時間は少し巻き戻り……
まだミカとサオリが命懸けの大喧嘩をしている最中……
「クックッ……まだ諦めていなかったのですか」
ベアトリーチェは虚空を見つめ、そして嗤った。
「大方、トリニティに戻りたいのでしょうが……その夢の隙間から脱することは容易ではないでしょう……まぁ無理もありません。貴女は『意識』に巻き込まれましたからね……まぁキヴォトスの外部に通じる窓に顔を出したも同然です。 『アレ』からすれば、貴女の存在は、まるで暗闇に浮かぶ灯火のように目立っていた事でしょう」
彼女は緩やかに歩きながら、とあるステンドグラスを見上げる。
その先には、空に浮かぶ黒い何かが描かれている。
まるで瞳。
まるで太陽。
ただ一つ分かるのは……その黒いそれが、ただ不気味でおぞましいものだということ。
「『アレ』に露出された貴女の
彼女がステンドグラスを見つめる瞳には、敵意とそしてそれと同じほどの好意が浮かんでいる。
「解釈されず、理解されず、疎通されず……ただ到来するだけの不吉な光。 目的も疎通もできない不可解な観念……私たちゲマトリアの最大の宿敵。我々は『色彩』と呼んでいます」
ベアトリーチェは再び、虚空を見つめる。
そこに囚われている彼女を嘲笑いながら、この地獄を楽しむように別の視界に映るミカとサオリの行く末を見届けている。
「……ふふ……これもまた運命なのですよ。決して抗う事の出来ない地獄の存在証明、その行く末を見守ろうじゃありませんか」
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体が軋む……
頭が割れそうなほどに痛む……
ベアトリーチェ……私は諦めることは決してしない。
最後まで諦めない……逆転してみせる……
私は、先生から学んだのだから。
不可逆的で絶望的な状況を巻き返す『人』の強さというものを。
今は、ただひたすらに前へ進み続ける。
体がひび割れ、魂が砕けんとしても。
前へ……ただ前へ……
意識が零れ落ちていく……
白い空間の中を、何も描かれない白昼夢を歩き続ける……
絶え間なく襲い続ける痛みに、気が遠のいていく……
そして、重力に身を任せ、前向きに倒れ……優しい光が瞼を照らす。
優しい陽の光と、青い空、青々と生い茂る山が見える。
襖で仕切られたこの建築様式には覚えがある。
確か……百鬼夜行自治区で見られるものだ……
が、しかし……ここは一体……?
「ふぅむ、お客様かの?」
背後から声が聞こえる。
そして鼻腔をくすぐる薬煙の香り。
振り向いた先に居たのは、美しい薄桃色の毛並みと二つの尾をもった狐耳の少女。
……いや待て、ここは私の神秘でしか介入できない領域のはずだ。
ベアトリーチェの例外はあるが……それでも、こんな頻繁に現れるのは、あり得ない。
「呵々、ここに妾以外が足を踏み入れるとは……一体何年ぶりのことじゃろうかのう」
その言い方は、まるで白昼夢が彼女のものかのような言い方だった……
「あ、貴女は、誰だ? 私を、認識できるのか?」
「ふむ……なるほどのう……あの時の小狐じゃったか」
目の前にいる少女は、鋭い視線を私に送り……私の身体を観察している。
「其方の疑問にも答えてやりたいが、少し待ちやれ……其方よ、『色彩』と遭遇したな?」
あの時、ベアトリーチェに見られたときに、そして首を折られかけた時に感じたあの悪寒……この体を蝕むように這いずり回る痛みの正体……
あの時ベアトリーチェが淡々と語っていた通り、私の体には色彩が染みついているのだろう、しかしそれを一瞥で看破したというのか?
「しかし、妙じゃのう……色彩と遭遇したものが、これほど強固な意識を保ち続けておるとは」
「色彩について何か知っているのかい?」
「ある程度のことではあるがのう。キヴォトス外から到来する、曠古の災禍を引き起こす存在の事じゃよ……尤も、其れそのものが人格や意志を持っているのかは分からぬ」
彼女は、常に煙を漂わせている桜の花で彩られた煙管を咥えて、少し煙を吸い、それを空に向かって吐き出す。
「肝心なのは、このキヴォトスの民草にとって、アレは致死の毒足り得るという点じゃな。 アレに露出された者の肉体は捻じれ、精神をも蝕まれていく。 そうして異物として造り替えられてしまう……しかし、色彩がキヴォトスを見つけるのは不可能に近いはずじゃが……何があった?」
目の前にいる少女が何者なのかはいまだに分からないが……それでも、彼女がこの色彩に関することであれば、信用できることを私は感じ取っていた、
この人ならば、何かここを脱出する出口になり得るかもしれない
私は、何があったのか語ろうと口を開いた。
「口を開かなくてもよい。妾自身で診るからのう」
そういって、彼女は私に近寄り、その白い指先を私の額に当てる。
「失礼……」
そして、そこから白昼夢の泡を生み出し、見始める。
この人も、私と同じ神秘を持っているというのか……?
でも、私は夢の泡を生み出すことはできない……
ただ点在するそれを眺めるだけ……
まるで、私よりもこの力を使い熟しているような……彼女は一体……何者なんだ?
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弾幕を避け、スーツについた埃を払う。
「……不味いな」
あの聖女バルバラと呼ばれた化け物は、両手の携えたガトリング砲をリロードし、再び発射体勢へと移行する。
宣言通り俺を狙ってきているが……なんなんだ、あれは。
マグナム弾が当たっても傷がつくどころか、怯みすらしねぇ。
ヒナ並の防御力に……あのガトリング砲。
絶え間ない弾幕と鬼ごっこをするのは、中々老骨に応えるもんだ。
弾を避けた先の石製の柱が、虫食いのように穴が空いてる辺り、弾を一発でも食らえば一溜まりも無い。
「な、なんなんですか……あれ……アンブロジウスなんて目じゃないほどの破壊力……それをあんな体で……意味が分かりません」
「ユスティナ聖徒も沢山いるのに……あれを乗り越えなくちゃいけないの……」
仕方ねぇとはいえ、サオリはもちろんのこと、ヒヨリとミサキも消耗した状態でここまで来た。
だからこそ、逃げる方向まで考えなくちゃいけねぇ……
「……くっ……ここまでなのか……?」
サオリが声を零す。
随分としみったれた声を出しやがる。
確かに、あのバルバラは脅威的で、それをどうにかしたところでユスティナ聖徒による圧倒的な物量は依然として脅威そのもの。
「サオリ」
「……先生?」
「泥棒のチカラを信じてくれるか?」
そうしたら、無数の軍勢にだって勝ってやるさ。
男なら、言った言葉を戻すなんてしねぇからな。
サオリに俺はシャーレの紋章を投げ渡して、サオリ達の前に立つ。
「……あぁ、先生のことを信じる」
「ふっ、上等だ」
バルバラ……あの化け物の唯一の欠点はたった一人しかいねぇことだ。
どれだけ強かろうと一人しかいないのなら、やりようはいくらだってある。
「弾は一発で……」
シリンダーの中に入っている弾を抜き、.357Kaiser弾を内ポケットから取り出して、それをリロード、撃鉄を起こし、構える。
トリガーに指をかけると同時に、神秘が集まっていき、赤黒い照準のヘイローが銃口に出現する。
「充分だ」
引き金を引くと、撃鉄が下ろされ、銃口から光と共に弾丸が発射される。
ミカに対して使った時は接射で使ったから気づかなかったが……
バルバラの横を掠めて飛んでいく弾丸が、ユスティナ聖徒の群れに開けた大穴が、この弾丸の持つ破壊力を如実に表す。
「
バルバラは、その風圧によって後ずさり、俺のことを睨みつけている。
どうやら、同胞を大量に殺されたことに怒り心頭らしい。
……あの亡霊にそんな感情があるとは思っちゃいないがな。
「スクワッド、お前らは先に行きな」
ベアトリーチェは、わざわざ俺を指定してあいつをけしかけてきた。
ユスティナ聖徒の亡霊共が、命令しか聞かない頭をしてるのは、分かっている。
だから、あのバルバラは俺がここで食い止めておくべきだろう。
とは言え、ベアトリーチェとの戦いに今のサオリ達だけってのは心もとない……
「ミカ、サオリ達を手伝ってやれ」
「っ!?」
ミサキとヒヨリが動揺を見せる。
まぁ、さっきまで殺し合ってた女だからな。
「あのバルバラとかいう怪物の狙いは俺だ。 あのベアトリーチェの胃袋に鉛をご馳走してやれないのは残念だが……俺が残るしかねぇだろ」
さっきの弾をぶち込んでやれば、あの化け物もくたばるか?
.357Kaiser弾は、今回手持ちにあった12発しかねぇ。
さっきので1発。
ミカを止めるのに1発。
……残り10発。
バルバラの硬さを考慮しても、余裕はそこまでねぇか……
手持ちの弾を確認していると、ミカが俺の前に立ったと思えば、俺の額を小突く。
軽い衝撃で身体が揺らぐ。
その勢いのままミカを見れば、彼女は切なそうな笑顔を俺に向けていた。
「先生、カッコつけなくていいよ」
「何の話だ」
「勝率、低いんでしょ?」
そういってミカは、近くの石ころを拾い上げたと思えば、それを全力でバルバラへと投げつける。
バルバラの胴体へと真っ直ぐ向かい、直撃。
身体をくの字に曲げたバルバラは、壁へと激突する。
たかが石ころを投げただけだと言うのに……あのバルバラを吹っ飛ばしやがった……
「私の方が勝率ある。だから……アレは私が引きつけるよ」
その言葉を聞いたサオリが動揺を見せる。
ミカらしくない冷静な判断に驚きを見せた……という訳でもあるまい。
彼女の横顔が、まるで死地に向かう前に家族へ別れを告げる兵士の顔つきをしていたからだろう。
「サオリ、貴女が彼女を助けたいというその気持ち……私には分かるよ。だから……私が引き付けている間に……アツコを助けに行って」
俺の方を向いた彼女は、再び悲しげな笑顔を見せていた。
「先生、ごめんね。言う事聞かなくて、問題ばかり起こして」
「あぁ、帰ってきたら沢山叱ってやるよ」
「そっか、なら……ふふっ、無事に帰らないとだね」
彼女は、俺たちに背を向けてバルバラ達の方へと歩み寄っていく。
その背中を見て、サオリは彼女へと声をかける。
「ミカ、お前は……」
「サオリ、 行って! 時間が無いんでしょう?」
「……あぁ、ありがとう」
俺たちは、ミカへ背を向けて走り始める。
さっきの一撃で、完全にミカに対して注目が行ったらしく、それ以上俺たちを追っかけ阻むものはいなかった。
ようやくここまで辿り着けた。
アリウス分校にとっての聖地であるバシリカの至聖所。
厳かな雰囲気の紫のステンドグラスとそれに相反するように建物のいたるところが崩壊し、僅かながらこびり付いた血の臭いがする。
いや……この血の臭いは、まだ新しいものだ。
そしてその血の出所は……彼女からだった。
「……姫!!」
白い怪物が描かれている真新しいステンドグラスの前にいびつな十字架の姿で赤い茨によって体を磔にされた少女の姿が見える。
「……気を失ってるだけみたい」
「は、早く姫ちゃんを……」
サオリ達がアツコの元へと駆け出そうとするのを腕を広げて、制止する。
「どうやら、そう簡単には返してくれないそうだぜ」
「お待ちしておりました、次元大介先生。 憎き私の敵対者よ」
空間に響くヒールの足音と共に、暗闇の中からベアトリーチェが俺たちとアツコの間に割って入る。
「てめぇの面を見るのは初めてになるな」
「ふふっ、えぇ、互いにそうですね」
「あぁ、これが初めてで、これが最後になるな」
俺の返しを聞いたベアトリーチェは、白い牙を剥き出しにして残忍に笑い、俺を見つめている。
「今、私は後ろにいるロイヤルブラッドの神秘を搾取し、キヴォトス外から到来する力を借りて……私は自分の存在をより高位のものへと昇華しています。 さぁ、先生。 不可解で不愉快な大人、私の敵対者よ」
彼女は手に持った扇子を広げ、優雅に口元を隠しながら語り始める。
俺としては、これ以上聞く気はなかったが……こいつと長く話すことも、もうないだろうからな。
最後の語らいとしてその言葉に少し耳を貸すことにした。
「先生、貴方は私を誤解しているのかもしれませんね」
自分で言うのもなんだが、人を見る目ってのには自信があるが……
こいつがそういう訳ってのには興味が湧いた。
「私達は、この世界を通じて各自が望むことを追求しています。
あなただって、同じ。何に成る事もできるし、全てを識ることが出来ます。
より高位の存在になること……それを通じて、全てを救う事が大人の義務なのです。
私はこの儀式を通じて、高みに登り、この世界を救う……それこそ大人が到達すべき境地!
その過程での
そう……この犠牲は必要な事。
これこそが『崇高』へと至る道──「下らねぇ」……何?」
……馬鹿正直に聞いた自分に嫌気が差しちまう。
三文芝居よりも酷い、笑えねぇ最低のジョークだ。
「聞こえなかったか?下らねぇっつったんだよ」
「私の崇高を、下らないと? 何故ですか!貴方ならばこの価値を理解しているでしょう!! 全ての生徒を審判することも、救うこともできる貴方なら──「興味ねぇな」」
「俺にはそんな力はねぇし……あってもいらねぇよ。
俺は、ただ毎日美味い酒を呑んで、煙草を吸えりゃそれでいい。
テメェのような弱い子供を虐めて
お山の大将気分を味わうことに楽しみを覚えるほど
俺はガキじゃねぇんだよ」
ベアトリーチェの体がわなわなと震え、みっともなく大口を開いて喚き始める。
「黙りなさいッ!!!! よくも……よくもこの私を!!!」
「黙るのはテメェの方だ、ベアトリーチェ。これ以上俺の生徒に手を出すんじゃねぇ」
「よくも……よくもよくもよくも……!!! 先生、貴方はどうやら余程死にたいようですね……!!!! ならば、後ろのゴミ共々、殺して差し上げましょう!!」
ベアトリーチェの体が、変形していく。
その体は白く染まり、醜く細長く伸びていき、手は血のような赤黒い鍵爪へと変わり、
顔は、醜悪なひまわりのように無数の眼がこちらを絶え間なく見つめ続けている。
そして、その背中には血管と枯れた枝のような印象を抱かせる翼と、巨大な赤いヘイローが浮かんでいる。
本物の化け物が俺達の目の前に君臨していた。
「後悔しても、もう遅いですよ!! 貴方達全員私自らの手で断罪、惨殺処刑にして差し上げましょう!!!」
「……あれが、マダムの本当の姿……」
「うえぇっ!?何ですかアレ?!ただの怪物じゃないですか……!!」
「そう……私たちはあんなものに、ずっと……」
ベアトリーチェの本性を見たスクワッドたちは、それぞれ動揺を示している。
まぁ、本当にガキの頃から傍にいた大人が、あんなものだったと分かるのはそれなりにショックだろうがな。
「スクワッド、行けるか?」
「……あぁ、もちろんだ」
「うん……あの怪物を倒そう」
「はい!! 姫ちゃんを救うのです……!!」
ベアトリーチェの咆哮と同時に俺たちは駆け出す。
彼女を守るように亡霊が現れる。
その中にさっきのバルバラが居ないあたり、あれは一体だけの特注品らしいな。
あれが複数体出ることも想定してたが……最悪からまだマシになった程度か。
俺以上にベアトリーチェに一発食らわせたいのは、あいつらだろうからな。
極力カバーに回るように立ち回る。
ヒヨリの射撃を狙って襲いかかる亡霊を蹴り飛ばし、そのままミサキへ纏わりつこうとしている奴を銃撃し、塵へ返す。
「ヒヨリ、ミサキ!」
「マダム!これが私からの退学届けです!!」
「ふっ……まぁ、貴方の居るアリウスからのだけどね」
2人は同時に引き金を引く。
放たれた弾丸とミサイルは、ベアトリーチェの胴体に当たり、その白い肌を焼く。
「サオリ、まだ動けるな?」
「あぁ……マダムには借りがあるからな」
「はっ、その調子だ」
ベアトリーチェは背後から赤い光弾を生成して、弾幕を放ってくる。
当たった地面が大きく抉れ、凹む。
ただ、狂乱して闇雲に変身しただけってわけではないらしいな。
サオリが銃口を向けると同時に俺もマグナムを構える。
マグナムのシリンダーの中には、.357Kaiser弾を込めている。
「ブチかましてやれ」
「マダム、姫を……私の家族を返してもらおう!!」
そう言って、サオリは、引き金を引く。
銃身が焼け付くほどの連射をしながら、反動で吹き飛びかける体を後ろから支えてやり、俺もベアトリーチェの顔面に向けて、銃弾を放つ。
後ろに仰け反り、その白く細い腕が垂れ下がる。
こんなに簡単に倒せるわけがねぇが……
「倒した……のか?」
いや、そんなはずがねぇ……ヘイローは意識の有無と繋がっている。
つまりまだくたばっちゃいねぇ。
「油断す──「温いですよ」」
ベアトリーチェのもつ無数の目から、光線が放たれ、それに直撃したスクワッドは壁へと叩きつけられる。
「……クククッ……ふふはははははッ!!! 全くもって温い攻撃ですね……!!」
炎を払いながら、咆哮を放つベアトリーチェ。
ロイヤルブラッドの神秘のせいか……それともあの背後に浮かぶヘイローの影響か……
大口叩くだけあって、掠り傷が残るのみ。
光弾だけじゃなく、光線も行けるってわけか。
ますます人から外れてきやがったな。
「さて……これで残るは貴方だけですよ、次元大介先生」
「トドメを刺すのは、俺を殺してからってわけか」
「えぇ、良く分かっているではないですか。さて……奇跡が起きない限り、私を殺すことは不可能ですよ」
表情は読めねぇが、あの憎たらしい笑みを浮かべてるのは理解できる。
「奇跡……か」
「えぇ……尤も、この地獄にそんなものはありはしませんがね」
俺は、懐からとあるものを取り出す。
この世界に来てからいつの間にか服の中に入っていたそれは、普段はただのクレジットカードだが……
持った時に理解できた、これはただのカードじゃねぇってことを。
「なら……起こしてやろうじゃねぇか」
「っ……! それは……『大人のカード』!!」
使い方は……何となくだが分かる。
初めてシッテムの箱に触った時と同じ感覚だ。
俺の持ち物じゃねぇはずなのに、懐かしい感覚。
「むざむざ……それの使用を許すはずがないでしょう!!!」
ベアトリーチェの顔の中心に膨大な量の神秘が溜まっていく。
さっきの光線をまとめたものを撃つつもりか……?
マトモに食らえば、確実に死ぬだろうな。
「死ね!!次元大介!!!」
赤黒い光線が俺へと放たれる。
迫りくる光線を前に、俺の口角は上がっていた。
何せ、世界一の侍がいるんだからな。
「キエエエェェーッ!」
空間に響き渡る猿叫と共に放たれた斬鉄の閃光は、迫りくる光線をその根元まで真っ二つに切り裂く。
「……またつまらぬものを斬ってしまった」
「……はっ、つまらないものを斬らせたら、あんたが世界一だぜ。
奇跡がなくとも
歩いてきた道は決して裏切ることはない
次回 CRYMAX
此処だけの裏話、実は固有名の名称は学園ごとに特色を分けてるんですよね。
トリニティなら天使の名を、ゲヘナなら悪魔の名を、ミレニアムは、科学用語を
そうなると、一人明らかに不自然な固有名を持った生徒がいるんですよね。
あの子の伏線前から気づけてた方、貴方いいセンスしてますね
あ、オラトリオ編読了しましたが……なんかこの世界線だとこちらもっとひどくなりそうなんですよね……
では、最後に、ここすき、感想、評価お待ちしております。
今の話のタイトルが分かりにくいとの意見を得て変更するか否か
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例:殺し屋の矜持
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例:1-10
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例:1-10 殺し屋の矜持