「セファール!余が愛する
──此処で、決着を付けよう!!」
ドンオニタイジンが立ち上がれば、ドンブラザーズのマークが刻印されている軍配、ドンバイを振るって巨大な風を起こす。
テガソードブラックとセファールの間に竜巻が巻き起これば、テガソードブラックは跳躍しドンオニタイジンの隣へと着地する。
「──ネロ、と〜……皆んな!?な、なんでそんな事になっちゃってるの!?」
ドンオニタイジンを見つつ思わず角乃はそう尋ねる。
巨大ロボを扱えたとは到底思えない、それならアルテラとの戦闘中に使用している筈だ。
しかし現に自身の目の前にはドンオニタイジンが聳え立っており
しかも他の仲間達と合体までしていると言うのだ、何がどうなってそうなっているのか本気で気になっていた。
「──余も分からぬ!分からぬが余の愛に応えたに違いない!」
ネロが本気でそう言い切ったのを角乃は理解すれば
よく分かんないけど戦力が増えたって事で良いや!と割り切る事にした。
《此方カルデア!
胸のコア、其処を破壊すればセファールは退去する!!》
理解を一時的に放棄し、セファール討伐へと頭を切り替えたロマンがそう通信をする。
思考放棄ではなく切り替えである、因みに今後も理解するつもりはもう無かった。
セファールが両腕で竜巻を切り裂くのを見れば、テガソードブラックとドンオニタイジンは互いに頷き。
「テガソードブラック!突進モード!!」
テガソードブラックが跳躍すれば盾が足となり、ユニコーンのように4本足へと切り替わり、そのまま空を駆け始める。
「門を開け!独唱の幕を開けよ!」
世界の上から展開されるは黄金劇場。
自己の願望を達成させる絶対皇帝圏、決して破壊される事の無い皇帝の為の空間がセファールさえ飲み込む。
「天に星を、地に花を、人に愛を!!」
背中から抜き放つはキジンソード。
2本を交差させれば劇場の幕が開き、合体時に登場する船の上でキジンソードを合わせて巨大な一本の刀を形成。
「一騎桃千!!」
川に流れている無数の桃と薔薇を突き刺し、其れ等を一纏めにすれば薔薇に彩られた巨大な桃が坂田を現す。
「テガソード・ファビュラスドリル!!」
【ユニコーンドリルアタック!!】
川を駆け抜け、ホーンドリルを最大まで回転させ、紫の光を纏いつつテガソードブラックがセファールのコアに向けてドリルを打つけると同時。
「「「「「ドンブラパラダイス!!!!!」」」」」
桃と薔薇諸共両断するように、セファールさえも両断して見せる。
それと同時にテガソードブラックもまたセファールを貫けば
「──鬼退治、あっ完了〜!!」
ネロがキジソードを打ち鳴らせば、セファールは光を発して大爆発を巻き起こす。
薔薇の花弁が辺りへと舞い上がり、
「「「「「「大勝利!えい!えい!おー!!」」」」」」
【【めでたしめでたし〜!】】
角乃を含む全員がそう手を掲げれば
テガソードとドンオニタイジンが祝福するように声を上げた。