水星の魔女 ヴァナディースの灯ルート   作:九段景春

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閲覧・感想ありがとうございます。

前話の後半部分を若干加筆しています。


36.アスティカシアの一番長い日/決着

 ――アスティカシア学園領宙外、ドミニコス艦隊正面。

 

「何なんだこれは!」

 

 何が起きているか理解できず、グエルは無意味にディランザの操縦桿を揺さぶった。

 コンソールも、フットペダルも、何ひとつ反応しない。学園にいた頃毎日のように乗り回していたMSが、あの白い光に呑まれた瞬間から何一つ動かせない。

 

 目の前の艦艇もまた同じだった。主砲を中途半端に傾けたまま、発射態勢に入ることなく静止している。後ろにいる自社の艦隊も、ディランザやカラゴール、ベギルペンデ、他のMSたちも、戦場内で微動だにせず停止していた。

 

「シャルベーシャ艦橋、俺だ! 状況を報告しろ!」

『エンジン、操舵、射撃管制、すべて操作不能。生命維持以外の機能がすべて停止しています! 原因不明!』

『若社長、ベギルペンデ隊も本社艦隊も同様のようです。バイタルと通信関係の機能以外、何ひとつ動かせません』

 

 ジェターク艦隊が、引き続きベギルペンデを率いてきたケナンジが、同じように報告を寄越す。

 

 ディランザの足にデブリが当たり、鈍い振動が伝わる。

 このまま慣性に任せていたら、互いに衝突を避けられない。

 

 焦ってブースターを操作しようとして、その瞬間に気づく。ディランザの推進機は停まっていない。あくまでその場で静止するよう、わずかに推進剤を噴射し続けている。

 

 慣性は正常だ。なのにこれだけの数の兵器群が、衝突事故のひとつも起こしていない。機動兵器としての機能だけが、意図的に封じられている。

 

 ――停まったんじゃない。()()に乗っ取られたんだ。

 

 両軍の上を悠々と旋回する、大型MAらしきオブジェクトと11機のMSを見上げる。

 

 いったいどうやって、と思う暇もなく、ディランザのコンソールが白く発光する。モニター一面に謎の文書が表示される。

 

「双方に停戦命令……? 誰がこんなもの」

 

 勝手にスクロールする文面を読み終わった瞬間、ディランザのスラスターが再び起動した。みるみるうちに月艦隊が遠ざかる。周囲でも他のMSたちが、敵味方に分かれ自分の陣営へと撤退させられている。

 

『ディランザの操縦不能! 機体が、無理矢理下げられる!』

『停戦って、そんな、そういう意味か!?』

 

 通信が錯綜する中、一人の叫び声が耳に入った。

 

『誰だか知らないが、ふざけるな!』

 

 灰色のガンダムが強引に起動、全身を紫に輝かせ、オブジェクトめがけて突撃する。

 再び白いノイズが走る。

 

『ああああああああああああああああああ!!』

『ラウダ!?』

 

 シュバルゼッテから響く絶叫に、グエルは強引にフットペダルを踏み込んだ。ディランザはあっさり動いた。

 スラスターをふかし、まっすぐに灰色のガンダムの元へ向かう。機能停止したシュバルゼッテを捕まえ、学園へ向け転進する。気絶したのか、ラウダの反応はない。

 通信からは他のパイロットの抵抗が聞こえる。

 

 この行動だけが許された。コクピットの中で、グエルは背筋が粟立つのを感じた。

 

 この異常は機械の仕業じゃない。

 ヒトの意思で動いている。

 

 

 ◇

 

 

 ディランザが、カラゴールが、あまたのMSたちが、敵味方に仕分けられ撤退させられる。二色に分断された戦場で、4号と5号のエランは違和感の正体に気づきかけていた。

 

『なんだ、この気持ち悪いの。データストーム?』

 

 5号のエランが震える声でつぶやく。一瞬感じたざりざりした違和感は、確かに高スコア下で感じるノイズに似ていた。

 

『おいなんだこれ!』

『ちょっとあなた、大丈夫!?』

『体調不良者多数! 至急医務室へ!』

『謎のオブジェクトより、スコア8相当のデータストームを観測。学園宙域全体に広がっています』

『ガンドを使った電子戦兵器……オーバーライド? まさか、これがクワイエット・ゼロか!?』

 

 学園内を飛び交う緊急連絡を聞きながら、4号のエランは別の異常に気づく。

 誰もが突然現れたオブジェクトによるデータストームに飲み込まれ、ファラクトも動かない。

 

 なのに自分ひとりだけ、何ひとつ不調を感じていない。

 

 ガンダムパイロットとしてはとうに限界を迎えた身体だ。真っ先に倒れてもおかしくないのに、不自然に異常から切り離されている。

 

 ファラクトのコンソールに、白い光が走る。誰かも分からない意思に、命を握られている。

 

『――エリクト? エリクト、だよね?』

 

 不意に飛び込んできた通信に、4号のエランは息を呑んだ。

 

 MSが引き上げ残骸だけが残る空間に、白いガンダムが取り残されている。シェルユニットは赤く、まだ光を失っていない。

 

 4号はとっさに叫んだ。

 

「5号、ガンドフォーマットのロックを外して!」

『バカやろう死ぬ気か!』

 

 反論する暇もなく、ファラクトもザウォートもどんどん戦場から引き離されていく。

 

 ひとり取り残されたスレッタが、おぼつかない機動で謎のオブジェクトに向かって飛んでいく。その行く先にいる者を見て、二人のエランは言葉を失った。

 

 上空を旋回する12の影。その側に、赤毛の子どもが佇んでいる。

 スレッタに似ているが、違う。もっと幼い。

 

 ふとその少女と、目が合ったような気がした。

 

「まさか……あれが、エリクト・サマヤ?」 

 

 

 ◇

 

 

 ――ドミニコス艦隊旗艦、艦橋。

 

 必死の復旧作業が続いていたが、システムは停止したまま、コマンド一つ通る様子がない。

 努力をあざ笑うかのように強制的にモニターに映し出された文書に、ドミニコス艦隊の司令官はコンソールを殴りつけた。

 

「全軍に武装解除と無条件での降伏命令!? ふざけているのか?」 

 

 議会連合の様式通り、法律の注釈までついた文言が流れ、最後に記された署名を示す。

 

「命令者……クワイエット・ゼロだと? どういう意味だ」

 

 副官の疑問に対し、司令官は合点がいったように目を見開く。

 

「そうか、あれが、議長の秘匿命令か!」

 

 艦隊の真上に位置するオブジェクトを指し、司令官は大声でまくし立てる。

 

「あのオブジェクト、あれがリークのあった大量破壊兵器だろう。自分から出てきてくれたじゃないか。あれさえ倒せば我々の勝利だ! なんとしてもシステムを復旧させ、あれを撃ち落とせ!」

 

 命令した瞬間、再びコンソールが白く、強く輝いた。

 

「戦闘システム復旧……いえ、コントロールを奪われています!」

「射撃管制システム制御不能――まて、狙いが違う!」

「カラゴール隊、旗艦に接近! 何をしている!?」

『こちら第5小隊、MSの制御が効かない!』

 

 学園から引き離され、隔離されたドミニコス艦隊を悲鳴が飛び交う。混乱の中、各艦艇のエンジンが始動、次々に向きを変える。

 それぞれの主砲がなめらかに制御され、互いの艦橋に向けられるのに、誰も抵抗できない。

 旗艦の艦橋、その目前に、生き残っていたカラゴールが現れる。

 手に持ったバズーカの照準がこちらを向く。

 パイロットが悲鳴を上げている。

 白い光が命令を伝える。

 

 そして、すべての砲と武器の引き金が、同時に引かれた。

 

 

 ◇

 

 

「エリクト? エリクトなんでしょ!?」

 

 キャリバーンはのろのろと飛翔し、現れたオブジェクトの元を目指した。MSの残骸だらけの空間を抜けると、それの全容が見えてきた。

 

 黒く塗装された、大型艦ほどもある長い紡錘形の躯体。全体のあちこちに、シェルユニットの赤い光が灯っている。古い図鑑で見た、昆虫の繭のようだと思った。

 11機の黒いMSが、それを取り囲むように旋回している。そしてそのただ中に、赤毛の子どもが一人、ヘルメットもなく浮遊している。

 

 教えてもらわなくてもわかる。たぶん、これが、クワイエット・ゼロだ。

 

 コクピットにアラートが鳴る。背後で、敵艦隊の主砲がこちらを向いている。

 

 スレッタが何か言うより、エリクトがそれを指さす方が早かった。

 

 黒いオブジェクトが発光する。白いノイズが駆け抜け、敵艦隊が照準を変更する。

 無数の砲が火を噴く。ドミニコスを名乗っていた艦隊が、次々と同士討ちを始める。

 一分と経たずに、あれほど強固だった部隊がただのデブリに変わっていく。

 

 声もなく戦場を見つめるスレッタの前に、エリクトはふわりと舞い降りた。

 

『なんでそんなMSに乗ってるの?』

「なんで、って」

 

 赤く腫れ上がった顔で、スレッタはどうにか言葉を返す。

 

『気づいてないみたいだけど、あとちょっとで死んじゃうよ。戦闘は終わらせたから、早く学園に帰って』

「終わらせ、た?」

 

 スレッタは充血した目を泳がせた。

 

「エリクトが、助けてくれたんだよね? 停戦、したんなら、まず要救助者を探して、後方に輸送して、被害確認と、それから」

 

 何を言っているんだろう、わたし。

 

 撃墜した相手だけど、でも遭難してるなら助けに行かなきゃだし、ジェターク社の人やフロント管理会社の人たちだって探さなきゃいけないし、学園のみんなの無事も確認して、停戦信号のこと、授業でなんて言ってたっけ。 

 

 さっきからずっと、キャリバーンが救助ビーコンの信号を拾い続けている。アリヤに頼んで、エアリアルと同等の感度まで調整してもらったセンサーだ。エリクトにだって聞こえているはずなのに。

 

『こいつらが何しに来たか知ってるのに?』

 

 エリクトは表情を変えなかった。

 

『スレッタにも見せたでしょ。21年経っても、こいつらは何も変わらない。ばあばたちを殺した時のまま、今度は学園のみんなを殺しに来た。月はずっと僕たちの敵だ。スレッタにとっても。

 あのときは小さかったけど、僕はもう失敗しない。二度と誰も殺させない。同じことは繰り返させない』

 

 エリクトの感情に合わせ、オブジェクトが赤く脈動する。エアリアルが怒っている時と同じ気配がした。

 怒りに呑まれないよう、スレッタは必死で言い返す。

 

「クワイエット・ゼロで? フォールクヴァングを壊すだけじゃなくて? それがお母さんとエリクトのやりたいこと? だけど、こんなやりかたじゃ、」

『これは手段。僕とお母さんの願いを叶える手足。僕の自由のための身体拡張システム、その一部。今使っている機能はほんのおまけだけど。こうしなきゃ、僕らの願いは叶わない』

 

 エリクトは学園フロントを見た。

 

『僕も学園は好きだよ。ここならスレッタを任せられると思った。でも、ここだって安全じゃなかった。それで僕が来たんだ。

 これを置いていくから、学園はもう大丈夫。スレッタが無理しなくたっていい。

 だから――――そのMSは破壊する』

 

 コンソールに光が走る。キャリバーンのハッチが勝手に開く。

 

『学園まではガンドノードが連れて行く。はやくそいつから降りて』

 

 エリクトの号令とともに、それまで沈黙していた、黒いMSたちが動く。

 マニピュレータはなく、腕とビームライフルが融合している。背中に横一文字のバインダーを背負い、妙に無機質な気配を漂わせている。おそらくガンヴォルヴァと同じタイプの無人機だ。

 

 今日聞いた中で一番理不尽だ。

 

 開いたハッチから、スレッタは直接エリクトを、背後のクワイエット・ゼロを見上げた。

 

 エアリアルから降ろしておいて、他のガンダムは駄目。勝手に人のことを決めて、勝手に放り出して、他人の命まで全部握っている。

 

 戦闘は終わった。でも、これがこのままだったら?

 通信はまだ生きていて、学園の混乱と医者を呼ぶ声が聞こえてくる。

 それだけじゃない。遭難者の救助、月との交渉、学校の再開、ペイル社やノレア、グラスレーの人たちの処遇。たぶん全部が停まってしまう。

 

 キャリバーンに向けて、ガンドノードと呼ばれた無人機のひとりが近づいてくる。

 気配はない。誰の声もしない。

 

 スレッタは静かにつぶやいた。

 

「みんなは、来てないんだね」

 

 動かないスレッタに、無人機たちがライフルを向ける。

 

「エアリアルも、連れてこなかったんだね」

 

 ここに来たのはエリクトだけ。エアリアルは他の場所にいて、どういう仕組みかエリクトの意思だけをクワイエット・ゼロで飛ばしている。

 ここで撃っても、エリクトはエアリアルに帰るだけだ。傷ついたりしない。

 

 操縦桿を握る。接続は完全に途切れていない。キャリバーンの制御はまだ、スレッタの手の中にある。

 

 ハッチが閉まる。赤い痣とともに、ガンダムが自由を取り戻す。

 

「パーメットスコア、5」

 

 

 ◇

 

 

 誰よりも速く。誰にも追いつけないくらい、速く。

 エアリアルより、エリクトより、速く。

 

 起動と同時にバリアブルロッドライフルを構え、撃つ。一番近くにいたガンドノードが吹き飛ぶ。エリクトが反応する前に、キャリバーンはもう飛び去っている。

 

『スレッタ、そいつは、キャリバーンだけはダメだ。君が死んじゃう』

 

 エリクトの声とともに、ガンドノードが追ってくる。それにかまわず、スレッタはクワイエット・ゼロに箒を向け、撃つ。ビームはあさっての方向へ弾かれる。

 硬い。エスカッシャントと同じ装甲が、オブジェクトの全体を覆っている。

 

 攻撃の合間に、ガンドノードがスレッタの飛ぶ先に回り込む。メインカメラの範囲に3機。ならたぶん、右後ろと上と下から残りが来る。スレッタの読み通りに飛んでくる攻撃を、箒を振り回して回避する。たまたま旋回先にいた1機に目をつけ、バリアブルロッドライフルで撃ち抜く。これであと、9機。

 

 全身が燃えているようだった。身体はもうガタガタで、痛いのか熱いのか分からない。

 その代わり、エリクトとガンドノードたちの動きが、手に取るようにわかる。

 

「なんでキャリバーンに乗ってるのかって、聞いたよね? わたしにできることが、これだったからだよ」

 

 必死で息を吸い込みながら、スレッタはエリクトに向けて叫んだ。

 

「エアリアルがいなくても、エリクトが一緒じゃなくても、わたしは、今わたしにできることをやるって、そう決めたの!」

 

 漂ってきた艦艇の破片を蹴って反転、背後に迫ってきた黒い無人機を蹴り飛ばす。こちらの装甲は大して硬くない。三角飛びの要領で再び向きを変え、跳んだ先にいたもう1機をビームサーベルで両断する。これであと7機。

 

『それでスレッタが危なくなるなら、僕は認めない!』

 

 頭上からビームが降り注ぐ。キャリバーンの背を反らせて回避、スラスターを噴かせて後ろに飛ぶ。ガンドノードが追いつく前に、箒を手の中で回して構える。3機がまとめて吹き飛ぶ。

 みんながいない分、ガンドノードの反応が鈍い。エリクトが直接指示する分、ほんの少しだけ反応が遅れている。

 

「これがエリクトのやりたいことだとしても、だめだよ、それじゃあ、エリクトが、」

『みんなに都合のいいやり方なんかないよ』

 

 再びクワイエット・ゼロに接近し、間近で砲撃する。やはり弾かれる。

 もっと強い武器がいる。スレッタはセンサー越しに戦場を探り、目的のものを見つける。

 

 旋回に意識を向けた瞬間、ガンドノードのライフルがキャリバーンをかすめた。

 即座に射線の方向に箒を向け、一気になぎ払う。残る無人機が次々に爆発する。カウンターで放たれたビームが右腕を撃ち抜き、箒がキャリバーンの手を離れる。

 

 警報が鳴り響く。だけど、もう目的の場所にはたどり着いている。

 機体のスラスターをふかし、中破した艦艇に着地する。

 

 スレッタの目的を察し、エリクトは大きく目を見開いた。

 

『やめてスレッタ、本当に死んじゃう!』

 

 焦った顔のエリクトを、その背後のオブジェクトを見る。呪文を口にする前に、少しだけためらう。

 命令はひとつ。カルド博士の理論が正しいなら、キャリバーンにだってきっとできる。

 

 こうでもしないと、エリクトには届かない。

 

「パーメットスコア、6」

 

 焼け付く寸前の脳に、蒼い世界が広がる。

 コンマ1秒だけの接続。身体が負荷に耐えきれず、スコアはすぐに落ちる。

 だけど1秒あれば、命令は十分に伝わった。

 

 かろうじて大破を免れた議会連合の艦艇が、一斉に砲身をもたげる。クワイエット・ゼロの遠隔操作が途切れ、接触回線を通じての命令が上書きされる。

 キャリバーンによるオーバーライドを受け、データリンクを通じ生き残っていた全砲塔が起動。クワイエット・ゼロに向け艦砲射撃を放った。

 

 無数のビーム砲が炸裂する。砲撃に混ざっていた小惑星用弾頭がオブジェクトを貫通し、黒い躯体を真っ二つにへし折る。

 

 朦朧とする意識の中、スレッタは崩壊するオブジェクトを見上げた。

 モニターの向こうで、こちらを心配するエリクトの姿が消えていく。

 

 

 ◇

 

 

 黒いオブジェクトの崩壊を、誰もが固唾を呑んで見守っていた。

 それが現れたときと同様の沈黙が、学園宙域に広がる。

 

 ややあって、オープンチャンネルに、かすれた声が流れ出した。

 

『――……停戦信号、確認。……ビーコン、たすう、探知。……救助要請、応援、おねがい、しま――――』

 

 途中で途切れた通信を皮切りに、学生たちが、フロント管理会社が、ジェターク艦隊が、生き残っていたすべてが一斉に動きだす。

 

『コントロールが戻った! すぐに発進する』

『降伏信号並びに救助要請、こちらでも確認しました』

『ガンダムパイロットは3番ドックへ回せ! 優先して治療する』

『決闘委員会より通達。状況終了。学生各位は安全が確認されるまで、もうしばらくシェルターで待機してください』

『デブリが多い! MSは消火処理後にそのまま牽引しろ、コクピットから出すな!』

『キャリバーンを収容。救命処置を、早く!』

『本社へ連絡しろ、応援を呼べ!』

 

 

 ――アスティカシア学園領宙における戦闘、終結。

 

 ドミニコス艦隊、壊滅。

 フロント管理会社MS隊、ジェターク社軌道艦隊、死傷者多数。

 学園フロント施設に多数の損傷。

 教職員、学生、パイロット有志、全員生存。

 一連のテロに関わる容疑者6名、行方不明者2名を確保。

 

 意識不明、一人。

 

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