前世競走馬だけどウマ娘になってない【未完・現在作り直し中】 作:ゲッテルデメルング
ここまでの大台に乗れたのは初めてでとても嬉しいです。
今後もこの作品をよろしくお願いします!
「みなさーん、ラヴミー♡ ラヴユー♡ ラヴズオンリーユーでーす♡ 本日も皆さんご視聴ありがとうございます♪ 今日はジャパンカップを見る配信だよ♪」
「今回はアイさん以外にも海外のウマ娘たちに注目ですね、クロノジェネシスです」
○こんにちはー!
○ジャパンカップだー!
○ラヴミーラヴユーたすかる
○レースの時間だー!
○国際GⅠの時間だ!
「そして今回のスペシャルゲストはー?」
「こんにちは、日本ウマ娘療法審議会会長のレダと申します。本日はジャパンカップを通じて世界のウマ娘とレースについてを知る、楽しいひと時にしましょうね」
「「よろしくお願いします!」」
○レダ?
○誰?
○知らんウマ娘だな
○もしかしてウマスタグラムでトレーニングショート投稿してるウマ娘だったりする?
○あーあのウマ娘なの?
「やっぱり、ヰやナルビーと比べても人気では落ちちゃいますよね。ごめんなさいね、ラヴズちゃん」
「いえいえ、そんなの大丈夫だから! 人気がないなら今から作り上げればいいんだから!」
「レダさんは天皇賞春の勝者ですよ。しかもティアラ路線出身で唯一の勝者、今に至るまで誰もたどり着けていないレダさんだけの栄光なんですよ」
「そうは言っても、こうして忘れ去られる程度なんだから別に──」
「そんなことはないですよ。東京レース場の石碑に刻まれた伝説『春姫レダ』、幻のウマ娘に引けを取らない物語を創り出したあなたは私たちティアラ路線最古にして最大の強敵であり続けているんですから」
「そ、そうかなあ?」
「ブーケちゃん……お友達もあなたのことを知って張り切ってましたから。もっと自信を出してください!」
○そ ん な に
○あれティアラ路線ってこのウマ娘だけしか春の天皇賞勝ってないの?
○調べたけどマジっぽいな
○石碑って東京レース場のはずれにあるあれか
○知る人ぞ知る名ウマ娘ってやつか
「そう言われるなんて、ね……いい時代になったのね。私も頑張っていかないとね」
「改めて視聴者のみんなにレダさんのことを説明するわ~。レダさんは今、中央トレセン学園のアドバイザーを兼任していて、いろんなウマ娘のトレーニング方法を見積もったり、トレーナーさんのトレーニングプランの添削やアップグレードとかを行ってるのよ」
「レダさんが来てから、トレーニングでの事故案件が格段に下がっています。本当にありがとうございます」
「いいのいいの、みんなが健康でいてくれるなら私、とっても満足ですから」
○おせいその音~
○まるでウマ娘にお清楚属性がないかのような発言
○レースで清楚なかっこなんてしてられないからね! 希少価値になるのは仕方がないのさ!
○グラスちゃんがおせいそではないと申すか貴様
「それはさておき、今日はジャパンカップの日なんです! レダさん、このレースの見所などを聞かせてくれますか?」
「そうですね。やっぱり──アーモンドアイちゃんの勝利に期待してしまう自分がいます」
「それは、昔にも同じようなことを?」
「はい。──もちろん、私が勝ちたかったレースはいくつだってありました。でも、ヰやナルビーが勝ったときは、私もとても嬉しかったですから」
「そうですね~。負けたくない気持ちと、勝ってほしい気持ちとは両立できるのかもしれないわね」
「ふふっ、そうですね。──でも、シニア級のウマ娘たちにも、もちろん海外のウマ娘たちにも勝ってほしいという思いがあります」
○勝ってほしいよなあ……
○グラス勝ってくれ!
○ゴルシなら行ける。秋の天皇賞を勝ったその末脚を見せてくれ
○海外の実力もまあ舐めてかかれるものじゃないからなあ。期待はバツグンだな
「海外からですと、サンクルー大賞を勝って勢いに乗っているイギリスのウマ娘ドクターラファエロさんが有力視されてますね」
「気合十分、って感じだったよね。地元のニュースだとアイさんに勝つのは当然っていう感じの扱いをされてるらしいし」
「ですけど、海外の芝の質感と日本の芝の質感はかなり差があります。それにジャパンカップは日本を代表するウマ娘たちが集います。そこを考慮すると、彼女たちにはかなり厳しい戦いになるのでは、と思いますね」
○そんなに違うの?
○海外の芝は根っこが強くて蹴りにくいとかなんとか
「おっ、いよいよウマ娘たちの入場だね」
「あれが海外のウマ娘たち……感じられる気迫がまるで別物です」
「……あら? アーモンドアイちゃん、どこを見ているのかしら」
○16番ゲート?
○オークスの時も同じ場所見てたよな
○ケイオウマグマのサインか?
○いやいやさすがにでしょ
「なんでも、このコースの16番ゲートからとんでもない走りをしたウマ娘の幻影をそこで見ているみたいですよ」
「16番ゲートから? そんな子いたかしら……?」
「アイちゃんが言うには、今では非公式のレースらしいし記録には残ってないかもしれないわね」
「宝塚記念で見せたあの逃げはそのウマ娘に感化されて習得したらしいです。──もし、縁があれば私も会ってみたいですね。そのウマ娘に」
「そうね~。──あ、もう始まるよ! クロノちゃん、今回はお願い!」
「え、ええ!? ええっと、さーんっ!」
「にー♡」
「いちっ!」
「スタートぉ♪」
○スタートぉ♪
○スタートぉ♪
○クロノちゃんのさーんっに萌えた
○なんかアイちゃん速くね?
○前行き過ぎでは?
○いやこれ宝塚と同じじゃねーか!?
「今回もアイさん、逃げを!?」
「なるほど……スカイさんの前に出れば自分をデバフ走法の対象外にしたまま海外のウマ娘たちに仕掛けられます!」
「でも、ジャパンカップで逃げなんて……普通のGⅠ以上に気迫が凄まじいと思いますけど……あ」
「今の、スカイさんですね。デバフ走法です」
○スカイが仕掛けた!
○海外勢から余裕が消えた!
○スカイ行けるだろお前!
○でも本人も居心地悪そうな顔してるけど
○そりゃあ肝心の本命を対象から除外されたらなあ
「ハナを摘まめるデバフ走法、かあ……ちょっと探してみましょうか」
「もうすぐ最終コーナーも終わりね」
「後方から一気に迫ってくるはずです──っ!」
○アイちゃん一気に伸びた!?
○あんな加速逃げしてて残せるもんなのか
○後ろから迫るが追いつけないか?
「あの走り……やっぱり、そうだ──!」
「宝塚でもやってた走りね、すっごい綺麗で、まるで──」
「まるで?」
「……あら? 何て言おうとしたのかしら」
「(まったく……いたなら声をかけてほしかったですよ。──ユグ先輩)──って、あれって!」
「ゴールドシップ先輩があんなところに!?」
○ゴルシいつの間に!!?
○どっからやって来たお前
○なんか金色の波が見えるんだが
○あの金色の輝き、皇帝時代に見たような?
「(──問題はないでしょう。今のアイさんを動かす原動力がユグ先輩なら、間違いなく──)」
○アイちゃん行けるか!?
○ゴルシが並ぶ!
○アイちゃん!?
○アイちゃん!?
○アイちゃん転んだ!?
○いやアイちゃんの勝ちだー!!!
○あの姿勢何なんだよ!!?
○一瞬肝が冷えたわ
「アイさんが1着、ハナ差でゴールドシップさん、3着にドクターラファエロ……すっごい大激戦だった~ハラハラしちゃったわね」
「あの走り……! なんですか最後のあれは、もう……ちょっとトレーナーさんには文句を言っておかないといけませんね。真似して怪我するウマ娘が現れたらどうしてくれるんですか、まったく……」
「まあまあ、アイさんも怪我の出ないような最低限の負荷を考慮しながらあの体勢を選んだんだと思いますから」
「そうなの?」
「間違いなく。
○まあアイちゃんは負けず嫌いだからなあ
○だとしても怖いわ最後のは
○レダさんが怒るのもしゃーないわ受け入れよ
「それと……ゴールドシップさんのあの走り、ダブルゾーンでしたね」
「え、そうだったのかしら?」
「やっぱり今後はダブルゾーンも戦法の一種になっていくのでしょうね。今回シングルゾーンで勝利したアイちゃんもまた、とんでもない走りでしたけどそれを上回りかねないほどの加速力でしたからね。ゴールドシップ先輩は」
「(やっぱり、この考え方はまずいわね……よしっ)──折角ですし、一言よろしいでしょうか」
「レダさん、大丈夫だよ? はい!」
「コホン。──私レダは、次のDream Fest Long Legendにて出走することをここに表明いたします」
「え!?」
○ロング!?
○ドリームフェスト出るのか
○ってか勝てるのか?
○去年はハイセイコーちゃんが出たけどかなりブランクがあったからなあ
「ふふふ、私はウマスタグラムに毎週トレーニングのおすすめ動画を実践しながら投稿しているウマ娘。レース感覚のブランクはあれど鍛えが劣っているつもりはありません」
「それに、Long部門で出るんですか」
「ええ。なにせ、私が勝ち取った栄冠は春の天皇賞1つのみ。──長距離が私のバトルフィールドですから」
「ところで、なぜここで表明を……?」
「忘れないように、そして、早めにしっかりとした場所で見せておかないといけないと思ったからですね。──『本物』のシングルゾーンのパワーを」
○本物?
○シングルゾーンに真贋なんてあるのかよ
○年季の入った古代の領域が見られるのか
○そう思うと楽しみ
「ええ、セントライト先輩に遠く及ばない白き翼をご覧に入れて差し上げます。Dream Festへの来訪、心待ちにしています」
「うん、私も楽しみね」
「……ラヴズちゃん、ちょっと顔が赤っぽいですよ。もしかして熱ですか?」
「え? いやいや、そんなことは──」
「でもまあ、私と同じようにレースの熱気にやられただけかもしれませんから、このままゆっくり感想戦をすれば治ると思いますよ」
「……そうだね。じゃあ、ここからはゆっくり感想戦モードにしましょうか~。ふわマロ*1返しもゆ~っくりやっていくからね~」
○はーい
○おけ
○おつー
「──え~っと、次のふわマロは~?」
「(……ラヴズちゃんが記憶を取り戻していない理由、それおそらく──アイさんの走りは完全にユグ先輩の走りをコピーできていないから、なのでしょうね。確かにあれはユグ先輩の走りの究極形ではありますけど──瓜二つと言うには様変わりがすぎてますから)」
番外編 追加するなら どれにする? ※あくまで参考程度です
-
18年皐月賞
-
18年日本ダービー
-
18年菊花賞
-
19年天皇賞春
-
19年宝塚記念
-
20年京都記念
-
20年ドバイシーマクラシック
-
20年天皇賞秋
-
20年ジャパンカップ
-
21年ドバイシーマクラシック
-
21年宝塚記念
-
21年有馬記念
-
その他