「何をやっている!私の命令が聞けないほどとち狂ったか!?」
隙あらばエウリュアレを殺さんとするヘラクレスに、イアソンは思わず叱責の声を上げる。
先程は見逃したが、良い加減我慢の限界だ。
船長の叫び声を聞いたヘクトールがアーチャーとティラノの攻撃を捌きつつも
「令呪使えば良いじゃないですか、アレ狙うのやめますよ」
と言ってみるが、イアソンは睨み殺さんとばかりにヘクトールを見れば
「オレが彼奴を従えるのに令呪など要らない、二度と言うな」
とはっきりと宣言する。
その言葉を聞いたヘクトールは肩をすくめ
「そいつはすいやせんでしたね」
と言って再び敵へと槍を放つ。
イアソンは顎に手を添え、数秒何かを考えれば
「──いいさ、確かに彼奴の行動は困りものだ。
頭を冷やさせる必要もある。
そこでだヘクトール。
宝具でヘラクレスを殺せ」
船長の思わぬ命令に、ヘクトールは空へと羽ばたきつつもヘラクレスを見る。
「良いんですかい?」
「構わない、後十一回もある」
一応ヘクトールがそう尋ねたが、イアソンは笑いつつも頷くだけであった。
それならば──と槍を構えようとして
「じゃあまあ、先ずはアンタらを何とかしないとねえ!」
「大英雄の宝具なんて不味いに決まってるからね!」
「絶対に打たせん!!」
空へと跳躍したアーチャーがヘクトールとの鍔迫り合いに持ち込めば、同じく跳躍した竜儀がハンマーを放って地へと再び叩き落とす。
苛烈な攻めは宝具を打たせないと言う意思の表れ、しかし防御にて名を轟かせているヘクトールの牙城を崩す事は叶わず──
「大層な評価をしてくれちゃって──けどね。
オジサンより怖い魔女、忘れちゃダメでしょ」
【オオグマキュータマ!】
船上に現れるは巨大な竜牙兵。
キュウレンジャーの力を使って膨れ上がったソレは、容易く打ち倒す事は叶わず。
「来て!テガソード!!」
【テガソードブラック!】
即座に角乃がテガソードを呼び、竜牙兵を海へと押し出すが
これによって陸王一人では火力が追いつかなくなり、使い魔はアーチャーと竜儀にも押し寄せる。
「王女メディア、魔術が日常の神代ですら魔女と恐れられた魔術師さ」
無数の使い魔を焼き払われて、尚その笑顔に一切の曇りは無い。
「いっぱい燃やされちゃいましたので、もっと、たくさん作って大きいのも出してみました!」
その様子にヘクトールは口笛を吹きつつも、静かに槍を構える。
「──標的確認、方位固定」
ヘクトールが使用したと言われている投槍は世界のあらゆる物を貫くと言われた。
は投擲の構えに入ると同時に右肘から噴射炎が巻き上がり、その槍は万物を穿つ物と成る。
「
大英雄を葬れる一撃が、大英雄により放たれる。
マシュが盾を構え、迫るヘラクレスを藤丸とアステリオスが食い止める。
「──守って、みせます。」
全員で、生き残る。
その為に──守る。守ってみせる。
未だ名前さえ分からない英霊が託してくれた盾で
必ず──シールダーの名に賭けて!!
「
淡い水色の光が展開されると同時、爆炎が昇った。
なんかスーパー戦隊のとんでもない情報が出ましたね。
誤報だと願いつつ急遽投稿します。