Re:Build ―スラム転生ハンター、旧領域の亡霊と契る   作:ロシュ

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そ感想、評価、お気に入り登録も感謝です。

三連休でしたがいかがお過ごしでしょうか。私は祝日なんて関係ない職業なので普通に出勤ですし、明日も出勤なので投稿終わればベットにインします。


さてようやく無限キサラギ*ヨノヅカ駅編が終了しました。書いてやっぱ思うんですけど、本編の内容あやふやにしか覚えてないから。マジで展開が困ります。ケインの狙いってなんだっけなーとwiki見ても(これ以外にあった気がすんだよなぁ…)となり、読み返す時間もないので諦めました。


マジで一週間くらい休載して読みなおしたいけど、なんやかんや言って読み直さない気がします。


最終決戦で今までの仲間が駆け付ける展開結構好きだよね

 

 

 

 

 

 地上に出た途端、全員の肩から力が抜けた。横転していたドランカム車両を起こして稼働確認、使える物資だけ引き出して、あとは救援待ち。

 地下でろくに眠れていない者から順に交代で休む。……はずだったが、カツヤだけは一人で外周を歩いていた。手を動かしていないと、胸の奥で黒いものが膨らむからだ。

 

 ユミナとアイリがこちらへ歩いてくるのが見えた。カツヤは大袈裟に手を振る。「問題なし」を示すための演技だ。二人の表情がわずかに緩む。そこで、足裏がかすかに揺れた。

「……ん?」と思う間もなく、ユミナとアイリの足元が広く砕け落ちた。砂煙とともに地面が沈み、暗い口が広がる。

「ユミナ! アイリ!」

 

 カツヤは反射的に駆け出しかけ——足が止まった。背骨に氷の手が這い上がる。脳のどこか、理屈だけで動く何かが囁く。

(二人が落ちる。助からない。だから今は自分だけでも逃——)

「ふざけるな」

 喉の奥で音にならない声が漏れ、跳んだ。世界が白く遅くなる。背後で「逃げろ」と騒ぐ声は、もう聞こえない。——そんな力はいらない。選ぶのは俺だ。

 

 *

 

 離れた場所でアキラも揺れを感じ、周囲を見回した。

「地震か?」

『遺跡の北側で構造が破断して、地上も一部崩落したみたいね』

『へー、旧世界の地下施設とかなら頑丈だろ? なんでそうなった?』

『耐久性の限界というやつね。モンスターと警備機械の大規模交戦で持たなかったの。——ちなみにユミナたちが落下したわ。それとカツヤも飛び込んでるわ自力での生還は無理でしょうね』

 胸が冷える。アキラは走り出していた。

 

 

 

 崩落現場は、吹き抜けのように大きく口を開けていた。下ではモンスターの群れが波打ち、瓦礫の隙間からも這い出してくる。警備機械も混じり、全体がぐちゃぐちゃに掻き乱されている。

「どうする、どうする、どうする……! 俺一人じゃ捌ききれるか分かんねぇ、手が足りない!」

 喉まで上がってくる焦りを噛み潰し、アキラは歯を剥く。

「——そうだ」

 

 *

 

 下は地獄だった。崩落は群れを呑み込んだが、生き残った強い個体が瓦礫から這い出し、さらに周縁からも流れ込む。

 ユミナとアイリは携行ミニガンで圧を削り、カツヤは重装に大型銃。三人で互いの死角を食い合いながら、ただ数を減らす。

「多い! まだ来るのか!」

「愚痴る前に撃ちなさい!」

「救援要請は出した! 時間を稼ぐ!」

 

 

 だが有限の弾は減り続け、先にユミナの弾が尽き、続けてアイリも空になる。二人はミニガンを背負い、拳を握った。

「大丈夫。行けるはず、もちろん死なないために抵抗するわ、拳で!!」

「ん、私も最後まで足掻く」

 それでも笑っていた。カツヤも笑っていた。仲間のために命を懸けられる自分を、取り戻せた気がしたからだ。

 

 

 

 

 奇怪な獣が大きく回り込んで突っ込んでくる。二人が決死の構えを取った、その瞬間——

 上から雨のような射撃が降った。獣の頭が砕け、周囲に榴散が咲く。怒号がこだました。

「いたぞ!」

「カツヤを助けるぞ!!」

「ワイヤー持ってこい! 急げ! 」

 

 上に、ドランカム若手たちの列ができている。遮蔽の隙間から射撃、順にロープを出し、引き上げの準備を始める。

 

 

(戦いは数だよカツヤ! お前が残してきた轍が、今ここに繋がってる。最高に胸熱だろ? みんな大好きありきたりな少年漫画のシーンみたいだけどよ。やっぱいっちゃんこういうのが刺さるんだよオタクには!!)

 

 

 

 アキラはカツヤの背を見ながら、無意識に奥歯を噛み締めた。   

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 アキラは瞬時に悟った。

 自分の力だけでは、穴に落ちたカツヤたちを救えない。

 敵の数は膨大で、手も足もいくらあっても足りない。ワイヤーガンがあっても、一度に引き上げられるのは一人が限界。仲間を支え合いながら全員を救うなんて、到底無理だった。

 

『アルファ! ドランカムの若手はどこだ!』

『シカラベと一緒に少し後方に固まっているわ……どうする気?』

『決まってんだろ、人手が足りないなら、人手を借りればいい!!!』

 

 

 

 

 アキラは息を荒げながら、ドランカムの若手たちの前に立った。彼らは崩落の揺れに驚き、何が起きたのかと互いに顔を見合わせてざわついていた。

 

 

「お前ら、聞け!」

 怒鳴り声に、ざわめきが一瞬止まる。

「地盤が崩れて……カツヤとユミナ、アイリが落ちた! 下はモンスターだらけだ! このままじゃ全員食い潰される!」

 

 一同の表情が凍りつく。

「なっ……カツヤさんが落ちた!?」

「嘘だろ……!」

「下って……もう死んでるんじゃ……」

 恐怖と混乱が広がり、声がざわざわと重なる。

 

 

 アキラはそのざわめきを力でねじ伏せた。

「黙れ!」

 怒声に若手たちが一斉に顔を向ける。アキラの眼は真っ直ぐに燃えていた。

 

 

「カツヤはまだ戦ってる! あいつ一人で仲間を守ろうとしてる! だがあの数はさばききれねぇ! だからお前らの力が必要なんだ!」

「俺ひとりじゃ全員を引き上げられない! けど、お前らがロープを下げれば救える! 銃を撃ち下ろせば援護できる! 今やらなきゃ、カツヤも、ユミナも、アイリも死ぬ!」

 

 いまだ心あらずな若手たちにアキラが決定的な声を放つ

「お前ら、カツヤに守られてばっかでいいのか」

 数人が目を伏せ、数人が顔を上げる。

「お前らカツヤのなんだ! 仲間だろうが!! 仲間が困ってんなら手を貸せよ!!」

 

 その必死の言葉に、若手たちは息を呑む。

 恐怖が消えたわけではない。だが、胸の奥に宿っていた「守られてばかりの自分」という悔しさが刺激される。

 

 

「……カツヤさんを助ける……」

「そうだ、俺たちが今度は守る番だ!」

「よっしゃ、行くぞ!」

「俺はロープ、持ってくる!!」

 

 決意の声が次々に上がる。顔に浮かんだ怯えは消え、緊張と覚悟が残った。

 

 アキラは短く頷き、鋭い声で叫ぶ。

「全員準備しろ! 俺たちの愛しいカツヤのために! 行くぞ──!」

 

「「「おおおおおっ!!!」」」

 

 瓦礫の上に響いた雄叫びは、絶望を打ち消すかのように力強く広がっていった。

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 

 アキラは自嘲気味に笑い、ロープの一つを掴んで滑り降りた。

「どうしたカツヤ! また俺の助けが必要か!? そんなんで守りたいモン守れんのか!!」

「お前に、言われなくても!!!」

 

 

 

 

 アキラは着地と同時に短連射で間合いを空け、アイリに自分のサイドアームを渡した。

「弾切れだろ! 代わりに使え!」

「助かる!」

 ユミナには予備マガジンを投げる。

「ありがとアキラ! これでまだ戦える!!」

「とはいえ今回も撤退戦が目的だ! レディーファーストだ、ユミナ、アイリ——先に上に上がれ! 引き上げは上の連中が回す! カツヤもそれでいいな!?」

 三人が同時にうなづく

 

 

 

 四本腕の重装強化服が隣に落ちてきた。肩の発射管が咆哮し、両手のオートキャノンが唸る。

 

「私も手伝おう」

「助かりますネルゴさん!!」

 

 名はネルゴ。さっき声を掛けてきてくれたハンターだ。

猫の手も借りたい一心で手を貸してもらうことにした。ネルゴは四本の腕でただひたすらに四門の銃で正面を抉じ開ける。

 

 

 

 

 上から垂れたロープが揺れる。まずユミナ、次にアイリが固定具をかけて引き上げられる。その間、下の火線はアキラとカツヤ、そしてネルゴが受け持った。

 

 

 

 

 

 上からの援護射撃が薄い雨に変わった瞬間、戦場がひとつ呼吸を置いた。

 アキラはその隙を逃さず、右の群れに短連射を刻む。圧だけを剥がす弾道だ。

左前には装甲厚めの個体——本来なら後回し。アルファのマーカーもそう示す。

 

 

(優先は右—)

 その左前が、先に崩れた。横殴りの濃密な斉射が装甲を割り、節を貫いて沈める。アキラは目だけで振り返る。

(……被ったんじゃない。合わせてきたのかコイツ(カツヤ)

 

 

 

 以降、合図は要らなかった。

 アキラが弱い方を叩くと、カツヤが強い方を抑える。

 

 

 アキラが角待ちで間を取ると、カツヤが跳躍で高所を刈る。お互いの位置、武装の威力・射程、散弾・専用弾の特性——全部込みで最適解が噛み合い、無駄弾ゼロの弾幕が群れを食い破っていく。

 

 

 

『何なんだこいつ!? カツヤさんやっぱすげぇな!! こいつ素でこれか?! アルファみたいなサポートなしでここまで人は強くなれるのか!』

 

 思わず心の内で漏れたアキラに、アルファが素っ気なく笑う。

『その“凄い人”に、軽い口を吐く人を私はしってるんだけどねー』

 

『誰だろうなそんなバカは!! さて、この際だ、カツヤに合わせる! ネルゴさんは一人で大丈夫そうだしな!』

『ええ、それじゃ、二人連携を最適解に切り替えて支援していくわ』

 

 

 

 

 視界の端に優先撃破の微小マーカーが増え、個人としての最適がペアとしての最適へと滑り替わる。……が、驚くべきはそこからだ。

(こっちの切り替えに、目配せなしでついてくる……! きっしょいな!)

 

 

 カツヤは敵の兆しを拾う速さも、射撃の正確さも、全体の動きに合わせて標的選択を即時更新する判断も、気味が悪いほど精密だった。

 

 アキラが前方の硬い個体を後回しにして全体効率を優先しても、空いた穴を完璧に埋めて落としてくる。

 頭上から落ちてくる跳躍個体も、効率面で「ここはカツヤが落とす」と出れば合図なく撃ち落とす。

(素で、これか……! 俺は自分のことを天才だとは思ってないけどよ、この才能の差はあんまりじゃねぇか!?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方のカツヤも、眉間にしわが寄っていた。

(アキラが強いってのはわかってた! けどここまでかよ!!)

 

 すれ違いざま、ぽつりと漏らす。

「——いい腕と装備だな! シェリルにでも買ってもらったか!?」

「馬鹿言え! これは俺の金で買ったんだ!」

 

 “良い装備だな”は皮肉にもなり得る。なのに、胸を張って肯定する態度。本当に強い奴は、装備の力も当然の戦力として受け入れる——カツヤは自分の未熟を一つ、背中で指摘された気がした。

 

 

 

 

 

 

 アキラは群れを削りながら、四本腕の重装に目を向けた。

 

「ネルゴさん! 先に上いっちゃってください! 一気に戻ります!」

「了解」

 

 低い合成音が返る。

 

 ネルゴは一対の腕でロープを掴み、残る二門は下方に向けたままパワーアセンダーを起動。歯車の唸りとともに重量をものともせず一気に上がる。

 縁に達するとアンカーを二点打ち、体を返して即座に四門で下へ火の雨を降らせた。

 

 

 

 

 

「上方OK! カツヤ先に行け! 俺は自前のワイヤーで戻る!」

 

「分かった!」

 カツヤがロープに飛びつく。上ではドランカム若手が「カツヤだ! 引け!」と声を合わせ、手袋を白くしながら一気に巻き上げる。

 上縁ではネルゴが固定火点となって通路口を面で潰し、上からの弾幕が崩落孔の中を押さえ込んだ。

 

 

(——今だ)

 

 

 アキラは以前買って使ってなかった旧世界製チャフスモークを二つとも贅沢に使い、無色の霧を膨らませる。

 

 視界とセンサーが滑った瞬間、自前のワイヤーを射出し、壁を蹴って一気に縁へ。上ではネルゴと若手が交差射撃で退路を保持していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 手が、声が、力が、上へ上へと繋がっていく。そうして霧の中から勢いよくアキラが逃げ出してきた。

 

 

 アキラとカツヤは並んで起き上がる。肩越しに視線だけ交わし、短く頷いた。

(……コイツ、やべぇ)

(……こいつ、やべぇ)

 二人の胸の内で、同じ言葉が、同じ温度で反響する。

 

 

 

「あ────疲れた。今日だけでこんな疲れるもんかね……」

『お疲れ様アキラ』

『おう』

 

 アキラの目線の先にはいまだ少し表情が暗いが、仲間たちに囲まれ安否を確認されているカツヤの姿だった。

 

(これで、主人公を助けるモブくらいには成れたかな?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 崩落孔の縁に、ワイヤーの束が山になっている。若手たちの手袋は砂で真っ白だ。ネルゴは無言で排莢を払い、四本の腕で武器を収めた。

 ユミナとアイリがカツヤの腕を取る。

「もう、勝手しないで」

「……悪かった」

 

 

 

 

 そのやり取りを見届け、アキラは腰の空になった投擲ケースをぽんと叩いた。

「高い買い物だったけど。まぁラブコメが特等席で見れたんだ。——元は取れたろ」

 

 なおそれはそれとして、今回の度重なるカツヤ救出作戦でどれくらいドランカムから巻き上げようかと内心ほくそ笑むアキラだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうして、奈落の穴から抜け出したカツヤたちを祝福するかのように。

 ヨノズカ駅の風が、砂煙と焦げの匂いを払い始めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 事務派閥の事務所は、昼を過ぎても緊張した空気に包まれていた。

 若手をまとめるミズハの声が、受話器越しに苛立ちを滲ませる。

 

「言わせてもらうわよ、ヴィオラ。今回の件はあまりに犠牲が多すぎる。あなたの情報が原因でしょ?」

 

 対するヴィオラは、退屈そうに椅子に身を預け、足を組んだ。指先で受話器をくるくる回しながら、あえて気の抜けた口調で返す。

 

「そう言われてもねえ、ミズハさん。実際に未発見の遺跡はあった。私の情報は正しかった。それは事実でしょう?」

 

「正しかった? 成果が出ていればまだしも、あの惨状を見て言えるの?」

 

「成果を独占しようとして失敗した。それだけの話よ」

 ヴィオラは小さく笑った。

「そもそもA班だけじゃなく、B班の子たちも投入してれば、もう少し被害は減ったかもしれないわね? 古参の協力を仰いでいれば、遺跡を完全に押さえられたかもしれない。あなたが采配を誤った結果でしょう?」

 

 ミズハは言葉を詰まらせる。だがヴィオラは畳みかけるように続けた。

 

「他にもやりようはいくらでもあった。その上で責任を私に押し付けるのは筋違い。私は情報屋よ。精度には責任を持つけど、その先はあなたたちの領分でしょう? 悪いけど、私は責任なんて取らないわ。じゃあね」

 

 軽快にそう告げると、ヴィオラは一方的に通話を切った。

 

 

 

 

 カチリ、と音が響いた後、事務所には彼女のくぐもった笑いだけが残った。

 

「……私の情報だけじゃ、あそこまで燃え広がるはずなかったんだけどね。ごめんなさい、ってところかしら」

 

 唇に指を当て、悪戯っぽく目を細める。

 彼女が流したのは、ドランカムがヨノズカ駅の出入口を独占する危険と、その阻止方法。

 それだけのはずだった。

 

 だが、結果は予想以上の規模の混乱と死。

 多数のハンターが巻き込まれ、モンスターの大群が生まれた。

 

「やっぱり未発見の遺跡って、不確定要素が多すぎるのね。情報操作だけじゃ、面白い方向に転がすのは難しいか」

 

 肩を竦めつつも、楽しそうに笑う。

 失敗を悔いる様子は微塵もなく、むしろ次の遊びを探す子供のように目が輝いていた。

 

 そして、机に肘をつき、にやりと笑みを深める。

 

 

「でも……燃えすぎた原因、あれは“あの子”かしらね。ふふ。以前ちょっと邪魔してきたアキラ。彼がいたおかげで、私の火種が想定以上に大きく燃え上がった……? やっぱり面白い子」

 

 自分の仕掛けが意図せず膨れ上がったことすら、ヴィオラにとっては新しい娯楽の種だった。

 その表情は、獲物を見つけた猫のように、どこまでも楽しげだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ドランカムの仮設拠点の片隅。

 四本腕の重装強化服を整備するふりをしながら、ネルゴは黙って思索を巡らせていた。

 

 ──潜入自体は予定通りだ。

 もともとドランカムは、彼の所属する組織にとって格好の標的だった。

 貧困層を囲い込み、数だけは揃えるが、内部は派閥争いと利権の奪い合いでガタガタ。そこへ入り込み、仲間を装って「同志」を増やすのは難しくない。

 

 プロパガンダを撒き、組織の理念を吹き込む。

 いずれは彼らを取り込み、大きな駒として利用する。

 そのための「ネルゴ」という仮面。

 

 だが──それだけでは終わらない。

 

 

 ネルゴ、いやかつて「ケイン」と呼ばれていた男は、脳裏に浮かぶ一人の影に唇を歪めた。

 

(ある男から渡された情報……あれを知った時点で、本来なら計画を修正すべきだった。だが逆に確信した。私はここに潜らなければならない、と)

 

 情報の中に記されていたのは、一人のハンターの存在。

 異常なまでの急成長、常識を覆す戦闘力。

 ケイン時代に戦場で何度も名前を聞かされたその男──アキラ。

 

 

 

(そして、カツヤ。君もだ。才能だけなら私でも目を疑うレベル。もし“あの男”の情報が本物なら……お前ら二人のどちらかが鍵を握っている)

 

 だから潜った。

 偶然を装い、ドランカムの「若手の一人」として。

 何食わぬ顔で命令に従い、戦場に立ち、時に仲間を助けもする。

 

 その末に──今、ネルゴはついに出会った。

 アキラとカツヤという、目的の二人に。

 

(偶然を装った、必然だ。ここから先、何を見るのか……すべては大義のために)

 

 重装強化服の整備を終え、ネルゴは立ち上がった。

 その仮面の下に潜む真意を誰も知らない。

 ただ、ドランカムの一員として、当然のように次の戦いへと歩みを進めるだけだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




シェリル「…またなんかアキラに押し付けられそうな気がするわ」
アリシア「それなら断ればいいのに」
シェリル「でも頼まれたら断れないじゃない///」
アリシアとエリオ(ちょっろ)


読了感謝です。

原作と違い、エレナさんたちがいなかったので助けに来たのはカツヤの仲間でした。むしろ原作のカツヤの仲間たち何してたんだ…

またネルゴは原作と違い偶然を装ってドランカムに接触できてますし、なんならアキラとカツヤの両方と関わったのでデータ取りも終えてます。思想強いネルゴエミュ難しい…次出る時はもうちょい頑張ります。

ネルゴが言ってるあの男…一体ナニザワなんだ!!



さて明日も仕事なのでデイリークエスト終わらせて寝ます。まじで日が変わるぎりぎりまで書いてたな俺



余談
米津玄師の新曲ずっと聞いてます。映画のチェンソーマン愉しみです。
あとゲーミングpcが最近フリーズするの多くなったりして、そろそろ壊れかけかもしれないです。いうて4年目なんすよね。
iPhone17の500GB予約しましたけど、パソコン壊れたら先にパソコン買い換えます。
あとろくにリビルドのSSの原稿かけてないのに、別のクロスオーバー作品の妄想がはかどってます。
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