ドス鳥竜として生きる   作:神袋

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二時間に一本はハイペースすぎるから自重したいけど、ビギナーズラックを止めるわけには行かない


水没林で生きる③

「君たち!ルドロスをやるよ!」

 

どうやらランポスくんは1人でロアルドロスの気を引くみたいだ。確かに僕よりも機動力に優れているから時間稼ぎなら適任だろうな。さて、僕も仕事をしよう!部下達が囲むルドロスの首を一噛み。毒液を出して毒状態にする。わかりやすく紫の泡が頭に出てくるのはご都合だね。ルドロスならすぐに…あれ?まだ倒れない?前に仕留めた個体はすぐに倒れたのに…。あっ、倒れた。なんで…?屈強な個体のハーレムだからかな?多分そうだろうな。よし、倒せるなら片っ端から毒を入れていこう。部下も毒液を撒いていい感じだね。ランポスくんの弟子も…ってなにあれ。連携すごくない?うちの子達囲んで毒撒く程度なのにあっちジェットストリームアタックしてるよ。最近のランポスはすごいなあ(呆気)。っと、集中集中!ルドロス程度なら毒にしなくてもフィジカルで勝てちゃうね。いつのまにかルドロスも減ってきたね。ランポスくんは洞窟の方に近づいているね。そろそろ加勢をしに行こうかな。

 

 フロギィがロアルドロスに向おうとしたその時だった。ルドロスも減り、フロギィも勝利が脳裏によぎる中。洞窟からの不意打ちの毒ブレスがドスランポスへと着弾した。

 

「⁉︎」

 

は?何に当たった?感覚的には水…にしては苦しい……。

 

 混乱と苦痛に喘ぐドスランポスに無情にもロアルドロスのタックルが突き刺さる。そのまま洞窟へと吹き飛ばされた。

 

いたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしい

 

なんだこれ…吐きそう…きつい…。って、なにかいるし攻撃してきてる!洞窟の壁を蹴れば…よし!抜けた!一旦ロアルドロスからも距離をとろう。話はそれからだ。

 

「ランポスくん!…!猛毒状態になってる!」

「え?マジで?」

 

ほとんどのルドロスが倒れている中。おそらく援軍に来たフロギィと並ぶ。毒状態?じゃああの時浴びたのは毒?一体……と思考を加速させる中、洞窟からまた一頭のロアルドロスが出てきた。しかもあれは…紫!亜種!それでもってあのロアルドロスと肩を張るくらいにでかい!

 

 このロアルドロスには秘密があった。彼は雄として生まれた中なんと奇跡的に双子として生まれた。しかし、兄弟は色が違う。紫色を基調とし、白い鱗を持って生まれたのだ。一説では突然変異体として産まれてくるだとか言われているが、それが原種と双子で産み落とされた。当然持ちえた才能も同じ。彼らはライオンが二匹のリーダーを持つことがあるように、一つのハーレムに二匹の雄として君臨したのだ。(雄が二匹でハーレムと呼べるのかは定かではない)

 

ずるくないか。ただでさえそのたてがみに特異性を持っておきながら、それが二匹。しかも片方は亜種個体。確信していたものはグラつきを通り越して崩れ落ちた。一筋の光も見えない。逃げようとしても二匹からの追跡を撒くには犠牲が必ず必要になるだろうし、引くにも引けない。ここで決着をするしかない。その証拠に、【…………】。ほら、本能さんは何も言ってこない。多分心の奥底から諦めているんだろう。

 

「それでも…!生きる!生き残る!」

 

鳴き袋を全開で吠える。一瞬だが、大気が震えた?いや、ドスランポスは咆哮できない。そんなことを考えてるうちに毒が引く。あいつらは何もしてこない。多分楽しているんだろう。逃げれば二匹で確実にプレス。考えなしに攻めれば簡単に勝てると理解しているんだろう。なら、こちら側がとる行動は一つ。思考を巡らせて攻めるのみ。丁度ルドロスもかなり減ってきた。ならば…

 

「弟子共!来い!」

「「「わかった」」」

「フロギィ達はそのままルドロスの相手をさせておいて」

 

動揺するフロギィに頼むとすぐに吠えた。指示をしたのだろう。さて、どうしよう?今は毒も引いたし、手数は五枚。攻めるなら…

 

「弟子共はそれぞれ距離をとって二匹を囲め」

「「「わかった」」」

 

機械的な返事をするとすぐロアルドロス達の横と後ろにつく。さぁ、一狩り行こう!フロギィとは喋りながら連携を取る。僕は原種、フロギィは亜種の目の前に陣取り、注意を引く。それぞれ陣取った弟子達がヘイトの隙間を縫って噛み、引き裂く。僕はスピードを生かして、フロギィは僕より優れた耐久力でヘイトを取り続ける。その中で少しづつ二匹を背中合わせの形にする。互いを視認できなければ連携も取れないだろう。ちょこまかと動く僕に対して隙の少ない噛みつきや引っ掻きを繰り返していたが、時間が経つにつれてプレス攻撃をしてくるようになった。そう!それだ!それを亜種がやってくれれば猛毒でダメージが入る!正直火力不足だからそのダメージソースがほしい!フロギィくんの毒じゃあまりにも時間がかかりすぎる。でも奴は一切プレスをしない。僕よりも機動力に劣り、当てやすそうなフロギィにだ。……確実に意図的に避けてる。あちらも相方にダメージが入るのは避けたいのだろう。…とか思ったらプレス攻撃のモーション!疑問は残るが狙いどうり!かと喜ぶのも束の間。原種は少しだけ距離を取るように突進している!?なんで?運が悪いと嘆きつつも相方と距離をとったとこらにつけこむ。固まってないなら対面で勝てる自信はある。フロギィ側に二匹弟子をつけつつ、こちら側は二対一をしかける。指示を出しながら海綿質のたてがみをひきちぎる。もちろん部位破壊狙いだ!水を使われなければ負けるどうりもない!でも順調に削れているときこそ警戒を解いてはいけなかった。たてがみの違った箇所から局所的に水が吹き出してきた。避けるの無理だよこれ。直撃した。フロギィなら耐えれたかなぁとか思う。その勢いは僕を吹き飛ばすのに十分でそのまま倒れ込む。その隙を逃すまいと突撃してくるロアルドロス。

 

「ビチャ!」

 

何の音だと起き上がるとロアルドロスの頭には紫の泡。わかりやすいなこれ。でもなんでだと混乱している中でフロギィが言う。

 

「加勢に来たよ!短期決戦!」

 

ありがたいことこの上ないが、亜種の相手をしている二匹が心配だ!フロギィが原種に向かう中で見てみると。うわ!あいつら狡い!目ん玉狙ってる!そりゃ歴戦の猛者なら視界の大切さは理解しているだろうから守るだろうけど頭に張り付いて剥がされた瞬間にもう一方が張り付いてる!しかも足の爪で口とたてがみ切ってる!あいつら性格悪いな〜。一体どこの誰が育てたんだ!(すっとぼけ)。そんなことを思いつつも今はその妨害が勝ちにつながる時間稼ぎだ。毒に侵されているからか動きが鈍い!なら必殺技のチャンス!おもっいっきり助走してジャンプ!縦回転を加えて足の爪で首を一閃!MHST2のアフマルに倣い絆技を再現してみたが、やはり一撃の重さがあるのはありがたい。前世に思いを馳せつつも、そのままロアルドロスは倒れ込み動かなくなる。あれ?早くない?もっとタフだと思ったんだけど。

 

「ランポスくん!亜種!」

「あぁすっかり頭から抜けてた」

 

正直やりたくない。アドレナリンが切れかけて疲れがどっと押し寄せてくる。でも弟子共が心配で目を向けると、背を向ける亜種の姿が見える。

 

「え?逃げるの?なんで?」

「そりゃ逃げるよ」

 

 フロギィは既に亜種の行動を理解していた。

 

まあ逃げるよね。五対二で片割れが倒された上に群れは壊滅したんだもの。1人じゃ勝てないと思うのも強者なら嫌でも理解できるもん。

 

 多少のフロギィの犠牲を出したが、共同戦線は勝利を手にした。

 

 




ドスフロギィくんの声はソニックシリーズのテイルズだと自分は再生できます。

ドスフロギィくんの転生特典は
「翻訳」 ドスランポスくんと同じもの。
「共有」 ドスランポスくんと同じもの。
「軍才」 軍を指揮する才能を付与する。

予定ではドスランポスくんには隠し特典が発現する。

ストーリーのメイン視点はドスランポスくんですが、ドスフロギィくん視点のものは必要ですかね?

  • やってくれ。必要だろ。
  • いらない
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