新任教師『次元大介』   作:レイゴン

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中編 トラブルとハプニングは夏の季語

「仕方ないわね……着替えてくるから、待ってて」

 

 ヒナが呟くと、俺の胡坐の上からようやく離れて、そのまま部屋の外へと出ていく。

 着替えてくるっつったってなぁ……あの真面目なヒナのことだ、余程変な服には着替えねぇだろうさ。

 しかしなんだ……

 

 こんなにゆっくりしたのは何時振りだ?

 

 元々ルパンの奴といる時はデカいヤマを終えたらしばらく休んでまた次の仕事、もしくはいいお宝が見つかるまでは待つなんてことが多かったが、キヴォトスに来てからは……まぁ良くも悪くも目まぐるしい日々を過ごすことになっちまった。

 確か、キヴォトスに着任したのが……2月4日で、今が大体……8月くらいか……

 この六か月……色んな事があったな。

 

 アビドスで、対策委員会と出会って、アル達便利屋と会い、んでもってホシノとの大立ち回り……帰り道の車の中で全員から説教されたのも今となりゃ、笑い話だな。

 

 ミレニアムじゃ、リオとヒマリと出会って、そこからゲーム開発部の奴らと一緒にアリスに出会って……C&Cの奴らと戦ったのは誤算だったが……最後にはケイからアリスとリオを救い出して……

 

 そういや、イズナと出会ったのも時期的にあの辺りだったな……

 また百鬼夜行には向かいたいところだな。イズナの先輩とやらにも会ってみたいもんだ。

 

 トリニティでは、まさか死にかける羽目になるとはな……まぁ、トリニティに関しちゃまだ終わっちゃいねぇな……ミカの処罰について話さなくちゃいけねぇ。

 

 独り取り残された部屋の中で俺は、ここに来てからのことを思い返している。

 

 まさか、俺がこんな風に過去を振り返るようなことをするなんてな。

 

 想像以上に自分が疲れてることに気が付き、部屋の中にニヒルな笑い声が響く。

 

 ……ったく、こういうのは俺の柄じゃねぇな。

 

 そう結論付けた辺りで、部屋のドアが開く音が聞こえる。

 足音からして、先ほど出ていったヒナだろう。

 

「ヒナ、随分と早かった……な……」

 

「どうしたのかしら、先生?」

 

 ヒナの水着姿を見て、俺は言葉を失う。

 イオリの年不相応な過激な服装を着るようなタイプじゃねぇと、思っていたがヒナのその水着は俺の予想とは真逆の意味で年不相応な恰好をしていた。

 

 胸には、『5-A ひな』と黒い油性ペンで文字を書いた白いゼッケンを貼り付けた紺色のスクール水着をヒナは着ていた。

 

「…………お前さんそれいつのものだ?」

 

「小学生の頃のだけれど?」

 

「どうしてそんなものを……?お前さん金は持ってるだろ?」

 

「どうしてって……まだ着られるのに、何もわざわざ新しいものを買う必要はないでしょ?その方が効率的」

 

 ヒナのその言葉に俺は再度言葉を失う。

 まさかヒナがそこまでファッションって奴に無頓着な女だとはな。

 これならまだアコの方が……いや、あれは駄目だろ。

 

「はぁ……」

 

「なんで溜息つかれたの私!?」

 

「服は人を作るって知ってるか? 風紀委員会の長としても、一人の学生としても、独りの女としても、服装ってのには気を遣うべきだと俺は思うぜ?」

 

 俺の言葉を聞いてから、再度自分の服装を見回してから、ヒナは顔を赤くしていく。

 ちっとキツい言い方をしてしまったとは思うが……そういう趣味でもねぇのなら、お洒落したっていいと思う。

 前みたく自分を削り続ける日々を、過ごしてるわけじゃねぇんだからな。

 

「うっ……そ、そうね……それなら……アコから貰った新しい水着の方に……──「いやそれは止めといていいかもな」まぁ……先生がそう言うのなら……」

 

 あの服装を平然と着る女だぞ?

 仕事ぶりもその手際も認めてるがファッションセンスだけは認めてねぇ。

 それにあのヒナに対しての熱愛ぶりだ……大方ヒートアップして暴走してるだろうさ。

 

「しかし……俺の日程、本当に合ってるのか?」

 

「えぇ、問題ないわ」

 

「外も銃声が聞こえるし……確か閑静な町だって聞いてるぜ?」

 

「それは……風紀委員会の戦術訓練の音よ」

 

 ヒナの表情に特に変化はないが……明らかに誤魔化した声色だ。

 何を俺に隠してるのだか……まぁ、俺に害があるわけではなさそうだからな。

 しばらく泳がしておくとするか……

 

 

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「あひゃひゃひゃひゃっ!!この海岸は、今日からあたしら『破茶滅茶』が占拠する!4時間なんて態々律儀に待つまでもねぇ……野郎ども!奴らを追い出せ!!」

 

「何を言ってる!アンタたちみたいなぽっと出のよそ者に、この海を渡せるか!」

 

 どうやら我慢できなかったスケバン軍団の一部が海岸で発砲しながら暴れ始め、それを聞きつけたヘルメット団が応戦し、既に小競り合いが始まっているようだった。

 

「その海はあんた達の不良どものものじゃなくて、そもそもが、この街に住む善良な市民のものだから!! だから、両方ともに武器を捨てて投降しなさい!」

 

 そう啖呵を切ったのは、ブラボー隊の隊長であるクモリだった。

 今回の作戦は、兵法三十六計の第十七計における『抛磚引玉(ほうせんいんぎょく)』と鶴翼の陣の混合である。

 

「あぁん!?なんだてめぇら!」

 

「また別の……って風紀委員会じゃねぇか!おい、スケバン先にこっち潰すぞ!」

 

 隊のトレードマークである海のような青いメッシュをなびかせながら、敵の両陣営にとって耳障りな言葉を出すことで、敵陣のヘイトを一挙に買い、視線をこちらへと向ける。

 海に対して垂直になる位置でヘイトを買うことにより、不良集団は気づいてはいないが、退路を断ち、射線を全てこちらに向けることとなった。

 

「よし……かかったな。防護盾、前へ!」

 

『鶴翼の陣展開です!』

 

 アコの通信による合図によって、他の隊が一斉に動き出し不良集団を左右から囲む。

 その間の射撃は、ブラボー隊の盾が防ぎ、怪我人を出さないように立ち回る。

 

 ブラボー隊は、アルファ隊に比べ、活躍が乏しく、先日のアリウスとの戦闘でもアルファ隊に対して遅れをとることとなってしまった。

 空崎ヒナという偉大な先輩であり、委員長を支える両翼がそれではいけないと危惧したクモリが、隊に対して掛け合ったのが、徹底的な防御である。

 アルファ隊が、弾幕などの火力サポートに優れているのであれば、私たちは、怪我人を出さない盾となろう。

 その決意の現れが、あの防護盾であり、広く全てを受け止める海の色のメッシュなのである。

 

「げっ……囲まれた」

 

「総員、撃て!!」

 

 幹部であるイオリの掛け声と同時に不良集団に集中砲火を行い、殲滅してのける。

 小競り合い開始から、僅か10分での制圧だった。

 

 

 

 

「……どうやら、先遣隊のようですね」

 

「どう?アコちゃん敵の総数分かりそう?」

 

 その後帰還し、オペレーションルームにて、幹部組と隊長たちが話し合いを行っている。

 先ほど制圧した不良集団は、ただの前哨戦でしかなく、本部隊ではないというのが、彼女たちの結論だった。

 そして、その両軍の本部隊の目安をデータ収集が得意な参謀であるアコに聞いているのが現状だ。

 

「先ほどのそれぞれの部隊が十人で構成されていたことと、SNSでの盛り上がり方を見るに、恐らく両軍共に同数であることは間違いないでしょう。

 そして、びしょびしょヘルメット団の団員数は既に割れています……それぞれ総数70名、全体で140人の不良を我々で殲滅させねばなりません」

 

 そう分析を話すアコに対してイオリが話しかける。

 

「ねぇ、アコちゃん。ここって閑静な街のはずなんだよね?」

 

「わ、私だってこうなるとは思ってなかったんです!!」

 

「まぁまぁ、これに関しては私たちも予期できなかったことですし、既に起こってしまったことなんですから、責めないであげましょう?」

 

 イオリの鋭い一撃に泣き出す5秒前の顔で、声を荒げるアコを宥めるようにチナツが追いつかせる。

 この海岸を選んだのは、アコ自身だが、それに同意した時点で皆同罪という訳なのだ。

 

「それで?結局どうするのさ。タイムリミットは4時間後だよ?それまでに手分けして片付けるってこと?」

 

「えぇ、クモリの言う通り、そうするほかありません……SNSを見るに……このまま行けば休暇どころの騒ぎではなくなってしまいます」

 

 クモリの言葉を肯定するように、アコは結論付けるが苦い顔をしている。

 先ほどは、自分たちが先手をかけれる状況かつ相手が少人数、そして敵同士だったからこそ出来たが……今度はそうはいかない。

 

 敵陣地に突貫して、殲滅。これを二回もしくは人数を減らして同時に行わなければならない。

 どちらにせよ、不利な状況なのだ。

 

 だからこそ、アコは渋々ではあるが……念の為に依頼をした助っ人へと声をかける。

 

「非常に不服ですが……どうやら貴女達を頼るしかないようですね……」

 

「ふふっ、あの天下の風紀委員会様が、私たちを頼ることになるなんてね」

 

「まぁ、今は追われる身じゃないんだしいいんじゃない?社長」

 

 アコの視線の先から、オペレーションルームに入る四人の人影。

 逆光に照らされながら、水着に身を包んだ四人の中で、社長と呼ばれた少女が、会議の席に座る。

 

「便利屋68。シャーレの先生、次元大介の休暇を守るという依頼承ったわ」

 

「念の為、万が一の際の虎の子でしたが……ヘルメット団の方をお願いできますか?」

 

「えぇ、構わないわ。その代わり……分かってるわね?」

 

 アコが、苦々しい顔で四人に頭を下げようとするが、アルがその頭を止めて顔を上げさせる。

 アコの瞳を見つめながら、取引内容の確認を行う。

 その一挙手一投足に貫禄が溢れ出ており、アルの本気度合いがうかがえる。

 

「えぇ、ヒナ委員長が現在行っている監視役の交替……ですよね?」

 

「分かっているのならいいわ。さ、お仕事を始めましょう」

 

 アコの言葉を聞いて満足したのか、アルは社員を引き連れて、オペレーションルームから出ていく。

 部屋の中に流れていた空気が元に戻っていく。

 

「久しぶりに見たけど、随分と変わったね」

 

「えぇ……貫禄と言いますか、圧が強かったような……」

 

 クモリとチナツが会話している横で、アコは一人ヒナへ懺悔していた。

 ヒナから許可は出ているとは言え、彼女の休暇も兼ねていた今回の件が中断になってしまうからだ。

 それでも、すべてが台無しになるよりかはマシなはずだと自分を言い聞かせながらも、彼女は心の中で懺悔している。

 

「ふぅ……さて、皆さん私たちも仕事の再開です!」

 

「便利屋に先を越されないように頑張るぞ!」

 

 アコとイオリの号令で、風紀委員会たちは動き出した。

 全ては恩に報いるために。

 

 

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「アルちゃん、随分気合入ってたね?」

 

「ふふっ、当然じゃない?今回の依頼の報酬は先生と皆でこの綺麗な海でバカンスが出来るのよ?」

 

 私は鼻歌まじりに、風紀委員会から貰った座標へと足を運んでいた。

 敵は70名。一人も逃さずに、殲滅するというお仕事。

 中々、ハードな仕事だけれども……報酬は私たちにとっては充分見合ったものだものね。

 

「それで?作戦はどうする?」

 

「爆弾はもう仕掛けたのかしら?」

 

「は、はい……既に通行するであろう抜け道に仕掛けてあります……」

 

 ハルカが仕掛けたのなら大丈夫。

 あとは、やるだけになったわね。

 

「いつも通りでいいんじゃないかしら。カヨコ課長は何かあるかしら?」

 

「うーん……そうだね、いつものフォーメーションで大丈夫だと思うかな」

 

「くふふっ、それじゃあ、早速始めちゃおっか!」

 

 タイムリミットとは4時間……それなら一時間で終わらせて、さっさと報酬をもらうとするわよ!

 

 

 先生に普段から鍛えられてる私達と不良たちどちらが強いかなんて……分かり切ったことじゃない?

 だから……私たちの無双はまた今度の話とさせてもらうわね。

 

 

「……って思ってたんだけど……戦車とドロイド軍団は話が違うんじゃないかしら!」

 

『社長、愚痴ってないでヘリ落として』

 

「くぅ……やってやるわよ!!」

 

 カヨコの正論に心を抉られながらも、銃を構える。

 

 ヘリの燃料タンクへ弾丸を命中させ、神秘で爆破。

 ヘリ落としにも慣れたものね。

 

 恐怖の効かないドロイド兵にはハルカが、戦車はムツキが、ヘルメット団はカヨコが対処してくれている。

 社員も本当に頼もしくなったわね。

 

 それにしても……本当に全面戦争をする気だったのね。

 戦力がかなりガチじゃないの。

 

「おい、相手はたったの四人だぞ!」

 

「ふふっ、私たちはね、一騎当千なのよ?もしも倒したいのなら……4000は連れてきなさい!!」

 

 

 

 ──────

 

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「ふぅ、ふぅ……」

 

「皆さん生きてますか……?」

 

「何とか……まさか、戦車だけじゃなくて、戦闘ロボットまででてくるなんて……結局100体はいたんじゃない?」

 

 オペレーションルームにて、全員がグダリと椅子にもたれかかりながらうめき声をあげている。

 便利屋達も似たような状態だ。

 

「……正確に言えば、570ですね……あのまま戦争していればスケバンが勝っていたかもしれません」

 

「アコ、こっちも似たようなものだったから分からないよ……」

 

 グダリと死んだ魚のような目をしながらカヨコがアコへと話しかける。

 どちらにせよ両者ともに大戦果を挙げた事には変わらない。

 

「ど、どちらにせよ。両軍ともに撤退を確認。無事に作戦終了です」

 

「せっかくの水着が台無しよ……報酬は、明日もらうわね」

 

 アルが溜息混じりに、そう呟いたタイミングで部屋がノックされ、支配人が中へと入って来る。

 

「風紀委員会、そして便利屋68の皆様!ありがとうございます、本当にありがとうございます……!!これで当ホテルはもちろん、周辺のお店の方々も戻ってこられるはずです!」

 

 支配人は、懐からお金ではない何かしらの紙束を優しく机に置くと深々と頭を下げる。

 

「お礼と言っては何ですが、今度当ホテルの管轄区でのオープンを予定している温泉チケットをプレゼントしますので、どうか後日お使いください……!」

 

「私たちはやることをやっただけですよ……そちらのお礼は頂くとして、改めて皆さんお疲れ様でした」

 

「便利屋も同意よ……報酬をもらったのだからそれに準じただけよ……ホテルの支配人さん?もし何かあれば便利屋68に依頼、お待ちしてるわね」

 

 支配人はその言葉を聞き、再度頭を下げてから部屋を出ていく。

 合計して1140という大軍勢を相手に立ちまわったのだから、その疲れが癒えてないようでしばらく全員がグダリと体から力を抜いてゆっくりしている。

 元敵同士だというのに、随分と平和な光景だった。

 

「これであいつらは撤退したし、今度こそ何も起きず平和に過ごせるでしょ……」

 

「私たちも休暇が欲しいっすね~……」

 

「あの、イオリにメルナ?『フラグ』って知ってますか?」

 

 気が抜けた状態で不用意な言葉を口にしたイオリとメルナを窘めるように、チナツが話しかける。

 

 そんな彼女の予測が当たったのか……盛大な爆発音が耳に入ってくる。

 

「ハルカ?爆弾は撤去した?」

 

「は、はい……使わなかった爆弾は解体してこちらに……」

 

「ってことは……」

 

 念のため、カヨコがハルカに聞くが、当然のようにハルカのやらかしではなく、そのハルカの言葉に部屋の空気が悪くなっていく。

 嫌な予感というのはいつだって感じた瞬間にアウトなものなのだ。

 

『しゅ、襲撃です!!相手は……うわぁぁぁああ!!!』

 

 風紀委員の悲鳴が通信越しに聞こえ、それを掻き消すかのような爆発音。

 

『ねぇ、どうして誰もいないわけ!?ここでお祭りが始まるって言ってたじゃん!!』

 

『お祭りと言いますか、全面戦争ですけどね。まぁ似たようなものですか☆──『どっちでも良いわよ!!』』

 

 通信に入るその少女の声に、一同が頭を押さえる。

 まさか問題児がここに来るなんてといったそんな形相だ。

 

「私たちも手貸すわね……」

 

「すみません……動ける者は集合、殲滅しにいきますよ!」

 

 アコが号令をかけると、戦闘の疲労から回復した者が集まって海岸へと足を運ぶ。

 その先には四人の人影が。

 

「あら、風紀委員会に……便利屋68の皆様ではないですか」

 

 その長い銀髪を揺らしながら、片手に焼きとうもろこしをもった少女 黒舘ハルナが、風紀委員会たちに話しかける。

 

「美食研究会……何のつもりだ!今度は何をやらかすの!!」

 

「あら、イオリさん失礼ですわね……何も事件を引き起こしに来たわけじゃないのですよ?」

 

「そうよ!私たちは焼きとうもろこしを売りに来ただけ!!」

 

 ハルナの言葉に続いて、赤いツインテールをした少女 赤司ジュンコが手に持った焼きとうもろこしを突き付けながら、叫ぶ。

 

「焼きとうもろこし……?」

 

 アルがこぼした素朴な疑問を聞いたハルナが優雅に語り始める。

 

「海辺やお祭りなどで食べる焼きとうもろこしは、なぜあんなに美味しいのでしょうか……?」

 

「まぁ、それは分かるわね」

 

「その理由、気になりませんか?同じとうもろこしのはずなのに、海辺というだけで、お祭りというだけで、あんなにも味が違うだなんて……ただ考えるだけでは仕方ありません、これを解明する方法はただ一つ」

 

 アルの相槌で気が良くなったのか、さらに語り始めるハルナは、長々と語りそして結論付ける。

 彼女たちの背後には袋に入ったトウモロコシの山が聳え立っている。

 

「そう、試してみればよいのです。つまり、実際に作ってみましょうと。丁度ここで、私達以外のサンプルもかなり確保できそうでしたし」

 

「そういうことです☆ 今日ここで全面戦争があるとSNSで話題でしたし、海でお祭り騒ぎだなんてちょうどいいなと思いまして~」

 

「スケバン集団にヘルメット団!それに結構規模の大きい抗争らしいし、見物人もたくさん来るって言ってたし、ここで焼きとうもろこしなんて売ったら大繁盛間違いなし!……のはずだったのに!!」

 

 黒い角に黄色い長髪が特徴的な少女 鰐渕 アカリの言葉を継いで、ジュンコが怒りを叫ぶ。

 既に閑散とした砂浜を見て彼女たちは何が起きたのか、大方把握したらしい。

 

「まぁ、売れなくても私が食べるけどね」

 

「そういう話じゃないから!!」

 

 のほほんと喋る茶髪の少女 獅子堂 イズミにジュンコがツッコミを入れながら銃を構える。

 どうやら戦いを引き起こすらしい。

 祭りがなければ祭りを引き起こせばいいじゃないという発想なのだろうか?

 

「はぁ、ようやく問題が片付いたと思ったらまた面倒な問題児が……!!」

 

「ふふっ、私たちの美食への執念、改めてお見せ致しましょう」

 

 開戦の号砲代わりの射撃音が、ハルナの狙撃銃から鳴り響いた。

 

 




次から次へと問題は問題が巻き起こる。
美食バカに……次は温泉バカだ??
ったく、ゲヘナってのはどうなってやがる

次回 俺の出番





原作よりも風紀委員会が強いので、苦労はすれど如何にか対処できるそんな感じの強さですな。成長を感じる。
そして、ようやく弊キヴォトスにも来ましたね彼女たちが。
やってることはともかくとして、ハルナの信念とかは割と作者好きなんですよね。
どんなものでも、美味しいのなら評価をするっていう辺りが……まぁクソ店はともかく爆破は止めてほしいんですが……

あと、活動報告にて、最近増えてきたモブの子達の設定を書き納めました。
気になる子がいれば……是非是非。
今回のイベントは、割とモブの子達にも焦点を当てたいのですな。

今の話のタイトルが分かりにくいとの意見を得て変更するか否か

  • 例:殺し屋の矜持
  • 例:1-10
  • 例:1-10 殺し屋の矜持
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