赤龍帝と青春の物語   作:中川さん

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LIFE.11砂漠に行き倒れるドラゴン

-イッセーside-

ワカモちゃんもふもふしてて良かったなぁ…

九重も尻尾とかもふもふでよく撫でさせて貰ってたけど

また違った良さがあったなぁ…

今度シャーレに来てもらおうかなぁ…

あっ連絡先聞いてないや…

でもおたづね者みたいだしあの辺に隠れてるでしょ

この1週間オーフィス成分が無くて死にそうだったが

ワカモちゃんのもふもふで少し癒された。

早めにオーフィス達をこっちに召喚出来るようにしよう。

 

オーフィス達の召喚方法を考えてるうちに駅に着いた。

「アビドス行きはっと…」

どうやらこの後すぐあるようだ。

大体1時間くらいかかるようなので少し電車内で寝よう。

 

〜〜〜〜~〜〜〜〜~〜〜〜〜~〜〜〜〜~

 

ここがアビドスかぁ…

アビドスの駅に着いたので電車を降りたのだが。

学園はどっち方向なんだ?

見た感じ駅の近くには無さそうだ。

「すみません、アビドス高等学校というのはどちらにあるのでしょうか?」

近場にいた獣人の方に話しかける。

「ん?アビドス高等学校かい?それなら向こうに進んでいけばあるよ!」

顔に傷のある犬型獣人の方は簡単に教えてくれた。

「あぁそうなんですね。ありがとうございます。」

とりあえず歩いて行くかぁ…

「デモ、トオイカラノリモノジャナイト!」

何か言ってた気がするがまあいいだろう。

 

学 校 ど こ だ よ !!!

 

どうも突然先生にさせられた兵藤一誠です。

今現在俺は行き倒れています。

アビドス広すぎるよ…

全然学校にたどり着かない…

あと単純に眠気が限界になってきてる…

少し寝ちゃおうかなぁ…

どうせ俺ドラゴンだし大丈夫でしょ…

 

 

-???side-

朝いつもの時間に目が覚める。

私が住んでるここアビドスは

原因不明の砂嵐で都市の大部分が沈んだ都市だ。

私、砂狼シロコはアビドス高等学校の廃校対策委員会に所属している

理由は、うん。アビドスには他に学校がないから。

寝起きの頭を目覚めさせるために朝ご飯を食べて

制服に着替える。大切なマフラーを巻いて。ん。

家のカギを閉めて愛車のバイクに乗り込む。

バイクと言ってもマウンテンバイクと言われる代物。

精々学校まで10kmくらいだから軽い準備運動だ。

今日も一日が始まる。

 

家からバイクで走りながら水分を補給する。

ん。脱水症状は危険。

ん?何時もの道路に何かある?

キキッ バイクを停めてそこを確認すると

そこには人が倒れていた。ん。ん?

「ん。大丈夫?飲み物いる?」

 

 

-イッセーside-

「ん。大丈夫?飲み物いる?」

はっ!寝てた!ん?誰だ?この子?

「ん。死んでる?置いていくべき?」

「生きてる生きてる置いてかないで?」

よく見たら学生服を着ている様だし

アビドス高等学校の生徒かもしれない

「飲み物?あぁありがとう」ゴクゴク

「ン。カンセツキス…」

「何か言った?いやぁ助かったよー」プハァ

喉も乾いてたから生き返るぅー

「ん。ここで何してたの?」

「あぁアビドス高等学校に行きたいんだけど、

道が分からなくて行き倒れてたんだよ」

大分歩いたはずなんだけどなぁ

「それなら、ここからまだ5kmくらい先にある。」

えぇ…徒歩で行くには遠くない?

「ん。後ろ乗ってく?私も学校行くからついで」

「え?マジ?助かるよ頼んでもいいかな?」

楽できるところは楽したいよねー

「それじゃあ失礼して。」

この子もケモ耳が生えてる…

「しっかり抱き着いてね。落ちたら置いてく。」

「了解。」スゥー

何となくうなじの匂いを嗅いでみる。

少女の健康的な汗の匂いに女子高生特有の甘い香りが混ざっていい匂いがする。

「ん。恥ずかしいから嗅がないで。」

「でも、くっついてないと落ちたら置いてかれるから」スゥー

着くまでこの匂いを肺に溜め込んでおこう。




※イッセー本人は癒しを求めて動物くらいの扱いで接しています。
ドラゴンであるイッセーは動物から根源的な恐怖を覚えられて
逃げられるため、もふもふに弱いです。
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