永変のネタ帳・没ネタ置き場   作:えいきゅうの変人

1 / 1
僕はよく、「笑わない子供だ」と言われた。
両親からも、皆からも。
僕も笑うことはなかった。一度も。

僕は笑えなかった。僕が笑えるのはいつもーーー


ストラトス・クロラ (ISxスカイ・クロラ)(プロローグのみ)

 

僕は死んだ。そのはずだった。

でも、僕の記憶はそこで途切れ、また始まった。赤子になって。

昔、僕が死ぬ前、どこかで読んだ小説にこんなことが書いてあった気がする。転生と。

その頃は阿呆らしいと投げ出したものだがあながちそれは間違いではないのかもしれない。

だからと言って死ぬ前の僕にはさらに前世の記憶なんてなかったのだからただの間違いなのかもしれないが。

全く笑いたくなるくらい阿呆らしい。笑うことはないが。

 

 

この世に生を受けて一番困ったこと、それは飛べないことだ。そう、飛べないのだ。

僕はただの子供だから。

まあ、|こんなもの≪前世の記憶≫なんてものを持っている時点で普通の子供ではないのかもしれないが、と僕は自嘲する。

それでも対外的にはただの子供だ。そんなただの子供が、空を飛べる訳がない。

遠い国ではどうやら少年兵として子供でも出撃することがあるらしいが、だいたいが銃を持っただけの捨て駒のようだ。もしも空を飛べるのなら行きたかったのにと思う。

僕が死ぬ前の世界とは大違いだ。

今の僕のいる国には戦争がない。

でもいつも他の国では国が総力を賭けた戦争が行われている。

そう、本物の戦争なのだ。

そして、もし僕が飛べても、あの飛行機同士の戦い、ドッグファイトは味わえない。

この世界では飛行機に対抗するために飛行機ではなくミサイルや対空砲などを使ってしまうのだ。そして戦闘機もほとんどがただの爆弾投下役や空飛ぶミサイル発射装置であることが多いようだ。

もちろん散香もない。この国が戦争をしていた時代の戦闘機にかろうじて似た機体はあったが。

けれども、もしそれが散香だったとしても今はもう使われていないのでどのみち乗ることは叶わないのだが。

 

 

 

そんなある日。僕は暇潰しにニュースを見ていた。強盗殺人に詐欺事件、放火魔に殺人事件、などのニュースが絶えない。戦争が身近にないと人はここまで堕落するのか、と思う。

 

そんな時流れた警報。

ミサイルが日本上空に飛んできているらしい。たちまちニュースはパニックになった。僕も避難させられるのかと思った。だが、誰もいなかったためそのまま家にいることにした。すっかち平和ボケしていた所に突如発生した椿事に混乱しきったニュースをそのまま眺め続ける。

次々に迫り来るミサイル。そこに現れたのはまさしく「英雄」だった。

純白の翼で空を縦横無尽に飛び回り、ミサイルをその刃で切る。

その姿はまるで空飛ぶ乙女のようだった。

飛ぶ。

飛ぶ。

飛ぶ。

鳥のようにしなやかに。

ミサイルに迫る。

そして閃く一閃。

ミサイルは白銀の閃光の中に消えた。

それを確認するまでもなくわかってでもいるかのように純白の機体は次のミサイルへと向かう。

舞う。

舞う。

舞う。

純白が空に解き放たれたことを喜ぶかのように舞っていた。

空を自由に駆けていた。

まるで其処は我が物であると言わんばかりに。

そんな光景がテレビの中で繰り広げられていた。

 

僕の乗っていた散香どころかこの世界のどの飛行機よりも柔軟で、自由な飛び方をしていた。

まるで人がそのまま空を駆け回っているかのように。

あれは一体なんなのだろう?

あれなら、僕もまだ、いやまた飛べるのだろうか?

僕も空を自由に駆け回れるのだろうか?

もしあれに乗れたとしてその時、僕は笑えるのだろうか?

今はまだ、何もわからないことばっかりだ。

でも、この世界に生まれて、多分初めて楽しみなことが出来た。

それだけで今は十分だった。




思いついたはいいけど続きが思い浮かばない…
性格的にどう足掻いても原作のストーリーに関わりそうにないしw

いっそ一夏をティーチャにしてやろうか。とか思ったけどティーチャの性格を私が把握してないw
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。