嘘とハッタリでキヴォトスを生き抜く。with先生   作:ほよや

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・[朗報]何故か続いた
・主人公はクソボケ(予定)


『騙される方が悪いよね 前半』

[???]

「……い」

 

「…先生方、起きてください。」

 

「先生!!」

 

[乙坂シゲル]

「……んぁ?」

 

[???]

「……?」

 

[???]

「少々待っていてくださいと言いましたのに、お疲れだったみたいですね。

なかなか起きないほど熟睡されるとは。」

 

「……夢でも見られていたようですね。ちゃんと目を覚まして、集中してください。」

 

「もう一度、あらためて今の状況をお伝えします。」

 

[リン]

「私は七神リン、学園都市「キヴォトス」の連邦生徒会所属の幹部です。」

 

「そしてあなた方はおそらく、私たちがここに呼び出した先生……のようですが」

 

[乙坂シゲル]

「七神さんだっけ?…一つ質問していいか?」

 

[リン]

「なんでしょうか?」

 

[乙坂シゲル]

「何故、疑問形なんだ?……君が俺たちを呼んだと仮定する場合、疑問形になるのはおかしいだろ?」

 

「……ああ。推測形でお話したのは、私も先生がここに来た経緯を詳しく知らないからです。」

 

[乙坂シゲル]

「……(七神が知らないとなると、他の第三者がここに連れてきたことになるな。だが現時点で俺と接触を持ってるのは七神だけだ。…そもそもここに連れてきた意味は何だ……まだ情報が足りない。まずは状況判断が優先…か)」

 

[リン]

「混乱されてますよね。分かります。こんな状況になってしまったこと、遺憾に思います。でも今はとりあえず、私について来てください。」

 

[リン]

「どうしても、先生方にやっていただかなくてはいけない事があります。」

 

[乙坂シゲル]

「…さっきから先生方って言ってるが、俺以外に誰かいるのか?」

 

[リン]

「えぇ。あなたの横に居ますよ?…知り合いじゃないんですか?」

 

そう言われて横を見る。そこには20代前半の女性が一人。見たところ、自身が置かれている状況に混乱しているようだ。

 

[乙坂シゲル]

「すまねぇ。ちょっと良いか?…あんた、誰だ?」

 

警戒しつつも真横にいる女性に尋ねる。

 

[小野寺るい ※今後は先生と記入]

「うぇ!?…私?私は小野寺るい。…今の話的に先生っていうことになるのかな?君は?」

 

[乙坂]

「俺は乙坂シゲル。…見ての通り先生よりは年下だから、好きなように呼んでくれ。」

 

[リン]

「…自己紹介は済んだようですね。では、話を続けますよ。」

 

[乙坂シゲル]

「やらないといけないことだったよな。内容は?」

 

[リン]

「学園都市の命運をかけた大事なこと……ということにしておきましょう。」

 

[乙坂シゲル]

「…(内容は伏せる…か。話し方的にもこの世界で割と偉い立場にいそうだが…話せない内容でもあるんだろうな)」

 

[先生]

「乙坂君…本当に大丈夫なのかな?」

 

リンの発言に思案を巡らせていると先生が話しかける。

 

[先生]

「多分、乙坂君も一緒だと思うんだけど、私も気付いたらここにいたんだよね。」

 

[乙坂シゲル]

「…まぁ大丈夫だろう。七神には敵対的な感情は見られないし、そもそも敵なら説明するまでもなく始末するだろ?」

 

[先生]

「そうだよね。…とりあえず今は話を聞こうか。」

 

[リン]

「では、行きますよ」

 

二人はリンについていく。

 

ーーウィイイイインーー

 

[リン]

「キヴォトスにようこそ。先生方。」

 

「キヴォトスは数千の学園が集まってできている巨大な学園都市です。これから先生方が働くところでもあります。」

 

「きっと先生がいらっしゃったところとは色々な事が違っていて、最初は慣れるのに苦労するかもしれませんが……。」

 

「でも先生なら、それほど心配しなくてもいいでしょう。あの連邦生徒会長が、お選びになった方ですからね。」

 

[乙坂シゲル]

「…(連邦生徒会長が選んだ?俺たちを?そんな偉そうなやつ、面識ないんだが……先生は…先生もなさそうだな。)」

 

[リン]

「……それは後でゆっくり説明することにして。」

 

チン!

 

どうやら目的の階に着いたみたいだ。…しかし外が騒がしい。何かあったのだろうか。

 

(ざわ…ざわ…ざわ…ざわ)

 

[???]

「ちょっと待って!代行!見つけた、待ってたわよ!連邦生徒会長を呼んできて!」

 

「……うん?隣の大人の方は?」

 

[???]

「首席行政官。お待ちしておりました。」

 

[???]

「連邦生徒会長に会いに来ました。風紀委員長が、今の状況について納得のいく回答を要求されています。」

 

[リン]

「あぁ……面倒な人たちに捕まってしまいましたね。」

 

「こんにちは、各学園からわさわさここまで訪問してくださった生徒会、風紀委員会、その他時間を持て余している皆さん。」

 

「こんな暇そ・・・・・・大事な方々がここを訪ねてきた理由は、よく分かっています。」

 

[乙坂シゲル]

「ククク…皮肉たっぷりだな」

 

[先生]

「ははは……」

 

[リン]

「今、学園都市に起きてる混乱の責任を問うために……でしょう?」

 

[???]

「そこまで分かってるなら何とかしなさいよ!連邦生徒会なんでしょ!」

 

「数千もの学園自治区が混乱に陥ってるのよ!この前なんか、うちの学校の風力発電所がシャットダウンしたんだから!」

 

[乙坂]

「…(数千って…そんなに学校あんのかよ…)」

 

[???]

「連邦矯正局で停学中の生徒たちについて、一部が脱出したという情報もありました。」

 

[???]

「スケバンのような不良たちが、登校中のうちの生徒たちを襲う頻度も最近急激に高くなりました。治安の維持が難しくなっています。」

 

[???]

「戦車やヘリコプターなど、出所の分からない武器の不法流通も2000%以上増加しました。

これでは正常な学園生活に支障が生じてしまいます。」

 

[乙坂シゲル・先生]

「「戦車!?…ヘリコプター!?」」

 

[乙坂シゲル]

「…(それにこいつら全員、銃火器を装備してる……あれ?…もしかして…詰んだ?)」

 

乙坂が今の状況に絶望している間にも非情な事に言い合いは続く。

 

[リン]

「…。」

 

[???]

「こんな状況で連邦生徒会長は何をしているの?どうして何週間も姿を見せないの?今すぐ会わせて!」

 

[リン]

「…。」

「連邦生徒会長は今、席におりません。正直に言いますと、行方不明になりました。」

 

[???]

「……え!?」

 

[???]

「……!!」

 

[???]

「やはりあの噂は.....。」

 

[リン]

「結論から言うと「サンクトゥムタワー」の最終管理者がいなくなったため、今の連邦生徒会は行政制権を失った状態です。」

 

[乙坂シゲル]

「先生…サンクトゥムタワーって、知ってるか?(…連邦生徒会長の失踪………あぁ、なるほど。だからあの時話を伏せたんだな)」

 

[先生]

「いやぁ、聞いた事ないかな。…それにこの子たち、銃持ってる…」

 

[乙坂シゲル]

「…流石にそこは気づくよな。……今は刺激せずに状況を判断しよう。」

 

[リン]

「認証を迂回できる方法を探していましたが……先ほどまで、そのような方法は見つかっていませんでした。」

 

[乙坂シゲル]

「ん?先ほどまで?(嫌な予感しかしねぇ…)」

 

[???]

「それでは、今は方法があるということですか、首席行政官?」

 

[リン]

「はい。この先生方こそが、フィクサーになってくれるはずです。」

 

[???]

「!?」

 

[???]

「!」

 

[???]

「この方が?」

 

[乙坂シゲル]

「…(やっぱりなぁ…めちゃくちゃ視線感じるし…先生に擦りつければヨシ!)」 

 

[先生]

「私たちが?」

 

[???]

「ちょっと待って。そういえばこの先生達はいったいどなた?どうしてここにいるの?」

 

[???]

「キヴォトスではないところから来た方のようですが……先生だったのですね。」

 

[リン]

「はい。こちらの乙坂先生と小野寺先生は、これからキヴォトスの先生として働く方であり、連邦生徒会長が特別に指名した人物です。」

 

[乙坂シゲル]

「(ちょっと待って!?擦りつけ出来なくなるだろ!)」

 

[先生]

「乙坂君…絶対私になすりつける気だったでしょ?」

 

[乙坂シゲル]

「いやいや、ソンナコト、ナイデスヨ?」

 

[先生]

「…乙坂君…あとでお話があります。」

 

[乙坂シゲル]

「…はい」

 

[???]

「行方不明になった連邦生徒会長が指名……?ますますこんがらがってきたじゃないの……。」

 

[先生]

「…みんな落ち着いて。混乱するのは分かるけど、とりあえず自己紹介しない?……私は小野寺るい。立場的には先生ってことになるかな。そしてこちらは…」

 

[乙坂シゲル]

「乙坂シゲルだ。…先生も含めてこの中で一番年下だろうから、好きに呼んでくれ。……立場的には俺も先生ということになる。よろしく。」

 

[???]

「こ、こんにちは、先生。私はミレニアムサイエンススクールの……」

 

「い、いや、挨拶なんて今はどうでもよくて……!」

 

[リン]

「そのうるさい方は気にしなくていいです。続けますと……」

 

[ユウカ]

「誰がうるさいって!?わ、私は早瀬ユウカ!覚えておいてください、先生!」

 

 

 

まだまだ話は続きそうだ……この時乙坂は理解していなかった。このキヴォトスに住まうもの達の異常性に。

 

 

 

 

次回予告

『騙される方が悪いよね 後半』




どうも、作者です。何故が続いた2作目。
先生は女性にしました、
コメント、評価してくれるとモチベに繋がります!おなしゃす

主人公と絡ませたい学校は?

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