SEED世界に転生したら特大厄ネタクローンだった 作:ハピエン主義
C.E.70
血のバレンタインの悲劇によって、地球・プラント間の緊張は一気に本格的武力衝突へと発展した。誰もが疑わなかった、数で勝る地球軍の勝利。が、当初の予測は大きく裏切られ戦局は疲弊したまますでに11ヶ月が過ぎようとしていた。
というのがSEEDの最初のあらすじなんだけど、この世界では大筋は合ってるけど色々違ってて。
大西洋連邦はC.E.60に引き起こした南アメリカ合衆国への強引な宣戦布告により、国際社会で孤立していた、それに付け込んでプラントがC.E.70 2月11日に大西洋連邦に宣戦布告。血のバレンタイン事件によって反大西洋連邦、反ナチュラル感情が爆発し、報復作戦として4月1日に地球にニュートロンジャマーを大量投下する「オペレーション・ウロボロス」を決行した………のだが。
オペレーション・ウロボロスは大西洋連邦軍諜報部に察知されており、大西洋連邦宇宙艦隊は全艦隊を阻止に動員。第四艦隊がほぼ全ての艦を撃沈されながら最後まで奮闘した旗艦バーミンガム級4番艦ヨハネスブルクが大気圏に突入し炎上、爆発し、その他の艦隊も壊滅的な被害を出しながら妨害を続けた結果、プラントが地球に投入出来たのはスエズ海峡付近の一個に止まり、かつ親プラント系国家(アフリカ共同体、汎ムスリム会議)の多い地域だったために国際的批判が殺到。
また、大西洋連邦が2月22日の世界樹攻防戦で核分裂反応を使用しない新型設置型水素爆弾を投入し、世界樹と引き換えにプラント艦隊の6割を消失させる大打撃を与えていたこともあり、両軍共に宇宙での継戦能力をほぼ喪失していた。
その結果、5月1日に戦時条約としてヘリオポリスで核兵器をふくむ大量破壊兵器、及びニュートロンジャマーの地球への投下を禁止し、捕虜の取り扱いに対する基本的な取り決めも含めたヘリオポリス条約が締結され、2ヶ月の休戦期間を経て舞台は地上へと移ることになる。
プラントは地上へのニュートロンジャマー投下にほぼ失敗していたため、南北アメリカ大陸への侵攻に失敗し、一方で戦前は中立に近かったユーラシア連邦や東アジア共和国が支援に回るなどかなり苦しい展開を余儀なくされた。
一方で大西洋連邦も宇宙艦隊はオペレーションウロボロス阻止のためほぼ8割前後喪失しており、プラント本国への決定打を全く持たない状況であり、地上でのプラントの攻撃がおおよそ失敗しているため完全な膠着状態に陥っていた。
この状態で完全膠着に近いまま開戦から11ヶ月が経ってしまったのが現在。
宇宙艦隊に大打撃を喰らって反攻作戦を立てられないので地上に賭けるしか無くなったのに敵が増えたプラント、宇宙艦隊が壊滅状態だが地上は無事なのでなんとか立て直すしかないが時間が足りない大西洋連邦。どちらも決定打を失っている状況である。
ボクの父、ロドリゲス・カニンガン准将もオペレーション・ウロボロスの阻止の為に全力を尽くした結果乗艦であるヨハネスブルクと共に運命を共にしている。
……父は、ボクにずっと生まれのことを話さなかった。知るべきではないと思っていたのか、薄々知っていると思っていたのかは今はもう知りようがない。
でも、ボクがザフトの軍人を1人でも多く殺せば復讐になる、地上で凄惨な犠牲を生み出しかねなかったオペレーション・ウロボロスを実行しようとしたプラントの、ザフトの軍人を殺せばきっと父も報われると思うから。
【用語解説】
・新型設置型水素爆弾
核分裂反応を使用しない代わりに縦横70mサイズと戦艦でまともに運べないサイズなのでいちいち部品を持っていって組み立てないといけない。
ただしNTジャマーに防がれない、かつ超高威力など自爆には最適。
実用化の基礎技術はグレン・シーボーグ・アルスター博士の核融合炉技術が流用されている。
・血のバレンタイン
大西洋連邦軍ブルーコスモス過激派の暴走であり、大西洋連邦軍上層部及び諜報部の調査の結果、ブルーコスモスとロゴス、及びロード・ジブリール主導で行われたことが判明、実行したウィリアム・サザーランド大佐、および核ミサイルを発射したパイロットは軍事裁判に掛けられ、死刑が言い渡された。