TSメカ・デスパペット使い決闘者は強キャラムーブがしたい! 作:ゆきゆきさん
そして今後増えてく予定です
さて、今日もお店で少年少女の戦いを見物中。小学生デッキ同士の戦いも味があって……イイ。
「ボルシャック・ハイパードラゴンでシールドブレイク!」
「甘いな。S・トリガー!《
「ぎゃああ!?」
おうおう、今日もレンくんはミスト君にボコボコにされているようだ。やっぱジャイアントとは戦いたくねぇな。最近は抜けてきてるけど、シャイニングロードマンティスはマジで強いからね。
「やっぱり小さい子は元気だねぇ……」
「ババアみてぇなこと言ってんじゃねぇよ……」
「あ”?テメェ殺すぞ!!!」
「あ”あ”ん”!?『カードショップ“ユキちゃんの城”は、店員の態度がゴミ』って書き込んでやろうかぁ!?!?」
「上等だ!表出ろやぁ!!!」
そして私と、その辺にいた客とのデュエマが始まった。
◇
「という訳で、お前を対象に《
「ぐ……絶対悪評書き込んでやるぅ……!」
さて、生意気な客もボコして気分がスッキリしたことだし……業務を再開しよう。
お前店員なのにそんな事してて大丈夫なのかと聞きたくなるだろうが、問題ない。何故ならこの店は私の店だし、そもそも趣味で開いてるだけで……こんな店開いてなくても私は金持ちだ。なんで金持ちなのかはまた今度話そう。
「なんか面白い客でも来ないかな。」
「ここにいますよ?」
おっと君は……前に来てくれた黒フードくんじゃあないですか。使ってたのはマジックだったか?
つーか、初対面で私の名前知ってたよなコイツ……もしかして私のファンか!?顔ファンでも全然オッケーだぞ!
「じゃあ面白い芸でもしてよ。3回回って『ワン』って言うとか。」
「どうやら貴女は性根が腐っているようですね。」
「んー?お姉さん聞こえないなー?」
「ま、それは置いといて……面白い話ならできますよ。」
ほーん、つまらんかったら出禁ね。
「実は僕、レアカードハンターなんですよ。」
つまらんから出禁な。
◇
「いやぁ……流石にその反応は予想外だね。」
「ユキさん、レアカードハンターは現在指名手配中の極悪犯罪組織だということは忘れずに。彼らにカードを奪われ、滅亡した国も既に存在します。」
ミストくんが解説してくれる。カード奪われただけで滅ぶ国、住みたくねぇなぁ……
「で?それを私に伝えてどうしたいワケ?まさかまた『お前の店のカードを寄越せ!』とか言ったりしないよね。2回も同じ展開されたら飽きるよ。」
「ご心配なく。僕が奪いに来たのはこの店のカードではなく……貴女の持つカードです。」
「この店私のだから実質同義じゃない?」
まー大方、
「うちの下っ端曰く、貴女が多数の古代のカードを所持しているらしく……」
「そうだね、持ってるよ。」
「っ!?ユキ姉ちゃん!?なんで……」
その「なんで……」の意図はまったく読めんが、まぁなんで白状したかと言えば……普通に勝てそうだからだ。私は勝てなそうだったら普通に逃げるぞ。
そんでもって、この世界では……なんというか、主人公補正みたいなものが実際に存在する。これは主人公じゃなくても発動して……まぁアレだな、祈ったら必要なカードが引けるアレ。ドローパンクは無いが、なんとなくそういうのがある。
今の私はノリにノっている……そんな私が負けるはずなし!!!
「僕が勝ったら、貴女の持つ古代のカードを貰います。」
「じゃあ私が勝ったら3日間……キミには人権を捨ててもらう。」
「は……?」
私はポケットから赤い首輪(リード付き)を取り出す。黒フードくんがドン引きしながら後ずさった。
あいにくこのアニメは深夜帯なんだよ、黒フードくぅん……なんでそんなこと知ってるかって?私が今決めたからだ。
「…………いいでしょう、やってやりますよ!」
ひゅーっ!黒フードくん男前ーーーっ!!!
「ただし、貴女にはメカを使ってもらいたい。」
は?
◇
どうやら……『別にメカ以外を使ってもいいけど、それならさっきの人権剥奪宣言はナシな』ということらしい。上等じゃねぇかやってやるよ。
「《♪あの世より 流れ流れて 終わりまで》をマナチャージ、ターンエンド。」
……
…………!?
やっべぇ、なんだアレ……知らんカードだ……
「……効果を見せて貰おう。」
「どうぞ。」
◇
《♪あの世より 流れ流れて 終わりまで》
火水闇/4/呪文:マジック・ソング/VR
◻︎自分の山札の上から2枚を墓地に置く。その後、自分の墓地にあるカードの枚数以下のコストを持つ相手のエレメントを1つ、手札に戻す。
◻︎コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。このターン、そのクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。
◇
そういえば聞いたことがある。この世界の
「……ドロー。ペトローバをチャージして1マナ、ヤッコを召喚してターンエンド。」
荒れ狂う感情とは裏腹に、手札にはドラン・ゴル・ゲルス。かなり良いスタートを切れそうだ。
「こちらのターン、ドロー。《アシスター・mogi林檎》をチャージして2マナ、《
ハンデスされたのはドラン・ゴル・ゲルス。くそきちーなぁオイ。でも私は今絶好調なんだ、今なら
「……いいね、やっぱコイツがいないとメカは始まらない。」
引いたカードは……ドラン・ゴル・ゲルス。
「2マナでアメリアを召喚、シールドを追加。そしてヤッコで攻撃する時に……革命チェンジ、ドラン・ゴル・ゲルス!効果でシールドを1枚ブレイクし、手札からガンマをバトルゾーンへ。」
おー?ここで
「そのままシールドをブレイク。」
「トリガーはないね、残念。」
踏んだらダルいわ。一生ノートリで頼む。
「ターンエンド。」
「では僕のターン……魔王と天使のカナシミをマナチャージして……呪文、《
クソ、意味分かんねぇデッキしてんなぁ……!?
「テスタ・ロッサの効果で手札のmogi林檎を捨てて2枚引く。ふむ……」
メチャクチャな色のデッキから繰り出されるアホみたいな動き。だが、こういう時……この世界の住人たちは、途轍もない“引き”を見せてくる。
「テスタ・ロッサで攻撃時、革命チェンジ。カラクリバーシの効果で1枚引き、
「まぁまぁ、待ちなよ。まだこっちにもやることがあるんだから……ニンジャ・チェンジ発動。ドラン・ゴル・ゲルスと手札の
「オーバーレアのカードまで持っているのか!!俄然僕のモノにしたくなってきた……!だがCOMPLEXはそちらのチェンジにも反応するんだ、1枚下に入れさせてもらう。」
「クソキモいから口を閉じろ、不審者。メガ・ラスト・バースト発動、シールドを追加する。そしてシールドが追加されたのでガンマの効果発動!メカ・メクレイド5!」
山札の上から3枚を見る。ほぉ……?
ま、一番強そうな動きでいくか。
「ザゼ・ゼーンを召喚。仕方ないからブレイクは受けてあげよう。」
シールドチェック……当たり前のようにトリガーではない。このデッキには1枚もトリガーが無いのだから当然だ。
「ターンエンド。くく、貴女は次のターンで負ける……!」
どう考えてもバーシは殴り返されるこの状況で相手の手札はそこまで多くない。なるほど、私の知らないカードがまだあるのか?
だが……
「……次が来ると思っているの?」
「……なんだと?」
「ふふふ、あははは!キミはメカを舐め過ぎだよ!私のターン……アメリアの効果でシールドを回収して、ドロー。そしてマナチャージ。」
盤面にはカオスマントラ、アメリア、ガンマ、ザゼ・ゼーン。あっちが下手な事をしてくれたお陰で、こちらのピースはすべて揃った。
「1マナで《光神龍アヴァタール》を召喚。シールドを追加して……ガンマの効果でメクレイド。」
……なるほど、
「シャッフを召喚、宣言は“4”にでもしておこうか……そして、ザゼ・ゼーンの効果発動。アンタップし……次の自分のターンの初めまで、ザゼ・ゼーンは離れない。」
「だが、そんなもので僕が負けることはない……!」
「じゃあ、これならどう?ハイパーエナジー*1……ザゼ・ゼーン、ガンマ、シャッフ、アヴァタール、カオスマントラをタップ。」
「な、何を……」
「1マナ……《
「なっ……2枚目のオーバーレア……!?」
発表当時は『えっ?なんか能力の噛み合い悪くない?』とか言われまくっていたゴルドラン・ゴルギーニ。実際能力の噛み合いが悪いのはそうだが……それでもある程度の強さはある。ザゼ・ゼーンとのコンボは決まったら9割勝つ。
「効果でこのターン、ゴルドラン・ゴルギーニは離れない。更にアヴァタールのタップ時効果でシールドを追加し、ザゼ・ゼーンをアンタップ!」
ザゼ・ゼーンの効果は……まぁ適当にもっかい『離れない』を選んでおくか。
「ふ、だがその程度で僕を越えられると思ってもらっては困るな。」
「いや、もうキミの負けだ。ザゼ・ゼーンでCOMPLEXに攻撃、ゴルドラン・ゴルギーニの効果でシールドを追加しザゼ・ゼーンをアンタップ。」
「……?何をしている?」
この世界の住人には悪い癖がある。それは……相手のカードの効果を確認しないこと。なんで確認しないの?と聞いたらやっと気づく人が大半だった。
「ザゼ・ゼーンとゴルドラン・ゴルギーニがバトルゾーンに存在する時、ザゼ・ゼーンは場を離れない実質的な無限攻撃が可能となる。そして、これを繰り返す毎にシールドが1枚づつ追加されていく。」
「なるほど、大量展開からの圧殺をしようという訳か。」
「いや?……まぁ、とりあえずこれを山札が残り2枚になるまで行う。」
山札の大半がシールドゾーンへと送られる。そして……
「ザゼ・ゼーンで攻撃……シールドを追加。ゴルドラン・ゴルギーニはシールドが10枚以上ある場合、自分のクリーチャーが攻撃した時に好きな数のシールドを表向きにし、その中からクリーチャーをすべて出すことができる。今追加したシールドを表向きにして……」
「何を出すつもりだ?」
紹介しよう、ピン刺しのハイパードラゴンの枠に新しく入った……
「《水上第九院 シャコガイル》!」
「なに?」
「そして、ザゼ・ゼーンの能力発動……アンタップし、そして選択する効果は……『カードを1枚引く』」
「おい、待てやめろ!!!」
「キミの間違いはコンプを出してしまったことだ。確かにメカは革命チェンジを多用するけど……稀にこういうことをしてくる型もあるってこと、覚えておいた方がいいよ。」
「嫌だ!人権を失うのだけは!!!」
「じゃ、シャコガイルの効果……山札の最後の1枚を引く時、私はゲームに負けるかわりに勝つ。《
「ごっはぁ……っ!?」
口から血を吐いて黒フードは倒れた。えっ?なんか急にグロいやられ方したね……
「さて、じゃあキミにはこの首輪を……なっ!?」
ウソだろ……死んでる!?
ぱち、ぱち、ぱち、8888888……と、何処からか拍手の音が鳴る。おいなんかスラング混ざってんぞ。
「ナルホド、なるほど……素晴らシィ!!!」
ウィーン、と自動ドアが開き……現れたのは金髪の男。なんかシュールだな。
「お、お前は……!ラース・ボース!?」
クソみてぇな名前だ……
「ユキさん、気をつけてください……奴はレアカードハンターのリーダーであり、僕とレンの因縁の相手です。そして、僕らが……一度も勝てなかった相手です。」
バサラみたいな経歴だね、主人公がまだ一回も勝ててない相手って。じゃあ私ルシファー枠やりまーす!
「Oh……ソンナに警戒しナイでクダサーイ!」
「……ひとつ聞きたいんだけどさ、もしかしてこの子殺したの……キミ?」
私は血溜まりに沈んだ黒フードくんを指さして言った。急にデュエマっぽいグロさ見せてくんのやめろや!
「HAHAHA!ソウでーすネ、ワターシが彼らに装置をつけマシタ。負ければ……死ヌ。ソンナ装置を、ネ?」
「なるほど、そうか……」
「HAHAHA!ダカラナンだと言うのデスカ?」
「許さない……許さないぞラース・ボース……!」
「ユキ姉ちゃんがあんなに怒ってるの初めて見た……」
許さんぞラース・ボース!!!こっちは犬小屋まで用意してたのに!!!!!
オリカくん『出番は???』
当初の想定以上に主人公がカスになっていく……なんでだろ。
メカのカード解説あった方が良いですか?
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はい
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いいえ