キン肉マン~戦犯会議編~   作:やきたまご

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ここは現生でもあの世でもない空間。そこに7人の悪魔超人がいた。


七人の戦犯候補!?の巻

バッファローマン「こりゃあ一体どうなってるんだ? 俺はサタンに処刑されたはずなのに……」

 

スプリングマン「俺達7人が揃っているという事に意味がありそうだな」

 

アトランティス「そもそも俺達も悪魔騎士に処刑されたんだが……ん? 俺達以外にも誰かいるぞ?」

 

カツ カツ カツ

 

「やれやれ、折角醜悪な女に化けてキン肉マンを投げ飛ばして超人ホイホイからお前たちを解放してやったというのに……この結果とはな……」

 

 7人の悪魔超人の前に悪魔将軍が現れた。

 

悪魔将軍「先の正義超人との闘い、ご苦労であったな」

 

 7人の悪魔超人は即座に地に膝をついて首をおろした。

 

悪魔将軍「そう固くなるな、今からお前達と共に戦犯会議を行う」

 

ステカセキング「戦犯会議?」

 

悪魔将軍「お前達は正義超人に敗北した。次に戦う機会が来た時のために、お前たちの負けた試合を考察してもらう。これは悪魔超人軍の今後のために必要なことだ」

 

 7人の悪魔超人がみんなうなづいた。

 

魔雲天「そ、そういう事でしたら…」

 

ブラックホール「そうだな、次にキン肉マンと戦った時のために是非ともみんなの意見を俺は聞きたい」

 

悪魔将軍「では、戦った順に各々を考察する。まずはステカセキング、負けはしたが、このメンツで一番の最弱ながらも、キン肉マンをしばらくは戦えない状態まで追い詰めた。お前にしてはよくやったと誉めてやろう」

 

ステカセキング「ははっ! ありがたきお言葉!」

 

悪魔将軍「お前の敗因は皆も知っての通り、キン肉マンのカセットを使ったことだ!! なぜそんなカセットを所持していたんだ?」

 

ステカセキング「え? いやぁ、どうせなら著名な正義超人で揃えようかなと思って…」

 

悪魔将軍「やれやれ……スニゲーターも馬鹿な弟子といって苦労するわけだ……お前はもっと勝つことに専念してカセットを選ぶべきだった!! 私ならキン肉マンが唯一負けたカメハメのカセットをセットして戦うぞ! 持っているんだろ!!」

 

ステカセキング「あっ!」

 

悪魔将軍「次に戦う時に備えて、変にカセットを統一しようという気は捨てるのだ! また、今後より強豪の超人が出る可能性もある! カセットも常に最新版を用意しておけ!! 最後に、おつむも鍛えるのも忘れるな!!」

 

ステカセキング「わ、分かりました!」

 

悪魔将軍「お前については以上だ。さて、次はブラックホールだが、貴様もステカセキング同様に敗北した。しかも当のキン肉マンは万全の状態でなかった。この結果だけ見れば評価は低いが、キン肉マンに変装したテリーマンをすぐに見抜いてキン肉マンとの試合につなげ、お前なりにキン肉マンを研究して苦しめ、その後キン肉マンはしばらくは戦えない状態になっていた。もし他の正義超人のサポートがなかったらキン肉マンは10日以内にミートのボディパーツを取り戻せなかった可能税も高く、我々の勝率も高くなった。お前もよくやったと言ってやろう」

 

ブラックホール「ありがたきおことばです!」

 

悪魔将軍「お前の技は悪魔騎士ですら対応しにくい奇術が多い。だが、そこに胡坐をかいてしまったな。キン肉マンがブラックホールを脱出できないだろうという腹でいたんだろう。そこで油断していたところに一撃をもらってしまった。ずばり、お前の敗因は油断大敵だ!」

 

ブラックホール「うぅ……」

 

悪魔将軍「対戦相手のキン肉マンの対応力があまりにも良すぎたのもある、あんな攻略方法は誰にも真似できないだろう。だが、自身の技は常に破られるものと思え! 破られることを想定して戦う臨機応変さを身に着けるのだ! もちろん、既存の技の改良をすることも忘れるな!!」

 

ブラックホール「わ、分かりました!!」

 

ミスター・カーメン「順番からいくと、次は俺か……」

 

悪魔将軍「そうだな、これはお前以外にも残っていた4人にも言えるが、なぜ占いをした後に誰も動かなかった?」

 

バッファローマン「え??」

 

悪魔将軍「キン肉マンを守る存在が5人出たのだろう? だったらお前達が予めキン肉マンを護衛すると思われる超人を襲撃すればよいだろうが!」

 

アトランティス「で、でも、誰を襲撃すればいいか分からねえし、そもそも明確な理由もねえのに試合前に襲撃もちょっとな……」

 

悪魔将軍「強豪の正義超人を襲撃すればよかったのだ! 少なくともテリーマン、ロビンマスク、ウォーズマンあたりは想定できただろう! それに悪魔超人なら外道に徹して襲撃してもかまわん精神を持て!! 分かったか!!」

 

「「「「「申し訳ありませんでした!!」」」」」

 

悪魔将軍「よろしい、では、ミスター・カーメンの試合を振り返るか。ブロッケンJrという超人、アイドル超人の中では雑魚ながらも根性と咄嗟の機転でお前を苦戦させる相手だった。それでもお前の奇術に対応できず、実質勝利に近いところまで追い込んだ。しかし、モンゴルマンと思われる超人の乱入で敗北した」

 

ミスター・カーメン「は、はい、そうです」

 

悪魔将軍「お前は実質連戦させられたのだ。それなりにダメージを負っていたお前ではレッグラリアート一撃ですら耐えられなかった。自身の状態を把握せず、相手がアイドル超人の一員だから倒す、そんな理由で挑むから負けたのだ!! お前も最初は相手にする気はなかったのだろう? 敵のロビンマスクの言葉だが、相手の挑発にのるなと言っていただろう? お前はモンゴルマンの挑発にのってしまったのだ!! お前がそのまま無視してブロッケンJrを仕留めれば、悪魔超人の頭数を減らすこともなかったのだ!!」

 

ミスター・カーメン「も、申し訳ありません……」

 

悪魔将軍「だが、お前の奇術は素晴らしいものだ。今言ったことを忘れず、さらに自身の奇術を磨き上げれば次なる試合では勝てるだろう…」

 

ミスター・カーメン「分かりました! ミスター・カーメン! 今後精進していきます!!」

 

悪魔将軍「次は魔雲天!」

 

魔雲天「はっ!」

 

悪魔将軍「お前は途中までテリーマン相手に優勢だった。正義超人も三人が死亡し、士気も落ちていたから勝てたと思った。だが、テリーマンを煽ったがために逆転のきっかけをつくってしまった、悪魔超人なのに正義超人に反則までされる醜態をさらし、テリーマンが自爆したところに得意技を決めてもフィニッシュできなかった! お前の敗因は自身が優勢だと思い調子にのったことだ!! 敵を冷静に追い詰める精神を忘れるな!!」

 

魔雲天「も、申し訳ありません!」

 

悪魔将軍「だが、貴様は負けたとはいえ、テリーマンを道連れに追い込んだ。悪運が良くなければテリーマンは生きていなかっただろう。魔雲天よ、その執念深さ、悪魔超人にふさわしい最期であった……。」

 

魔雲天「あ、ありがとうございます! 将軍様!!」

 

アトランティス「お、俺もぼろくそ言われちまうんだろうか……」

 

悪魔将軍「そう固くなるなアトランティス。お前はこのメンバーの中では戦犯どころか、有能ともいえる活躍をした」

 

アトランティス「ケケ!? 俺が有能ですって??」

 

悪魔将軍「そうだ。まずロビンマスクとの戦いだ。正直言ってロビンマスクの方が格上、お前は敗北寸前だった。だが、ミートの身体を人質にして逆転の技を決めた。さらに続くキン肉マン戦では負けはしたが、セントへレンズ大噴火でキン肉マンが休養が必要な状態に追い込んだ。もしモンゴルマンという超人の助けがなかったら、キン肉マンを倒していた可能性は高い。お前に関してはあっぱれと誉めてやろう」

 

アトランティス「おぉ! ありがたきお言葉です!」

 

悪魔将軍「それに、あの試合は亡霊となったステカセ、ブラックホール、魔雲天、カーメンも援護をしてくれた。お前たちの協力もあってキン肉マンは十分消耗した。お前たちの評価をプラスしよう」

 

「「「「ありがとうございます!!」」」」

 

悪魔将軍「では、次にスプリングマンだな。悪魔将軍「お前はウルフマン戦では不利な状況ながらも、演技で相手をだまし、さらにデビルトムボーイで残殺し勝利した。その後、バッファローマンとタッグを組み、巧みにモンゴルマンがミートを守る事を利用した戦術もとった。お前は悪魔超人らしく美しい戦いをした。」

 

スプリングマン「ケケケ、これなら俺様も有能扱いだな」

 

悪魔将軍「だが、モンゴルマンにお前の必殺技を攻略され、高圧電流を利用され貴様は感電死した。美しい戦いもしたが、同時に悪魔超人としては無様な死に方もした」

 

スプリングマン「うっ!!」

 

悪魔将軍「だが、結果的にモンゴルマンがリングを去り1VS1の状況となった。お前には期待していなかったがアトランティスなみに活躍したといえる。次の戦いのために自身のデビルトムボーイをさらに磨きあげるのだ!!」

 

スプリングマン「分かりました!!」

 

バッファローマン「とうとう俺か…」

 

悪魔将軍「バッファローマンよ。お前はこのメンバーの中では実力は一番高い。だから負けた場合の戦犯度数も貴様が必然的に一番高くなる! 私はお前こそが一番の戦犯だと思っている!」

 

バッファローマン「お、お言葉ですが将軍様…俺はウォーズマンを倒したし、キン肉バスターをやぶったし、キン肉マンをKO寸前まで追い込んだんですよ!!」

 

悪魔将軍「確かに、他の悪魔超人ではお前ほどのことはできなかっただろう。だが、キン肉マンをKO寸前まで追い込んだ時、なぜサタンの言うとおりにした?」

 

バッファローマン「え?」

 

悪魔将軍「試合の終盤、お前は自身の状態が悪いことに気づいていたはずだ。その状態でサタンのいう事を聞き、キン肉マンの挑発にのり、パワーを吸収しすぎたがために、お前は耐え切れずパワーを戻してしまった。キン肉マンの力が巨大なのは戦ったお前がよくわかっているだろう! ほどほどにパワーを吸収してもキン肉マンに十分とどめをさせただろうが!! それさえなければ勝てたというのに、大失態だぞ?」

 

バッファローマン「うぅ…」

 

悪魔将軍「私は正義超人よりも悪魔超人が実力的に上だとと示せればよかった。だがお前はキン肉マンに最初に戦わせる相手を選ばせたのだろう? お前が率先して出れば無駄に死者を出すこともなかったんじゃないのか?」

 

ブラックホール「待ってくれ将軍様!! 俺や他の皆もキン肉マンと戦いたかった!! だからバッファローマンは平等にみんなに戦う権利を与えたんだ!! 責めるならバッファローマンだけ責めないでくれ!!」

 

悪魔将軍「ほう、ブラックホール、私にそのような態度をとって覚悟はできているのか?」

 

ブラックホール「覚悟の上さ!」

 

スプリングマン「ブラックホール!俺もついていくぜ!」

 

 他の悪魔超人たちも賛同していった。

 

悪魔将軍「……ふん、気が変わったわ。バッファローマン、お前に汚名挽回のチャンスを与えよう。次なる戦いでは名誉返上を期待しているぞ……」

 

バッファローマン「しょ、将軍様!!」

 

カツ カツ カツ カツ

 

 そして、黄金のマスク編終了後。

 

悪魔将軍「……第二回戦犯会議の準備だ!!」




悪魔将軍様激おこ!!
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