Fate/ No.1order!   作:飲み屋蹴り注ぐ

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ロンドン開幕です


死界魔霧都市ロンドン
特急烈車で行こう


──一人の女が、霧の中を走っていた。

汽笛が五月蝿い。

何処にも列車なんて無いはずなのに、直ぐ隣で鳴り響いているような。

身体から力が抜けていく。

霧を吸い込むたびに、頭から思考が抜け落ちていく。

ナニカがずっと自分を追いかけている。

 

「列車が参りまーす、命が惜しいかたも、惜しくないかたも、白線まで下がってお待ちくださーい」

 

あ、と悟ってしまう。

自分の眼前に突如として展開される白線。

アレを乗り越えたら──列車に轢かれて、死ぬ。

かと言って逃げなければ、死ぬ。

つまり──どう足掻いても、自分は死ぬのだと。

 

「いや、いやだあ……こ、来ないで…………」

 

倒れ込んで、眼前に立っている影に向けて必死に懇願する。

逃げたい、逃げれない、逃げたい、逃げれない。

どうして自分が殺されそうになってるんだ、私は何もしてないのに

 

「ごめんね、おかあさん」

 

知らない、知らない、自分に子供なんて居ない。

 

「でも帰りたい、帰りたい帰りたい還りたいかえりたい帰りたいから」

 

影が持った刃が此方に迫る。

嫌だ、いやだ、いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだたすけ────

 

そこで目の前が、真っ赤に染まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「うおおおお!?!?」

 

ベットから飛び起き、即座に腹を撫でる。

……異常無し。最悪すぎる夢を見てただけらしい。妙にリアルなのが特に嫌だ。

 

「……おはようございます先輩、大丈夫ですか?」

 

丁度藤丸を起こしに来ていたマシュが飛び起きた藤丸を見れば、心配そうに駆け寄ってくる。

 

「悪い、変な夢見た」

 

あ"〜、と頭を掻きつつも起き上がり、マシュと共に部屋から出る。

マシュが来たと言う事はそろそろミーティングの時間と言う訳だ、自分は割と起きるのが遅いのでマシュにこう言う所をサポートして貰っている。

 

「おはよう藤丸、顔色が悪いが朝食は摂ったのか?」

 

新たな仲間、何気に料理が上手い(全てテガソードを讃えるものではあるが)暴神竜儀が冷たい牛乳を差し出してくれたので、悪いな。と言いつつ有り難く受け取る。

テガソードが絡まなければ常識人であり、細かい気配りも出来る彼は非常に有難い存在だ。

管制室の扉を潜れば

 

「やっぱりスーパー戦隊と英霊は共鳴してるんだよ、この時ドレイクが退去した理由は共鳴によって英霊化が加速してたから──」

 

「けどネロは退去してなかったやん。やっぱゴジュウジャーの保有指輪数が増える程英霊達にも影響を──」

 

朝から何やら熱心に議論をしているダ・ヴィンチちゃんと巡教授。

二人を横目に、ロマンが予め来ていた陸王と角乃、そして今来た自分達を見ておはよう。と挨拶をすれば

 

「良いタイミングで来たね、先ず調べられた情報から話しておこうか」

 

ソロモン王の使い魔、七十二の魔神柱。

しかしてソロモン王の時代に異変はなく、ソロモン王本人は無関係であろうこと。

レフや他の魔神柱は全く別の時代、別の何処かから訪れている事。

まあソロモン王を使い魔にしてる可能性もあるが、彼ほどのキャスターならそう易々と手駒にはされまいと可能性は低め。

 

「──とまあ知っておいてほしいのはこの位。

やるべき事は結局変わらないと思ってくれて問題はないよ。

全ての特異点を解決すれば、黒幕には会える」

 

その上で、とロマンは手を合わせる。

 

「次の特異点は十九世紀のロンドン。

現代に最も近い特異点であり、人類が大きく飛躍した歴史がある。

産業革命関連が改変されているであろう、と言うのが我々の予想だ。

珍しい事に首都ロンドンまで場所が特定されている、今までとは異なって割と範囲も狭めだね。

一応だけどテガソードは基本控えるように、巨大ロボットが暴れまわれる程ロンドンは広くないんだよね」

 

とまあ長くなっちゃったかな?とロマンは苦笑すれば、各々のレイシフト準備へと取り掛かり始める。

何故か目を若干輝かせているマシュと微笑ましくそれを眺める角乃

いつも通りの陸王と若干緊張している竜儀

そして悪夢の内容に何となく嫌な予感を覚える藤丸は、ロンドンへとレイシフトするのであった。




それとFGO、終章の終わりで迎えました
ありがとうFGO!!とっても楽しかったです!
此方の世界もいつか来る終わりまで走り続けられたら良いなあ
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