赤龍帝と青春の物語   作:中川さん

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初投稿です。
のんびり思いついたら書いていきます。


LIFE.0プロローグ

-一誠side-

気が付くと砂漠の中にいた。

「ここはどこだ?さっきまでオーフィスと居た筈だが…」

先程まで抱きしめていた愛しき龍神が居らず

砂漠のど真ん中に居るのだ

不思議よりも苛立ちが立ち込めてくる。

 

「突然の移動ということは呼び出されたということか?」

元悪魔であるこの俺兵藤一誠は

契約により呼び出されることがある。

しかし、俺のやらかした事を考えると

人間界も魔界の悪魔も俺を呼び出すとは思えない。

 

「そもそも召喚者は何処にいるんだ?」

今更になって重要な部分に気が付き周囲を見渡す。

 

居た…緑色の髪の少女が倒れていた。

高校生くらいだろうか?

どうして高校生が砂漠に?とか

気になることは多いが

恐らく彼女が召喚者であろう。

 

「キミが俺を呼び出した子かな?

要件を聴きたいんだ…が…?」

話しかけようと近づくうちに気付いた。

恐らくこの少女は死にかけている。

砂漠のど真ん中に倒れているのだから

何を当たり前のことをと思うかもしれないが

それなら尚更俺が呼び出された理由が分からない。

偶然呼び出されたという事だろうか?

 

「ふふっ…面白いな…よりにもよって

俺のような邪龍を呼び出すなんて」

本当に面白い…邪龍と呼ばれるようになってから久しいが

人間に呼び出されるのはもっと久しいことだ。

こんな面白い少女を亡くすのは勿体ない。

 

「オーフィスの存在は感じられる…

連れて帰ることは出来るな。」

この少女を連れ帰って竜として生まれ変わらせよう。

オーフィスが俺にしてくれたように。

俺とオーフィスの子供として育てよう。

 

「いい拾い物をした。

しばらくの暇潰しにはなるだろう。」

気を失い死にかけている少女を抱えて次元の狭間への扉を開ける。

装備品のような物があるが、それは要らないだろう。

少女の胸元には学生証のようなものがあり

そこには《梔子ユメ》と書かれていた。

 

-???side-

先輩が行方不明になってから暫くの時間が経った。

今日も私は砂漠の中を歩き回っていた。

先輩が最後に向かったのは恐らくこの砂漠なのだ。

だから私は毎日のようにこの砂漠を探し回っている。

何処かで生きているはずだ…何処かで私を待っているはずだと

自分に言い聞かせるようにして捜索を続けていた。

自分でも何となく理解はしていた。

いくらキヴォトス人だとしても砂漠で遭難すれば

長く生きてはいれないことを…

恐らく先輩は既に…

例えそうだとしてもせめて先輩の身体を見つけてあげたいのだ。

それが私がするべきことなのだから。

 

しかし私が見つけたのは先輩の使っていたシールドだけだった…

私は遅かったのだろうか…私が一緒に行っていれば…

私が喧嘩なんてしなければ…私が…私が…私が…私が…

 

後悔が尽きない…頭の中で私自身を責める声がループする。

 

「ごめんなさい…ユメ先輩…」

 

この日1人の少女がキヴォトスから居なくなったことが判明した。




梔子ユメの遺品だけが残る砂漠…
それを見つけた小鳥遊ホシノは遺体が無いことから
一縷の望みにかけて生きていることにかけていた。
しかし自分の元に現れないユメ先輩
後悔だけが彼女を苛み原作通りの彼女へとなっていく。
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