転生したら腕が六本あった   作:らびどっぐ

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 まだ超人強度アンケートは続けてみようと思いますが、1000万パワーのアシュラマンと同値の設定が人気ですね。
 正直なところ、新しい技が浮かばないくらいアシュラマンの技は完成度が高いので本編中の技くらいしか出ないと思います。(アシュラマン以外の超人の技で、使わせてみたい技は一応あります)


悪魔の伝統伎!!

 俺の実力テストの相手としてリングに上がってきたのは、MAXマン。悪魔六騎士の一人、スニゲーターの孫であり、スニーカーへの変身能力が最大の特徴だ。

 

「テストだからって、舐めていると痛い目を見るぜ」

「その言葉、そっくりお返ししてやるよ」

 

 ゴングが鳴ると同時に距離を詰める……まずは様子見だ。

 

「クカカーッ3倍のラッシュを食らえ!!」

 

 6本の腕による拳の乱打で先制……したのだが、MAXマンは涼しい顔をしている。

 

「お前のパンチはそんなもんか?」

「何だと!?」

「グフォフォ、MAXマンの体のプロテクターはスニーカーの耐衝撃性・反発弾性を兼ね備えておる。半端な打撃は通用せん」

 

「今度はこちらから行くぞ!」

 

 MAXマンが素早くスニーカーへと姿を変える。その変形の鮮やかさ、スピードに思わず目を奪われてしまう。が、コイツの得意技はそのスニーカー形態による突撃だ。

 

「ビッグブーツ・インパクト!」

「クカァッ!?」

 

 変形に気を取られ、直撃を貰ってしまったがこちとら軟な鍛え方はしていない。調子に乗ってもう一発入れに来た巨大スニーカーに対し、右の腕3本を三つ編みの要領で絡めてまとめ、ラリアットで迎撃する。

 

「波羅蜜多ラリアット!!」

「ぐっ!? アジな真似を!!」

 

 カウンターを受けて変形を解くMAXマン。

 

「その変形はスニゲーターの得意技だったな。ならば、俺も我が父アシュラマン直伝の秘技を見せてやろう!!」

 

 まとめた右3本の腕を、そのまま思い切り振るい強烈な気流を巻き起こす。

 

「おお、あれは!!」

 

「竜巻地獄!!」

 

「うおお!?」

 

 猛烈な風に煽られ、バランスを崩したMAXマンを上空に蹴り上げ、そのままロープを生かして跳躍して追う。

 

「打撃がダメなら、このままリングに叩きつけてやるぜ!!」

 

 姿勢が崩れたMAXマンの両足に、膝を乗せる。

 

「阿修羅飯綱落としーっ!」

 

 俺の手札は悪魔超人・アシュラマンと同じと言って良い。強いて言うなら本編で使った究極のバスター・究極阿修羅(アルティメットアシュラ)バスターの有無くらいだ。父直伝のこの技は決まれば大ダメージ、のはずだ。

 

「オレに効かねえのは打撃だけじゃねえ! この技も無駄だ!!」

 

 何と、MAXマンがプロテクターに空気を取り込み、膨らませたのだ。マットに叩きつけはしたものの、即席のエアバッグによりその衝撃は半減し事も無げに立ち上がって来てしまった。

 

「ううっ……!」

「今の技の入りは綺麗なものだ……とはいえ、この程度で動揺するか、まだまだ青いわ」

 

 好き勝手言ってくれる……とはいえ、デビュー戦なので経験不足は否定できない。

 

「隙ありだ、もう一発くらいな! ビッグブーツ・インパクト!!」

「がふっ……!」

 

 単純な突撃ではあるが、この一芸に特化しているだけあって大した威力だ。たまらず血反吐を吐いてしまう……が、それが攻略のヒントになった。

 

「っ! きったねえな!!」

 

 降りかかった血に露骨な嫌悪を見せ、変身を解いて拭き取る姿を見て思い出した。そうだ、こいつ確か……!!

 

「く、クカカ……クカカカカ!! 見えた、次でその突撃、破ってやろう!!」

 

 アシュラマンの戦闘スタイルと言えば、6本の腕を巧みに使い分ける事だが、それだけではない。父も、俺も『顔も3つある』のだ。

 

「阿修羅面、怒り!!」

 

 この怒り面は主に猛攻の際に用いるが『悪魔の種子』編で『再生』アシュラマンが用いたように自傷などの過激な手段に出る時の感情・残虐性の『スイッチ』として有効に働く。

 

 怒り面で、コーナーの鉄柱に『あえて』頭突きをかます。当然、額が割れ大量の血がこぼれる。実は、額というのは傷が浅くとも結構な出血量になるのだ。だが、MAXマンは俺の意図には気が付いていないようだ。

 

「オレの技を破ると言っておいて、気でも触れたか! 破れるものならば破ってみやがれ! ビッグブーツ・インパクト!!」

 

 MAXマンはスニーカーへの変身に特化するあまり、精神性までもスニーカーのそれになってしまっている。本編では万太郎にウ〇コを踏まされるという形で崩された。それを悪魔流に再現するならば、こうだ。

 

「これでも食らえ! 鮮血飛礫(せんけつつぶて)ーーっ!!」

 

 ク〇の代わりに、血で汚す!!

 

「や、やめろーっ!!」

「そらそら、もっとイカした色にしてやんぜ!!」

 

 スニーカーとして『汚れる』というのが相当な精神的ダメージなのはやはり間違いないようで、血糊を拭き取ろうと変身を解いてしまった。

 

「悪魔が潔癖症とは、とんだお笑い草だぜ!」

 

 仕上げに血塗られた手で、MAXマンを担ぎ上げる……父・アシュラマンの代名詞ともいえるあの技につなぐためだ。

 

(だが、待てよ……?)

 

 このまま技に入ったとして、こいつも悪魔六騎士の孫。もしかすると『首のフックが甘い』という弱点を知っているかもしれない……まあ、やれるなら万太郎戦でやっていただろうし、サンシャインに対する印象付けはやはり大事だ。何より、怒り面のままなのでただでさえ強烈な破壊衝動が更に強くなり『やれ』と囁いている。立ち上がる事が出来たなら、追撃してやるまでだ。

 

 二本の腕で両足首を、二本の腕で両手首を、二本の腕で両腿を掴む。

 

「とどめだ!!」

 

 この複雑な体勢のまま跳び上がり、着地してやれば……キン肉マンの定番伝統技・キン肉バスターの派生技にして改良技、悪魔の伝統技となる!!

 

「阿修羅バスター!!」




 改良阿修羅バスターにするか、めっちゃ悩みました。ネックエスケープはMAXマンも知っていても不思議ではないですし、謎のゆで理論で若干威力が落ちる……らしいので峰打ち的な意味で威力を落とす選択も有りだったなー、と。

 ちなみに笑い方も親を意識してみたり。しかし序盤も序盤の超人に対して怒り面、自傷……作者の未熟ですが完全に劣化アシュラマンです。もうちょっと強い描写出来た気がします

シバの超人強度は?

  • 930万パワー(万太郎の10倍)
  • 950万パワー(キン肉マンの10倍)
  • 1000万パワー(父と同値)
  • 1100万パワー(悪魔将軍と同値)
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