異セカイ魔女 〜リンとアイドルの卵〜   作:layRa

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第10話 リンと巡音と斑鳩

みんなは彼女のこと忘れてないかな?前作の主人公だから忘れるわけないか。今回はそんな彼女と出会うお話だよ。

 

 

 

出会いのきっかけというのはいつだってほんのちょっとしたことだ。第二弾の主人公の八坂先輩なんだけど、普段は「Leo/need」というバンドグループの楽器のコーチをしているんだ。あるとき、メンバーのひとりの望月さんが家事代行サービスで働いていることを知ったみたい。

 

めぐみ「ほなみん、家事代行サービスって普段はどんなことするの?」

穂波「お料理とかお洗濯ですよ」

めぐみ「すっげ〜!こんど見学していい?」

穂波「いいですけど、宵崎さんのおうちですから失礼のないようにね」

 

そして見学当日、ふたりが宵崎さんのお宅に向かおうとしていると…。

 

「あれ、望月さん」

穂波「あ、緋桜さん」

めぐみ「え、うわっ、恐い顔!!」

穂波「八坂先輩、この人は同じ家事代行サービスの"緋桜 スピカ"さん。顔にピアスとかしてるけど根はとってもいい人なんですよ」

スピカ「あ、どうも」

 

八坂先輩でもビビるのか。前作でも鳳さんたちがビビってたし、初めて見る人からしたら「恐い」という印象しかないのかな。

 

スピカ「あ、そうだ望月さん。私の姉がゲームを作成したいと言ってるのですが、どなたかゲームに興味がある方をご紹介してもらえないでしょうか?」

 

 

 

 

 

 

というわけで私たちのところにやってきた。例のスピカさんがお姉さんを連れてきて。

 

スピカ「こんにちは花里さん、鈴木さん。こちらが私の姉です」

「緋桜 麗華(ひざくら れいか)です。"ルカさま"と呼ばれています」

 

うわ、姉妹そろってルカさまそっくり!ボカロとアイマスの…。

 

みのり「それで本日はどのようなご用件で…」

麗華「そのですね、私はゲームが趣味なのですがプレイするだけではなく作ってみたいと思いました」

スピカ「おふたりは"インディーゲーム"というのはご存知ですか?」

みのり「え、いわゆる個人で作ったゲームですよね」

 

実はネットで有名な「東方project」も一種のインディーゲームなんだ。あの有名な作品が個人で作成したものだっていうのだからすごいことだね。

 

みのり「それでどんなゲームを作りたいと思っているのですか?」

麗華「"UNDER NIGHT IN-BIRTH"や"MELTY BLOOD"のようなゲームを考えています。登場人物のほとんどがみなさんと変わらない年齢や髪の色なのでおすすめですよ」

 

なんかおすすめされちゃった。まあそれらのゲームタイトルを具体的に出したということは…。

 

みのり「つまり、それらのゲームを参考にして作りたいということですね?」

麗華「そういうことです!簡単に必殺技や空中コンボができるゲームを目指してます!」

 

そうか、うちに頼んだのは正解だね。なにせ…。

 

みのり「信じられないと思いますが、このリンちゃんは異世界から帰ってきたんです…」

麗華「マジで!?」

スピカ「小説などでよくある異世界転生のようなものですか?」

凛「そうです!そこで魔法とかを覚えたんですよ!」

 

それからリンちゃんは異世界での魔法のことを話した。普段はこっちの世界では危なっかしくて撃たせていない本気レベルの魔法のこと。

 

凛「という感じなんですけど」

麗華「ありがとうございます!これで必殺技のイメージはできました!」

スピカ「では私たちはこれで…」

 

 

 

 

 

その後も緋桜姉妹はインディーゲーム作成のために、夕作くんからはキャラクターモーションを頼み、八坂先輩からはBGM、iaちゃんからはキャラボイスを頼んだ。これでゲーム作りは順調。………………と思いたかった。

 

凛「あ、みのりん。麗華さんはどうなったの?」

みのり「それがね、学校で鳳さんに聞いたんだけど…」

 

 

 

 

準備するまではよかったみたいだ。ただ、いざゲームを作成しようとなるとプログラミングを学ぶ必要がある。そしてそのためには分厚い百科事典のような参考書を買う必要がある。その参考書の内容も麗華さんでは理解できなかったようだ。

 

みのり「というわけで、ゲーム作りはあきらめたみたいだよ」

凛「あたしはなんのために魔法の話をしたんだろうね…」

 

人には得意不得意がある。ゲームのプレイが得意だからといっても、ゲームの作成ができるとは限らないようだ。そういえばなにかのアニメにこんなセリフがあったな。

 

「お前にできないことはおれがやる、おれにできないことをお前がやれ!」

 

 

 

 




ゲーム作成の準備

麗華「ちょっと空中一回転してみてください」
夕作「へいへいへい!せーのっ!!」グルン

スピカ「BGMお願いします」
めぐみ「よ〜し、「G線上のアリア」をギターで演奏しちゃうぞー!」

麗華「なにかセリフを」
藍子「ラララ〜」♪
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