NARUTOの奈良家に転生トリップしたらブラコンになった。   作:柚子ゴル

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第六話

 

ただぼーっとシカマルの写真を見つめる。無気力で力なんて全然入らない。

 

「………マサキ?大丈夫……か?」

 

はたけカカシが心配したようにこちらの顔色を伺ってきた。

それを見て僕は考えた。

元々の元凶はだぁれ?

それは……………

 

苦無を投げつけてきたはなけカカシなんじゃあない?

 

そう思うとニコリと笑いかけ顔面蒼白なカカシに近寄った。

ちなみに逃げなかった…いや逃げ出せず此方に向かって来たのは影真似の術をしているからだ。

相手の影と自分の影を繋げ相手を拘束する術。

多分正体とか諸々バレたかなと冷静に思ったけどまぁいいや。

そっとカカシの目の前に行き細々と話し始めた。

 

ーーーーーーーーーー

 

 

マサキを探し出しようやく見つけたと思い、出会い頭に苦無等を投げつける。当然の様に避け本格的にこいつは怪しいと思っているとマサキは写真をジッと見つめていた。食い入るように見つめ何故か幻術返しの印を組む。自分をジッと恐ろしい顔で見てくるのでオレは何もやってない的なことを言えばまたフリーズ。

明らかに様子がおかしい。

そもそもあの写真は一体何なんだ?

大丈夫か?と聞けば此方を見てくるマサキ。ちらっと写真が見えた。

あ…れはシカマルの寝顔…か?何故か血が着いておりそんなものをどうしてマサキが持っているのかが不思議だった。

それではまるでシカミの……。

 

ふいにマサキがニコリと笑った。

その瞬間思考回路が停止し脳が本能が此方は危ない避けろあいつを近寄らせるなと告げる。

殺気なんてものはなくただ笑顔で此方に近づいてくる。

しかし逃げ出そうにも身体が動かない。しかも逆に自分が近づいてるようにも感じる。

これは…。この術は…。影真似の術?!

驚愕の表情を自分は浮かべた。

何故…。いやシカマルの写真やこれまでの行動を考えるとマサキはシカミの可能性が高い。だからあんなにも強いのか。納得した反面カカシは焦っていた。

自分は何かシカマルに関することでやらかしてしまったのか。自分は何をしてしまった?!考えろオレ!生命の危機が今迫っている…!?

ふっと思い出すのは写真。

まさか自分が…?自分のせいでシカマルの写真に汚れを…?

 

遂には距離が1Mもない所まできた。するとシカミは何やらブツブツ話し始めた。

それを聞いたカカシは発狂した。

聞きたくない!と耳を塞ぎたいが手が動かない。目を閉じても写輪眼のおかげで何を話しているか分かってしまう。カカシはただ話の内容を黙って聞くことしか出来ない。

 

 

シカミがカカシに話していたのはイチャイチャパラダイスのオチと何故その様な感情になってしまったのか。まずこの場面はおかしい等をリアルに基づき説明を始めた。それを踏まえ次にはイチャイチャパラダイスの創作を言い始めた。イチャイチャパラダイス好きからすれば酷くあり得ない最低な内容で聞いていただけで失神してしまう程の酷さだ。

 

カカシがイチャイチャパラダイス好きなのを知っているシカミはそんなやり返しをした。肉体的苦痛は治ってしまうが精神的苦痛はなかなか治らない。だからこそやる。

 

30分間話し続けているとカカシは気を失った。どんな拷問をされてきてもなかなか気を失わないカカシがたった30分で気を失う。かなり酷な内容だったのだろう。

 

そもそも何故シカミはイチャイチャパラダイスを説明出来るほど詳しいのか…。それは彼女の術に関係がある。その件についてはまた次の機会に言うが拷問のスペシャリストすら認める素晴らしい拷問術だという。シカミはその術のお陰で医療忍者なのにも関わらずたまに拷問をする時がある程だ。

 

カカシが気を失った後にシカミは冷静に今の状況を確認する。

カカシにバレた。絶対に。

気を失う前カカシはシカミごめんなさい許してください土下座でもなんでもするのでお許しください

とブツブツと言っていた。

シカミと言ってしまってる時点でもう摘んでいる。

シカミは取り上えず隠蔽工作をすることにした。

倒れたカカシの頭に手をのせ脳を少しだけ弄る。今さっきの記憶を消し新たに記憶を塗り替える。ふと山中一族を思い浮かべるかもしれないが桁外れにこれは成功率が低いし医療忍術の超応用編で失敗すれば永遠と病院生活か最悪な場合脳がもう機能しなくなる。しかも使い勝手が悪く一人の人間に一度しか使えないしチャクラ消費量が半端ない。なのでウルトラスーパー禁術とされているがシカミはそれを容赦無くつかった。

 

まぁ多分成功した。これで大丈夫だ。

カカシが無様にも僕の罠にはまり気絶をした。という記憶に塗り替えた。

そして横たわっているカカシの腰に着いている全ての鈴をブチっと引き裂く。

ふと遠くでジリリリリリっと音がした。どうやらもう終わりの時間らしい。寝ているカカシを蹴り起こし集合場所へ急ぐ。

あんな惨いトラップしかけるなんて酷いんじゃないの?殺す気?というか鈴全部取る必要ある?と聞いてきたカカシに内心よし成功したとガッツポーズを浮かべつつ表ではえ、あんた殺すつもりで来いって言っていたじゃないすか。ありますよ。あの三人に僕と協力しなかったことを後悔させるんです。と話を合わせた。

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

集まってみると他の三人はもう集合場所についていた。

ナルトはお弁当を勝手に食べようとしていたのが暴露て丸木に括り付けられていた。

 

「え?ナルト君って縄で縛られるのが好きなの?」

 

「そんなわけないってばよ!!」

 

「はいはい、雑談は辞めにして…この演習についてだけど…。まっ!お前達はアカデミーに戻る必要もないな!」

 

その言葉に各自が様々な反応をするがナルトサスケサクラは明らかに自分は受かったものと勘違いしていた。

僕は顔を顰めた。

流れからいくと僕も不合格?鈴とったのに?チームワークも大事だけど一応誘ったし鈴もとった。なんだよこいつまたイチャイチャパラダイスについて話してやろうかな。

脳内ではそんなことを考えつつも

話は進む。

 

「じゃあさ!じゃあさ!ってことは4人とも…」

 

ナルトが喜びを表すように足をバタバタさせる。

それをうっとおしそうに見た後カカシを見ると悪意なんかないにっこりした笑顔を浮かべていた。

 

 

「…そう4人とも…忍者やめろ!!!」

 

シンと一瞬静まったがナルトが騒ぎ始める。

それをカカシが突き放すように言った。

 

「どいつもこいつも忍者になる資格のねぇガキだってことだよ。」

 

将来イタチを殺すとのたまっていた(アカデミーでは)エリートなサスケはムカついたのかカカシになんと真正面から向かっていった。

勿論カカシは容赦無く地面に叩きつけ足を頭にのせ身動きがとれないようにした。

サクラはサスケ君を踏むなんて駄目ー!っと言っている。

恋する乙女の気持ちはわからないでもない。もしもカカシがシカマルを踏んでいたら僕は後に火影に殺されてもいいから殺すよ。

 

「お前ら忍者なめてんのか。あ?!何のために班ごとチームに分けて演習やってると思ってる。」

 

いつもヘラヘラ顏のカカシがいきなり怒鳴ったのでサクラは一瞬ビクついた。けれども言っている意味がわからない。

疑問を問えばお前等はこの試験の答えをまるで理解出来ていない。この試験の合否を判断する答えだと言われる。各自答えとは…?と考える中シカミはイライラしていた。何故こんな悩むんだ。カカシはカカシで引っ張りすぎだ。無駄に長い。うざいな全く。こちらとら速くシカマルに会いたいのに。もう僕が言ってしまおう…!

 

「どう考えてもチームワークだろ。馬鹿かお前等。」

 

「……やっぱりお前気付いてたのね。」

 

カカシは呆れ顔でシカミを見た。

しかしサクラがそれに納得いかないと声をあげる。

 

「可笑しいわよ!なんで3つしかないのにチームワーク?!どう考えても仲間割れよ!」

 

「わざとだろどうせ。チームワークを優先出来るかどうかを選抜する目的ならこの仕組まれた状況下でもなお自分の利害に関係なく動けるか。それを見るためのものだとしたら納得?性格悪いよなこの試験。」

 

「なんでマサキはそこまでわかっちゃうの…。」

 

いきなり確信を言われ言おうとしてたことも奪われたカカシは焦っていた。やはりこいつは只者ではないと。

 

「それで僕はお前等を誘ったのにお前等ときたら…。」

 

ここまで来たら全て言ってしまおう。断られてムカついたし馬鹿なこいつ等には口で言わないとわからないのだろう。

 

「ナルト。お前は一人で独走するだけ!サスケ。お前は僕までもが足手まといだと決めつけ個人プレー。そして…サクラ!!」

 

最後サクラだけ大声で呼ばれ皆サクラに注目する。サクラは何故自分だけと焦った。

 

「サクラは想い人を探し助け出そうとしていた。その気持ちは痛いほどわかる。だがナルトにも目を向けてやれ。ナルトだって仲間なんだから。」

 

僕が人のことを言えないが。

もしも目の前にカカシが罠にはまっていたとしてもシカマルが危険な目にあってるかもしれないのならシカマルを助けに行くが。

サクラは感動したような少し恥ずかしいような顔をしナルトに謝った。青春だなと思ったが此処からが本題だ。

 

「そしてこの僕!かわもとマサキ!僕はちゃんと試験の意味に気付いていたし周りにも誘った。皆に気付いてほしくて誘ったのにも関わらずこいつらが爆走して仕方なく鈴を勇敢に一人で挑み見事全て手に入れた!のにも関わらずどうして僕が落ちるんだ!これこそ可笑しいだろ!」

 

目の前に奪った鈴を地面に投げ捨てた。チリんと音を立てて落ちた鈴を見てナルトサクラサスケは驚いた顔をしこいつ本当に取ったのかと心を一つにしていた。

今まで空気状態だったカカシははっとした顔になり語り始めた。

シカミまた長いだろうなと飽き飽きしたがそこに自分が落ちた理由があるのなら聞かなければと思っていた。

 

「任務は班で行う。そこで重要視されるのはチームワーク。

チームワークを乱す個人プレーは危機に落とし入れ殺すことになる。例えばだ…サクラナルト!マサキを殺せ。さもないとサスケが死ぬぞ」

 

カカシがサスケに苦無をあてる。それに驚いたナルトとサクラ。

僕を見てくるが…

 

どう考えても悪いのサスケだ。

一人で挑み見事捕まり死にそうになっている。今足手まといなのはサスケ自身ってわかってんのかな?僕がサスケのために殺されるわけないので平然とする。殺気すら出てないのに何故驚く必要があるんだ。

 

「人質を取られた挙句無理な二択を迫られ殺される。任務は命懸けの仕事ばかりだ。」

 

そう言いつつサスケから身をどけるカカシ。そういえばイタチがこの場面見てたらカカシ殺されるな。

 

その後慰霊碑の説明をし昼からもっと過酷な鈴取り合戦になると言う。ただしナルトには食べさせたら行けない。

 

「ルールを破って一人昼飯食おうとした罰だ。もし食わせたりしたらそこでそいつを失格とする。

此処では俺がルールだ。分かったな。」

 

カッコつけて去ろうとしているカカシに僕は思わず苦無を投げつけた。こいつ僕が落ちた理由言ってない!

 

「いきなり何すんの。」

 

あからさまにむすっとした顔をされたが僕の方がイラっときてる。

 

「僕が?!…僕が落ちた理由なんですか?」

 

「え?ああ、ちゃんと最後まで一生懸命誘わなかったから。まぁ積極的じゃないよねお前。それが理由?」

 

「僕は完璧道連れだな。」

 

理由を言うとカカシは去って行った。いや去ってはいないが近くの木に身を潜めてる。

僕は溜息を吐いてナルト達の方を見るとなんだか申し訳なさそうな顔をしていた。そりゃ貴方方のせいで落ちたからね。まぁここでナルトにご飯食べさせばいい話だ。

面倒臭いと思って頑張ったのに意味なかったな。

 

「あ、あの私ごめんね!マサキ。誘い断っちゃって…。」

 

「お、俺も…」

 

「…ふん。」

 

 

サクラとナルトはわかるが最後のサスケの言葉訳わからない。イタチの弟根暗で中二病で頭悪いって…最悪じゃないか。昔、会った時の方がまともだった気がする。

 

「いいよ。それよりナルトこれ速く食べろ。」

 

「「えっ?!」」

 

ナルトに弁当を差し出す。この行為だけで受かるのだから楽なものだ。縛り付けられたナルトに弁当をはいと渡されても食べれるはずがないけど。

がナルトとサクラは驚いた顔をしていたけどサスケは静かだ。

サスケは無言で弁当をじっと睨み付け半分だ…。と呟いた。

 

「半分やる。今はカカシの気配はないし午後からはもっとキツくなる。昼からは四人で鈴を取りに行く。足手まといになられちゃこっちが困るからな。」

 

それを聞いたサクラは少し戸惑ったがすぐ答えを出した。

 

「私も半分あげる。四人で…四人で鈴取りにいくわよ!!」

 

「み…皆…。でもルールが…。」

 

ナルト、ルールなんて破るためにあるようなもんだ。と言えばそれは違うと三人から否定された。

へへっと喜んでいるナルト君がいるけど僕はそれを見ながらカカシが素早く此方に向かって来てるのがわかった。

ああもう本当はやく終わらせろ。

 

 

ーーーーーーーーー

 

あの後はたけカカシが合格宣言した。皆喜んでた。

僕もこれで中忍試験に出れる訳だ。勿論僕も喜んだ。

ただ…ふとカカシが言った言葉に引っかかる。

 

「ルール等を破るやつはクズだが仲間を大切にしないやつはもっとクズだ。」

 

出会った頃のカカシとは随分考えが変わっている。そもそもあいつはあんなヘラヘラしているやつじゃなかったのに。なんだか以前僕があいつに言ったせいで変わったとか言われてるけどそれはないよな…?

カカシは甘くなった。確実に。それが悪い方へ転ぶかいい方に転ぶかわからないけど…それでも…あいつは僕が倒す。いつかシカマルが僕よりも強くなったら絶対倒す。だってあいつのせいでシカマルの写真が…

 

泣きながら家へ帰るとシカマルが居ておかえり姉貴なんでないてんだよと言ってきた。

嗚呼シカマル可愛い生のシカマルだなやっぱりシカマルLOVE可愛すぎる。泣いて居たのが嘘のように僕は笑顔でただいま!と言った。

 

ちなみにタオルはシカマルにそのまま没収されました。

 

 

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