赤龍帝と青春の物語   作:中川さん

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LIFE.12 到来する龍

ーイッセーsideー

「うーん、満足満足。」

思う存分この子の匂いを嗅いでおいた。

「全然止めてくれなかったね…」

疲れた様な声音で話しかけてきた。

そういえば

「名前言ってなかったね、俺は兵藤一誠。よろしくな。」

名前も名乗ってなかったな失敗失敗。

「ん。私はアビドス高等学校2年砂狼シロコ。よろしくね兵藤さん」

兵藤さんってなんか警戒されてる?

ってさっきまで匂い嗅ぎ続けてたんだからそりゃそうか。

「イッセーでいいよ、先生でも可だよ、シロコちゃん。」

シャーレの人間だって事も言ってないかもしれない。

「先生ってことは、貴方がアヤネの言ってた人?」

アヤネってのはメールくれてた子かな?

「多分その先生で合ってるよ。」

何だか悩んだ様な顔してるね。なんでだろ。

「先生…変態?」

おっと、とんでもない勘違いをされてる気がするな。

「いやいや、俺のいた世界ではシロコちゃんみたいに、ケモ耳の生えた子は居なかっ…た訳でもないけど珍しいからさ、ついね。」

シロコちゃんの誤解を解きつつ、学園の中に入っていく。

「まあ、いい。ん、着いたよ。ここが対策委員会の部屋」

歩きながら観た感じ建物内にも砂が入り込んでるみたいだな。

中々、大変な状況というのは本当みたいだ。

「おはよう、みんな」

シロコちゃんが中に入っていくので、続いて中に入る。

「シロコ先輩遅い!何して…誰その人!」

猫耳っぽい子が怒ってる?

「シロコちゃん何処から攫って来たんですか〜?」

おっとりした子が話している。ちょっとユメっぽいな。

「まだ、誘拐と決まった訳では無いですよ!証拠は消さないと…」

メガネをかけた真面目そうな子が物騒なことを言い出したぞ。

「えっと、はじめましてだな。シャーレから来た兵藤一誠だ。」

メガネの子がびっくりした顔をしている。この子がアヤネちゃんかな?

「それでは、メールを観て助けに来てくださったんですか!?」

やっぱりこの子がアヤネちゃんみたいだ。

「そういう事になるね。とりあえず皆の名前を教えて貰えるかな?」

でも、ユメから聞いてたホシノちゃん?ぽい子は

居ないけどどうしたんだろう。

「それでは、私から。今回メールを送らせて頂いた1年生の奥空アヤネです。」

黒い髪に真面目そうなキリッとした子だな。

「次は私ね。同じく1年の黒見セリカよ。よろしくね。」

猫耳で、ツンツンしてる感じ、小猫ちゃんみたいだな。

「次は私ですね!2年生の十六夜ノノミです。よろしくお願いしますね先生?」

2年生ってことはシロコちゃんと同じか…うん。すごいね。

「アヤネちゃんにセリカちゃんにノノミちゃんだね。よろしくな。イッセーでも先生でも好きに呼んでくれよな。」




ー次元の狭間ー
「イッセーがフラグを乱立してる気がする…」
「そうなんですか?そんなこと分かるなんてオーフィスさんは凄いですね。」
「ユメもそのうち分かるようになる。」
「そうですか?」
「そう。それにそろそろ出番来るはず。」
「じゃあ、お出かけの準備しないとですね!リリスちゃんも起こさないと!」
「リリスは寝始めたら、当分起きないから気にしなくていい…」
「そうなんですか?」
「リリスは無理やり成長させられた子だから、休息が必要なの。」
「大変なんですね…」
「イッセーのおかげで随分と良くなってる…」
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