TSメカ・デスパペット使い決闘者は強キャラムーブがしたい!   作:ゆきゆきさん

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そろそろストーリー進めようカナ^^
デュエマシーンは入らなかった……



Ep.36 地獄絵図!TSお姉さん

 

◇火華レン

 

 

 

予選大会に出場していた火華レン。彼は初戦でユキのコピーだかなんだかよく分からないショタコンと対戦し、そして勝利した。そう思ったのも束の間、ユキらしき誰かは青い光となって消えていった。

 

その後はユキと少し会話をし……2回戦が始まろうとしたその時、彼の身に異変が起こる。

 

 

「……?」

 

 

小さな違和感。まるで、自分の中に存在する……燃え盛る龍の魂が何かに引っ張られるような感覚。

 

その違和感がだんだんと強くなり……やがて心臓がバクバクと音を鳴らす。

 

 

「なん、だ……?」

 

 

そして彼は空を見上げた。

 

空には、ディスペクターの群勢が浮かんでいた。

 

ディスペクターたちはレンを見るや否や急降下し———

 

 

 

 

 

 

◇神々セーラ

 

 

「はあっ!はあっ……!」

 

 

神々セーラ……マスター・エージェンシーの隊員である彼女は、デュエル・ウォーリア(不法入国してきたクリーチャー)を抹殺するという役目を持っている。そんな彼女は、今……数多のデュエル・ウォーリアに追われていた。

 

そして、それらのすべてはディスペクターだ。

 

 

「ぐ……なぜ私をこんなにも狙う!?」

 

『『『グゴァァァァァ!!!』』』

 

 

彼女を追いかけるディスペクターの数は50を超える。最近1万人も出てきたどこぞのTSお姉さんがいるので霞んでしまうが、50体のクリーチャーに襲われた人間は普通に死ぬ。

 

彼女の場合は1体1体を真のデュエルに引き摺り込んだりしての抵抗も可能だろうが……あまりに強いクリーチャーは、真のデュエルの舞台に乱入することも可能だ。あまりこれは当てにできない。

 

彼女を追うディスペクターの数は増え続けている。彼女以外の構成員はディスペクターに殺されたか、あるいは今も決闘中だ。なので、彼女に残された道は逃げることのみ。

 

 

「くっ……私も、ここまでか……」

 

 

彼女の脳裏に、これまでの記憶が蘇る。

 

マスター・エージェンシーに勧誘された時のこと。初めて大会で優勝した時のこと。レンと共に遊んだこと。変なお姉さんと一緒に冒険したこと。

 

 

 

「嫌だ……死にたくない!」

 

 

 

 

 

 

ここで少し話は変わるが。

 

神々セーラは、少々特殊な力を持っている。

 

それは、この力が原因で家を追い出されてしまうほどの超常的な力。

 

かつて彼女は“奇跡の巫女”と呼ばれ……それに目をつけたエージェンシーは、彼女を組織に取り込んだ。

 

 

彼女の祈りは超獣世界にすら届き、奇跡の存在を呼び寄せる。そう、つまり……彼女が死にたくないと願った今、その力は発動する。発動してしまう。

 

 

 

『時よ……止まれ!』

 

 

この世界に、ミラダンテが顕現した。

 

 

 

同時に、まるでそれを待っていた(・・・・・・・・)かのように……

 

虚空から現れたジャオウガの槍が、ミラダンテの身体を貫いた。

 

 

 

◇神札ドロウ

 

 

 

奇跡の少女がミラダンテを呼び出したその時、神札ドロウは倒れ伏していた。ディスペクターの群勢にやられてしまったのだ。なんて情けない!

 

 

『グルルゥ……』

 

彼を倒したディスペクターはドロウにその拳を向ける……ということはなく、同じく倒れ伏していたアビスベル=ウォリア帝を抱えた。

 

 

『ぬぁっ!?ま、待てキサマ!この我をこのように運ぶなどあっては……ぐあっ!?』

 

 

この物語ではこれまで語られていなかったが、ウォリア帝は全盛期の力を失っている。通常状態のドギラゴンぐらいの強さにまで落ちた状態、といえば伝わるだろうか。もちろん、本来の力はこんなものではないが……

 

ともかく、今のウォリア帝は器だけ大きい、ちょっと強いクリーチャー止まりなのである。なので現状、こんなディスペクターにすら対抗できない。

 

 

 

『我をどこへ連れていくつもりだ!離せ、このっ!』

 

情けないセリフを吐きながら、ウォリア帝は翼の生えたディスペクターに連れ去られてしまう。

 

そこには、意識を失ったドロウだけが残されていた。

 

 

 

 

 

 

 

◇???

 

 

「全部消し飛ばせVチャロン!そのままメアリー・ジェニーでダイレクトアタック!」

『グガァァァァッ!!!』

 

 

 

私を襲ってきたディスペクターを1体、まぁまぁな時間をかけて撃退した。このやり方非効率だな……

 

というか、わざわざ別世界に隔離して真のデュエルをしていたワケだけど……これ会場大丈夫?ボッコボコにされてない?

 

 

青い世界を解除し、元の世界へと戻る。

 

分かってはいたが、まぁ……ディスペクターによって会場は荒れに荒れていた。パッと見怪我人もまぁまぁいる。死人はギリ……本当にギリいない。

 

 

「こんなところにナノマシン治療できるお姉さんがいて良かったね、本当に」

 

 

手から粒子を散布し、怪我人たちを遠隔で治療する。これナノマシン治療っていうより魔法的な治療な気がするが、まぁそこは深く考えないようにしよう。

 

 

「ラウちゃん、どこかヤバそうなところは……」

「あれ!あれ!!このままじゃヤバいですって!」

 

 

近くにいたラウちゃんに話しかける。彼女が指さしたのは……レンくん!?なんか心臓のあたりから変なの出てきてるんだけど!?

 

 

「なんだアレ、もしかして……ドラゴ大王?」

 

 

え?なんでそんなことに……と思いつつ、ドラゴ大王を吸い出している……吸い出している?まぁ吸い出し元へと視線を移すと、そこには白い剣があった。あっ!テメー私の体と魂バラバラにした奴だな!許さん!

 

 

『……!?』

 

 

白い剣は私を確認すると、何やらめちゃくちゃ驚いたような反応をして……逃げた。逃げた!?

 

クソッ!早すぎて追いつけない……しかもちゃっかりドラゴ大王らしき何かは回収してる……

 

 

「レンくん!大丈夫!?」

「う……あ……」

 

 

私はレンくんを支え、必死に話しかける。

 

どうやら、体温が凄い勢いで下がってるようだ。このままじゃ本当に死んでしまうかもしれない。

 

そして、これは……おそらく私でも治療できない。なにか魂のようなものが無くなっているからだろう。直すとしたら、あのドラゴ大王を回収してもう一度レンくんに入れるぐらいしか手はないだろう。

 

もしかしたら他の方法もあるのかもしれないが、私の感覚だとレンくんはあと数時間で死ぬ。それほどまでに体温の低下速度は早かった。

 

 

「ラウちゃん……ちょっとの間、レンくんをお願い」

「え、あぁはい。分かりました!」

「私はあの白い剣を追う!すぐ戻るから……頼んだよ!」

「はい……あ、そうだ。これ渡しておきますね!」

 

 

ぴゅん、とラウちゃんが8枚のカードを私に渡す。へぇ、これは……

 

 

「ありがとう、じゃあ……行ってくる!」

「無事を祈ってます!」

 

 

 

そして、私は大会会場を後にした。

 

 

 





???「ドキンダムとミラダンテ回収!やったぜ!」
ミストくん「俺だけハブられてるーーっ!?」


右上から評価付与とかしてくれると嬉しいな

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