-イッセーside-
キヴォトスに召喚されてから数日が経った。
D.Uにあるシャーレオフィスで今日も俺は…
「赤龍帝!何故俺がこんな書類仕事をさせられているんだ!」
追いつかない仕事をやって貰う為に喚び出したクロウに怒られていた。
「いやー、だってお前そういうの得意そうじゃん?
他の邪龍は脳筋が多いしさぁ」
今も怒りながらも俺の承認が要らない書類仕事をしている彼は
三日月の暗黒龍(クレッセント・サークル・ドラゴン)クロウ・クルワッハ
数少ない現代まで生き続けていた邪龍であり
俺の中に居る龍の中では恐らく最強だろう。
そんなやつに書類仕事をさせるのか?って
だってそうでもしないと終わらないよこれ。
「連邦生徒会は生徒会長探すのに忙しいって
仕事の殆どをこっちに回してきてるんだから
しょうがないだろー?」
思っていたより連邦生徒会はワンマンチームだったのか。
生徒会長が居ないだけで機能していないのだ。
「嫌だねートップだけが優秀ってのも。」
レーティングゲームを経験してる身としては不思議で仕方なかった。
「いいから貴様も仕事をしろ!」
クロウがキレながらも仕事をしてくれている。
何だかんだ義理堅い所があって助かるよ。
「おはようございます。先生。朝早くから元気ですねって
えええ〜〜〜〜~!?誰ですか!?その人!?」
手元のタブレットから元気な声が聴こえてくる。
「おはようアロナ。と言ってもまだ4時前だからもう少し寝ててもいいよ
彼はクロウ・クルワッハ、俺の友人みたいなものだから気にしなくていいよ。」
「そうなんですね〜じゃあもう少し寝させて
っていくわけ無いじゃないですか!」
うーん流されなかったかぁ
「いやさぁ、書類仕事してたんだけど終わる気配が無くてさぁ
召喚出来ないかなぁ?えいってやったら出来たんだよね」
まさか別世界のここで喚び出せると思ってなかったので
俺自身ビックリしたものだが
「そんな軽い感じで出来るものなんですか?」
「出来ちゃったからとしか…」
アロナに呆れたような目で見られている気がする。
「そんな訳で基本的な書類はクロウが、
承認が必要な重要なのは俺がやる感じで
進めていこうと思ってさ」
実は、召喚したのはいいけど、戻せないんだよね。
まあ、このことは黙っててもいいよね。
「先生、それでしたらコチラのメールが急ぎの様ですよ」
アロナから見せられたメールには聞き覚えのある
学園の名前が書いてあった
「私たちアビドス廃校対策委員会を助けて貰えないでしょうか。」
それはユメちゃんの居た学園の名前だった。