Fate/ No.1order!   作:飲み屋蹴り注ぐ

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ブン捕れお宝!俺の獲物だ

トレジャーハントバトルは幕を開けた。

トレジャーハントノーワン、藤丸とマシュとオリオン、陸王とアーチャー、角乃とアステリオスとエウリュアレ、そして竜儀とドレイクと言ったチームに別れてそれぞれがお宝を探すべく島の捜索を始める。

 

「無人島と言えど、こうした遺跡がある以上文明はあった可能性が高いからな。

探せばそれなりに色々と出るだろう」

 

審判として中立の立場になったアタランテが、遺跡の前に座ってカルデア管制室に向けて話す。

管制室を使えばある程度宝を特定出来るのだが、不正だとノーワンに思われてしまえば勝負を無効にされかねないのでアタランテと同じ立場に立つ事にしたらしい。

 

「──この勝負、何方がより"海賊"らしくなれるかで決まるな」

 

アタランテは、大したルールも設けられていないシンプルな"高い物を持って来た方が勝ち"と言うルールを思い出せば、静かに溜め息を吐いた。

 

「お、これ高いんじゃねえか?」

 

「流石です先輩!!」

 

「いやあ狩り勝負なら負けねえんだけどナー」

 

先ずは藤丸チーム。

遺跡の臭いを覚え、それらしい臭いがする場所へと向かって新しい遺跡を発見。

そこで古い剣やら土偶やらを見つけ、誇らしげにする藤丸にマシュは満面の笑みで拍手をし

オリオンとアルテミスは空から何かしら見えないかと散策していた。

 

「これとか良くない?」

 

「いやあ羊の群れがあれば集めれたんだけどなあ」

 

次に陸王チーム。

砂浜に出てマジレンジャーの錬金術で金属探知機を作成、反応した場所を掘ってみれば何やら宝箱が埋もれており、あければ様々な宝がぎっしりと詰まっていた。

 

「ハイクラス&ラグジュアリーとして負けは許されないんだから!」

 

「私、貢がれるのが主流なのだけれど?」

 

「がん、ばる……!」

 

そして角乃チーム。

原住民が居たのなら心を読んで色々と出来たのだが、生憎此処は無人島。

なのでアステリオスの力に頼って地面を掘ってみる事にした。

最初こそ外れたが、辺り一帯が穴だらけになるまで掘れば

小判が詰まった箱が現れ、角乃とアステリオスはハイタッチするのであった。

なんで小判があるのよ、と言った言葉をエウリュアレは飲み込んだ。

 

そして最後、竜儀チームはと言うと

 

「……どうしたものか」

 

この島は決して狭くはないが、広いとも言えない。

大体の場所は既に探索されているし、どうしたものかと竜儀は頭を悩ませる。

ドレイクをちらりと見るが、酒を飲んでばかりで一向に何かする気配さえ無い

 

「──少しくらいは働いて貰えないか?」

 

堪らず竜儀がドレイクにそう言えば、何言ってんだいと言わんばかりにドレイクは竜儀を見つめ

 

「もう勝ちは決まってるだろ?だって宝は相手からやってくんだから」

 

その言葉に数秒竜儀はフリーズし、言葉の意味を理解すれば

 

「いや何を──!」

 

「アタシ達は今まで、ずーっと何やって来たのさ」

 

竜儀が流石に叱責しようとすれば、それを黙らせるようにドレイクはびしりと指を突き付け、笑って見せた。

 

「さて、いよいよ鑑定の時間だな?」

 

トレジャーハントノーワンはありったけの財宝を積み上げ、勝ち誇ったように笑う。

この勝負において黒髭の自我は一切干渉していない。

何か言おうとしていたが、トレジャーハントナンバーワンであるトレジャーノーワンは反論を許さなかった。

トレジャーハントノーワンが何をしたかと、円を通って別の島に移動。

その島で片っ端から凡ゆる物を吸い取って来たのだ。

別に舞台はこの島とは言ってないだろう?と胸を張るノーワンに一同は

 

「卑怯すぎるだろ!」

 

「いやまあおせっかいノーワンもそんな感じだったけど……」

 

非難轟々であったが、アタランテは渋い顔をしつつも一応ルール内であるため何も出来ない。

この場に居ない竜儀とドレイクが気掛かりだが、見つけられなかったか──と口を開きかけ

 

「ちょっと待ったぁ!持ってるやつからブン捕る!それも立派なトレジャーハントだよ!!」

 

「いやさか!!」

 

ドレイクと竜儀が突如として乱入。

ゴジュウティラノとなった竜儀がハンマーを地面へと叩きつけ、宝を全て浮かび上がらせれば

ドレイクが聖杯を使って巨大な網を生み出し、全て自分の元へと引き寄せてしまう。

 

「あぁ!お宝がぁ!?悪いヤツなんだ……!」

 

藤丸達がぽかーんと口を開けて竜儀を見て、陸王が愉快そうに笑い、トレジャーハントノーワンが自分の行為を棚上げして非難する

しかしドレイクは笑う。

 

「悪いヤツぅ?海賊に何言ってんだ!」

 

ほら、言ってやんな!とドレイクは竜儀の背を叩いて前へと押し出す。

竜儀が納得行かん、とばかりに顔を顰めたが

 

「……悪いが、私は一応海賊でもあるのでな。普段ならやらんが今回は流儀に乗っ取ったまでだ!」

 

と堂々と言い切ってみせる。

トレジャーハントノーワンは堪らずアーイー達を呼び出せば

 

「おのれ……まだだ!ならば貴様から全て奪い取ってくれる!!」

 

と言って武器を構える。

藤丸達もまたテガソードを嵌め、変身を果たせば──

 

【いざ掴め!ナンバーワーン!】

 

トレジャーハントノーワンの背後を埋め尽くすのは多数のアーイー達

旗を振り、鐘を鳴らし、賑やかにときめきノーワンを応援する

 

「どけ!本当の宝は思いやり?ノンノン。

金目の物しか 興味はなし!

トレジャーハントノーワン!

見ていてください、女王様──!」

 

暴神竜儀の背後に立つのは

ドレイクが率いる海賊達。

雄々しく豪快な歓声が鳴り響き、竜儀の背を押していく。

 

「海賊流儀を身に付けよう。

豪快な信心力となる!

怪力伝道師、ゴジュウティラノ!

見ていて下さい、テガソード様ぁぁぁ!!」

 

【ナンバーワンバトル!】

 

【レディー……】

 

【GO!】

 

ゴジュウティラノがハンマーを構え、駆け出せば

藤丸達も後に続いて走り出し、此処にトレジャーハントナンバーワンバトルの最終決戦が始まった。




今セプテム編を書くとしたら角乃がオニシスターになりますね
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