キン肉マン~戦犯会議編~   作:やきたまご

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黄金のマスク編終了後、集う超人達がいた…。


黄金の戦犯会議!?の巻

悪魔将軍「よく集まったな六騎士達よ」

 

アシュラマン「将軍様、一体何の用で?」

 

ジャンクマン「嫌な予感がするぜ……」

 

サンシャイン「うぅ、串カツで一杯やろうと思っていたところだったのに……」

 

悪魔将軍「お前たちは先の黄金のマスク編で正義超人達に敗北した。これで完全に正義超人の方が上だということが証明されてしまった。次なる戦いの機会にそなえ、お前たちと戦犯会議を行う」

 

スニゲーター「いつぞやか、弟子共にやったあの戦犯会議か」

 

プラネットマン「……」

 

ザ・ニンジャ「そういえば、なぜおまえまでいるのだ?」

 

バッファローマン「俺もわからねえ、将軍様に来いと言われただけで……」

 

悪魔将軍「では、順に各々の試合を振り返る。スニゲーター。結論から言うと、お前は戦犯ではない。有能だ」

 

スニゲーター「ありがてえ! 将軍様からそのようなお言葉がもらえるなんて!」

 

悪魔将軍「お前はキン肉マンに負けた。だが、途中から戦法を切り替え、パワーを吸収し道連れにするというやり方に変えた。結果、お前は誰も成し遂げられなかったキン肉マンの命を奪うことに成功した。もし、ウルフマンとやらが自らの命を授けるという行いをしなかったらその時点でこの戦いは決していた。なぁバッファローマンよ?」

 

バッファローマン「え、あ、はい!」

 

悪魔将軍「次にプラネットマンだが、どうした、やけに無口だな?」

 

プラネットマン「あ……その……」

 

悪魔将軍「自覚があるようだな。お前が悪魔六騎士で一番の大戦犯というな」

 

プラネットマン「うぅ!」

 

悪魔将軍「私は前回のバッファローマン達の戦いをふまえ、正義超人達の協力体制を崩すのが攻略方法の一つだと思った。だから、かつて私が師から教わった零の悲劇を使い、正義超人達のパワーを吸収し、キン肉マン一人で戦うように準備をした。お前たちが戦いやすいような。だが、プラネットマンよ、途中からロビンマスク、ブロッケンJr、テリーマンといった超人をお前の人面プラネットという技のせいで、戦える状態にしてしまったよな? これで我々の勝率はだいぶ下がってしまった! ただ負けた方がはるかにましだったぞ?」

 

プラネットマン「も、申し訳ありませんでした!!」

 

悪魔将軍「挙句の果てに、自分の技であるプラネットリングにやられてしまうとはな、お前の技は多彩でテクニカルで悪魔超人の中ではずば抜けたのものだ、だが、自身の技にうぬぼれて、自身の技への研究が甘かったようだな! 次に考えも対策もなしにその技を使ってみろ! 地獄の方がましだという処罰をくわえてやるからな!」

 

プラネットマン「わかりました! 以降、精進していきます!」

 

ジャンクマン「つ、次は俺の番か?」

 

悪魔将軍「そうだジャンクマンよ、お前に関してもプラネットマンほどではないが、戦犯よりな評価だ」

 

ジャンクマン「そ、そんな、俺はロビンマスクに敗北したが、ウォーズマンの背骨を傷つけ、ロビンマスクも次は戦えない状態まで追い込んだ! 流石に及第点の評価が妥当かと!」

 

悪魔将軍「もう一つ忘れているぞ、ザ・ニンジャはなぜ負けたのだ?」

 

ジャンクマン「あ!」

 

悪魔将軍「そう、貴様の死体に串刺しになったためだ!貴様、逆タワーブリッジをくらってうつぶせの状態だったのに自ら仰向けになって死しても味方の足を引っ張るとはどういうことだ?」

 

ザ・ニンジャ「ま、待ってくだされ将軍様! それは拙者がブロッケンJrに道連れにされたのが原因です! ジャンクマンは死ぬ間際も拙者の援護射撃をしようと仰向けになったんです! 責めるなら拙者を責めてください!」

 

ジャンクマン「待て! 俺の死体がなくてもザ・ニンジャはブロッケンJrを十分に仕留められていた! だから俺が悪いんだ!」

 

悪魔将軍「ふん、分かった、そういうことであればその件はジャンクマン、ザ・ニンジャの共同責任ということだな。お前たちの絆に免じてジャンクマンの評価は及第点としよう」

 

ジャンクマン「ありがとうございます!」

 

悪魔将軍「さて、次にザ・ニンジャだが、お前に関しては戦犯だと思っている。」

 

ザ・ニンジャ「うぅ……申し訳ないです……ブロッケンJrに道連れにされなければ……」

 

悪魔将軍「それだけではない。お前がクモ糸縛りを決めた時点で勝負は決していた。だが、お前はブロッケンJrの忍術を見せてやるという言葉にのり、順逆自在の術で逆転される大失態をおかした。お前がただ待っていればブロッケンJrはKOできたのだぞ? さらに道連れにされた件も、含め、お前の油断がまねいたことだ。死に際の相手でも二度と油断をするな!」

 

ザ・ニンジャ「分かりました!」

 

悪魔将軍「サンシャインよ」

 

悪魔将軍「はっ! 私も戦犯でしょうか…」

 

悪魔将軍「そうだ。まさか、貴様が人間に負けるとは思わなかった。まあ、あのジェロニモという人間が予想以上の健闘をしたのもあるが、勝てた試合だったんだぞ?」

 

サンシャイン「え?」

 

悪魔将軍「一度ジェロニモを体内に閉じ込めて窒息死させかけた。だが、お前は確かな確証もなしに勝ちを確信し油断をして脱出された。ザ・ニンジャ同様油断大敵だぞ!」

 

サンシャイン「申し訳ありません将軍様!!」

 

アシュラマン「カ~カカカ、その点私は有能だよな将軍様!」

 

悪魔将軍「そうだな。アシュラマン、お前はテリーマン相手に引き分けたとは言え両腕を奪い勝ちに等しい状態だった。その戦いでウォーズマンの心臓にもダメージを与えて戦力外にし、さらに連戦の疲れやダメージもありながらキン肉マンをKO寸前まで追い詰めた展開もあり、キン肉バスター破りの援護射撃も行った。だが、テリーマンの両腕を奪ったままにしたため、テリーマンの腕に首を絞められ、キン肉マンに逆転の機会を与えてしまったな?」

 

アシュラマン「う……」

 

悪魔将軍「プラネットマンほどではないが、己の技で自爆するようでは高く評価はできないな。功績を考えれば戦犯とは言えないが、秀でた有能とは言えないな。今後、お前のその技で自身の首を絞めないようにな」

 

アシュラマン「わ、分かりました……」

 

悪魔将軍「だがなアシュラマン、基本的にはお前が勝てた可能性は高かったと考えている。なぁバッファローマンよ?」

 

バッファローマン「え、あぁ……はい……」

 

アシュラマン「カ~カカカ、そういえばそうだったよなぁバッファローマンよ?」

 

バッファローマン「い、いや、そ……」

 

悪魔将軍「では、そろそろ私が戦犯かどうかを語らせてもらおう。当たり前のことながら、一番強い奴が負けることが戦犯性が最も高いものだと考えている。私は悪魔六騎士のサポートもあり、キン肉マンをあと一歩まで追い詰めながらも敗北した。私自身、試合序盤は油断していたり、精神面の甘さで弱点を曝け出したところもあるが、基本的には実力ではキン肉マンには勝っていたと思う。だが、ある者を参謀として加えた判断、それこそが私の大戦犯行為である!」

 

 悪魔六騎士一同がバッファローマンを見た。バッファローマンは気まずそうな表情をしている。

 

悪魔将軍「まず、スニゲーターがキン肉マンの命を奪ったが、ウルフマンという超人によって復活を遂げた。そのウルフマンは先の戦いでスプリングマン相手に死んでいたのだが、それを復活させたのはバッファローマンだったな?」

 

バッファローマン「あ、あの時は、もう死んでしまうのだから悔いなきようにと……」

 

悪魔将軍「ふん、そこいらの超人あたりがキン肉マンを復活させたのだったらまだましだったんだがな、バッファローマンよ、お前が以前キン肉マンの火事場のクソ力も吸収したがために、お前も火事場のクソ力を会得し、そしてお前のパワーを渡されたウルフマンも火事場のクソ力を持ってしまった。せっかくスニゲーターが火事場のクソ力ごとパワーを奪い取ったのに台無しになってしまったのだ」

 

プラネットマン「ってことは、場合によっては俺はそんなに強くないキン肉マンと戦っていたということか!?」

 

悪魔将軍「そうだ、そうなればお前も大戦犯行為を免れたかもしれなかったな? お前がキン肉マンを氷漬けにした時で勝てたかもしれなかった。そこでも、ウルフマンの力でキン肉マンは見事に逆転もしてしまった」

 

 バッファローマンが勢いよく良く土下座をした。

 

バッファローマン「う、うぅ、申し訳ありません!! 将軍様!! 悪魔六騎士達!!」

 

悪魔将軍「まだ終わりではないぞバッファローマンよ? ジャンクマンもお前がロビンマスクを生き返らせなかったらカナダのうすのろ超人あたりを相手にしていたかもしれないし、アシュラマンVSテリーマンの試合でも、お前がテリーマンに腕を貸さなかったら、アシュラマンはテリーマンの命を仕留め、勝った可能性が高かった。さらに、次のアシュラマンの試合でもよい試合を見たいからと言ってキン肉マンにアドバイスをしすぎ、アシュラマンの敗北にもつながった」

 

アシュラマン「なるほど、こうやって振り返ると貴様には私から直々に相応の処罰をくらわせる必要があるようだな」

 

 アシュラマンが拳をポキポキと鳴らしてバッファローマンに近づくが、悪魔将軍がそれを止めた。

 

悪魔将軍「ここまでやらかした時点で私は貴様の息の根を完全に止める必要があった。だが、私は貴様が万に一つ、私にまた忠誠を誓うと思い、命までは奪わなかった。その判断ミスこそが、私がキン肉マンに逆転のキン肉ドライバーをくらわされるきっかけになってしまった!! あの時悪魔六騎士がとっさの判断で私の実体を引きちぎるファインプレーを見せたのに、それを台無しにしてしまった。もし、この中でバッファローマンを処刑しようと思う者がいるなら、まず先に私をやれ!!」

 

悪魔六騎士「「「「「「えぇ!?」」」」」」

 

悪魔将軍「今のバッファローマンは正義超人、悪魔超人の袂を分かった者に、処罰の必要などない。それとも、私が気を変えて処刑してやるのがお望みか?」

 

 悪魔六騎士達が察して各々が笑った。

 

ジャンクマン「早く行きな、将軍様のかわりに俺がジャンクしちまうかもよ?」

 

ザ・ニンジャ「ひそかにお主とは気が合うかと思っていたが残念だな…」

 

アシュラマン「カ~カカカ、二度と貴様と一緒にはならんぞバッファローマン?」

 

スニゲーター「やれやれ、お前には期待していたんだがな、もう金輪際貴様の顔は見たくない! 破門だ! ここからすぐ立ち去れ!!」

 

プラネットマン「といっても、こいつはまた裏切って出戻りしそうだけどな?」

 

サンシャイン「なぁに、その方が悪魔超人らしいだろ?」

 

 バッファローマンが号泣しながら頭を下げ、その場を走り去っていった。

 

バッファローマン「くそったれの悪魔超人ども!! 二度と戻らねえからなぁ~~!!」

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