ドス鳥竜として生きる 作:神袋
細かい戦闘描写やあえて書いてない心境等想像するのって面白いと思うんです。
MH。読みはモンスターハンター。内容はプレイヤーのアバターがモンスターを狩る、というのが一般的な認識だろう。つまりはモンスター『vs.』ハンターなわけだ。しかし、世界観的、メタ的な視点で見るとモンスターは常に強者側であるにも関わらず、常に狩られる側なのだ。何故我々は強者側の狩る視点しかしらないのか。それは『主人公』はエリート中のエリート。またはそこに至るほどの才能とセンスを宿す程の化け物だからだ。下位ハンターですらこの
流れなど関係ない。有利状況などいとも簡単にひっくり返すその「因果」。途端体が崩れ落ちるドスゲネポス。仰天しながらもも二対一を捌くドスアピポス。異常を叫び伝えるドスフロギィ。聞いて驚くドスランポス。薄々してやられたと全員が思う中。最適解を叫んだのはドスアポピスだった。
「撤退だ!俺とフロギィで抱えて逃げる!時間稼ぎを頼んだ!」
焦りながらも頷き、即座に動き出す。ハンターの後隙を狙いかち上げて距離を作り、その間に割って入る。
よし!林に入れば追跡は難しいだろ!できる限り時間稼いですぐにおさらば!そのまま逃げ切ってやる!
三対一。圧倒的な不利を押しつけられながらも全リソースを回避に割く。普段狩るモンスターとのサイズ差故か攻撃が中々当たらない中、このモンスターは何味も違うと確信しながら半ば諦めの体制になりつつある。攻めの雨が緩んだ瞬間に役目を果たした蜥蜴は林へと姿を眩ました。
「これは俺たちじゃ難しいな」
「確実に計画性を持ってるぞあいつらは」
「なら最近組み始めたあいつらに任せるとしよう」
追いかける様子もなく危険な狩場のど真ん中で次を見据えるトリオ。長い付き合い由来の微妙なトークを交えつつも内容は標的の抹殺をより強固にする形へと変わっている。
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紛れもなく恐ろしさランキングはこの世界に来てからでいえばぶっちぎりだ。転生前含めても余裕で一位かも。ハンターと戦う事を考えなかった訳じゃないけどそれにしたってあいつらの強さ……というか手練れ感はすごかった。この世界のハンターってあんなになのかよ……
「…あのさ。言いたいことがあるんだけど」
「何?」
「僕の記憶が間違ってなければ、あのハンターは主人公の一人だと思う」
「主人公ってどうゆう?」
「正確にはMHP2の主人公。OPのムービーのハンター達の武器種と一致してるんだ」
よくそんな昔のムービー覚えてるな…。でも、事実この世界に転生してるからユクモ村とかロックラックとかがどこかにあるかもしれない。なら原作通りの道を歩んできたハンターだっている可能性がある。
「おい。それってつまり、禁忌や古龍を体一つで狩猟できる奴かもしれないってことだよな?」
「そうじゃない?僕ですらドス古龍とかミラボレアスとか倒したことあるし」
「元の世界のMHのナンバリング数は?外伝はどれだけある?それによっては……」
そんな焦ることかな?無印とGの関係を続編として、Pも主人公が同じとしてワンカウントにしても……無印、2nd、3rd、4、X、World、Rise、まだ発売されてないけどWilds、外伝の
「12個くらいじゃない?」
「っ!それは本当か!?」
「そんな慌てないでよ」
「慌てるだろう!さっきのあいつらのようにパーティ全員が恐ろしく強く、さらにはそれよりも強いかもしれない奴らがまだまだ残ってるってことだぞ!」
そんなに焦るべき…ことだな!これは!確かに撤退を余儀なくされるような奴がいる時点で怖いのにそれが10以上!全部がパーティ組んでるわけでもないと思うけど…って最近の作品の奴らは強すぎる!さっきのがMHP2と考えたら確実に化け物が出てくる!あぁやばいよこれ走馬灯パラダイスだよ!
ワチャワチャと転がり悩んだ末に夜が訪れそのまま気絶してしまう。目を合わせて首を傾げる二人はそのまま考察を進めながらいつもより不安な睡眠をする事となった。
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おはよう!今日もいい天気…とは言えないけども!昨日の不安も考えてばかりじゃなんもならないしとりあえず起きたゲネポスも連れて歩きましょうかね。対策は追々歩きながらかな〜。
ハンターが諦めたのか、それとも運良く見つからなかったのかは定かではないが無事旅を続けられると安堵する。しかし意外にも水没林の旅の終わりがすぐそこまで迫っていた。崖から草原を見下ろして、目的地だと興奮する一行。崖を降りるために迂回しようと木々の合間を抜け道に出かけたところで二人の顔が引き攣った。
「すごいな!まさかあの人達がラギアクルス亜種を討伐するなんて!」
「本当にな!装備も動き方も旧式、無口で無骨な三人だったけどこれを見せられちゃなんも言えねえな!」
アプトノス数頭に巨大な台車を引かせながらラギアクルス亜種の巨体を運んでいく二人。その言葉はあまり理解できないながらも四匹は茂みに身を潜め通り過ぎるのを待っていた。
「…よし、いったみたいだな」
「どうした?そんな顔して」
「あいつは…僕を襲ってきた個体だ…ほら、いつだかに話した崖から飛び降りたって…」
「あれがか?」
やっぱり命の危機を感じさせられた奴を見ると身震いする。しかもあの人間の話してたら内容は分かりずらかったけど確実にあの三人組だ。僕の敵わなかった相手を討伐できるってことは僕よりも強いってことだ。四人で戦って勝てなかったんだから…はぁ。
力の差、それに勝り得る存在の可能性、今後の安否を叩きつけられため息をつく。未来に絶望を感じながらもこの世界での故郷へと帰る事ができた。彼の同胞が彼と同じ体験をしていると思うこともなく、もうなくなっていると確信していた群れの巣へと帰ってきたのだった。
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【個人指定依頼内容】
依頼主:◯△□研究所
メインターゲット:全てのターゲットの狩猟
サブターゲット:白海竜ラギアクルス亜種の狩猟
[特殊ルール]
制限時間延長(50分→一週間)
[伝達事項]
メイン・サブターゲットの危険性を考慮し、「ポッケ村の英雄」パーティに依頼遂行を求める。
特殊個体認定されたドスランポス、通称:旅するドスランポス とそれと協力関係にあるドスゲネポス、ドスアポピスの狩猟依頼。近年発生している特殊なモンスターだと考えられるため研究のために依頼主は捕獲を望んでいるが、最悪討伐も許諾する。
また、付近には原因不明ですがここ数ヶ月で活発に動き始めたラギアクルス亜種が生息しており、水没林の住民の被害報告有り。よって依頼は出ていないが、可能であれば狩猟を求める。
すごくどうでもいいですが、僕がこれを書いてるのは
「モンハンの転生モノが大好きだけど中々巡り会えないから自分で書いて欲を満たし、あわよくば自分みたいに人のを見て書いてみたいと思ってくれればいいな」
という目的の元です。用はみんなも暇ならモンハン転生モノ書いてみてねってことです。
歴代主人公の解釈むずい