『初めて封入した時は体の奥底から力が湧いてくる感覚があった。魔装は相手の魔法をコピーしてるように思われるかもしれないが絶対に違うと俺は断言する。封入した魔法は本人が使う魔法だから同じ魔法の攻撃を受けた本人は良くわかってる筈だ』
リョウタがナツの滅竜魔法を使った事に観戦していたフェアリーテイルのメンバーが全員驚愕した。
「なんだと!?」
特にナツは自分の魔法を使ったリョウタに誰よりも驚いた。
そのせいでリョウタの火竜の咆哮をモロに直撃した。
「ぐっ!!?」
「ナツ!?なんで炎を食べないの!?」
「食えねぇんだよ!?」
ハッピーがナツにそう言うがナツは食べれないと言う。
魔装は相手の特定の魔法を封入して魔装者も同じ魔法を使えるようになる。
リョウタの火の滅竜魔法はナツの滅竜魔法。滅竜魔導士は自分が出した属性の魔法は食べれない。
つまりリョウタの火の滅竜魔法はナツの滅竜魔法そのもの、食べれるわけが無い。
「火竜の剣角!!」
リョウタは火竜の咆哮を利用してそのままナツに体当たりする。
「ぐぅ!!俺の魔法をコピーしたくらいで良い気になるなよ!」
ナツは距離を取って詠唱する。
「右手の炎と左手の炎を合わせる!!火竜の煌炎!!」
巨大な火球を作ってリョウタに放つ。
「新たな魔法!!そこだ!!魔装封入!!」
リョウタはそう言いガントレットを掲げる。
「えええ!?吸収したぁぁ!!?」
ナツの火竜の煌炎はリョウタのガントレットに吸収されてルーシィは驚く。
「火竜の煌炎!!」
「ぐぅ!?(また俺の魔法をコピー!・・・いや違う!!この威力は知ってる!!これは俺の魔法そのもの!!?)」
自分の魔法は自分が良く知っている。ナツはリョウタが放った滅竜魔法はコピーじゃない事を理解した。
「火竜の鉤爪!!」
「がはっ!?へへへ燃えてきたぞ!!」
ナツはリョウタとの勝負に再び闘志が燃える。
「火竜の鉄拳!!」
リョウタは火竜の鉄拳をナツに放つ。
そしてナツは・・・
「滅竜奥義!」
「(滅竜奥義!?知らない滅竜魔法が来る!)」
リョウタは火竜の鉄拳を繰り出している為に魔装封入に移行する事は出来ない。
ナツが繰り出した滅竜奥義は・・・
「紅蓮火竜拳!!」
「がああああああ!!?」
火竜の鉄拳を連続で放ち、炎の拳の連撃をリョウタに叩きこんだ。
「ま、魔装・・・封・・入」
リョウタはボロボロになりながら魔装封入して立ち上がる。
「火竜の「そこまでじゃ!」じっちゃん!?」
ナツが追撃をしようとするがマカロフが止める。
「この勝負はナツの勝ちじゃ!」
マカロフがナツに勝利宣言をする。
「じっちゃん!リョウタはまだ立ってるぞ!!」
「良く見ろバカモン!リョウタは立ったまま気を失っておるわい!!」
リョウタは立ち上がったが完全に意識を失っていた。
今回の勝負はナツの勝利で終わった。
「やりすぎだ!ナツ!!」
「グレイの言う通りだ」
グレイとエルザが気を失ったリョウタを支える。
「・・・マジでスマン」
「それ後でリョウタに言うんだよナツ〜」
「また医務室に行くのね」
ルーシィは医務室に運び込まれるリョウタを見て同情した。
1日に2回もフェアリーテイルの医務室に行く事になったリョウタであった。
主人公はここから強くなってきますよ!