赤龍帝と青春の物語   作:中川さん

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※この話から暫くはオーフィス成分が足りなくて寝不足な
イッセーが生徒に対してまともでは無い対応をする事があります。
苦手な方は注意して下さい。


LIFE.10アビドスへ向かう道中、狐に出会った。

-イッセーside-

アビドス廃校対策委員会の奥空アヤネから届いたメール。

そこには自分達だけでは手に負えない状態に陥っている為

助けて欲しいというような旨の内容だった。

アビドス…ユメちゃんが所属していた学園のはずだが

ユメちゃんの話ではアビドスには生徒会しか無かったはずだ。

そもそも、小鳥遊ホシノと2人だけだったと聞いている。

これは、最悪小鳥遊ホシノは居ないかも知れない。

その時は何とかして探し出すしか無いだろう。

 

とりあえず急ぎであろうメールだったので

書類仕事をクロウに押し付け(任せてきたので

アビドス高等学校へと向かうためシャーレオフィスを出て

D.U地区を歩いているのだが割と遠いのよな。

「アロナ、どうしてシャーレから駅までこんなに遠いんだ?」

タブレットの中の少女に話しかける

「移動地点が近いと強襲されたりと危険性があるからだと思います。

ところで、先生。タブレットの充電足りそうですか?

最近充電されてない様な気がしますが。」

そっかぁ…まあ銃火器持ち込んでそのまま押し切られたら大変だもんなぁ

「充電は…まあ何とかなるでしょ。最悪向こうに着いてから充電すればいいし」

この時の楽観的考えがあんな事になるとはこの時の俺は思っていなかった。

「そんな適当な…バリアの為に最低限のエネルギーは

残さないといけないんですよ?」

うーん、ぶっちゃけアロナに守って貰わなくても何とでもなるからなぁ

「大丈夫、大丈夫。任せといてよ。」

「先生がそう仰るなら…ところで先生気付いてますか?後ろの方」

誰か追けてきてるね。面倒だなぁ…

ただでさえオーフィスを抱きしめられなくてストレス溜まってるのに

「先生そろそろエネルギー温存の為に私は寝てしまうので

気を付けてください。」

アロナはお眠なようだ。今度からはちゃんと充電しておいてあげよう。

 

さてと、誰が居るのかなぁっと

 

-???side-

追手を撒いて少し落ち着こうと思った時でした。

目の前の歩道をあの方が歩いていました。

連邦捜査部シャーレに配属されたという先生。

あの日私が一目惚れをしてしまったお方。

何処に行かれるのでしょうか?

周りに他の生徒も居ない様ですし

人気のない所に近づいたらお話をしに行こうかし…ら?

あら?あのお方は何処に行ってしまったのでしょう?

今まですぐそこに居たはずなのですが

 

その時後ろから声がした

「何をしてるのかな?可愛い狐ちゃん?」

えっ?いつの間に私の後ろに…

 

-イッセーside-

この子この前地下で出会った子だね。

すぐ居なくなっちゃったから話せてないし

少し話してみようかな。

「何をしてるのかな?可愛い狐ちゃん?」

驚いたように振り向く少女。顔は狐面で見えないので分からないが

急に後ろから話しかけられたら驚くか。

「なっ…いつの間に…!?」

狐ちゃんが銃に手を掛けようとしたので

その手首を掴んで拘束する。

「別に戦おうって訳じゃないよ。騒がれても困るけどさ。」

手を振りほどこうとバタついている狐ちゃん

「振り…解けない…!?ヘイローもない人間相手なのに!?」

バタバタしててちょっと鬱陶しいなぁ。

「騒がないでって言ってるでしょ。しょうがないなぁ。」

狐ちゃんの腰に手を掛けて抱き締める形で拘束する。

尻尾がもふもふしてて気持ちいいかも。これいいなぁ九重を思い出す。

「ひゃっ!?ち…ちか…はふっ…///」ボンッ

何故か大人しくなったので拘束してた手首を離して

そのまま仮面に手を付ける。

「あっ…仮面は…やめて…ください…//」

すっかり力が入らないのか抵抗にもなっていない

手を振りほどいて仮面を外す。

「へぇ…可愛い顔してるね狐ちゃん…顔真っ赤だよ」

仮面の下には隠すのが勿体ないくらい可愛い顔が隠れていた。

「見ないで…ください…仮面…返して…」

あんな大胆な破壊活動をしていた人物と同一人物だと思えない

貞淑な美少女がそこにはいた。

左腕で腰を抱きかかえて右腕で狐ちゃんの顎を持ち上げる。

「この前の勢いはどうしたの?それにどうして俺を追跡してたのかな?」

あわあわとして顔が真っ赤になっている。

「たま…たま…見かけた…ので…話しかけ…たくて…」

あんまり悪い子でも無いのかな?まあ、俺で押さえつけられるなら

そんなに強くも無いのだろう。

「そうなんだ。でもこれから急ぎの用事があるから

狐ちゃんの相手はしてあげられないんだよね。

だから今はこれで許してね」

狐ちゃんの額にキスをする。何百年と生きてる俺からしたら

こんな年齢の子供は娘みたいなものだ。

愛でることはあれど愛することは無いだろう。

「ひゃっ!?」

腰が砕けたのか座り込んでしまった狐ちゃんには悪いが

急ぎの用事があるのは本当なのでこのまま行かせてもらおう。

「それじゃあね狐ちゃん。また今度話そうか。」

 

「あの…私…狐坂ワカモと申します。

貴方様さえ良ければワカモとお呼びください」

ワカモちゃんか。いい子だ。

「分かったよワカモちゃん、また今度ね」

そのままワカモちゃんを置いて俺は駅に向かった。

 

-ワカモside-

お、男の方に抱き締められてしまいました。

それに、素顔まで…

私、もうお嫁に行けません!

あのお方に責任を取って頂かないと//




オーフィス「イッセーがさっそくやらかしてる気がする」
ユメ「分かるものなんですか?というか早くないですか?」
オーフィス「1週間もすれば、やらかす。」
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