デアリングタクトは一狩りしたい   作:じゅぺっと

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ラモーヌ先輩曰く、ティアラの美しさとはハートにも宿るそうです

 

「ハートさん、昨日見た映画すごく面白かったですね!」

「タクトったらよっぽど気に入ってくれたのね、アイス・シャーク!」

 

 デアリングタクトとデアリングハート。名前に同じ冠を持つ2人は寮の同室でありとても仲が良い後輩と先輩だ。

 タクトはハートの不屈の闘志をとても尊敬しており、ハートはタクトの素直かつ陽だまりのような心をとても気に入っている。

 ハートの趣味がサメ映画の鑑賞なのでタクトも付き合うことがあるのだが、今回のサメ映画はタクトにとって感動的だった。

 

「はい! 人々を凍らせる恐ろしい鮫を狩人の少年が美しい氷像を鮫に捧げることで怒りを鎮めるシーンがすごく感動して……」

「最後は己の罪を悔いた鮫が自ら背びれを立てて熱した油の中に沈み、狩人が泣きながら調理するラストシーンは涙せずにはいられなかったわね」

 

 映画の感想を話しながらトレセン学園に投稿すると、校内放送のスイッチが入る音がした。

 

『━━おはよう諸君。シンボリルドルフだ。今日は皆に特別授業の案内をしようと思う』

「Wao! 会長さんにしては唐突ね」

 

 トレセン学園生徒会長、シンボリルドルフ。クラシック三冠を獲得したGⅠ七冠ウマ娘。

 冷静沈着にして勇往邁進、トレセン学園のウマ娘全ての幸福を願って活動しており今でも生徒会長という肩書を持っている。

 

「今日の5限目にクラシック三冠を望む生徒、またはトリプルティアラを目指す生徒を対象に特別授業を行う。クラシック三冠を望む生徒にはこの私皇帝シンボリルドルフが校庭で、トリプルティアラを望む生徒には━━メジロラモーヌが、ターフで待っている。また、既にクラシックを終えた生徒であっても見学しに来て構わないものとする」

「ラモーヌ先輩のお話が聞ける……!」

 

 ルドルフの放送に、タクトが目を輝かせる。

 その理由を、同室であるハートはもちろん知っていた。

 

「タクトは昔ラモーヌ先輩のレースを見てティアラに憧れたのよね?」

「はい……私が小さい頃、ラモーヌ先輩がルドルフ先輩とシービー先輩、それから世界の強豪たちを相手に走る姿を見て……私も、いつかあんなレースをしてみたいと思いました」

 

 トリプルティアラもクラシック三冠もそう滅多に出るものではない。ましてそれらが3人も同じ現役時代に重なるなど奇跡としか言いようがないだろう。

 少なくとも、ハートはアメリカでそんなレースの話は聞いたことがなかった。

 

「anyway、お昼ご飯を食べたらターフに集合ね! どういう授業なのかわからないけど、先輩てして見学しにいくわ」

「ハートさん……ありがとうございます。心強いです」

 

 タクトとハートはそれぞれの教室に入る。タクトの教室もルドルフの放送の話題でもちきりだった。

 タクトは窓際の席の友人にソワソワして話しかける。

 

「おはよう。コンちゃんはルドルフ先輩の授業受けに行く?」

「ルドルフ先輩……? そういえば、教室が騒がしい」

「……もしかして聞いてなかった?」

 

 タクトがコンちゃんと呼ぶそのウマ娘は、すっと窓の向こうにある一直線の雲を指さした。

 綺麗な、ひこうき雲だ。

 

「ずっと眺めてたの?」

「空をいちばん速く飛んだ軌跡……目指す走りそのもの。それを見てる時に、他に何もいらない」

「じゃあ、ルドルフ先輩の授業も行かない?」

 

 タクトがルドルフの放送について話す。すると彼女は少し興味を示した。無表情だが、耳が動いている。

 

「シンボリルドルフ、無敗の三冠ウマ娘。昼にはあのひこうき雲も消えてるし、行く」

「私はラモーヌ先輩のところに行くから、後でどんな授業だったか教えてね」

 

 彼女は薄く笑んで頷き、再びひこうき雲に視線を戻した。

 朝の授業が始まってからも、彼女はずっと空を眺めていた。

 雲のようにぷかぷかした態度だが、走るときは飛行機のように鋭く冷たい彼女のことをタクトは友達として仲良くしながら密かにライバル視している。

 

(いつか、私がトリプルティアラをとって、コンちゃんがクラシック三冠を取ったら、レースで直接狩りたいなぁ……でもこんなの、夢の見過ぎかな?)

「……2人とも! 先生の話を聞いていますか!?」

 

 2人揃って先生に怒られたりしながらも、午前の授業は終わり。

 待ちに待った、メジロラモーヌの特別授業に向けてタクトはブルマ姿でターフに向かった。

 タクトと同じ、ティアラ路線を目指すウマ娘たちも集まっている。そこには桜花賞を来週に控えたアーモンドアイに、既にティアラ路線を走りきったデアリングハートもいた。

 タクトはハートに軽く手を振り、アイに話しかける。

 

「アイ先輩も来られたのですね。来週の桜花賞、応援してます」

「ありがとうタクト、シンザン記念も勝ったし1番人気で勝つわ! トリプルティアラを取ったときのためにも、ラモーヌ先輩の話は聞いておこうと思ってね」

 

 アイがその切れ長の目を向けた先には、メジロラモーヌはターフの中心に立っていた。

 緑と白を基調にした勝負服姿は、何年経っても色褪せることのない魔性の青鹿毛だ。

 

「……私は、すべてのレースを愛している」

 

 昼休み終わりのチャイムが鳴り終わると同時に、ラモーヌが口を開く。

 集まったウマ娘への挨拶でもなく、なぜ特別授業を開くことにしたのかの説明もなく、風に流れる芝を見て恋に憂う乙女のように語る。

 

「若葉が芽吹くデビュー戦、初めての勝利を渇望する未勝利戦、上を目指すOP戦、それぞれが映えある歴史を持つGⅢにGⅡ戦、そして、灼熱の熱気の中で頂点を決めるGⅠ。そのすべてを」

 

 タクトがまだどれも迎えていない公式レースへの愛が、ラモーヌの全身から溢れているのを感じる。

 

「そして……私の走り抜けたティアラ路線のことは、そこを走るウマ娘にも愛を与えてもいいと思うほど愛しているわ」

 

 そこでようやく、ラモーヌは視線をターフではなく集まったウマ娘に向けた。

 

「昨晩、ルドルフに言ったの。親が子にいくら良い環境を与えても、直接語り合う時間がなくては愛が伝わらないと。そうしたら、すぐこの時間を設けてくれたわ」

「さすがラモーヌ先輩、ルドルフ会長を言葉一つで動かせるなんて……」

 

 この特別授業は、ラモーヌの発案らしい。

 

「トリプルティアラを目指すなら、走りだけでなくティアラに相応しい輝きを身につけることも大切。その為なら金剛石を履き潰しても構わない」

 

 ラモーヌが手のひらを叩くと、老紳士が何やら綺麗な布や宝石のケースを運び込んでくる。

 ラモーヌの愛する芝を傷つけないように配慮された、年季の入った丁寧な所作だった。

 

「さぁ……始めましょう。私が出す課題は、『この私をターフで美しく飾り立てること』よ。どんな私が最も美しいと思うか、見せてちょうだい」

「ラモーヌ先輩を……私たちが、飾る?」

 

 かなり曖昧かつ、勇気のいる課題だった。

 あのラモーヌに対してあなたに似合う服飾はこれですと提示しなければならない。

 タクトも女の子として自分なりのファッションセンスというものがあるが、それがあの魔性とも呼べるラモーヌ相手に通じるとは思えなかった。

 

「ここにある装飾品は好きに使って構わないわ。もちろん、自前の服飾を持ってきてもよくってよ。貴女達の煌めきを見せてちょうだいな」

「はい! アイ、いきます!!」

 

 やはりと言うべきか、真っ先に手を挙げてラモーヌに近づいたのはアーモンドアイ。

 いつものように自信満々に、ラモーヌの用意した服飾に近づいて吟味する。

 

「さすがラモーヌさん、いえメジロ家というべきかしら。雑誌でしか見たことない最新ブランドの服に図鑑でしか見たことない宝石もある」

「目敏いのね。けど今日はトリプルティアラウマ娘としてここに立っているの。だから、私個人に贈られて来たものだけを用意してあるわ」

「ラモーヌさん、もしアイの選んだ服を気に入ってくれたらご褒美に併走してもらえませんか? 私、伝説のトリプルティアラウマ娘にも負けたくないので」

「……早熟なお誘いですこと。でも、それが貴女の宿痾なのね」

 

 初代トリプルティアラ相手だろうとまったく物怖じせず勝負を挑むアイと、笑って受け流すラモーヌは、名画のような光景だった。

 

「よし……ラモーヌさん、失礼します!!」

「よろしくてよ」

 

 アイが手にしたいくつかのレースやリボンをラモーヌに飾る。その手つきは誰かに服を着せてあげることに慣れている優しい手つきで、それでいて瞳はラモーヌへの挑戦心に燃えていた。

 

「ティアラと言えばやっぱり花! 来週の桜花賞と今満開の桜に映えるように……ピンクでフローラルなリボンとレース生地で! レースだけに!」

 

 アイの手によって飾られたラモーヌは、ピンクのフリフリと黄色い花によって可憐に可愛く彩られていた。

 ……着ているのが妖艶なラモーヌでなくアイのような幼さのある少女ならさぞ似合ったことだろう。

 ラモーヌは鏡を用意することもなく、回りの反応を一瞥だけして言った。

 

「童女ね。七五三からやり直しなさい。終了。次」

「ぐはぁっ!?」

 

 ラモーヌの言葉は磨かれた宝石のように固く尖っていた。血を吐きそうなほどショックを受け膝から崩れ落ちるアイ。

 アイをファーストペンギンにして他のウマ娘も次々に挑戦していくが、その度にラモーヌの容赦ない愛の言葉に撃沈していった。

 タクトも真剣に考えるが、ラモーヌが気にいるような服飾などわからない。

 そんなとき、先輩として見学していたデアリングハートがラモーヌに歩み寄った。

 

「Excuse me.ラモーヌ先輩、少しよろしいですか?」

「貴女……デアリングハートね。ティアラを穫るためにアメリカから来た、最後までGⅠに挑み続けた娘」

「名前を覚えていただけて光栄だわ。だけどこのclass……貴女を飾ることに意味があるのかしら?」

「ハートさん……?」

 

 クラシックを終えたウマ娘はあくまで見学するのがルール。ハートも服飾に手を付ける気はないらしく離れた場所からラモーヌに言う。

 

「『あなたをこのターフで美しく飾り立てる』がRule……なら既にトリプルティアラを獲った貴女はこの場の誰よりも美しいとも言えるわ。そう、真の美しさとは、貴女のHeartの中に━━」

「そういう精神論をしにきたわけではなくてよ」

「Ouch……!」

 

 一刀両断するラモーヌに膝から崩れ落ちそうになるハートだったが、持ち前の不屈の闘志で何とかこらえた。タクトが慌てて駆け寄り、その体を支える。

 

「ハートさん、大丈夫ですか……!」

「Thanks.カッコ悪いところ見せちゃったかしら……でもラモーヌさんは服飾や宝石を見立ててほしくてここにきたわけじゃない。それは確かよ」

「あら、私の心がわかるのかしら。……ティアラの冠はおろか、最後までGⅠを獲れなかった貴女に」

「そんな言い方は……」

 

 ラモーヌが淡々と放った言葉は、ともすれば侮蔑と取られてもおかしくないものだった。流石のタクトもムッとするが、ハートはタクトの肩を抱いて笑った。

 

「Cool it! ティアラの輝きは、Heartに……心を受け継いだウマ娘にも宿るもの。確かに私はこの手でGⅠを穫ることは叶わなかったけど……タクト、貴女なら私の心を継いでくれると信じてるわ」

「それで、どうするのかしら。ハートはあくまで見学。私を飾る権利があるのは貴女よ」

 

 ラモーヌの妖艶な瞳がタクトを見つめる。普段のタクトならその美しさを素直に眺めていただろう。

 

「わかりました……1時間待ってください。私が、ラモーヌ先輩の心を狩ってみせます」

「いいわ。まだ他の子もいるし、待ってあげる」

 

 しかし、今日ばかりは尊敬する先輩の名誉のために立ち向かわずにはいられない。

 タクトは一度、自分にできる限りの用意をするために一度校舎に走っていった。

 ラモーヌは何事もなかったかのように他のウマ娘からの服飾を受け取ったり着飾ったりしているが、相変わらずにべもない。

 

 そして1時間後、大半の生徒が次の授業時間になる前にそれぞれの教室に戻っていった頃、タクトは再びこのターフに戻ってきた。

 その姿にはラモーヌを飾るための服飾のたぐいはなく、お皿を1枚手のひらに乗せている。

 タクトは満面の笑みで、皿の上に乗せた料理をラモーヌに差し出した。

 

「ラモーヌ先輩、ハートさんお待たせしました……! こちら、炙った鮭になります」

「鮭……Salmon!?」

「へぇ……いったいどういうつもりかしら。あいにく、夕食には早くてよ。美味しそうだけど、いらな━━」

 

 ピクリ。拒否しようとしたラモーヌが反応する。

 

「……この魚、ターフの匂いがするわね。愛する、芝の匂い……」

「はい! コース整備の人に許可を頂いて、少しちょうだいした芝で炙りました」

「そう……私に対して、芝を燃やすなんて。ふふ、おかしなこと。━━お箸はある?」

「もちろんです! それで、食べて力をつけたら……走りましょう、このターフを」

 

 ラモーヌはタクトが作った炙った鮭を一口食べる。まるで恋人に惚れ直した乙女のように頬が染まり、うっとりとした。

 

「ラモーヌ先輩、今日は久しぶりにターフに来たはずなのにまったく走ろうとしないのが気になって……もしかして、ご飯あんまり食べれてないのかなって思ったんです。だから、芝を走りたくなるような御食事を用意したほうが良いかと思いました」

 

 タクトが料理を用意した理由を説明する。今日のラモーヌはウマ娘達に飾られてばかりであまり動こうとしなかった。

 せっかく、彼女が何より愛するターフにいるのに。

 

「小さい頃に見たラモーヌ先輩とルドルフ先輩、シービー先輩のジャパンカップ……本当に、私の憧れです。トリプルティアラとクラシック三冠が3人もぶつかり合う……そんなレースをしてみたくてトレセン学園にやってきました。

 だから、一番美しいラモーヌ先輩は走っている姿、それを見た私たちのハートに残る姿です。間違いありません」

 

 ラモーヌは無言で芝で炙った鮭を食べている。タクトの熱心な言葉がどれほど届いたかは、本人にしかわからない。

 しかし食べ終わったあと、ラモーヌは丁寧にお辞儀をしてタクトにお皿を返した。

 

「……いいわ。走りましょう。タクト、貴女と併走したいわ」

「ラモーヌ先輩……ありがとうございます! デビュー前の身ですが、頑張ります」

「Congrats.タクト! ラモーヌさんに認められるなんて、すごいじゃない!」

「はい……ハートさんのお陰です。あの言葉がなければ、この方法は思いつきませんでした」

「あら、熱心なのね」

 

 ハートとタクトがお互いを抱きしめる。まさにティアラ路線の輝きは当ウマ娘だけでなく後継に受け継がれるものという言葉を体現したようだった。

 ラモーヌも、そんな二人を見て満足そうに微笑んでいる。

 

「まだ残っている子たちも一緒に併走してよくてよ。私の愛で、包んであげる。私、不合格なんて一言も言ってないもの」

「そういえば……見せてくれとは言ってたけど合格とか不合格とは言ってなかったですね」

 

 もうほとんどのウマ娘は教室に戻ったが、まだ数人のウマ娘がいた。その中には、超×9の負けず嫌いアーモンドアイもいる。

 ハンカチでも噛みそうな勢いで悔しがっているが、ラモーヌとの併走のチャンスは逃したくないようで勢いよく走ってきた。

 

「今日は私の負けね……でも! この併走は絶対勝つから! タクト、桜花賞が終わったらまた勝負に付き合ってね!」 

「はい、アイ先輩との武者修行はいい経験になりますから。喜んで」

「お話は済んだ? 私は、いつでもよくてよ」

 

 ラモーヌは既にスタートラインに立っている。慌ててアイとタクトも並んだ。

 ハートはそれを見て、スタートを合図する役に回ってくれる。

 

「On your marks, get set……」

「タクト、貴女の先輩が言ったとおりだと貴女が言ったとおりだったわね。━━ティアラの美しさとはハートにも宿るものよ」

「Go!」

 

 デアリングハートがスタートの合図をする直前に、ラモーヌはそう呟いたのがタクトには聞こえた。

 メジロラモーヌの誰より自由に芝を愛する、見ているだけで吸い込まれそうな走りを間近で見れて、タクトは心からトレセン学園に来て良かったと思った。

 

 

 

 

 ━━その晩、久々に思う存分ターフを走って満足したメジロラモーヌはシンボリルドルフを食事に誘った。

 

「君が誘ってくれるとは珍しい。よほど気にいった生徒でもいたのかな」

「……それは貴方もでしょう、ルドルフ」

「お見通しか。雲心月性とした子がいてね。私が何を言ってもただ真っすぐに私の目だけを見つめられてしまったよ」 

「ねえ。私たち、それからシービーと一緒にジャパンカップを走ったことを覚えているかしら?」

 

 唐突な言葉に、ルドルフが一瞬固まる。ラモーヌの言葉の真意が掴みづらいのはいつものことだが、それにしてもおかしな言葉だ。何故なら。

 

「……そんな記憶はないよ。記録もない。私は君のクラシックを終えた時に引退を決めていた。全ウマ娘の幸福を実現するために。君だって、ジャパンカップは走っていないだろう?」

 

 タクトが熱く語ったラモーヌ、ルドルフ、シービーのジャパンカップ。そんなレースは、実現していないはずなのだ。夢物語に過ぎないはずだ。

 

「でも、もし実現していたらそれを見た子たちはよりレースを愛するようになったと思わない? 三冠ウマ娘3人による夢のレース」

「……でもそうはならなかった。ならなかったんだよラモーヌ。これからも……そうだな、オルフェーヴルとジェンティルドンナの対決はあったが。クラシック三冠にせよトリプルティアラにせよそれらが現役中に被ること自体が奇跡のようなものだ」

「まぁ、自分はシービーを下しておいて傲慢なこと」

 

 そう言われると、ルドルフは苦笑するしか無かった。だが、ラモーヌとルドルフにとって今日の出会いはそんな奇跡を予感させるものでもあった。

 

「とはいえ、誰かが三冠を達成したその翌年か翌々年にクラシック三冠ウマ娘とトリプルティアラウマ娘が同時に誕生したならば……そんな奇跡も、起こってしまうのかもしれないな」

 

 

 

 

 

 

 




ひこうき雲ちゃんの公式ウマ娘化をお待ちしております。
当作においてはひこうき雲大好きふわふわまっすぐなタクトと友人として登場します。
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