新任教師『次元大介』   作:レイゴン

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#EX15 イズナ&便利屋と見る!princess of the breeze ~隠された空中都市~

「アル殿~!!!!」

 

 元気なイズナの声が今日もシャーレに響く。

 今日は便利屋の休業日で、普段頑張っている自分たちに向けてのご褒美をする日でもある。

 そんな時に、シャーレの秘密部隊のメンバーでもあるイズナが、勢いよくドアを開けて中に入って来る。

 イズナが元気なのはいつも通りであるが、それにしても今日はいつもの倍、いや三倍元気だ。

 

「イズナっち、おはよう~」

 

「あら、イズナ今日も元気ね。どうしたのかしら?」

 

「ムツキ殿!おはようございます!そして、皆さん!これを見てください!!」

 

 そう言って、イズナが懐から取り出したのは、一つのDVDだった。

 何ともデジャヴな展開ではあるが、その表紙には『ルパン三世 princess of the breeze ~隠された空中都市~』と書かれていた。

 かつてムツキが拾ってきた先生の過去を映したあのDVDと同じものであることは明白だろう。

 何せ、ルパン三世とは先生の相棒であり、そして表紙にしっかりと先生の姿が写っているからだ。

 

「今日のやることは決まりね!」

 

「イズナ、念のため聞きたいんだけど、それどこで拾ってきたの?」

 

「カヨコ殿!これはですね、シャーレに来る途中で物音が聞こえたので気になって入ってみたら、そこに落ちていたんです!以前見せて頂いたあのDVDと同じものだと思うのですが……」

 

 恐らくムツキが拾った場所と同じであろうその場所で今回も先生の過去に繋がるものが落ちていたことになる。

 そのことに少し虫の知らせに似た何かを感じるが、今はそれよりもそのDVDの内容が気になるところではある。

 

「今日は一日休みだし、社長の言う通りこれを見ることにしようか」

 

「は、はい!……もう準備は出来てますので……いつでも……」

 

 ハルカの言葉通り既に、以前と同じようにコーラとポップコーン。そしてテレビの電源をつけて、あとはそのDVDを差し込むだけの状態にセッティングされている。

 

「それじゃあ、早速見ましょうか!」

 

 こうして、新たに一人増えた仲間と便利屋達の秘密の上映会が始まる。

 

 

 

「LUPIN THE THIRD……先生の相棒よね」

 

「たまに先生が昔の仲間とかの話はしてくれるけど……前の映像のことくらいでしか人となりは分かってないんだよね~」

 

 ジャジーな音楽が流れだし、街の様子が映る。

 そして、豪華なパーティー。

 

 そしてどこかへ向かっていく一つの飛行船が映し出される。

 

『我ら祖国の為、誇りの為。白き翼持て羽ばたかん』

 

「今のは?」

 

「合言葉……いや号令かな?」

 

「カッコいいです!」

 

 放たれた言葉に疑問を零すアルに、それに答えるカヨコ。

 そして、決意を決めた船員たちの表情を見て、イズナがわぁと歓声を零す。

 

 開かれた扉の外から空中に飛び出した船員が、飛行船へと降り立つ。

 

「あ、あの……もしかして……」

 

「うん、あの人たち……所謂空賊ってやつだよね?」

 

 そして手際よく飛行船を襲撃し始めたシーンを見て、ハルカとムツキが会話する。

 

「プロフェッショナルね……」

 

「うん……あっという間に奪っちゃ……!?」

 

 あまりの手際の良さに感心しているアルとカヨコが会話する中で、その空賊に追いつき、飛行船の上へと昇って来る一人の警備員が現れる。

 その大胆な行動に声が止まる。

 

「何者……あのお爺さん」

 

「強い……ですね」

 

 僅かな時間ではあるが、空賊から繰り出される攻撃を避けるその姿に、ただものではないと、ムツキとイズナが声を漏らす。

 そして、空賊から繰り出された踵落としが当たったと思えば、そこには蛇の脱け殻の如く薄くなった警備員の姿が。

 

『全くとんだ同業者だぜ。お陰で折角のお膳立てが台無しだ。こいつは迷惑料に頂いていくぜ』

 

「あ……ルパン三世!」

 

「今回は赤いスーツ……なんですね」

 

 空賊の背後に現れた赤いスーツの男性。

 稀代の大泥棒『ルパン三世』の姿に、アルとハルカが話す。

 

 そして、ルパン三世相手に果敢に突撃する空賊。

 飛行船から押し出そうとしてくる空賊を押しのけようと腕を出したルパンの手に柔らかい感触とそれを示す効果音が流れる。

 

『きゃぁ!』

 

「「「「「『きゃぁ?』」」」」」

 

 その空賊から出た可愛らしい悲鳴に画面の中のルパンと同じような反応を零す。

 そして、鳥の顔のようなマスクの下から現れる金色の髪の美少女。

 その美少女から放たれる鋭いビンタ。

 

「まぁ、妥当だよね」

 

「うん、セクハラだし」

 

 ルパン三世の頬を打ち抜いたその一撃に、うんうんとカヨコとムツキが首を縦に振っている。

 そのまま抵抗虚しく落下したルパン三世は下に有った川へと着水していった。

 そして、タイトルが映し出される。

 

「princess of the breeze……風の姫。意味深なタイトルね」

 

「案外さっきの女の子が、お姫様だったりして?」

 

 アルとムツキが笑いながらそう話していく間にもシーンは移っていく。

 

「わ、すっごい煙草の量……」

 

「あ!主殿の手です!」

 

 シャハルタ共和国の空飛ぶ宝物庫が襲われたというラジオが流れる中で映し出されたシケモクの山とそこにまた一本煙草を押し付ける手が映り、ムツキとイズナが反応を示す。

 

「赤ん坊じゃない!可愛いわねぇ!」

 

「ふふっ、この二人が赤ん坊のお世話してるのなんか似合わないね」

 

 ルパンと次元が仲良く赤ん坊のお世話をしているシーンで、アルとカヨコが笑みをこぼす。

 

「あ、この人、もしかして前に主殿が話していた五ェ門殿でしょうか?」

 

「なんか……凄い勘違いしているんじゃ……」

 

 現れ、そして赤ん坊に威嚇され、すぐさま扉を閉めていった五ェ門に反応を示すイズナとハルカ。

 思わぬ赤ん坊というメンバーの追加で便利屋達は和み始める。

 赤ん坊の笑い声というのは、心地いいものなのかもしれない。

 

「あれ?今のって」

 

「……意外と男だけじゃ気づかないものなのかしら?」

 

 赤ん坊の不思議な様子にムツキとアルが言葉を漏らした。

 そんな赤ん坊の様子に疑問を示したのちに、ルパンは次元へと話を振る。

 

「クーデター……」

 

「王政からってことは……暴君だったりしたのかしら」

 

「ルパン一世……ルパン三世殿のおじい様も泥棒だったんですね」

 

 ルパンから語られるシャハルタに眠るドデカイお宝。

 そして動き出すルパンの作戦。

 

「これは……また……」

 

「派手なことするね~!」

 

 赤ん坊と共に泥棒を行うという大胆な作戦。

 きっとこれまで似たような大胆なことをしてきたんだろうと思い、それに付き合わされてきた先生のことを思い、全員が思わず苦笑する。

 

 場面は移り、黒い車の中からブラウンのソフト帽とトレンチコートを着た強面の男が現れる。

 

「銭形警部……あの人が、先生が話してた……」

 

「強いわね……凄く」

 

 その佇まいで彼の強さを認識し、固唾を飲む。

 

「会社が、国の友……胡散臭い臭いしかしないよね~」

 

「あれ……あの女性の御方、どこか見覚えがあるような……?」

 

 コーシャルと名乗る男に怪訝な目を向けるムツキと、同じように銭形へと資料を渡した女性に対してどこか既視感を感じるイズナ。

 

 場面は移り、ルパンが運転する飛行船に乗りながら、予告状をばら撒く次元の姿が映り、歓声の元ルパンが現れるのを市民達は今か今かと待っている。

 

「もう一種のショーですよねこれ?」

 

「あはは……銭形さんも大変だよねぇ」

 

「こう見ると、やっぱり先生も悪人なんだなって思うわよね」

 

 そして、舞台は移り、コロッセオへ。

 

「先生から高い高いをされる……」

 

「アルちゃん変なこと考えたらダメだよ」

 

「考えてないわよ!ってあら、赤ん坊が……さっきのお嬢ちゃん」

 

 そして、その少女に迷いなく銃を抜く次元を見て、カヨコの顔が曇る。

 

「先生……やっぱり容赦ないんだよね」

 

「……で、でも、万が一がありますし……」

 

「しかしながら、ルパン三世殿この展開まで作戦通りだったのですね。策士です」

 

 そんなことを話していると、画面の少女が警備員の声を聴いて、何かいたずらめいた顔つきに変わる。

 そして、その直後、ルパン三世にされたセクハラに対する反撃を行う。

 

『きゃぁぁぁああっ!!!痴漢!痴漢よ!!!』

 

「うわ……やるね、あの子」

 

「妥当でしょ」

 

「仕方ないかと……」

 

 苦笑いでその行いを賞賛するムツキに、肯定するようにカヨコとハルカが首を縦に振る。

 そして、コロッセオ中に響く銭形の怒号。

 

「あはははは!とっつぁんって呼ばれてたっけ?本当のお父さんみたい!」

 

「あんな方と主殿はずっと追いかけっこをし続けたのですね」

 

「あ、ズタボロに……南無」

 

 場面は変わり、月光の下、飛行船は彼女らのアジトへとたどり着く。

 

「お城……かしら?」

 

「道も荒れてるし、文字通りの根城として使ってるんだろうね」

 

「わぁ、こういうのイズナ憧れます!」

 

 そして、空賊である彼女らの頭領が、少女『ユティカ』へと声をかける。

 

「ダンディな方ね」

 

「……アルちゃん」

 

「ダンディとしか言ってないじゃない。心に決めた方はもういるわよ」

 

 赤ん坊『ラーム』を棟梁の前に差し出すが、それでも独断で行動したユティカを窘める棟梁。

 

「今の言葉刺さるわね……ガキは大抵自分を子供じゃないという……」

 

「案外先生も──「ムツキやめな」」

 

「頭領殿も、厳しいお方ですね」

 

 そんな頭領に叱られるユティカを庇う青年『バナード』。

 彼の発言を聞いたハルカは、じっと彼の眼を見つめている。

 そして、変な虫二名、ルパン三世と次元大介が、この根城に現れる。

 

「あの飛行船に追いついたんだ。流石先生とルパン三世」

 

「あの返しクールね……覚えときましょう……」

 

 クールに決めるルパン三世。

 その後頭部を的確に撃ち抜くフライパン。

 便利屋たちがあんぐりと口を開き、固まる。

 見事な奇襲だった。

 

「女傑……ってあぁいう方のを指すのかしら」

 

 アルの呟きに全員が頷く。

 

 そして目覚めたルパンが目にするのは宴の声と、先ほどまで一触即発だった次元と空賊が楽しそうにダーツをやりながら酒を飲んでいる風景だった。

 

「ハットトリックだったけ?この頃から先生ダーツ上手だったんだね。前にみんなでやった時なんか凄かったもんね~」

 

「ムツキ、社長がすごい顔してるからそこまでにしときな」

 

「? 主殿と皆さんで遊んだことが?」

 

「そうそう、一位が最下位に命令できるっていう罰ゲーム付きでやったんだけどさ〜?ハッスルしたアルちゃんを先生が大人げないくらい──「うるさーい!!次は私が勝つんだから!!」くふふふ!今度はイズナも一緒にやろうね」

 

「はい!」

 

 楽しそうに宴を楽しむルパン一行と不機嫌なユティカを置いて、バナードが何処かへと出ていく。

 

「やはり……」

 

「ハルカどうしたの?」

 

「……あのバナードさんから嫌な予感が……」

 

 その不安感はどこ吹く風と言わんばかりに、場面は進む。

 食事を終え、食後の一服をしようとしたルパンの頬を鋭い一撃が襲う。

 

「いやぁ、赤ん坊の前で吸うのはねぇ……先生もしてたけど」

 

「あ、先生の顔にキスマーク」

 

「「「「…………」」」」

 

 頬を真っ赤に腫らすほどの一撃を見て、先生が普段自分たちの前で吸わないのはこれを目の当たりにしたからかと、合点がいく中で、空賊の一人が先生の頬にキスをしている姿をハルカが発見し、全員の顔がしかめっ面に変わる。

 詳しく言うのであれば……呪い殺さんほどの表情だ。

 

 場面は移り、棟梁とルパンが外で隣り合って煙草を吸うシーンへと移る。

 

「……あの火の貸し方、先生のために練習しましょ…………」

 

「うん。すごくエモいよね」

 

「あのお姉さん、頭領殿の奥様!?」

 

「あれが許されるならさ……いいよね?」

 

 棟梁『ジーヴァ』とその妻である『カーミラ』の思わぬ関係性に驚愕する中で、カヨコが独り言を零す。

 そして、バナードが何かを招き入れようとしている場面が映る。

 

「…………」

 

「ハルカ、分かるけど……」

 

「わ、分かってます。でも、裏切りは……許せません……」

 

 シャハルタのお宝について話す二人の会話を聞きながら、ハルカはギュッとこぶしを握り締める。

 

「自国の飛行船を襲ったの?なんでだろ?」

 

「……しいて言うのであれば、誇りのためじゃないかしら?それにしても、スープの味付け一つでそこまでわかるだなんて、パセリの件といい造詣が深いわね」

 

「誇り……ですか」

 

 アルがふと答えたその言葉に、イズナが考え込む。

 彼らと自分たちの共通点が浮かんでいるようだった。

 

「元近衛兵……クーデターと絡んでいるのは間違いないのでしょうね」

 

「『シャハルタの魂』……それが彼らの誇りなのですね」

 

「あ、さっき出てきた感じの悪いおじさま。やっぱワルなんだ」

 

 クーデターが、コーシャルの手によって引き起こされたものだとジーヴァから話される。

 

「……結局どこ行ってもお金のために悪事は引き起こされるんだね」

 

「カヨコ……」

 

「私たちは違う。分かってるよ社長」

 

 怒りのままに話すジーヴァの言葉。

 何があったのか、その憤りで過去の情景が思い浮かぶ。

 ジーヴァが話すコーシャル達が喉から手が出るほど欲しがるという何かを話そうとした時、彼らの間を割って入るように、鉄の矢が飛んで、彼らの後方にある石像へと突き刺さる。

 

「……来た」

 

 ハルカの言葉と共に、骸骨のマスクを被った暗殺者が、城内へと襲い込む。

 

「企業のお抱えの軍隊がこんな見た目だなんてね」

 

「趣味悪~い」

 

 そして、宝を盗み取り、仲間を裏切った犯人が頭領に向けて引き金を引く。

 ハルカの予想通りそこにいたのは、ユティカを庇ったバナードが拳銃を向けて立っている。

 仲間の裏切りというこの展開に、便利屋たちの眉間に皺が寄る。

 何よりも仲間を大切にしてきた彼女らにとってその行為は到底許せるものではなく、イズナもその不義に怒りを隠そうともしていない。

 

 

 ルパンの機転によりその場を脱した彼らは、犠牲を払いながら、塔の頂上へと昇る。

 

「指示の的確さ。流石は頭領ね……でも、その指示の出し方はまるで……」

 

 同じ組織のトップであるアルは、ジーヴァの指示の出し方にどこか違和感を感じる。

 屋上への扉を身をもって封鎖するジーヴァ。

 

「ジーヴァ殿」

 

 その姿に、一同はジーヴァの意思を感じ取る。

 

 そして、ルパンへ『シャハルタの宝』を報酬とした依頼を出す。

 

「……流石ね」

 

「人には生まれ持った定めがある……頭領さん、貴方の定めはこれだったの?」

 

 大勢が押し寄せ、ジーヴァの力を以てしても抑えられないほどに、その扉が開いていく。

 そのジーヴァの姿をみたカーミラは、ユティカにラームを預けて、ジーヴァの元へと駆けていく。

 

「純愛だね……」

 

「……本当に立派で、見事な生き様」

 

「こんなクズに、最後まで情けをかけようとするんですね……」

 

『フッ……確かに誇りや魂だけじゃ飯は食えねぇ、だが魂が無きゃ、生きてる意味もねぇな!』

 

 ジーヴァはスイッチを押す。

 そして鳴る機械音。

 

『部下の裏切りは、指揮官の責任だ!この落とし前はつけるぞ、バナード!』

 

「ねぇ、アルちゃん」

 

「えぇ、もし万が一に……いえ、億が一、貴女達が裏切ったら……その時は私も一緒に地獄へ行ってあげるわよ」

 

 苛烈なまでのジーヴァの生き様と、責任感。

 ふと心に湧いた疑問をアルへと話すムツキの頭を撫でながら、アルはサラリとそう言ってのける。

 

 そして、城を包み込むように大爆発が発生する。

 ユティカの悲鳴を残して、飛行船は飛んでいく。

 

「ユティカ殿……」

 

 そのユティカの姿に、イズナが心配そうに声を漏らす。

 

 場面は移り、ルパン達のアジトでラームの相手をする次元の姿が映る。

 

「ふふっ、ほんと微笑ましいわね」

 

「先生って結構赤ん坊から好かれるよね?」

 

「雰囲気が優しいもんね~」

 

 ラームが次元の髭を引っ張る度に、一同の間に笑みがこぼれる。

 シトシトと雨が降る中でユティカは、ジーヴァとカーミラとの思い出を振り返っている。

 

「あ、その号令……心に勇気を与えるための言葉だったんだね」

 

「お二人共、厳しいところはありながら立派な親としてユティカ殿を育て上げたのですね」

 

「……今度からもっと先生の料理にありがとうって言わないとだね」

 

 偉大な父と母の姿を共に見守り、それを失ったユティカの心情を察する。

 そんなユティカの元にラームとルパンが入ってくる。

 

「……逃げても、卑怯者でもないでしょうに貴方は」

 

「ルパンさんもいいこと言いますね……」

 

 ユティカの口から語られるシャハルタ人の歴史。

 その強い精神性は、間違いなく誇りと呼べるものだろう。

 

「今のは……」

 

「あの嫌らしいコーシャルの仕業だろうね……」

 

「今のすれ違いざまで、嗅ぎ取ったんだ。刑事さんやる〜!」

 

 そして場面はまた変わり、ユティカへラームを預けた次元は、風向きを読み、めんどくせぇと愚痴を零しながら煙草を吸い始める。

 

「ほんと、変わってないわね」

 

「あの不器用な優しさ、今と一緒」

 

 顔を見合わせながら、その次元の様子を微笑みながら見届ける。

 

「ある事自体に意味があるのね……大丈夫かしら?ラーム」

 

「あ、でんでん太鼓だ!……先生の発言的に、飛行機に乗ったってこと??」

 

「噂に違わない不器用さです!五ェ門殿!」

 

「ふふっ、イクメン先生。素敵じゃない?」

 

 カヨコの言葉に一同頷きながら、映像はコーシャルと謎の美人秘書のことを映す。

 

「うっわ、あのやり方……あれ峰不二子さんだね」

 

「むむっ、見事な色仕掛けの術……先生にも使えないでしょうか……!」

 

「多分先生そういうの嫌いだと思うから止めといた方がいいよ、イズナ」

 

 見事なルパンの声帯模写と、不二子の会話をジト目で見ながら場面は進んでいく。

 

「先生の言うとおり、ルパンさん見事なまでの女好きよね」

 

「ほんと、軽いんだか硬いんだか……あれもわざとだったり?」

 

 そして、映像はユティカと、ハープを弾く少女の場面へと移る。

 

「綺麗な歌ね……」

 

「子守唄……いえ、童話に近いものでしょうか?」

 

「っ!?……ユティカ殿にそっくりです!」

 

 声こそ違えど、顔つきはユティカにそっくりな少女『ラーシャ』の立ち振る舞いは、正しく王族に相応しい高貴なものだった。

 

 いくつかの場面を挟み、ユティカとラーシャの会話へ。

 

「こんなにいっぱいの本を……コーシャルのことがなきゃ、いい話だったかもしれないけど、これじゃ飼い殺しね」

 

「にしてもこの2人相性良さそ〜……あっ、行っちゃったら、ユティカちゃんが……」

 

 シオンの手引きにより、ラーシャは部屋から出て行き、そしてシオンから語られるユティカの出生。

 

「17年前……もしかしてクーデターの年……ってことは?」

 

「シャハルタ王朝の……最期の姫君!?」

 

「……民主制である以上……ユティカさんの存在は……」

 

 ハルカの言葉を皮切りにして、コーシャルの軍隊がユティカを囲む。

 

「……犬死、ですって?あのハードボイルドな死に様が?」

 

 たとえ映像であったとしても、己の気に食わないことに本気で怒れるのも、アルの良いところである。

 

 ユティカに牙剥く凶刃を止めるように、声が響く。

 バルコニーの手すりに立つルパン三世の声だ。

 

「どちらも泥棒ではあるけども……悪党としての格が違うわよ」

 

「見事な摺り足……敵ながらあの方々はプロです」

 

 ルパンとコーシャルの取引の最中見せた敵の移動法に、イズナが舌を巻く。

 

 ユティカとお宝の一々交換。

 

 ユティカが駆け出すと同時に、放たれた凶弾……

 

 ユティカの悲鳴と共に崩れ落ちるルパン三世。

 その胸には、穴が空く。

 

「ルパン三世さん!」

 

 声を上げたのは、ハルカだった。

 倒れるルパン三世の体からは大量の血が流れる。

 

 卑怯者と糾弾するユティカの顔を掴む暗殺者。

 

『お前のカルマは何色だ』

 

「ヒッ……」

 

「洗脳……? 神秘もない世界で……?」

 

 ムツキの悲鳴と、彼の異常さを分析するカヨコ。

 ユティカが壊れる間一髪で、立ち上がり、救い出したルパン三世は、そのまま後ろの海へと転がり落ちる。

 

「……ルパン三世さん、ユティカ……」

 

「あっ、銭形警部……助けてくれたんだ」

 

「これも、友情よね」

 

 砂浜へと彼らを引き摺りながら助け出した銭形警部は、ルパンのことをユティカに任せ、どこかへと

 行ってしまう。

 

 ユティカの献身的な看病が続く。

 

「この応急手当もカーミラ殿や他の皆さんから教えてもらった大切な記憶なのですね……」

 

「それにしても、あのシオンさん……一体何を考えてるんだろうね。自分の国をあんな金の亡者に渡しちゃってさ」

 

「……あのシオンさん、すごく悲しそうな目をしてましたね」

 

 ユティカの看病が続く中で、ムツキが抱いた疑問を聞いたハルカが、独り言を話す。

 そして、ルパン三世が目を覚ました。

 

「次元先生の相棒だもの。そう簡単に死にはしないって信じてたわ」

 

 場面は変わり、コーシャルとシオンの会話に移る。

 

「14歳……私達よりも年下の頃じゃない」

 

「そんな時に両親を殺されたの……? 国王に成れたであろう人が……」

 

 シオンの言葉に、アルとムツキの顔が沈む。

 

「シオンさん。一体何のために生きてるのでしょう……」

 

 ハルカの憂いた言葉を最後に場面が切り替わる。

 

「まだ体内に弾がある状態であの悪路を!?」

 

「コミカルだけど、すごい痛いだろうねあれ」

 

「くっふふふ……!でもこうやって瘦せ我慢するところ先生そっくりだよね~」

 

 悪路を突き進んだルパン三世とユティカは、すこしセクシーなネオンが目立つ西部劇に出てきそうな酒屋『G’S BAR』へと辿り着く。

 辿り着いた二人を出迎えたのは、ショットガンの発砲!

 久しぶりに出会ったルパンにMr.Gは歓喜しながら、両手に持ったリボルバーを撃ちまくる。

 

「あはははは!!!あの人面白ーい!!!!私あぁいう人好き!!!」

 

「な、何とも個性的な御方ですね……」

 

 大笑いするムツキと若干引いているイズナ。

 

「うわ……あんなハードボイルドな治療アリなのね……」

 

「社長、あんなことしたら殴るから」

 

「しないわよ!!」

 

 ルパンの治療が終わり……全員の顔が青ざめるとある場面が映し出されるが……

 しばらくの間豚肉が食べれなくなったとだけ、書き記しておく。

 

「おぇ……酷いものを見たわ……」

 

「だ、大丈夫ですか?アル様……」

 

「はぁ……古い場所ではあるもんね……あれ、この歌」

 

 聞こえてきた歌は、アーシャが歌っていたあの歌だ。

 

「綺麗な歌声……」

 

「ホント……ねっ!?Mr.Gさん!?」

 

「あれも、アウトロー……なのでしょうか?」

 

 そう問うイズナに首を横に振ることで答えた便利屋。

 場面は移り、銭形と不二子の会話が映し出される。

 

「くっ……不二子さんの眼鏡姿……素敵……」

 

「かなり中身は悪どいけどね」

 

 不二子の美貌と良く似合う眼鏡にムツキはぐぬぬと悔しそうな表情を作る。

 そして、あの洗脳使いの男が不二子を襲う。

 

「あの不二子さんが、一瞬で……!?」

 

 再びルパン達の方へ画面が切り替わる。

 

「あのポークステーキ……」

 

「間違いなくあの豚ですよね……」

 

「くふふふ、あのお爺さん面白~い!トリガー軽すぎて笑えちゃう!」

 

 そんなところにコーシャルからの手先が送り込まれる。

 ショットガンとリボルバーの二丁持ちという異色の武装で戦闘をおっぱじめる。

 

「あんなふざけた言動してるけどしっかり強いよね。流石ルパン一世さんのご友人さんだ」

 

「あの瓶の中身、ミルクなの!?」

 

「うわ……あの豚……ひぃっ……」

 

 ドン引きするイズナを余所に、ルパン達を出迎えるのは、ルパンの愛車の一つである『ベンツSSK』

 そして、その二人の門出を祝うように、Mr.Gのスペシャルメニューが炸裂する。

 

『おい!俺の足にキスしな……』

 

 右足が義足になっており、右膝から発射されたロケットバズーカが、手先の多数を爆破する。

 

「な、何あれ……すっごくアウトローじゃない!!!」

 

「先生のドラテクも凄いけどさ。ルパン三世のドラテクもかなりのものだよね……」

 

「あの車の性能と、ルパン三世さんの相性が……良すぎます」

 

 カヨコのルパン三世のドラテク評に対して、ハルカがそう結論付ける。

 

「ユティカちゃんサイコー!!」

 

「来たぜ?」

 

 ユティカの強烈なキックに歓声をあげ、その興奮も間もなく、ルパンの視点が上を向く。

 そこには月光に照らされる黒い影が。

 

「あの姿は……」

 

「先生!!!!!!!!」

 

 ラームの耳を塞ぎながら放った一撃が、追っ手の車のタイヤをパンクさせ、後方車両達を事故らせる。

 そのまま崖から飛び降りて、車へと着地する次元。

 

『よぉ、随分と寄り道してたじゃねぇかルパン。おめぇの墓に掛ける酒、買っちまうとこだったぜぃ!』

 

「きゃぁぁ!!!先生カッコいい!!!!」

 

「先生はここ一番を逃さない人だよね」

 

「主殿~!!!輝いております!!!」

 

「飛んだぁ!!!」

 

 興奮冷めやらぬまま、場面は変わり、道なき道を行く先生一行。

 

「落ちた!?」

 

「先生まで!?は、鼻歌歌ってりゃつくってなんだったのかしら……」

 

 崖を伝って歩く一行に戦闘ヘリが襲い掛かって来る。

 

「あんな場所を全力ダッシュ。止まったら死。先生達、ずっとあんな風に命張ってたのかな?」

 

「かもね。あ、分かれた」

 

「あぁぁぁぁ……落ち、ナイスキャッチ! ……いやまだヘリが!」

 

 落下するルパン三世をキャッチしたユティカへと襲い掛かろうとするヘリを見て、アルが白目を剥いてもう駄目だと思ったその時、何かから発射された砲撃がヘリに直撃する。

 その爆煙の中から現れるのは、旧シャハルタ王国の紋章。

 

「う、そ……ジーヴァさん!?」

 

「死んでたと思ってたよ……頭領さん……」

 

「あ、あの裏切り者も……ジーヴァさん……いい人なんですね」

 

 生きていたジーヴァから発せられる掛け声。

 それは風を掴み、空へと羽ばたくシャハルタ人の魂へかける号令。

 

「今の声、最初に聞いたあの号令の何倍も重く力強く感じます」

 

「それが、リーダーの成せる力よ。イズナ」

 

「あれに突っ込むの!?ユティカちゃん!」

 

 間一髪で岩山への激突を回避したルパン三世一行は最終目的地である場所へとたどり着く。

 

「ユティカ、あの子もかなりのアウトローね」

 

「いつか会ってみたいね」

 

「えぇ、そうね。ムツキ」

 

 場面は、シオンとラーシャがコーシャルに連れられて、シャハルタの魂のある場所へ向かう様子を映す。

 

「シオン殿……ラーシャ殿すら見ないのですね」

 

「……この人が一番何を考えてるのか分からないね」

 

 イズナとカヨコがシオンのことを気に掛ける中、映像はルパン一行のことを映し出す。

 

「待ってました?」

 

「……いや、まさかそんなはずは」

 

「どうしたのカヨコっち」

 

「あの時、ラームと一緒に見つかった空の箱覚えてる?」

 

「水晶が入ってるっていう……え、もしかしてそういうこと!?」

 

 ルパン達の応援する掛け声と一緒に、ラームが踏ん張り……そして、ラームは、水晶を産む。

 あの時、ラームが食べてしまっていたのが、あの空の箱の真相だったのだ。

 

「だいぶ前から、踏ん張ってはいたけど……」

 

「現実は小説より奇なりだっけ……そんなことあるものなんだね……」

 

「あ、この声……!あの凄腕さんのお声ですね」

 

「あらら……赤ん坊には怖いわよね……」

 

 ラームの鳴き声が空洞に響く時、大穴へと飛び込む姿が。

 十三代目五ェ門が、ラームの口へ何かを転がし泣き止ませる。

 

「今のは……」

 

「金平糖ですね!態々それを買いにまた飛行機を?」

 

 五ェ門のお茶目さに笑みが零れたのち、五ェ門と先生のコンビでの戦闘が始まる。

 

「先生しっかりラームが眩しくないように手で遮って……気遣い流石だよねぇ」

 

「い、今の一瞬で背後を!?……カッコイイです主殿!!」

 

「五ェ門さん……見てから紙一重で避けたのですか……凄いです……あ、次元先生っ!!」

 

 ハルカの悲鳴と共に、視点は移る。

 

「……あのラーシャさんが歌っていたのは、シャハルタ王朝の頃からの詩編だったんだ」

 

「宝物庫へのカギだったのね、あの水晶……って不二子さん!」

 

 洗脳された不二子によって襲われるルパン。

 その手から零れ落ちた水晶は崖へと飛ばされ、不二子がコーシャルへと投げ渡すのと同時に、立っていた崖が崩れ落ちる。

 

「ルパンさんナイスキャッチ!」

 

「……不二子さんすら洗脳されちゃうなんて……凄く、嫌な予感がします」

 

 ハルカの嫌な予感は的中し五ェ門へと発砲する瞳の赤い次元大介が映し出される。

 

「せ、先生……」

 

「主殿が敵に……?」

 

 その光景にもし、先生が自分たちに襲い掛かってくる光景を想像し始める。

 

「……無理ね、撃てるわけがないわ」

 

「で、でも、先生があんな風に敵対してしまったら……」

 

「殺してでも止めないと、って場面があるかもしれない……ミレニアムの事件で、リオさんが洗脳されて敵になったことがあるし……」

 

「カヨコっち、その話題は笑えないよ」

 

 不二子からルパンへ向けられる銃口。

 五ェ門へ向けられる次元からの銃口。

 

「……主殿の手でヘイローを砕かれるのなら本望です」

 

「洗脳されてなきゃ……でしょ?」

 

「……イズナの気持ちは分からなくはないわね」

 

 かつて起きたのであるのなら、この先無いとも言い切れない。

 次元が、もし自分たちを殺しに来たら、その想像で便利屋たちの表情が暗む。

 

「……ラーム!」

 

 彼女たちの暗い想像と次元の洗脳を振り払うように、ラームが次元の髭を引っ張り、洗脳を解く。

 

「……そうね。もしそんなことがあれば、私たちで先生の顔を引っ叩いてでも目を覚ましてあげましょう」

 

 アルがそう言葉を零すのと、次元のマグナムが、暗殺者の脳天を貫くのは同時だった。

 

「あ、不二子さんも目を覚まし……うぇ」

 

「知らぬが仏……ってやつだよね……」

 

 コーシャルが水晶を宝物庫への扉へ嵌めると、放たれる水晶の光が、宝物庫への道を造りだす。

 

「コーシャル。随分と必死だね」

 

「……莫大な富でも想像してるんでしょうか……」

 

 少年のように駆けだすコーシャルの様子をみて眉間の皺が深くなる。

 

「またルパン殿ビンタ食らってます」

 

「まぁ、妥当だよね」

 

「感想がサイテー!」

 

 コーシャルの目に映るのは、黄金の数々。

 その全てを己の物にしようとする下卑た強欲さ。

 それを許さないとばかりに、コーシャルの膝を銃弾が貫く。

 

「……シオンさん」

 

「初めて見せる感情が、それなのね……」

 

 その一射を皮切りに、宝物庫の仕掛けが作動する。

 それは宝物庫に仕掛けられていた気球にガスを流し込み、空へと飛ばしていく。

 

「銭形警部!?」

 

「ガッツありますね……」

 

 その宝物庫は雲の上へと辿り着く。

 

「これが、シャハルタの魂……」

 

「水晶に刻み込んだんですね……その技術を……シオンさんが、笑って……」

 

 その宝物庫をシオンは嘲笑する。

 隠し続けてきたシオンの感情が、ついに爆発する。

 

「……一族を皆殺しにした上に……利用され続けた人生だったのね……」

 

「たったこの為だけに生き続けた人生……」

 

「シオンさん……」

 

 シオンは服を脱ぎ捨て、その下に隠していた爆破装置を露わにする。

 

「ラーシャさんが居たじゃないの……大馬鹿者」

 

 アルの独り言と共にシオンの胸が撃ち抜かれる。

 

「……コーシャル、何処までも……!!」

 

「醜いハイエナ……罪を償いなさい」

 

「銭形警部も仕事人だね……」

 

 邪魔者が消え、ラーシャの慟哭が空へと響く。

 

「…………独りじゃないってよ、だったかしらね」

 

「シオン・アーデル・ビクロビュートさん……せめて安らかに」

 

 シャハルタの魂と共に、シオンは眠りに就く。

 

 そして、再びシャハルタは前へと歩き始める。

 

「突風に煽られても、それを糧に前へ進む……立派な一族です」

 

「先生も、私たちの名前を呼んでくれるのは、1人前だって認めてくれてるからなのかな」

 

「そういえば、ルパン達は何を盗んだんだろうね?タダ働きなんてしなさそうだけど?」

 

 水上で、ルパン達はワインを嗜む。

 絶品だと称されたシャハルタのワインも……それを開けるためのオープナーも、立派なお宝なのだろう。

 

「最初からそれ目当てで、ここまで?」

 

「血は争えない……のかしらね」

 

「ほんと、騒がしい人達だよね〜」

 

 銭形に追われ、笑いながらルパン達は、シャハルタから立ち去る。

 風を受けながら、前へと明日へと進んでいく。

 

 そうしてこの物語は幕を閉じる。

 

「今回の冒険も凄かったわね……」

 

「シャハルタの皆様の心意気、イズナ大変ためになりました!」

 

「社長、このDVDも取っておく?」

 

「くふふ、カヨコっちそれは愚問じゃない〜?」

 

「あ、あの本棚空けておきました……!」

 

 こうして彼女達も日常へと戻っていく。

 

 待ち受ける嵐を捕まえて、乗りこなす。

 そんな偉大な人達に倣って、彼らの魂を胸に、彼女らも前へと進んでいく。

 







「クックックッ……私のコレクションをまた何処かで無くしてしまいました……」


白熱した投票の末なんとギリギリで隠された天空都市が選ばれました!
今回選ばれなかった作品もいずれやる予定です!

さて、元々の予定ですと、貴女にとってシャーレ編をやる予定でしたが……予定変えて、次回から再び、本編の更新を始めます。

先んじて、エデン編は作者が何がなんでもやりたいシーンが5個ぐらいあるため、"基本"原作沿いで、お話を進めますので悪しがらず。

さて、エデン編が始まるということは第2回貴方が選ぶ好きな1文選手権の投票締切も間近ということ、よろしければ皆さん参加していただければ幸いです!

今の話のタイトルが分かりにくいとの意見を得て変更するか否か

  • 例:殺し屋の矜持
  • 例:1-10
  • 例:1-10 殺し屋の矜持
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