ドス鳥竜として生きる   作:神袋

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暇な時にとりあえずの精神で書いてるから一話一話短くてすみませんほんと
どれくらいの文字数だといいかをアンケートさせてもらいます
参考までに、「メニュー」の「小説情報」から、平均文字数は約2500文字です
2〜3倍程度までなら一話一話伸ばせると思います(アンケート結果次第ですけどね)



森丘で生きる②

 罠を振り解き急いで囲まれた状況に対応する。微光しか刺さない濃密な木々の中では十分に機動力を活かせない。原っぱに出て勝負したい一行に対して、数を固め有利を取り続ける奇面族。脚を殺され危機一髪!__と思われたが、瞬間拡散する紫煙の煙幕。フロギィ種の毒液放出は液塊と霧状の二種類があるが、霧状放出を勢いよく大量に行う事で広範囲の制圧と濃度を下げ、仲間への影響を低減を実現した。比較的薄いとはいえ慣れない紫色の煙に巻かれ目を奪われる。奇面族の密なエリアん避け、ヘ音記号の軌道で草原へと脱する。脚を取り戻した四匹は意味のない争いをするわけもないと颯爽と駆け逃げて行くが、四匹を影が覆う。リオレウスを予感させる気配は的中したが、運に恵まれたのか皇帝ではなかった。しかし背中から南瓜を覗かせる者と同じくライドオンされたその(リオレイア)が爆走してきている状況は戦闘開始の合図を頭に流し込んできた。

 

まじか。まさかライダーを真似たのか?サドルっぽいやつ付いてるしその上で嫌がっている様子もない。別種のモンスターの絆が成立するとはね。

 

 冷静に、飛竜からの逃亡は叶わないと反復して覚悟を決める。陸の女王と空の王者。次いでチャチャブー達も追い付き、番と敵を取り囲み草の上に自然のリングを築き上げた。一匹の南瓜が強打され、心地よい音を響かせると同時に死合は始まった。

 

 王者の突進に合わせ、女王のブレスが横に置かれる。双子のロアルドロスよりも厄介な連携に対して二手に分かれてひらりと跳んで躱わす。焦げる草を横に尻尾を振り回して回避を誘発し、その隙を狙ってサマーソルトが地面を剥ぐ。連携ならば負けるどうりもない。狙われなかった方の声を頼りにはらりと跳んで合流する。一ターンが終わり様子見(ニュートラル)へと帰ってきたが、襲い来る火竜の乱舞は終わらない。溜め拡散ブレスを走りながら撃ち、地面を爆発させ姿を隠す。身構える蜥蜴達に向かって旋回滑空毒爪を見舞うが不発。何のために私がいるのかと2連撃。紫毒姫のように急降下からの薙ぎ払う毒撃。反応が遅れたフロギィが喰らうも、隙を狩る為の不完全な一撃、加えて持ち前の毒耐性と丈夫なジャギィ骨格によって運良く致命傷を避ける。

 

 二ターン目は完全死合(パーフェクトゲーム)を逃し、攻めに転じることも無く終わる。受けに回るのは手も足も出ない弱者か直向きに一筋の勝利を掴み取ろうとする強者かだ。旅を続ける為に、生き残る為に、彼らは勿論強者として待ち受ける。

 

 三ターン目。流れを我が物にして展開する。王者は舞い上がり女王は地で舞う。逞しい剛脚で近づくと翼を広げ回転しながら地面に伏せかける。華麗な脚捌きで回り蜥蜴の脚を払う。突然の超範囲攻撃に脚を掬われる三匹。黒蜥蜴は転んだ所を狙って豪炎を放つ顔目掛けて鉱物の塊を吐き打つ。ただの砂弾では効果が無いと悟り、雀の涙ほどの威力強化でしか無いが砕いた鉱石を器官に溜め込んでいた。硬い塊一発程度では墜ちぬ。気にも留めなかった王者と南瓜頭(ライダー)は1秒後、光を受けた。栄光の光では無く、失空の閃光を。

 

「よし!」

 

 嬉々とした鳴き声を豪炎を受けた蜥蜴達は聞く。熱く焦げ臭い体に鞭を打ち、堕つ王者へと女王を振り切り突撃して行く。加速時間と空気抵抗に負け、夫を助けようとしても追いつけない。目を奪われたあの人を失いたく無い一心で駆けるも、蜥蜴達は一足先に到着する。そして女王は攻め続けられた理由を夫に刻み込まれる。

 

熱い!けど狂走エキスのおかげでアドレナリンMAX!普通に動ける。首領の声からして作戦は成功した。目を奪われたこのリオレウスには勿論。

 

 

 

 

 

「空を失ってもらおうか!」

 

 墜落し、もがく王者。真っ白な世界を覗きながらも立とうとするが、混乱も相まってうまくいかない。瞬間聞こえる竜の声。立ち上がった時には既に、空を失ってしまった。

 

「(一旦飛ンデ体勢ヲ整エロ!)」

 

 ライダーの指示を遂行するも不発。初めての経験(墜落)に冷静を失う奇面族はリングのガヤを聞き、漸く気付く。翼膜が破り散らかっている事に。

 

 蜥蜴達は以前から雑談としてこの世界を娯楽としていた時の話をしていた。その中で出たのは火竜の愚痴。「飛びすぎなんだよ!」「ずっと空中にいるよね」と空の王者たる所以を嫌っていた。一人が口を出す。「翼の破壊が翼膜の部位破壊になれば飛べなくなるのになぁ」。システムに文句を言っても足しにならないが、娯楽は現実として広がった。

 

皇帝対策:翼膜破壊による空の奪取

 

 皇帝用の策がただのリオレウスに通じぬわけもなく、空の王者は失空の王者と成り下がった。未だ目も失っているリオレウスは女王と()の到着によって攻撃の雨が止むまで耐えることとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「うま!焼いた肉うま!焼いただけの肉うま!」

「これは抗えないね」

「お気に召したようでよかった」

 

どうやら彼らはそこらの蜥蜴とは違うらしい。言葉が通じ、生肉よりもこんがり肉を好む。異質な者達よ。あの子(リオレウス)が空を奪われた時に到着したから良かったものの恐らくは我らよりも強力な存在なのだろう。理性的で本当に良かった。

 

調理された肉!素材じゃなくて料理!文明の発展って素晴らしいなあ!族長(キングチャチャブー)は優しいしそもそも言葉が通じる時点で会えて良かった。「翻訳」だと思ったけど違う。転生者では無いみたいでこの森に長く住んでいるらしい。フロギィの仮説的には僕らに対して「敵対心」がなければ話せる、みたいな感じらしい。確かに野生のモンスターって接敵→戦闘だったから納得かも。そんなことより飯が美味いの何の!食べなきゃ損だね!

 

 奇面族の王、キングチャチャブー。名前通りのモンスターだが、先祖由来の知恵と頭脳で同族間では比較的長い年月を過ごしてきた。皇帝との取引により雌雄の火竜を受け取り、存続のピースを揃えている。そんな戦力を削がれ、全滅が脳裏によぎるも、紫煙幕からの逃亡の一手を見て和解に持ち込んだ。

 

 そんな彼は実質的な敗北を受け止め決断する。

 

「一族の者を連れて行きなさい」

 

私もこの族も長く生きてきた。そろそろ異なる地へと一族が広がってもいい頃合い。一族だけでは不安だったが、彼らなら新天地へ至る障害を共に乗り越えられるだろう。

 

「一族の存続の鍵となってくれないか。新天地へ至るまでの協力は勿論惜しまない」

 

すごく嬉しい提案だ!人型だし頭も良くて言葉が通じるから汎用性の塊だ!

 

「勿論!願っても無い!」

 

 三匹は同意し、頷く。歓迎の宴は仲間加入の宴へと変わり、より一層騒がしくなる。雌雄火竜が眠る中、どんちゃん騒ぎは夜を超え平静を取り戻したのは一日が経過した後だった。

 

 

 

 

 

 

 草原を進む。森丘を過ぎるまでは奇面族の見送りがつく。何代にも渡って文明の存護を果たしてきた彼らを長く生きるモンスター達は近づかない方がいいと理解している。若く無知なモンスターは無論敵うはずもなく退けられる。雌火竜が同行するこのパーティに襲いかかるようなモンスターであっても人間に近い彼らという存在を頭に刻み込まれる。故に危険もなく進む一行だが、雌火竜の親____皇帝の来訪は予想外のものだった。

 

出来損ない()を連れ歩いている者。青い電竜と翼を交えた後苛立ちから人間を地に落とした時に見かけたら奴か。

契約を交わしたあの奇怪な炎頭もいる。奴らは蛮族だったと思っていたが敗北し、そして下についたということか…。出来損ないとはいえ我の子。それを敗北を理由に他の下に置くなど断じて許されぬ。去ね。

 

 途端に現れ火薬岩のような塊を放つ。巨大なそれは隙間から光を漏らしつつ殞落したかのように発光を止める。風のみが鳴る静寂を過ごしてエネルギーを放出し爆発を起こす。その爆風は女王に全員を貼り付けるほど強烈であり、放った主は厳かに叫び族長を一睨し、あの日と同じ方へと飛び去っていった。




ちなみにこれで約3200文字です

一番好きなモンハンがST系列なの許してください男の子なのでこうゆうの大好きなんです

もし長めのが好まれてるとしたら一部は統合して話数を少なくしてみます。(一気に読める方が楽ですしね)

どれくらいの文字数がいいですか?

  • 少し短く(約2000文字)
  • これまで通り(約2500文字)
  • 少し長く(約3000〜5000文字)
  • もっと長く(約5000〜7000文字)
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