NARUTOの奈良家に転生トリップしたらブラコンになった。 作:柚子ゴル
「僕さ、思うんだけど君たちって凄い優秀じゃない?忍びとして。此処で殺しちゃうのは勿体無いと思うんだ。だから木の葉で雇われて働きなよ。」
僕と白がお互いに再不斬を挟み話をしている。白は自分が圧倒的不利だとわかっているからうんともいいえとも言えない状態だ。
再不斬の断りなしに事を決めるのはあまり良くはないと白は思っているようで顔を顰めている。
「やっぱり再不斬なしじゃ決められない?裏切ってしまえばいいのに。義理堅い人だね。…それとも君にとっては再不斬がそんなに大事なの?」
「裏切るだなんて僕にはそんな事ありえません。」
「そっかぁ、大事なんだねぇ。」
僕は笑顔を崩さずそう答える。なかなか返事を出さないだろうことは予想済みだった。だけどきっとこう言えば白だけでも木の葉に連れて行く事ができる。
「じゃあさ、今にも死にそうな再不斬を僕が医療忍術で救ってあげる。」
「本当ですか?!」
喜ぶ様な希望の様な顔をする白。
再不斬はこのままいけば死亡してしまう可能性は十分あるのだから。喜ばないはずが無い。けれど言い終わった後白は不安な表情をした。忍びの世界、ましてや敵同士。こんなにも都合のいい話があるはずがないのだから。忍びの世界はギブアンドテイクだ。
僕はその様子を見ながらなんてこと無い様に言う。
「うん。そのかわりに白は木の葉に連れて行くよ。よかったね。再不斬の為に行動が出来て。」
「えっ…」
僕がある提案をすれば驚いた白。
無理矢理連れて行って洗脳してもいいんだけどそれはなんだか面倒くさいからきっぱり自分の意志で来た事を確認しておく必要がある。
そもそも再不斬を爆発に巻き込んだのはこうする為だ。別に僕が再不斬に対し影真似の術をして時間を稼げはよかったのに面倒なことをしたのは全てがこのため。再不斬や白を手にいれるため。まぁもちろん下忍の為でもあったけど。
驚いた顔をしている白だがすぐに爽やかな笑顔で一言一言丁寧に答えお辞儀をした。
「再不斬さんを救ってください。よろしくお願いします。」
ーーーーーーー
その後僕は白にある術を掛けた。
暗部がよくやられるものに似ているが少しだけ違う。
白の首筋には黒いアゲハの様な模様がついている。これは約束を違えれば舌を噛み切る仕様になっている。
そして再不斬を医療忍術で治しあらかじめ用意していた輸血パックを再不斬に繋ぎ血を送っている。
再不斬は後一週間で動ける身体になるだろう。意識ももう少ししたら浮上してくるはずだ。僕は再不斬にも話したいことがあったので再不斬の顔を思い切り捻り無理矢理起こさせようとした。
今まで僕の医療忍術を驚いた顔をして見ていた白はすぐに僕の手を払い癇癪を起こした。
「何するんですか!」
「いや、起こそうと思って。」
「嗚呼、最低の目覚めだ。」
白が激怒していると下から低くく不機嫌な声を出している再不斬がいて既に目つきが悪い怖い目で僕を睨みつけていた。
「いやいや、これは再不…」
「再不斬さん大丈夫ですかっ?!どこか痛い所ありませんか?!」
僕は見事に声を被せられた。白は此方の様子を全く見ずただただ再不斬の心配をしている。
再不斬は大丈夫だと白に答えた後僕をみて警戒を表しながらお前はなんだと言ってきた。
同じ説明を何度もしなくちゃいけないなんてなんと面倒くさいんだと思いながらも説明をしてあげた。もちろん白がした約束も込みで。
暫く黙っていた再不斬だけど溜息を吐いた後白に話かける。
「それは本当か、白。」
「…はい。今まで本当にお世話になりました。この様になって申し訳ありません。僕は再不斬さんのために生きられたんでしょうか。」
声を震わせながら話す白は泣くまいとしていて自分がこの様にしてしまったのかと少しだけ心が疼いた。ま、嘘だけど。
その後沈黙していた再不斬だったけれど少しだけ怒った様な声で白に話かける。
「うるせー。お前は俺の道具だ。俺の道具がどこか別のところへ行くのなら俺の許可が必要だろーが。んなもん通るはずねーだろ。」
「再不斬さん…」
何とも感動ストーリーをやっている二人には悪いがこちらとらカカシの薬草を採るという名目でやっているのであまり時間がない。
だからさっさと本題へと持ち込もう。
「それがあり得るんですよ。再不斬さん。
白くんにはもう術を施してしまいましたので。
まぁ当然再不斬さんは怒るでしょうが…。
そこで賭けをしませんか?貴方が勝てば白くんの術はとき、僕が一つだけ願いをききましょう。ただ僕が勝てばお二人共木の葉に来ていただく。
賭けの内容は貴方方の依頼人が貴方方を裏切った場合です。
僕は裏切るに賭けます。
貴方は裏切らないに賭けます。
どうでしょうか?」
苦無をちらつかせながら言えばそれは面白そうだと再不斬はニヤついた。
交渉成立だ。
いわばこれは原作を知ってしまっている僕ただ1人の勝ちゲームで再不斬がまんまとそれに乗ってきたことを内心喜びを感じなからにこやかによろしくお願いします。と言った。
その後僕はそこを足早に去った。
辺りはもう暗くきっと怒られるだろうなと感じなから影分身に薬草を受け取りタズナの家へと向かった。白の影分身か何かはわからないが付けられている気がしたので空也にお願いし消してもらいタズナの家へと改めて向かいいざそこに着くと美味しそうな匂いがした。
僕が今日蹴破ったドアを改めてキチンと手で押し7人の視線を同時に感じながら言った。
「シカマルに会いたい。」
「そこはただいまでしょーが!」
カカシがウザい声で突っ込んできた。