救世主ナンバーワン
その日、スーパー戦隊の歴史とともに数多くのユニバースの歴史が終わった。
様々な世界を壊滅させ、すべての世界を包み込まんとする厄災に戦隊ユニバースロボは最後まで諦めずに戦った。
その姿を見る者たちも最後まで希望を諦めずにいると、空から光の巨神が舞い降りた。
巨神は戦隊ユニバースロボにすべての力を託され、その力で深紅に輝いた巨神は厄災を打ち破った。
しかし厄災に勝利した代償も大きかった。厄災に世界を破壊されてしまった者たちは帰るべき世界とその歴史を失ってしまい、彼らは『巨神の世界』に残ることとなった。
彼らはいつか元いた世界に帰れることを祈って、その願いが叶うことを待つこととなる。
巨神の世界とは異なる時空に存在する世界。そこに数えきれないほど整列する鐘のヘルメットをした兵隊である『アーイー』の前を歩き赤い巨大ロボットへと乗り込む1人の男がいた。
「こいつが俺の専用機か。いいじゃないか」
彼はファイヤキャンドル。巨神の世界を浄化することで救世主を目指そうとする男だ。
『ファイヤキャンドルさん。巨神が目覚める前に、必ず例の指輪を奪取してきてください』
「分かってるよブーケ嬢。破滅の神様とやらの巨神さまも、眠ったままってんならどうってことねぇよ」
彼と同じ組織の一員であるブーケという女性に作戦内容の確認をさせられたファイヤキャンドルは、巨神は眠ったままなのだから今回の作戦は簡単だといった反応をしていたが、そんな態度の彼にブーケはため息をつく。
「それと無意味な破壊はおやめになってくださいね。あなたはいつもやりすぎてしまうのですから」
「ハッハッハッ!キングキャンドル!発進!」
やりすぎ注意をされたファイヤキャンドルだったが、それを理解したのかしてないのか彼は専用機である機体『キングキャンドル』を発進させて、巨神の世界へと向かっていったのだった。
「やっべ、バイトに遅れちまう」
バイトの時間が迫り、コンビニへと急いでいる青年の名前は『遠野ホエル』。夢無し職無し愛想なしの自称『取り柄のない人間』だ。
「ギリギリセーフ」
「セーフじゃないですよ。遠野さん」
間に合ったと思ったホエルに同じくこのコンビニでバイトをしている高校生『桐ケ谷和人』が苦笑いをしながら声をかける。
「着替えとかの準備時間も考えたらアウトですって」
「悪いな。店長には内緒で頼むぜ」
「はぁ、明日は遅れないでくださいね」
ひとまず今回は店長に内緒にしてくれることを約束してくれた和人に安堵したホエルは急いで着替えてレジへと立つ。
「交代だ。上条」
「うす。それじゃ、お疲れさまでした~」
同じくこのコンビニでバイトをしている高校生『上条当麻』とホエルが交代したタイミングで事件が起きた。
「おい!外を見てみろ!なんかがいるぞ」
買い物を終えて外に出た客の1人が何処かを指差し、他の客も外へと出て何かを見ていたため、ホエルたちも外へと出て『それ』を見上げてみると・・・そこには50メートルはあるだろう巨大な赤いロボットが立っていた。
「なんだあれ?」
赤いロボットはまるで赤い蝋燭に火を灯したかのような姿をしている。この世界の現代技術であんなものを作り出すのは不可能なので、特殊なホログラムか何かだと多くの人々が思っていた矢先、キングキャンドルが動き出した。
「救世主であるこの俺、ファイヤキャンドル様が今からこの世界を浄化してやる!」
キングキャンドルのコックピットで自らを救世主であると告げたファイヤキャンドルはその機体が握る巨大な剣を振るってビルを破壊すると、その瓦礫がコンビニへと飛んできて、コンビニは瓦礫に押しつぶされる形で文字通りコンビニは『潰れて』しまった。
「あぁ!給料日は明日だって言うのに!?」
「バイト代が支払われる前にバイト先が潰れちまった!不幸だぁぁぁ!!」
「そんなこと言ってる場合じゃないですって!」
和人にツッコミを受けた2人はすぐさま倒壊したコンビニから客を逃がしつつも、自分達も避難しようとしていると、銀色の鐘のヘルメットをしているかのような兵隊『アーイー』の軍団に取り囲まれてしまう。
「な、なんだこいつら?」
アーイーたちは逃げ惑う人々を見境なく襲い始めると、それを黙って見ていられないと和人はポケットから指輪を取り出した。
「この指輪、使う時が来たか」
指輪を取り出した瞬間に出現した銀色の右手の形をした短剣が出現する。その剣の名は『テガソード』。指輪を持つ者に力を与え、願いを叶えるための剣だ。
「エンゲージ!」
指輪を回転させて絵柄を変えた和人はその指輪をテガソードにセットした。
【センタイリング!】
顔の右横で2回クラップ。リズムに合わせて2回ステップをした後に、顔の左でもう1回クラップ。正面で円を描くようにテガソードを振るって、腰の横でクラップを2回行う。そして頭上で円を描くようにターンをして、最後に頭上でクラップを1回した和人は大量の小人のような騎士リュウソウルナイトに踊りながら囲まれる。そしてナイトが和人へと飛び込んでその姿は赤き竜の騎士へと変身を遂げる。
【リュウソウジャー!】
「リュウソウレッド!」
その戦士の名はリュウソウレッド。騎士竜戦隊リュウソウジャーの赤き戦士だ。
「ハァッ!」
人々のもとへと駆け出したリュウソウレッドはテガソードで敵を斬りつけ、襲われている人を助ける。
「大丈夫ですか?はやく逃げて」
テガソードの刃で敵を次々と切り伏せるリュウソウレッドは、テガソードを2回クラップしてリュウソウジャーの剣であるリュウソウケンを出現させる。
「リュウソウケン!」
右手にテガソード。左手にはリュウソウケンを握るリュウソウレッドは二つの刃で周囲に残るアーイーを撃破すると、金色の鐘をしたリーダー格と思われる兵と対峙する。
「中々やるようだな。私が相手だ」
「まだ大物が残ってるんだ。お前に時間をかけるつもりはない」
リーダー格のアーイーの懐に飛び込んだリュウソウレッドは2つの刃で怒涛の26連斬りを浴びせ出す。その剣はまさに嵐のような凄まじさだった。
「スターバーストストリーム・・ッ」
【リュウソウジャー!フィニッシュ!!】
決め技が見事に決め込まれて爆発したリーダー格のアーイー。その一部始終を見ていたファイヤキャンドルは部下の死を嘆く。
「よくもオレの可愛い部下達を!許さん!!」
ファイヤキャンドルの操縦するキングキャンドルはその標的をリュウソウレッドに定めて火球を連続して放ち出すと、リュウソウレッドは最初こそ回避や火球を切り裂くなどをして対処していたものの、そのサイズ差から圧倒的に不利だったために次第に攻撃を防ぎきれなくなってきた。
「うっ、ぐぅ・・ッ」
「今だ!アーイー!そいつをやってしまえ!」
追撃をしようとさらに出現したアーイーの軍団に取り囲まれたリュウソウレッド。それを見ていられないと駆け出そうとしたホエルよりも先に、隣にいた当麻が先に動いた。
「エンゲージ!」
【センタイリング!】
数とと同じような指輪を取り出した当麻は銀のテガソードにそれをセットすると手早くクラップを4回してその姿を赤い獅子のような星座の戦士の姿へと変える。
【キュウレンジャー!】
「シシレッド!」
その戦士の名はシシレッド。宇宙戦隊キュウレンジャーの赤き戦士だ。
「こんなふざけた幻想、ぶち壊してやる!」
【キュウレンジャー!フィニッシュ!!】
リュウソウレッドに迫るアーイーたちの前に駆けたシシレッドはそのままテガソードの刃にエネルギーを集めて斬撃でアーイーを撃破する。
「上条、お前も・・・」
「それはこっちの台詞だ。・・・まぁ色々と言いたいことはあるが・・・今はあれの相手だろ」
互いに互いを指輪の戦士だったことを知らなかった様子の2人はキングキャンドルを見上げると、キングキャンドルは火球を連続で放って2人を攻撃してくる。
【リュウソウジャー!フィニッシュ!!】
【キュウレンジャー!フィニッシュ!!】
2人は攻撃を避けつつも、斬撃を飛ばしてキングキャンドルに反撃するも、キングキャンドルの巨体には等身大サイズから放たれる斬撃程度では大したダメージにはならなかった。
「っ・・!ダメか」
「流石にあの巨体相手じゃ大したダメージにはならないな」
何か手段はないかと模索していると黙って見ていられなくなったホエルが無策にもキングキャンドルへと駆け出す。
「うおぉぉぉぉ!!」
「遠野さん!?」
「無茶だ!あぶない!」
今もなお放たれているキングキャンドルの火球のせいでホエルを止めるに止められなかった2人。ホエルもその火球が目の前に当たって、その衝撃で吹き飛ばされてしまった。
「うわぁぁぁっ!?」
しかし吹き飛ばされたホエルの背後の空間が歪むと、ホエルはその空間の『穴』へと消えてしまった。
「ここは?」
『ナンバーワン』
「ん?」
目を開けてみるとホエルは見知らぬ廃墟と化した神殿のような空間にいた。そして何処からともなく何者かの声が聞こえて気がしたので、声の在処へと歩みを進めると、そこには赤い指輪が祀られていた。
『ナンバーワン』
「なんだこれ?あいつ等の使ってた指輪とは違うように見えるが・・」
「退け!」
ホエルは赤い指輪に手を伸ばそうとするも、割り込んできた隊長格アーイーに邪魔をされてしまう。
「これは人間が使えるものじゃないのだ」
そう言った隊長格アーイーはその指輪を右手の中指にはめた瞬間に苦しみだし、指輪に吸い込まれるかのように消滅してしまった。そして地面に落下した指輪を拾い上げたホエルの前に、ブーケがやってくる。
「お付けになられようとするならおやめなさい。その指輪は破滅の指輪なのですから」
「あんたら、何者だ?」
「自己紹介が遅れて申し訳ありません。私はノーワンワールド、ブライダン所属。テクニカル隊長、慈愛のブーケです。そして彼らはアーイー。私たちの部下です」
「・・・そうか」
「2つの世界を守るため、その指輪をこちらにお渡しください」
ブーケがホエルに指輪を渡すように要求すると、指輪のあった場所から映像が映し出される。そこにはリュウソウレッドとシシレッドが町の人々を守りながらキングキャンドルと戦おうとする光景があった。
「これを使えば力が手に入るんだよな?」
「おやめなさい!死んでしまわれますわよ」
「上等だ。世界も破滅もどうでもいいが・・・助けられたままじゃ、借りがあるままじゃ終われねぇんだよ。借りた『借り』はきっちり返させてもらおうじゃんか!」
そう言ったホエルは右手人差し指に指輪をはめる。すると彼の顔に模様のようなものが浮かび上がると、ホエルの記憶の奥に眠っていたある出来事を思い出す。
「ホエル、願いを持っては駄目よ。これ以上傷つかないため・・」
巨神の世界とは異なる世界、母親はホエルにそう言い残して自分の前から消えた。
そんな出来事を思い出したホエルは気づけば真っ暗な空間に立っていた。
『遠野ホエル。契約だ』
「その声、俺を読んでいたのはお前か」
『我が名はテガソード。すべての指輪を集めた者の願いを叶える。それが指輪の契約。お前の願いはなんだ?』
真っ暗な空間に佇む巨神『テガソード』を見上げるホエル。彼は先ほど思い出してしまったことを考えてしまう。
「俺に願いはない。何度も打ち砕かれた」
『今のお前は真の姿ではない。今のお前は雑草にまみれて世界の大きさを知らぬだけ。それならばお前はナンバーワンを目指せ。指輪がもたらす戦いを制して、ナンバーワンを勝ち取るのだ。さすれば自ずと願いが見つかるだろう』
「俺の・・・願い」
テガソードが光とともに消えたかと思えば、そこには金色の剣『テガソード』と2つの赤い指輪が出現する。
「フッ・・。バイト先がなくなっちまって、ちょうど暇をしてたんだ。なってやろうじゃんか。ナンバーワンって奴に!」
指輪とテガソードをつかみ取ったホエルは元いたキングキャンドルとの戦いの場に戻っていた。
「ワオォォォぉォォォン!!」
遠吠えをしたホエルに応えるかのように空には黄金の巨大な右手『テガソード』が現れる。
「ありえん。まさか人間如きがあの指輪を・・?」
「おいお前!さっき救世主だとか言ってたな。丁度いい!勝った方が本当のナンバーワンだ!」
【アウェイキング!】
右手に持つテガソードを開いたホエルは巨大な赤い指輪状のものに入るとそのまま巨大なテガソードのもとへと飛んでいく。巨大なテガソードも開く形で変形をしていき、人型の状態になると、ホエルが乗った指輪がテガソードと合体した。
「リングイン!」
【掴め!斬り裂け!レッド!】【掴め!斬り裂け!レッド!】
テガソード内のコックピットに搭乗した形となったホエルは右手に持っていた変形させたテガソードをコックピットの正面に乗せる。
「人神一体!」
【テガソード!レッド!】
テガソードが変形した巨神『テガソード・レッド』と一体となったホエルの衣装が神聖な雰囲気のものへと変化すると、ホエルは舞台となるリングへと転移する。
「対決のリングってわけか。いいじゃんか」
「人間。戦い方を教えてやる」
同じくリングに転移してきたファイヤキャンドルはホエルにそう告げると、何処からともなくリングを取り囲むように応援団が出現する。
「レッツゴー!ナンバーワン!バトル!」
「負けも知らず、容赦もねぇ!ブライダン特攻隊長!不敗のファイヤキャンドル!」
「クビになること幾星霜!見つけて見せるぜ仕事と願い。はぐれ一匹、遠野ホエル!」
対面したファイヤキャンドルとホエルはそれぞれ名乗りをあげながらにらみ合うように向かい立つ。
「俺の炎で浄化してやる」
「なってやるよ。ナンバーワン」
「ナンバーワンバトル!Ready?Go!」
ゴングが鳴り響くとともにそれぞれコックピットに戻った2人はそれぞれテガソードとキングキャンドルを操縦して戦闘を開始する。
「お前は俺の獲物だ!」
駆け出したテガソードは右手のソードでキングキャンドルに一太刀入れると、キングキャンドルも負けじと炎に包まれている剣を振るう。その攻撃を紙一重で避けたテガソードは回し蹴りでキングキャンドルを蹴り飛ばすと背中の翼状の刃で追い打ち仕掛けた。
「このっ!」
「そんなの!当たるかよ!」
態勢を立て直して反撃の拳を振るおうとするキングキャンドルにアッパーを決めたテガソードはかかと落としでキングキャンドルを地に伏せる。
「この俺が地面に膝をつけられるだと?そんなバカな?」
「アームクラッシュ!」
キングキャンドルの頭部に掌底を叩きこんだテガソード。するとキングキャンドルは両手から火炎放射を放って反撃をしてきた。
「燃えろ!!」
「っと!」
火炎放射を飛び上がることで回避したテガソードは巨大な右手の状態に変形すると、その巨大な手でチョップを叩きこみ、怯ませたところで再び巨神の姿に戻る。
「俺が押されてる?ありえねぇ!俺は不敗のファイヤキャンドル!最強は俺なんだよぉぉぉぉ!!」
「こいつで決める!」
テガソードは翼の刃を閉じて回転をすると、その刃先をドリルのように突き立てながらキングキャンドルへと突撃していく。
「テガソード!合斗狼ブレイカー!!」
【ウルフ!ソードフィニッシュ!】
「この俺が負けた?ありえねぇ!嘘だぁぁぁぁっ!?」
その一撃に貫かれたキングキャンドルは火花を散らし出すと、キングキャンドルはパイロットを強制離脱システムが発動してファイヤキャンドルを強制帰還させ、そのまま爆発したのだった。
「ふぅ。ひと段落・・・ってわけじゃなさそうだな」
キングキャンドルとの戦いこそ勝利したが、街の人々は未だにアーイーたちに襲われていた。それを視界に捉えたホエルはこのままテガソードに乗ったままでは戦い辛いと判断して、コックピットから降りると、右腕を坂のように下りながら武器であるテガソードの指輪を付け替える。
「エンゲージ!」
【クラップ!ユア!ハンズ!】
顔の右横で2回クラップ。リズムに合わせて2回ステップをした後に、顔の左でもう1回クラップ。正面で円を描くようにテガソードを振るったあとに、腰の横でクラップを2回行ったホエルは跳びあがりつつ頭上で円を描くように回転して、最後にクラップを1回すると、その姿は赤い狼のような戦士の姿へと変わる。
【ゴジュウウルフ!】
その名はゴジュウウルフ。指輪の契約を果たしたホエルが変身した戦隊の戦士だ。
「ワオォォォォォォン!」
遠くまで届く遠吠えをしたゴジュウウルフ。それと共鳴するかのように他の指輪の戦士たちの指輪が反応を示していた。
「おらぁっ!」
人々を守りながら戦闘をしていたため疲弊していたリュウソウレッドとシシレッドの間を通り過ぎたゴジュウウルフはアーイーたちを次々と切り伏せていく。
「あれは・・・まさか遠野さん?」
「あの人も指輪の契約を?」
ホエルの変身したゴジュウウルフに反応した2人を他所に、ゴジュウウルフは瞬く間にアーイーたちの数を減らしていくと隊長格のアーイーが棍棒を振るってくる。それをわざと避けなかったゴジュウウルフは、棍棒を掴みつつ隊長格アーイーを蹴り飛ばす。
「くぅ・・。それは災いを呼ぶ破滅の指輪。こちらに渡してもらう!」
隊長格アーイーは頭部の鐘を鳴らすと、ゴジュウウルフは巨大な鐘の中に閉じ込められてしまう。しかしゴジュウウルフはテガソードの連続斬りで鐘を切り刻んであっさりと脱出してきた。
「破滅の指輪?違うな。こいつは今から救世主の指輪だ!」
【フィニッシュフィンガー!ウルフ!!】
まるで格ゲーのコンボのように連続斬りとともに連続パンチ、連続キックを隊長格アーイーに浴びせたゴジュウウルフ。その攻撃で隊長格アーイーが爆発したため、現場に来ていた隊長格が全員倒されてしまったため、他のアーイーは撤退していく。
「俺こそが救世主ナンバーワンだ!」
「ゴジュウウルフ!WIN!」
何処からか応援団の声でゴジュウウルフの勝利を称える声が聞こえてくると変身を解除したホエルは同じく変身を解除していた和人と当麻のところに戻ってくる。
「助けられた借り。これで返したぜ」
キングキャンドルを倒したことで借りは返したと告げたホエル。和人はホエルの指輪を見ながらホエルに問いかける。
「指輪の契約をしたってことは・・・遠野さんにも叶えたい願いがあるんですよね。良かったら教えてくれませんか?」
「願いか。・・・俺の願いはまだない。だが俺はナンバーワンになる。その先に俺の願いがあるだろうからな」
「願いがないのに契約を?・・・そんな人に・・」
【センタイリング!】
「その指輪を持つ資格はない!」
【リュウソウジャー!】
「っ!!」
【ゴジュウウルフ!】
リュウソウレッドに変身した和人はテガソードの刃をホエルへと向けてくると、ホエルも即座にゴジュウウルフに変身してその刃を受け止めたのだった。
次回「お宝争奪起死回生」