古代の超力を駆使して書き進めます
「「ローマ!!」」
朱色の樹槍ないし棍棒と原初の火が打つかり合い、火花を散らす。
ロムルスが剛力を持ってしてネロを弾き飛ばせば
「アオーン!!」
【ウルフデカリバー50!】
「行きます!」
左右から空間が切り裂かれ、ゴジュウウルフとマシュが剣と盾を振るう。
しかしロムルスは両腕でその斬撃を受け止め
「超力スターダッシュ!」
そのまま藤丸達の腕を掴めば、猛スピードで走り出す。
一歩歩くだけで床に衝撃が迸り、砕ける。
「なんて言う力……!」
【レオンバスター50!】
陸王が横へと跳躍をしつつ銃撃をするが、堪えた様子はない。
ロムルスはそのままネロへと向けて突進するが──
「させないよ!」
【ユニコーンドリル50!】
ゴジュウユニコーンがネロの前へと立てば、そのままロムルスに向けてドリルを放つ。
激しい火花が散った後、ロムルスとゴジュウユニコーンは互いに吹き飛ばされる。
力が緩んだ隙にマシュと藤丸が空中にてロムルスに打撃を与えれば、ロムルスは床へと叩き付けられる。
その隙を見逃さずに、暗殺者が動く。
「此処より己の死は恐れず、生も求めず……」
ゆらりと刃が揺らぎ、荊軻が一歩を踏み出し──
「いざ、ローマへ!」
ロムルスが立ち上がり、〓と●の記号が両隣に浮かび上がる。
記号からツインバトンとサークルディフェンサーが浮かび上がれば
ツインバトンが荊軻へと襲い掛かり、サークルディフェンサーがロムルスの周囲を旋回する。
荊軻は身軽にツインバトンを攻撃し、七首で応戦するが
「すべて、すべて、我が槍にこそ通ず──」
国造りの槍。
母シルウィアが処女懐胎によりロムルスを生み落とす以前に見た夢に登場する、ローマそのものを象徴する大樹と結び付けられて伝えられる槍を地面へと突き刺す。
無論ゴジュウウルフが空間を切り裂き、ロムルスを襲わんとし
ゴジュウレオンが銃弾を放ち
ゴジュウユニコーンとドンモモタロウが共に斬撃を放たんとするが
銃弾をサークルディフェンサーが弾き、跳弾によりゴジュウウルフは吹き飛ばされ
ゴジュウユニコーンとドンモモタロウの斬撃を喰らって尚、ロムルスは一切動く事は無かった。
「
一度、真名を解放して地面に突き立てると、槍は大樹として拡大・変容し
藤丸達をバラバラに分断してしまう。
そのまま大樹は帝都ローマの過去・現在・未来の姿……それこそ、ネロのローマさえ含むソレを造成、怒涛の奔流で対象を押し流さんと迫る。
ネロは高らかに原初の火を掲げれば
「レグナム・カエロラム・エト・ジェヘナ……築かれよ我が摩天、此処に至高の光を示せ!故に讃えよ!」
ドンブラザーズのセンタイリングが光り輝く。
他者を強制的に閉じ込め、己の願望を達成させる絶対皇帝圏。
自ら設計しローマに建設した劇場。
自分の心象風景を具現した異界を一時的に世界に上書きして作り出す、固有結界とは似て非なる大魔術が展開される。
これこそ薔薇の皇帝が誇るローマ、即ち
「
大樹を切り裂くようにして、黄金劇場は展開された。