ーイッセーsideー
「うーん、満足満足。」
思う存分この子の匂いを嗅いでおいた。
「全然止めてくれなかったね…」
疲れた様な声音で話しかけてきた。
そういえば
「名前言ってなかったね、俺は兵藤一誠。よろしくな。」
名前も名乗ってなかったな失敗失敗。
「ん。私はアビドス高等学校2年砂狼シロコ。よろしくね兵藤さん」
兵藤さんってなんか警戒されてる?
ってさっきまで匂い嗅ぎ続けてたんだからそりゃそうか。
「イッセーでいいよ、先生でも可だよ、シロコちゃん。」
シャーレの人間だって事も言ってないかもしれない。
「先生ってことは、貴方がアヤネの言ってた人?」
アヤネってのはメールくれてた子かな?
「多分その先生で合ってるよ。」
何だか悩んだ様な顔してるね。なんでだろ。
「先生…変態?」
おっと、とんでもない勘違いをされてる気がするな。
「いやいや、俺のいた世界ではシロコちゃんみたいに、ケモ耳の生えた子は居なかっ…た訳でもないけど珍しいからさ、ついね。」
シロコちゃんの誤解を解きつつ、学園の中に入っていく。
「まあ、いい。ん、着いたよ。ここが対策委員会の部屋」
歩きながら観た感じ建物内にも砂が入り込んでるみたいだな。
中々、大変な状況というのは本当みたいだ。
「おはよう、みんな」
シロコちゃんが中に入っていくので、続いて中に入る。
「シロコ先輩遅い!何して…誰その人!」
猫耳っぽい子が怒ってる?
「シロコちゃん何処から攫って来たんですか〜?」
おっとりした子が話している。ちょっとユメっぽいな。
「まだ、誘拐と決まった訳では無いですよ!証拠は消さないと…」
メガネをかけた真面目そうな子が物騒なことを言い出したぞ。
「えっと、はじめましてだな。シャーレから来た兵藤一誠だ。」
メガネの子がびっくりした顔をしている。この子がアヤネちゃんかな?
「それでは、メールを観て助けに来てくださったんですか!?」
やっぱりこの子がアヤネちゃんみたいだ。
「そういう事になるね。とりあえず皆の名前を教えて貰えるかな?」
でも、ユメから聞いてたホシノちゃん?ぽい子は
居ないけどどうしたんだろう。
「それでは、私から。今回メールを送らせて頂いた1年生の奥空アヤネです。」
黒い髪に真面目そうなキリッとした子だな。
「次は私ね。同じく1年の黒見セリカよ。よろしくね。」
猫耳で、ツンツンしてる感じ、小猫ちゃんみたいだな。
「次は私ですね!2年生の十六夜ノノミです。よろしくお願いしますね先生?」
2年生ってことはシロコちゃんと同じか…うん。すごいね。
「アヤネちゃんにセリカちゃんにノノミちゃんだね。よろしくな。イッセーでも先生でも好きに呼んでくれよな。」
ー次元の狭間ー
「イッセーがフラグを乱立してる気がする…」
「そうなんですか?そんなこと分かるなんてオーフィスさんは凄いですね。」
「ユメもそのうち分かるようになる。」
「そうですか?」
「そう。それにそろそろ出番来るはず。」
「じゃあ、お出かけの準備しないとですね!リリスちゃんも起こさないと!」
「リリスは寝始めたら、当分起きないから気にしなくていい…」
「そうなんですか?」
「リリスは無理やり成長させられた子だから、休息が必要なの。」
「大変なんですね…」
「イッセーのおかげで随分と良くなってる…」