「……行く手を阻むのか、私の」
アルテラは人理の守護者達を見つめつつ剣を構える。
藤丸達は一歩も引かずに剣を構えた。
「貴女を進ませる訳には行かない!」
ゴジュウジャーの面々が指輪を手に取り
荊軻が七首を、ブーディカとマシュが盾を構える。
「貴様は言った、世界を滅ぼすとな
余には分からぬ、何故滅ぼすなどと口にするのだ?
世界は美しいもので溢れている。
花も歌も黄金も愛も良い!
そうとも、何よりもこの
それなのに貴様は滅ぼすのか?勿体無いとは思わぬのか?」
ネロは銀色のテガソードと原初の炎の両方を構えつつもそう尋ねる。
アルテラは数秒の沈黙の後
「私は」
「フンヌの戦士である」「そして、大王である」
「この西方世界を滅ぼす、破壊の大王」
現れた時と全く同じ言葉。
確固たる意思の表れとも言える姿勢。
ネロは哀しげな表情を浮かべれば
「またそれか、哀しいなアルテラよ。
余はしかし──その哀しささえ美しく思おう
どうも貴様は放っておけぬ、その在り方に大いなる矛盾と痛みを感じるのだ」
ネロはそう言えば藤丸達と共にテガソードへとセンタイリング……指輪を嵌める
【センタイリング!】
【クラップユアハンズ!】
「力では余に勝るかもしれぬ、だが……愛では余には敵わぬと知れ!」
ネロ達が手を叩くのを見れば、アルテラもまた手を掲げる。
さすれば再び銀色のテガソードが姿を現し、センタイリングが一人でに収まっていく。
「美しさなど」「愛など」
「私は、知らない」
同じ言葉を繰り返すばかりかと思えば、今度は確かな返答をしてみせる。
どうやら意思はあるらしい。
《──この反応、聖杯と一体化して暴走してるのか!
しかし対話では収まる事は出来ないぞ!》
ロマンがアルテラの分析を終え、そう藤丸達へと伝える。
しかして魔力反応は増大中、少し待てばあの宝具が放たれる事は確実。
故に──ローマ最後の戦いは幕開く。
【いざ掴め!ナンバーワン!!】
アルテラの背後に在るのは破壊の跡のみ。
其処には文明の兆しも、人々の痕跡さえ無かった。
「我が名はアルテラ。
フンヌの裔たる軍神の戦士。私は破壊する、勝利する。
これまでも、これからも──」
ネロの背後に在るは正しく
多くの人々が、文明が咲き誇っており
藤丸達もまたネロの隣へと並びたって剣を構える。
「余こそがネロ・クラウディウス!
ローマ帝国第五代皇帝!愛する
これからも、これまでも!!」
【ゴジュウウルフ!】【ゴジュウレオン!】【ゴジュウユニコーン!】
【ドンブラザーズ!】【オーレンジャー!】
カラフルな光が空へと舞えば、戦士達の装甲となって地に落ちる。
【ナンバーワンバトル!】
【レディー……】
【GO!】
アルテラから放たれた破壊の極光を切り裂き、ネロ達は世界を守るべく剣を振るった。