Re:Build ―スラム転生ハンター、旧領域の亡霊と契る 作:ロシュ
投稿が遅れて申し訳ありません。まさか結局水曜日に投稿することになるとは…
いかんせん某島の山奥で野外キャンプをしたところ、くっそ暑い中テントを設営したり、アルコール弱すぎ半分くらいアルコールアレルギーなのに酒をがぶ飲みし、夜はスズメバチ数匹に襲われ、寝苦しいテントの中漢三人で就寝し、翌朝観光で歩きまわされ脱水症状からの熱中症でダウンしてました。
ちまみに3日たったのにいまだに頭痛します。OS1もっと頂戴!!
そして熱中症でくっそ調子悪い中運転したら社有車で事故るわ…などほんと悲惨な目にあいました。
まぁそんな中で書いた話です。また今回の話も人を選びそうな展開になってますが、もともとこんな話を書きたかったので書いたので後悔はしてません。
低評価やお気に入り登録や閲覧数の減少が目に見えたら凹みますが…まぁ自己満ですから!二次創作だから多めに見てください!!
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。またアルコールの強要、多飲、宴席での破廉恥な行為等についてもそれらを推奨する意図はありません。お酒は20歳になってから!!
あれからアキラは未発見の遺跡から収集した遺物の売却を続けていたそんなある日のこと。アキラの端末にキバヤシからの着信があった。
『アキラ、キバヤシから連絡よ』
『メッセージじゃないってことは急ぎの案件か?』
『そうかもしれないし、そうじゃないかもしれないけど。ひとまず聞いてみたら?』
「そうだな……」
アキラは電話をつなげた。
「もしもしアキラです」
「……もしもし、アキラです」
『おい! アキラ! 元気に無茶無謀してるか!』
「してねぇよ」
『嘘つけ! このペースで遺物納品してる奴がどこにいる! 未発見の遺跡でも掘り当てたか!?』
「そそそ、そんなわけないだろ!」
『お前のややこしいとこは、冗談なのか図星なのかわからんとこだ』
「照れるなぁ」
『褒めてねぇよ。で、まだ遺物あるんだろ?』
「トレーラー5台分くらいかな──ー」
『……お前隠す気あるのか?』
「そそそそ、そんなわけn」
『わかった。そういうことにしてやる。まとめて売ると怪しまれる、だから小出しにしてるんだろう? 逆に怪しいわ。俺が窓口になる。全部まとめて納品しろ』
「助かる」
『ただし! その代わり面白い土産話を聞かせろ。無茶無謀でも可!』
「禁則事項です」
アキラは大きなため息をつき、肩を竦めるしかなかった。
『案外バレるの早かったわね。どうするの? キバヤシ経由で売るの?』
『まぁ渡りに船だ。在庫の半分くらい纏めて売るか、ハンターランク5くらい上がる……よな?』
『少なくともカツラギの見積もりでは24億くらいだし、ハンターオフィス経由だとハンターランクは5くらい上がりそうな気がするわね』
『ハンターランク上がった方が装備もいいの買えるし、アルファとしてもそっちの方が都合がいいいだろ?』
『ええもちろん。願ったりかなったりよ』
『なら、そういうことで』
その後アキラは二つあるうちの一つの倉庫の在庫をすべて売却することに決め、キバヤシを倉庫に案内し売却契約を行った。
「ははーん、こりゃあれか。未発見の遺跡見つけやがったな?」
「残念だがもう遺跡はバレてるから未発見の遺跡じゃないぞー。まぁキバヤシを信頼して連れてきたんだ、オフレコで頼むぞ」
「そりゃもちろん! 何よりこれを売った金でせいぜいよりデカい無理無茶無謀をやらかしてくれ!!」
「ん──ー、できたらやるわ」
「おう、俺もアキラを信頼してるぞ!」
そしてキバヤシが後日連れてきた直属のハンターオフィスの従業員を引き連れて倉庫一つ分の遺物を売却した。
その額約20億オーラム。
都市公式の帳簿には“適正査定”として処理され、外部に額が漏れることはない。だがアキラの懐にはすでに今回の一件で27億オーラムが転がり込み、笑うしかない状況になっていた。
今回の売り上げは約27億オーラム。がっつり稼がせてもらった。
金の使い道はいくつも浮かぶ。徒党のリフォームや警備増員、あるいは横の土地を買い取って別宅を建て、そこを拠点兼シェリルの家にする案もある。どちらにせよ、防衛力を上げるのは必須だ。あとは人材も足りない。
某盾の勇者様みたく、奴隷を飼って育てて……でもいいんだが奴隷を買うくらいならそこらへんのスラムの孤児をさらってきた方が安く済む。
とはいえ欲しいのは凡百な奴隷ではなく、それなりに事務ができたり、武力に秀でたるする人材が欲しいのだ。
うちの徒党を大きくするにしても管理者がいないとまともに組織は機能しない。悩ましい限りだ。
どっかに元ハンターくずれとか、大企業から左遷されてお先真っ暗になったスラム落ちのおっさんとかいないかな……
それと中位区画のお嬢様でそれなりの教養がある可愛い子とかな!! レイナかな?
「まぁ、しばらくは金に困らねぇな……」
一瞬休んでもいいかと考えるが、結局は装備投資に傾く。力がなければ何も救えないし、稼ぎ続けるしかないのだ。
実際ゴールデンウィークで5日間くらい休んじゃうとマジで辞めたくなるからな(実体験)
なお、ニートになれば働きたくなるなる模様である(これも実体験)
とはいえハスクラみたいな生活してるんだし、自衛のためにも結局は稼いでいい装備を揃えなければならない。
力のないものには何も救えないのだ。まぁ力だけじゃ救えないのも事実だが。
まぁそれはそれとして。武器を新調する事に決めた。
とりあえず買うものとして、アサルトライフルとスナイパーはマストだ。
ショットガンを買うか迷ったが、結局使い道が限られる事とシャットガンの有効距離なら最早殴った方が早い説もあるので辞めた。
『それで何を買うの? このSSB複合銃とかはどう? 狙撃銃としてもアサルトライフルとしてもミニガンとしても使える優れものよ? お値段1億オーラム』
『高いわ!』
『このA4WM自動擲弾銃もいいわね。擲弾を連続発射する大型銃で、拡張パーツを付ける事で小型のミサイルランチャー化できるわ。SSBとA4WMフルカスタムで2億ぽっきりよ。あら安いわね』
『高いわ! 2億の資産で複利7%で投資したらセミFIREできるぞ!?』
『あら、アキラにはこれからもいっぱい稼いでもらって強くなってもらわないと困るわーああ残念、残念だわーまさかアキラが契約を破るなんて──』
『なんかすっごい明け透けになったな』
『あら、アキラが前にこういうのが大好き! 愛してる! って言ってたからこういう対応にしてるのに』
『うっそだろ俺そんなこと言ってたのか? てかボケ担当は俺だろ、なんでアルファがボケ担当してるんだよ』
『あら、お嫌い?』
『大好きです』
と漫才をしつつもアキラが悩んだ末に選んだのはA4WM自動擲弾銃のセミカスタム(小型ミサイル拡張パーツ付き)7000万オーラム。
複合銃とも悩んだがしばらくはそれぞれの武器の扱いを高めたいというアキラの考えと、まだ一億越えの武器を変えるほど自身は強くない、扱うことができないんじゃないかという不安の現れだった。
アルファのサポートがあれば扱うことはできるだろうが、そもそも複合銃の反動や機能的に今以上の強化服が必要になるため辞めた。
そしてアサルトライフルはAHH突撃銃とA2D突撃銃のハイエンドモデルに近い
規格はAHH突撃銃と同様の弾を打てるし、さらに軽量化されているのにいままでの銃より固く限定的であるが力場装甲を貼れる優れものだ。
イメージで言うとエーペックスのジブラルタルのガンシールドの広いバージョンに近い。
耐久性は通常の力場装甲アーマーとかより遥かに下振れるが、オンオフ機能がありなおかつ携帯しやすいし、脳死凸できるのならまぁいいだろう。ちなみにAHH愛好家が作ったトンデモ武器の一つらしい。
噂だと対滅弾を打てるAHH銃もあるらしい……まず武器が消滅しそう。
お値段4000万オーラム。まぁ高い
あとはスナイパーだが名称:
CWH対物狙撃銃の後継機の一つで反応炉式の高圧エネルギー弾を使用するエネルギー武器だ。一応実弾も打てる。
弾速は既存のCWHを凌駕し、近距離なら力場装甲を理論上飽和破壊可能とのことだ。スコープは多層ホログラム式で、アルファの補助を受ければ1,500m超の射撃精度を確保できるが……そんな超々遠距離射撃をやる予定はない。
重量は従来より軽量化されており、強化服を着込めば単独携行も可能で値段は1億オーラム超、BSS突撃銃たちと並ぶ高額兵器。
「BSSで突っ込んで、WSBで撃ち抜く……これで大抵はどうにかなるはずだ。……てか結局複合銃より高い買い物してるな……まぁいいか」
そう呟いたアキラは、新兵装の冷たい質感に指を滑らせ、僅かに口元を緩めた。
強化服も力場装甲が付いてる奴が欲しかったが、まぁ高い。
いや、買える値段ではあるんだが今の強化服で割と満足気だし壊れてから買うか……もしくは古竜みたいなクソ強モンスターと戦う事になれば買おうと思う。まぁミラボレアスみたいなやつが相手なら人生終わるナリ。あああああああああ
まぁともあれ利確が済み、ある程度の余裕が出たのは事実な訳で。
今までの2週間近くのぶっ通し探索で疲れ果てた徒党のみんなと、あとは手伝ってくれた知人のハンターを呼んで打ち上げをする事に決めた。
とはいえ打ち上げとなると真っ先に思い浮かんだのが居酒屋での飲みなのだが、いかんせんうちの子供達の半分以上を食べさせれる立食会や会場、居酒屋の確保が困難だった。
なにせ俺たちの徒党はスラムのガキの集まりなのだ。
金を出してもスラムの子供に会場と料理を振る舞おうとする料亭はなかったのだ。
で、次に思い浮かんだのが、これである。
「よーしでは、お疲れ様!」
アキラが乾杯の音頭を取る。目の前には徒党の広場に集まる様々な面々がアキラの瞳に写る。
広場の子供達や今回の遺跡探索参加したハンター、そしてカツラギとその同業者達が各々飲み物を片手にアキラを見返す。
「今回の依頼は大成功だった! 俺の呼びかけに返してくれてありがとう!」
各々が笑みを浮かべる。それぞれが利益を、儲けを得てホクホク顔だった。
「さて、口上はここまでだ! 俺が用意した肉と野菜をたんまり食ってくれ! では! 乾杯!!」
「「「乾杯!!!」」」
アキラが選んだ打ち上げは
とはいえこの世界に焼肉という概念はあっても、空の下で行うバーベキューは存在していなかった。
夏場の日本だと炎天下の中でバーベキューをすると熱中症のリスクが跳ね上がるが、この世界は日本ほど湿気もなく暮らしやすいため、空の下でもバーベキューを開催できるものアキラは踏んだ。
それぞれの6〜10人くらいのメンバーがそれぞれグリルを囲い、好きなように肉を焼いていく。
もちろん生で食えば腹を痛めるので焼いて食えと伝えている、治療費も出さないとも加えて。
今回アキラはクガマヤマビルの近くにある精肉店や八百屋に立ち寄り、100万円分くらいの肉と食材を購入した。
この世界で合成食材ではない生肉はかなり希少であり、このスラムに住む孤児や大人達が食べれる機会がないであろう高級食材をアキラは選んだ。
「アキラさん! こんな食っていいのか!?」
「ああ、しっかり食え! おかわりもいいぞ! 今までの分しっかり食え!」
なお、流石にこの状況で毒ガス訓練を始めるほどアキラは非道ではなかった。
このアキラの徒党から肉の焼けるいい匂いが充満する。
アキラにとっては特に珍しいものではなかったが、エレナ達も美味しいと絶賛しているぐらいなのでやはり高い肉を選んでよかったと思った。
なお、レイナお嬢は「まぁ食えない程じゃないわね」みたいな反応をしているので後で虐めてやろうか……とも思ったが保護者が怖いので一旦置いておく。
徒党からの焼肉の匂いがやがてスラムに流れて、スラムの人々がどんどんアキラ達の徒党に近づいてくる。だが門番が門を閉めており、アキラの徒党関係者しか参加できないようにしている。
『効果絶大ね。匂いに釣られて色んな人が羨ましそうに見てるわ』
『ああ、150万くらい使ったけど、
『この徒党は裕福だ、だから入りたい。そんな人が競争しだして、優秀な人だけが徒党に入れる。優秀な人材をスラムから拾い上げるいい手腕ね』
そう、このバーベキューの裏事情はアキラ達の徒党の宣伝でもあった。
今までは目立たないようにドランカムの徒党に紛れたり、ひっそりと運営していたが、今回20億ほどの資産を手に入る事ができたため、徒党の規模をより大きくする事を決めた。
したがって優秀な人材が足りていないこの徒党に、優秀なヤツを雇用、拾い上げる最初の手段として豪遊と羨望の目を稼ぐ事にした。
人は何かに飢えている。スラムの人間はより飢えている。
ただの子供でも、ハンター崩れでも、事業に失敗してスラム落ちした人でも幾らでも人材はいる。
だからアキラはそのスラムに噂を、そして裕福な徒党であるという事実を広げる事に決めたのだ。
徒党でのバーベキューが終わり、飲み足りない、食べたりない連中が集まって二次会へと繰り出した。メンバーはアキラ、エレナ、サラ、シカラベ、カツラギ。酒場の隅の席を陣取り、再び乾杯の声が響く。
「いやだから俺は酒苦手なんだって。俺、未成年だぞ?」
「まぁそうだよな。じゃあ水でも飲め」
シカラベが気軽に差し出したグラスを受け取り、アキラは一口飲もうとして眉をひそめた。
「……なんかこれ、水にしては匂いが怪しいな」
テーブルに転がっていたライターで試しに火をつける。──ぼっと青白い炎が立ち上がった。
「……どうしてこの水、火がつくんですかね」
サラが肩をすくめる。「可燃性なんじゃない?」
エレナは涼しい顔で言った。「色はちゃんと水なんだから気にしなくていいわよ」
「貴女方は飲み物を色でしか識別できないんですか!?」
アキラの叫びに一同は爆笑し、結局アキラも流されて杯を重ねた。
酒が進むと場はぐだぐだになり、カツラギがテーブル越しにアキラへ身を乗り出す。
「で、在庫の件だが……ウチ経由でちょっとずつ流すって話、忘れてねぇよな?」
「……へべれけだけど、忘れてねぇよ。ちゃんと流す。お前んとこで随時な」
「よし、それでいい」
口約束は酔いの中で交わされた。アキラの舌は回らず、サラの笑い声とシカラベの苦笑、エレナのため息が混じり合い、夜は更けていった。
二次会も終盤、アキラの顔はすでに真っ赤だった。テーブルの上には空いたグラスと皿が山のように積み上がり、笑い声とため息が交互に飛び交っている。
「アキラ、もう飲めないんじゃない?」
「いやおらはまだいける! おねぇさんてきーらついか!! れぺぜん〇きゅうはせかいいち──ー!!」
「あははははははっは、じゃあわらしもつきあうわあああああ」
サラが隣に腰を寄せ、二人で盃を合わせた。シカラベとカツラギは呆れたように見ていたが止めはしなかった。エレナは冷めた視線を送りつつ、何も言わずに先に席を立った。
その後、気づけば二人は街外れの小さな酒場に流れ込み、酔っ払い同士でくだを巻き続けていた。バカみたいな話題で盛り上がり、笑い転げ、互いの肩を抱いてはまた注いで飲む。気がつけば、夜の街をふらつきながら歩いていた。
「うええええ、ゲロ吐きそう……やっぱ酒なんてガキが飲むもんじゃないって──ー」
「でもお酒が──ー?」
「「やめられな──ーオロロロロロロロ」」
千鳥足の二人は盛大に路上で吐いた。
「うーん、あたまいたい。しんどい」
「ほんとそれ──ーあははは一回やすんでいこ──ー」
「おい、ここ……ホテルじゃねぇか……」
「いいじゃない。ヤルわけじゃないんだし、休んでいこ────」
「……まぁ、ちょっと寝て帰るだけ……うぅぅあたまいたい」
ベッドに倒れ込んだのは、いつの間にか二人同時だった。アルコールに溶けた理性はまともに働かず、抗う間もなく互いを求め合ってしまった。
──翌朝、カーテンの隙間から差し込む光の中で、アキラは目を覚ました。隣には一糸まとわぬ生まれたての姿で寝息を立てるサラ。
額に冷や汗が滲み、頭の中で警鐘が鳴る。
「あああああああああああああああ……やっちまったぁぁあああああああ」
なお嵌められたのはアキラであり、ハメたのもアキラである。
喉の奥で小さく呟く。誰にも言うまい、黙っておこう。シェリルにだけは──絶対に。
後ろでにやにやしているアルファを見えないふりをして、二日酔いで痛む体と頭でもうろうとしながらもアキラは後悔と悩み続ける。
だが、そんな決意がいかに脆いかは、このときのアキラはまだ知らなかった。
サラ「zzzz」お肌ツヤツヤ
アキラ(顔真っ青)
読了感謝です。
はい!こいつヤリました!!!
ということでおねしょた?サラ回でした。
いやちゃうんすよ。
原作でもそうなんですけど、それなりの実力があるハンターだと容姿も整ってるじゃないですか!シャロルみたいに!
で、子供ですで大人びてるのに子供らしさもあるアキラみたいな有能な少年ハンターを食いたくなる、そんなお姉様ハンターがいてもおかしくないと思うんですよ!!
というわけで次回 修羅場です。お楽しみに!!