」
「あっそ」
さて、レンくんと楽しい楽しいお話タイムと洒落込もうじゃないか。
「ユキ姉ちゃん……これ、何がどうなってるんだ?」
「わ、私にも分からない……!」
いや、マジでね。多分あの白い剣に貫かれたのが原因ではあると思うけど……分裂したのはあの剣にとっても多分予想外だろ、こんなん。
あ、ちょっと待てよ。
「さて、そこのキミ」
「わ、私がこんなショタに負けた……!?でもこういうのもイイよぉ!もっとやろうぜ!」
おいお前!レンくんの前で教育に悪いことを言うんじゃない!
ラウちゃんもそんな“あ、やっぱりこの人いっつもこういうこと考えてたんだ……引くわー……”みたいな目で見るのヤメテ!!!
「別に、私がわざわざ倒さないでもいいよね。“共鳴”」
「あっ——————」
魂が共鳴する。
Foo↑やっぱりショタって最高だな!
「はっ!?いかんいかん、魂が共鳴したせいで邪念まで共有されてしまった……」
「……」
ラウちゃんの凍りついた視線を無視して、周囲を見渡す。とりあえず……このラウンドで負けた私のコピー全員の魂は回収させてもらう。
いや、ちょっと待てよ?
そもそも、元の私から肉体と魂に分離して……恐らくその肉体が更に分裂した、というのがこれまでの流れのはずだ。
なのに、なぜか分裂した肉体の方にも魂が入っている。なんだ、私はほっといたら増えるタイプの生物だったのか?
つーかそもそも機械の身体が分裂してるのおかしくね……?
「……いや、もう考えるのやめよう。1個解決したらまた謎が増えてくだけだわ、コレ……“共鳴”」
上に手を向ける。周囲から青いエネルギーのやうなものが手に集まっていき……
「……大丈夫ですか?」
「……問題ないよ、ちょっとクソデッキ作りたくなってただけ」
やっぱ《片翼の魂 アビスベル》を使ったクローシス退化面白そうだよな!今なら形になる気がする!よーし、早速家に帰ってデッキ作成だ!
「ダメだこりゃ……」
【悲報】TSお姉さん、やはりショタコンだった
ちなみに退化するんなら普通の超魂レイド持ちのNEOクリーチャー使った方が100倍楽だと思います
G-NEOにカード除去撃っても、多分下だけ剥がれるんだよなぁ……
デュエマシーンの量
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少ない
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丁度イイ
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多い