Fate/ No.1order!   作:飲み屋蹴り注ぐ

131 / 146
テガソード讃歌

 

「お力をお貸しください──テガソード様!!」

 

竜儀がテガソードへと手を掛け、開く。

 

【アウェイキング!】

 

黄色の指輪は竜儀を包み、テガソードの頭部となる。

 

「リングイン──人身一体!!」

 

祈りを捧げるように、手を胸部にて合わせればテガソードを台座へと置く。

信者と神は一つとなり、巨大なハンマーが両腕となる。

 

【叩け!噛みつけ!イエロー!】

 

ティラノとしての怪力を存分に発揮するテガソードが、海へと降り立つ。

 

【テガソードイエロー!!】

 

「──参る!!」

 

テガソードイエローが迎え撃つは、無論魔神柱。

魔神柱から放たれたビームを物ともせずに、ハンマーを柱へと叩き付ける。

相手の巨体が大きく揺らぎ、海が連動するように揺れる。

押し切れる、と判断した時──無数の眼が、テガソードイエローを捉える。

 

「なっ──!!」

 

蛇に睨まれた蛙のように身体が動かない!

キュウレンジャーの力か、と考え抵抗せんとするが……その前に、テガソードイエローが燃え上がる!

魔神柱の魔眼、その瞳は万物を燃え上がらせる。

 

「──竜儀!受け取れ!!」

 

矢の先端にキュータマをくくりつけ、アタランテが放とうとすると同時──

 

「標的確認、方位角固定──吹き飛ばな」

 

ヘクトールが、ドレイクの眼前に伏せていた。

宝具、不毀の極槍(ドゥリンダナ・ピルム)

ヘクトールの槍は世界のあらゆる物を貫くと讃えられた。

その槍は──万物を貫く。

全員が巨体へと集中している、今。

この場で最も恐ろしいドレイクを、始末するべく

槍が放たれ────る、瞬間。

 

女神の視線(アイ・オブ・ザ・エウリュアレ)

 

心臓へと刺さる呪殺の矢が、ヘクトールへと突き刺さる。

 

「は」

 

何故分かった。

透明化と空中移動だぞ?

バレる筈がねえし、間に合う筈もねえ。

 

「狩人の目、侮ったな」

 

オリオンがそう言って腕を組む。

此方は基本筋肉でゴリ押しする狩猟とは言え、神話の体と今の身体じゃ見えるもんも違う。

ましてや一度見た透明化──今度は見逃さねえ。

狙いが分かれば、罠を張るも容易という事である。

 

「……けっ、慣れねえ悪役はするもんじゃないな」

 

流石に詰みか、と光の粒子に還る己の身体を見て

己を呼んだ魔女に対して、微かに何かを呟けば

そのまま光の粒子となって消え去った。

 

「いやさか!!」

 

《ヘラクレスキュータマ!!》

 

大英雄の力を得て、テガソードイエローは炎を吹き飛ばす。

テガソードイエローは空へと飛び上がり、無数のレーザーを避けつつも急降下。

 

「テガソード様・礼賛竜掌!!」

 

──信者の一撃が、魔神柱を貫いた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。