赤龍帝と青春の物語   作:中川さん

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気分がのってるので3話投稿です。
次回からアビドス1章に入れるかな?


LIFE.8災厄の狐?どうも災厄の獣です。

兵藤一誠side-

 

「もうすぐシャーレに着きますよ!」

早瀬の先導で俺たちは進んでいた

 

「皆さん今回の騒動を起こした主犯の名前が判明しました。」

リンちゃんから通信が入る

「主犯の名前は、狐坂ワカモ。

百鬼夜行連合学院を停学中に

矯正局送りにされている生徒です。

以前にも同じような前科がある様ですので気をつけてください。」

 

-???side-

「おや、連邦生徒会長は居ないようですねぇ

まあ、好都合といった所でしょうか。

こんな所にいったい何を隠しているのでしょうか

楽しみですねぇ」

 

-兵藤一誠side-

 

「着いた!」

やーっとシャーレの部室に着いたぁ…

 

「シャーレの部室奪還完了です。私も向かいますので、地下で合流しましょう」

終わってから来るなんてリンちゃんずるいな。

いや、俺も戦闘してないから人の事言えないけどね。

 

「うーん…これは一体何でしょうか。まったく分かりません。

これでは壊しようがありませんね。」

和服姿の怪しい生徒いるよリンちゃん

この子が生徒会長かな?

 

「初めまして?俺は兵藤一誠

このシャーレに配属されたセンセイだ。よろしくな。」

とりあえず握手でも求めてみるか

 

「あら?」

あら?

「あらあら?」(ポッ)

あらあら?

「し、し…失礼いたしました!!」(ダッ)

あっ…行っちゃった…誰だったんだろう。

次はお顔を見せて貰いたいかな?

 

それから少しして

 

「お待たせしました…?何かありましたか?」

何かあったといえば会ったけどまあいいか

「何も無いよ」

 

「そうですか。ここに、連邦生徒会長が遺したモノが保管されています。」

 

「幸い、傷一つなく無事ですね。」

リンちゃんが何かを持ち上げる

 

「受け取ってください」

それはタブレット端末だった。

 

「はい、これが連邦生徒会長の遺したモノ

『シッテムの箱』になります。」

(俺は何処かでその名前を聞いたことがある気がする)

 

「普通のタブレットに見えますが、実は正体不明な物なのです。

製造会社も、OSも、システム構造も、動く仕組み全てが謎です」

(まるで神器みたいなものだな。)

 

「連邦生徒会長はこの『シッテムの箱』は先生のもので、

これを使えばサンクトゥムタワーの制御権を回復出来ると言ってました」

(ちょっと無責任じゃない?出来なかったらどうすんのさ)

 

「私たちには動かすことも出来ませんでしたが、

センセイならもしかしたら…それとも…」

それとも…?

 

「…私はここまでです。ここから先はセンセイに全てかかっています。」

いや!いや!いや!なにもないのかい!

 

「邪魔にならないように離れています」

何も起きなかった時に逃げるためじゃないよね?ね?

 

まあ、やってみるしかないか

 

『シッテムの箱』を起動する

 

(起動パスワードを入力して下さい)

 

パスワードは……

 

ふと脳裏に言葉が浮かぶ。

 

これが神器のようなものならば…

 

 

……我々は望む、七つの嘆きを。

 

 

……我々は覚えている、ジェリコの古則を。

 

 

パスワードを確認しました。

 

『シッテムの箱』へようこそ兵藤一誠センセイ

 

生体認証及び認証書作成のため

 

メインオペレートシステムA.R.O.N.Aに変換します。

 

『シッテムの箱』の画面が見たことの無い教室の画面に切り替わる

 

教室の真ん中には少女が寝ている。

 

「くぅぅ…」

 

「カステラには…いちごミルクより…バナナミルクが…」

なにやら可愛らしい寝言を言っているがこの子は?

 

「えへへ…まだ沢山ありますよぉ…」

起きないなこの子。

寝ている時のオーフィスみたいで可愛いいな。

頬を突いてみよう(ツンツン)

「うにゅ…まだですよぉ…しっかり噛まないと…」

さっきから寝言で言ってるカステラの事だろうか(ツンツン)

「うぅん…でもぉ…」

でもぉ?(ツンツンツン)

「うぅぅん」(ガタッ)

おお!起き上がったか?

「むにゃむにゃ…んもぅ…」(パチリ)

おっ目が合ったね

「ありゃ…ありゃありゃ…?え?あれ?センセイ!?」

目が覚めたかぁ??

「この空間に入ってきたってことはもしかして兵藤一誠センセイですか?!」

あっやっぱり何か特殊な空間なんだ神滅具にそんなのがあったような…

「そうなるな。俺は兵藤一誠。君の名前は?」

 

「うわぁぁ、そうですね!もうこんな時間!?」

名前教えて欲しいなぁ

「うわぁぁ、落ち着いて、落ち着いて」

ひっひっふーひっひっふー

「えっと…その…あの…自己紹介から!私はアロナ!」

アロナかオペレートシステムと同じ名前なのか

「『シッテムの箱』に常駐しているシステム管理者であり

メインOSとして、これからセンセイをアシストする秘書です!」(フンスッ)

ちょっと誇らしげにしてて可愛い

「やっと会うことが出来ました!ずっとずっーと待ってました!」

あれ?でも

「でもさっきまで居眠りしてなかったか?」

アロナの顔が赤くなる

「あ、あうう…も、もちろんたまにそういうこともあります」

可愛いなこの子撫でるか

「よろしくなアロナ」ナデナデ

「はい!よろしくお願いします!センセイ!ぁぅ」

 

「それでは早速ですが生体認証を済ませてしまいましょう!」

 

「センセイ!私の指にセンセイの指を重ねてください!」

言われたとおりに指を合わせる

「えへへ生体認証完了です。指切りみたいで恥ずかしいです//」

(指切りと言うよりE.〇.みたいだな)

「最新の機械と言う割には目視確認なんだな」

 

「え?最近の機械は違うんですか?そんなに時間もかからない?」

なんか不思議な子だな。

「そんな最先端技術が無くてもアロナは役立ちますよ!」プンプン

「あぁ凄い凄い」

「全然信じてませんねセンセイ」ジトー

「……」

「…」(ウルッ)

あ、ヤバいかも

「だったらその最先端技術のナントカさんの所に行けばいいじゃないですか!」

あーあ、泣かせちゃったよ。女の子の涙には弱いんだよなぁ俺

「ごめんごめん冗談だよ。アロナが一番のOSだよ。」

「ぐすっぐすっ」

泣き止むまで暫く頭を撫でながら宥め続けた。

 

 

「なるほど…センセイの状況は確認出来ました。」

泣き止むまで思ったより時間を使ってしまったな。

「連邦生徒会長が行方不明になって、タワーを制御する方法がないと」

そういえば

「連邦生徒会長ってどんな人だったんだ?」

「私の中にはキヴォトスのデータが多く入っていますが

連邦生徒会長については殆どデータがありません。

どんな人なのか、なぜ居なくなったのか。

お役に立てずすみません…」

「いや、気にしなくていいよ。」(ナデナデ)

「ですが//サンクトゥムタワーの問題は私が何とか出来ます。」

おお、さすが優秀?なOSだ

「じゃあ、よろしくたのむよアロナ」(ナデナデ)

「はい!サンクトゥムタワーのアクセス権を修復します!」

 

キィィィィィィンという何かの起動音の後、建物内の電力が復旧した。

 

「サンクトゥムタワーの制御権を無事に回収。

サンクトゥムタワーをアロナの統制下に出来ました。」

 

「今やキヴォトスはセンセイの支配下も同然ですよ!」(キラキラ)

なに眼を輝かしてるんだこのOSは

「センセイの承認があれば連邦生徒会に

サンクトゥムタワーの制御権を讓渡出来ますがどうしますか?」

 

「どうしますかってのは?」

 

「連邦生徒会に讓渡してしまって大丈夫でしょうか?

今のこの現状は連邦生徒会が原因ですし」

確かに一理あるかもしれない

「でもさ、俺が持ってても分からないし連邦生徒会に讓渡するよ」

何かあっても困るしね

「分かりました。サンクトゥムタワーの制御権を讓渡しました。」

 

「はい。今サンクトゥムタワーの制御権讓渡を確認しました。

ありがとうございますセンセイ。

これで、これまで通りの行政管理を進められます。」

それならよかったよ。

「お疲れ様でしたセンセイ。

キヴォトスの混乱を防いで頂きありがとうございました。」

 

「ここを襲撃した生徒と不良達はこれより追跡討伐をしていきます。」

 

「『シッテムの箱』もお渡ししましたし

あとは連邦捜査部『シャーレ』をご案内致します」

 

階段を登って地下から地上に上がり更に上の階へと上がっていく。

 

「ここがシャーレのメインロビーです。

長い間空っぽでしたが遂に主人がやってきました。」

 

リンが扉を開ける

 

「そしてここがシャーレの部室になります。

ここから始めていくといいでしょう。」

 

始めるって言ったって

「俺は何からすればいいんだ?」

 

「シャーレは、権限はありますが目標などがある訳では無いので

センセイのやりたいことをやるでいいと思いますよ」

 

「どこの学園にも入れて自治区にも干渉が出来ます。

センセイが希望すれば好きな生徒を所属させることもできます。」

好きな生徒ねぇ…

「それって本当に誰でもいいの?」

「基本的にはとなりますね。本来の業務がある生徒もおりますし。」

オーフィス達を呼んで所属扱いにすれば何とかなるか?

「どうしてこんな組織にしたのか。聞きたくとも本人は行方不明。

私たちは彼女を探すことに全力を尽くすので、キヴォトスの問題に

対応できることは少ないでしょう。」

 

「それを俺に対応して欲しいってことだろ?」

リンは苦笑いする。

「そういうことになりますね。出来ればですが。

対応するかを決めるのはセンセイですから。」

まったくくえない女だよリンちゃんは

 

「サンクトゥムタワーの制御権奪取したんですねセンセイ」

「これで私たちの任務も完了ですね。

是非今度はトリニティへお越しください。

それでは私たちはこれで失礼します。」

「私もここで失礼しますね。

風紀委員長へも今回の件は報告をさせて頂きます。

是非ゲヘナへ来た際はご連絡ください。」

「そらでは私も失礼します!

ミレニアムサイエンススクールにお越しの際は

是非ご連絡くださいね!」

 

今回手伝ってくれた皆を見送って部室に戻った。

 

「お疲れ様でしたセンセイ!」

 

「あぁアロナもお疲れ様」

今日は色んなことがあったなぁ…

「でも大変なのはこれからですよ!センセイ!

困っている生徒さんは沢山居ますから!」

 

「そうだな。これからがシャーレの本確始動だな」

 

「ハイ!頑張りましょうね!センセイ!」

 

 

狐坂ワカモside-

あらあら…

困ってしまいました…

シャーレの…兵藤一誠センセイ…

うふふ…

 




プロローグ編
学園都市(キヴォトス)のウェルシュドラゴン編でした。
後半になるにつれて文章量が増えて大変でしたが
やっとプロローグが終わりです。
次回からはアビドス1章へ突入していきます。
オーフィス達が出てくるのはもう少しあとなのじゃ。
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