魔神柱──ローマにてレフがなった存在。
メディアとキュウレンジャー、そして聖杯の力でイアソンが魔神柱へとなってしまった。
《魔力の集中を確認!来るぞ!!》
魔神柱の瞳に魔力が集い、光が灯される。
放たれるは極光。
即座にマシュが前に出て、淡き水色の光が溢れる盾を構える。
「ロード・カルデアス!!」
激しい爆発が船を呑み込み、その爆発を盾が防ぐ。
凄まじい衝撃が辺りを揺らし、マシュの額に一筋の汗が流れる。
船は動く──が、いかんせん魔神柱の影響で波がめちゃくちゃになっており、そう易々と移動する事は叶わない。
「──マスター、魔力を!!」
「いく、ぞぉぉ!!」
アタランテが矢を装填し、天へと放つと同時
船を踏み、アステリオスが魔神柱へと向けて跳躍する。
「
【キュウレンジャー!】
しかして天へと向かう筈の矢は途中で斬り落とされ、アステリオスの斧は大剣によって塞がれる。
星々が異様なまでに煌めいており、その下に──英霊の影、シャドウサーヴァントが現れていたのだ。
「──まさか、アルゴノーツの……!」
アタランテは見覚えのある男女の双子と大剣を構える男の影を見て顔を顰める。
元々、ヘラクレスキュータマがある事から自分達に纏わる星座、そのキュータマもあるとは予想していたが……こう来るか!
「我等影なれど、船長の堕落を見過ごせず」
「どうか、どうか我等を超えて彼を救って下さい」
恐らくただのシャドウサーヴァントとも違う。
力のみを再現した、よりタチの悪い偽者か。
何か言葉を発している気もするが、影故に聞き取る事は叶わない。
だが、アタランテは一つ頷けば
「ゴジュウウルフ!すまないが力を貸してくれ!」
あの双子の二刀を突破するには刃が必要、故に藤丸をアタランテは呼び
意図を理解した藤丸もまたゴジュウウルフとなり、即座に双子の影へと挑む。
「君は怪物じゃない。英雄と胸を張れる仲間と出会えて良かった──なんて、今いう事じゃないね」
「うぅ……!」
「助けに来たよ!」
相手の戦力は最早此方と互角以上。
それでも、やらねばなるまいとゴジュウユニコーンはアステリオスに力を貸す。
アルテミスと陸王が魔神柱に向けて攻撃を仕掛けるが、即座に再生するのを見てやはり一撃で仕留めねばならないか、と思いつつ少しでも妨害する為に撃ち続ける。
「さて、オジサンはどうしようかねえ」
ド派手な戦場だからこそ、やる事はやはりいつもと変わらない。
ダビデが此方をじっと見てるのを見て、へらりと笑えば
「こっちは戦争屋の人殺しとして呼ばれてんだわ。
その健気さに答える為に──ま、少しは働きますよと」
《カメレオンキュータマ!》《オオワシキュータマ!》
翼が生え、ヘクトールの姿が透明となる。
そして、仕事をこなすべく英雄は姿を消した。
──混沌の戦場が変わるまで、後わずか。
怪力信者が、テガソードに手を掛けた。