嘆きの長橋にて…
カルロッタが調べた情報を元にルシエルが調べていると、ペニテントの吹き溜まりにて教団員が確認された事を知り、何か残骸や証拠がないかと調査をしにやって来た
「あそこか…」
ルシエルがペニテントの吹き溜まりのフィギアヘッドの祭祀場方面に視線を向け、そう呟く
「しかし…教団は何を考えてるんだ…?」
そう言う彼の手元には、ペニテントの吹き溜まりに棲みつく残像"嘆きのドレイク"に何か仕込んでいる司祭と教団員達を収めた写真があった
「考えても仕方ない、向うか………ん…何だこの匂い?」
焦げ臭い匂いを感じ、匂いの大元を知ろうと辺りを眺めると橋の彼方此方が煤や灰だらけな事に気づく
「戦闘の残骸‐と言うには大規模過ぎる……一旦、何が…?」
彼が理由を知ろうと考えていると、耳をつんざく程の鳴き声と羽ばたく音が橋へ向い近づいて来る
「…証拠そのモノが来るのかよ」
驚く彼に構わず、その音の正体でも有る嘆きのドレイクが口から全てを燃やさんとばかりの高熱の炎を吐きながら向かってくる
「…なるほど、煤と灰の正体はドレイクに焼かれた者達だったんだな」
ルシエルはそう勝手に理解しながら、ワイヤーを使い橋の端へ高速移動し、ドレイクの攻撃を回避する
回避した後、ドレイクは更にその巨体で押し潰さんとルシエル目掛けて牙を向け、突撃してくる
「早い、強いか……仲間にしたいくらいだな」
ルシエルは自身の真っ黒の翼を広げ、難なくドレイクの突撃を回避する
「Guooooooooooooo!」
ドレイクは更に叫ぶと自身の尾を振り、橋上の物を薙ぎ払う
「おーご丁寧にフィールドまで用意してくれるとはね、ならそのお誘い受けようか」
ルシエルは辺りに何も無くなった橋に足を付け、二丁拳銃を構える
「…ただ…相手の力量が分からないのは…ナンセンスだな」
ドレイクは腕を振るい進行上の物切り裂きながらルシエルに接近する
ルシエルはその近接攻撃を避けながらも、冷静に1発、2発…とドレイクの頭部を狙い攻撃する
幾ら素早く動けるドレイクも体格差が有り、より素早く動けるルシエルを捕らえる事は出来ず、段々と体力が磨り減っていく
「耐えられるか」
その言いルシエルはドレイクの腹部へ手榴弾を滑らせる
「!?」
何か危険な予感を察知したドレイクは羽ばたき、空へ避けようとするが
「逃がす訳ないだろ?」
鋼鉄すら射貫く程の火力が有るリボルバーを取り出し、一瞬の合間にドレイクの翼を奪う
「Gu……!」
避けようどするが既に遅く、翼を奪われたドレイクはそのまま手榴弾の真上に落ち、数秒も経たない内に辺りに爆音と共に爆発する
「幾ら体格がデカい怪物だろうが弱点に直接殺られちゃ防げないだろうな」
爆炎と煙が去る頃には、一つ光る像が残っていた
「よし、回収…」
自身の板型の特別なデバイスを翳すと吸い込まれる様に像が消え、辺りは再び静けさを取り戻す
「回収完りょ………」
そして当初の目的でもあるフィギアヘッドの祭祀場へ歩みを進めようとすると
凄まじい揺れと何かが壊れる音と共に橋が崩壊する
「嘘だろ…」
落ちる瓦礫を伝い、羽ばたこうとするも瓦礫が次々と前から落下する
「マズ…」
そう何か言いかけたと同時に煙の裏から落ちて来た瓦礫に頭をぶつけ橋の下へ堕ちるのだった…
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???
(痛……あぁ、そうだ…崩壊した橋の残骸に巻き込まれたんだったか…)
何とか意識を取り戻し、辺りを見回す
「ざっと見て有るのは、霧と沈没船…それと…」
ルシエルを囲う様に残像達が己の武器を構えていた
「…チッ、ジャムったか」
先程の崩壊時に詰まったのか、二丁拳銃が正常に動かない
「…まぁ…銃なんか飾りだ」
近くに有った尖った石を拾う
そして自分の腕に刺し、流血させる
「グッ………」
しかし流れた血はまるでナイフの様に鋭い牙が怪我した場所に出現する
「…第二ラウンドと行こうか?」
次々と向かってくる残像達を、まるで水を斬るかの様に次々と切断する
「遠距離か…面倒だな」
後方から矢を放つ残像に標的を変える
ルシエルは適当に腕と足を切断した残像を盾にし、遠距離タイプの残骸に接近し、切断する
盾が使えなくなったら次と、次々に敵を切断し残像達を殲滅する
「…終わり…か」
戦闘を終えると、まるで怪我などしてなかったかの様に傷口が再生し、先程まで使っていた血の牙もバラバラと塵と化し消滅する
「…しっかし……道が分かんないな…」
と迷子になったのだった…
ルシエル
・怪物じみた再生力や翼による飛翔、血を使った戦術が使える
曰く、嘆きのドレイクは後にペット要員になるとか…
どんな続きが良い?
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少し暗めの話
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明るい話
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ブラックコーヒーよりブラックな話