Fate/ No.1order!   作:飲み屋蹴り注ぐ

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ゴジュウジャーが終わってもこの小説は続いていきます


ロンディニウムの騎士

「でけぇ魔本……オレの頃のブリテンには居なかった類の怪物だな」

 

モードレッドが剣を片手にそう話す。

モードレッド。叛逆の騎士。円卓の騎士。アーサー王伝説の一人。

 

「──あなたの生前のブリテンと言うと、円卓の騎士の時代に怪物が存在していたのですか?」

 

マシュがそう尋ねる。確かにあの時代は"ファンタジー"とも呼べる時代であり、怪物が存在していてもおかしくはないだろう。

 

「……盾ヤロウに言われると変な気分だな。」

 

盾ヤロウ!?とマシュが驚いているのをガン無視してモードレッドは頭を掻けば

 

「そりゃいたさ、ドラゴンやら巨人やらとも闘ったんだぜ」

 

今では存在しない神秘に満ち溢れた場所、幻想種や跋扈していた時代。

現代兵器すら通用しない怪物に、己が武器で立ち向かったのが円卓の騎士。

 

「後はピクト人だな」

 

ありゃ部族やら蛮族じゃなくて〜……なんつったか、SFの違いか?とモードレッドが何と表現するべきか悩みつつ口にする。

 

「エイリアンかよ……」

 

冗談か?冗談と思いたいが"キュウレンジャー"には宇宙人が居たと巡が言っていたし、案外本気で言ってるのか?

藤丸は円卓ジョークと言うべきなのか頭を悩ませた。

 

「……その、もう一つお聞きしたい事があるのですが」

 

「其方が本命だろ、さっさと言え」

 

 

マシュが藤丸をチラリと見た後、おずおずと尋ね

モードレッドが先程と変わらない態度で先を促す。

 

「あなたは、何故戦っているのですか?ミスター・ジギルは故郷の都市を守るため。ですが──」

 

モードレッドは数秒マシュを見つめ

盾を見た後、軽く溜め息を吐く。

 

「ジギルにもジジイにも言ってないんだが……誤魔化せねーだろうな。」

 

と呟き、渋々と言った様子で口を開く。

 

「オレ以外の奴が、ブリテンの地を穢すのが許せねえ

父上の愛した都市を汚して良いのは──このオレだけだ。」

 

「……」

 

願い。ある意味、願いなのであろう。

酷く歪んでいるように見えて、酷く真っ直ぐな願いだ。

藤丸がモードレッドを見て、モードレッドがもう良いだろ、と肩をすくめる。

 

 

「で、だ。

──これはオレの性根の問題だ。けど質問に答えてやった。今度は其方が付き合えよ」

 

赤雷が、迸る。

明らかな戦闘態勢。周りを見渡しても敵は居ないし、切先は自分たちへと向けられている。

 

「マスター、やるぞ。良いな?」

 

うっ、と短い悲鳴がジギルより漏れる。

 

「……ワザと黙ってたのにさ。僕に隠し事もしてたってのに……まあ、断ってもやるんだろう君は」

 

はぁ、と眼鏡を押し上げて、ジギルはテガソードに指輪を嵌める。

 

「勘違いすんな、マシュも藤丸も嫌いじゃねえが──我慢出来ねえ、やるぞ」

 

【バトルフィーバー!】

 

「ごめんね、付き合って貰えるかな」

 

マスターとサーヴァントが、それぞれ剣を構える。

 

「……やるしかねえか!」

 

「は、はい!」

 

【ゴジュウウルフ!】

 

藤丸もまた赤き鎧に身を包み

マシュが盾を構えて

二人のサーヴァント、二人のマスター同士の戦闘が幕開けた。

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