…‥すいません!約一ヶ月半も更新が止まってしまいました!…‥向こうが一段落したらこちらにも力を入れるので、それまでは本当に亀更新になりますが、どうか見ていただけると嬉しいです。
それでは、どうぞ!
(行くんだったら顔は隠しておかないと駄目かな。ここは訳アリの人が多いにしても、流石に脱獄囚は中々いないだろうし…‥なんかいいのないかな。)
「…‥あっ、あれにしよう。多分どっかで売ってるでしょ。」
(後は…‥銃を持ってないのは流石に目立つから、なんか適当なの買ってくか。)
「よし。じゃあまずは武器から買おう…‥あの店、まだ開いてるかな?」
ブラックマーケットの中でも裏道と表される(自分で勝手に言ってるだけ)場所を目指し、足を動かしていく。
「…‥相変わらず、ここの道は変わんないなぁ…‥」
表通りのがやがやとした雰囲気とは違い、最早人一人さえも通っていない廃れている道を少し懐かしみながら進んでいく。
「けほっ…‥ちょっと埃っぽいところも変わってないなぁ…‥あっ、あった。」
約3分ほど歩くと道が終わり、目標の店が視認できた。
「開いてるかな…‥あっ、電気ついてる。」
「…‥らっしゃい。こんとこまでくるなんて、随分物好きな奴が…‥!お前、盗一か!?」
「うん、久しぶり店長。」
「おおぉ…‥数ヶ月前に一度来たっきり来てなかったから、てっきり死んだのかと思ったぞ。」
「僕はそう簡単にはくたばらないさ。…‥ちょっとやらかしちゃって、矯正局にいたんだよね。」
「…‥客にプライベートを聞くのはご法度だからな、これ以上は聞かんさ。…‥さて、なにをお求めで?」
「二万で適当な銃一丁とそれの弾薬4スタックと、できればヘルメットが欲しいかな。」
「…‥二万となると、本当にゴミと変わらんレベルの物しかないが…‥それでも大丈夫か?」
「うん。どうせ使わないから、見てくれだけ良ければいいかな。」
「なるほど、了解した。ヘルメットは金は取らん、好きに持ってけ。」
「…‥いいの?」
「あぁ。その代わり、今後とも家をご贔屓に。な?」
「…‥言われなくても、また来るよ。」
「それじゃ持ってくるから、少し待ってろ。」
「よし…‥準備は出来た、行くか。」
「なんだよ~、遅かったじゃん。」
「少し野暮用よ。準備はできてるわね?」
「もちろん。なんでもいいけど、残業はなしでね。値切られてるし。」
「細かいことは今は置いておいて!さあ、行きましょう!アビドスを襲撃するわよ!」
(中々良い神秘だな…‥チャンスがあれば、ってぐらいか。)
アビドス高等学校前
「あれ…‥…‥ラーメン屋さんの?」
「ぐ、ぐぐっ…‥…‥」
「誰かと思えばあんたたちだったのね!!ラーメンも無料で特盛にしてあげたのに、この恩知らず!!」
「あははは、その件はありがと。それはそれ、これはこれ。こっちも仕事でさ。」
「残念だけど、公私はハッキリ区別しないと。受けた仕事はきっちりこなす。」
(…‥一度会ったことがあるのかな?まぁ、今はそれより…‥)
(久しぶりに見た、このキヴォトスの中で最高の神秘…‥小鳥遊ホシノ!)
初めて彼女を見たのは、まだ僕が中学生の年齢の時だったかな?衝撃が強すぎて、その辺りのことはあんまり覚えてないんだよね。
その時は『この世界に、あれほどの神秘があったのか』って、そりゃあもう驚いた。
その他全ての神秘を圧倒するほどの重厚感に、冬の空気のようにどこまでも澄んだ
(あぁ…‥この見ているだけでも魅了されそうになるほど綺麗で透き通っている神秘…‥欲しい、欲しいなぁ…‥でも。)
(僕は勝ち目がない勝負はしない。なんとか堪えて、仕事だけ完遂しよう。)
「誰の差し金?…‥答えるわけないか。」
「力ずくで口を割らせるしか。」
「ふふふ、それはもちろん企業秘密よ?」
「総員、攻撃!」
(そんじゃ、ぼちぼち働きますかね。)
(今回は事前に『神秘の収集家』を使っておいたから、効果時間が少し心配だ。…‥ま、早めにやられればいいか。)
便利屋68率いる傭兵部隊とアビドス高等学校の生徒達が対峙し、争い始める。
(…‥思ってた以上に相手の地力が高いね。逆に、小鳥遊ホシノはまるで本気を出してない…‥ん?動きに妙に統制がとれているような…‥)
要所要所の動き方が、まるでどこに攻撃がくるのか分かっているように正確だったため、違和感を覚える。
(…‥指揮者がいる、それも相当優秀な。…‥あぁ、あの人か。)
戦場の少し後ろ、アビドス高等学校を背に、指示を出している存在を確認出来た。
(!あのタブレット端末…‥ちょっとだけど、神秘を感じる?これまで、物から神秘を感じたことはなかった…‥気になるね。)
「!?先生!」
「…‥それは、ちょっと駄目かな。」
好奇心を抑えず、気の赴くままに駆け出す。今盗一が思っていることは『それが欲しい』という、たった一つのシンプルな思想のみ。
今までの周りと合わせた動きから急変し、小鳥遊ホシノも一瞬気づかなかったほどのスピードで先生へと接近する。
「!アロナ、お願い!」
『はい!』
「!?」
(弾かれた!?)
タブレット端末を掴もうとした瞬間、目に見えない壁のような物が出現し、伸ばした手が弾かれる。
「…‥許せない!先生を狙うなんて!」
「私も同じ気持ち。…‥あなた、覚悟して。」
(うーん…‥ちょっと不味いことになった。…‥!まって、よく見たら…‥)
(この銀髪の子…‥まだ神秘が完全じゃない?…‥まさか、まだ神秘が成長仕切っていないのか?)
通常神秘を持つ者は、幼少期の頃に自身を構成する神秘が最大となり、あとはそれを十全に扱えるようになるかならないか、というのが強者と弱者の分かれ目である。
しかし目の前の少女の神秘はまだ成熟していない。あえて表すのであれば、熟れていないバナナといったところだろうか?
(不完全にしてこの神秘…‥いいね。)
(大人しくしてるつもりだったけど、もうそれは無理だし…‥どうせなら、暴れようか。)
「…‥
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