異セカイ魔女 〜リンとアイドルの卵〜   作:layRa

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第4話 リンと動画投稿者

みのり「リンちゃん、何を観てるの?」

凛「ん、演奏してみた動画」

 

演奏動画か。そういえば以前(第二弾 9話)に山手線ゲームをしたっけ。たしかそのときいっしょに遊んだ先輩も演奏してみた動画を投稿していたな。

 

凛「いま聴いているのは"ココロノック"って曲なんだ。なんでも演奏者さんが好きなバーチャルシンガーの曲なんだって」

 

あ〜、ひょっとしてひょっとするぞ。

 

みのり「ねえリンちゃん、その演奏者さんってどんな人?」

凛「普段は女子高生なんだって。たしか名前は"Megumi"」

 

あ、知ってる人だ!

 

みのり「ねえリンちゃん、その人はうちの学校の先輩なんだけど、会いたい?」

凛「会いたい!」

 

 

 

 

後日、例の演奏者の先輩がうちにやって来た。

 

「こんにちは。あなたがみのりんの従姉妹だね、私は八坂 めぐみです」

凛「会えて光栄です!あたし…、私は鈴木 凛です!気軽にリンちゃんと呼んでください!」

 

すっごい緊張している。まあ私も憧れの人(遥ちゃん)に会ったらこんな感じになっていたし、気持ちは理解できる。

 

めぐみ「私はギタリストであり、ベーシストであり、ドラマーなんだ。リンちゃんはどんなことが得意なの?」

凛「私は魔法が得意です!魔法使い系動画投稿者として活躍しているんですよ!」

めぐみ「何それ?RPGのキャラクターかなんか?」

みのり「まあ言ったって信じられないと思いますけど…、この子は異世界から帰ってきたみたいなんです」

 

まあ「百聞は一見にしかず」という言葉があるから、実際に魔法を使っているところを八坂先輩に見てもらおう。

 

 

ボッ

 

凛「ほら、これが初歩的な火の玉魔法ですよ。マッチもライターも使わずに火を起こすから、野営するときも便利です」

めぐみ「すっげー!魔法使えるってだけで女の子にモテモテだったでしょ!」

みのり「どうしてそういう異世界転生アニメみたいな発想しか思いつかないんですか!?」

凛「向こうの世界でも強い人そこそこいましたよ、ていうか初歩魔法使えるだけでモテたら苦労するわけないでしょう!!」

 

どうもリンちゃんがいた異世界では一般的に想像するような感じの異世界ではないようだ。

 

めぐみ「私もね、色々と頑張って身につけたものごあるんだよ。そのひとつがダンス」

みのり「先輩、ちょっとは上達したんですか?」

 

八坂先輩はダンス大会に出場したことがあるんだ。まあ単にヘタだったからという理由で敗退したんだけど…。

 

めぐみ「なにその顔、疑っているでしょ!信じてないならほら、見せてあげる!」

 

♪〜

 

みのり「これは!」

凛「なんと!」

 

確かに以前の八坂先輩と比べたら滑らかに動いている。ただ、なんて言えばいいのかな…。

 

 

うにょうにょうにょ

 

両腕を昆虫の脚のように上下に動かして、気持ち悪いとしか表現できなかった。ただストレートに言うのも失礼だしね…。

 

みのり「その……、言葉で表現できないレベルですね」

めぐみ「そう!?そんなにすごかった!?」

 

確かに先輩のダンスはすごかった。まあ悪い意味でだけど…。

 

 

 

 




凛「私も演奏にチャレンジしたいと思います。念動力を使った"プリズムリバー式演奏術"」

どんちゃんどんちゃん

めぐみ「ねえ、それただ騒音出してるだけで演奏とは呼ばないよ。メロディにもなってないのに演奏なんて、本家プリズムリバー姉妹に失礼なんじゃないかな」(真顔)
凛「す、すんません…」
みのり(先輩、楽器のこととなると厳しいな…)
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