ゴーティス使い俺、呪術の次元は禁止カードが多すぎる【復刻版】 作:月日は花客
こっちは1日2話ペースで投稿しようかなと思っています。
改訂版も含めてよろしくお願いします。
俺の愛用デッキはゴーティス。
好きなカードは《ゴーティスの灯ペイシス》
そんな決闘者な俺の名前は遠海。
好きなカードそこは最果てのゴーティスじゃないのかって? うるせえメンダコかわいいだろ効果も有能だろ!
さて、一般決闘者でありゴーティス使いの俺は、現在街中で迷子になっていた。
現在年齢21歳成人男性。ここがどこかわかりません。
オーケー、ここは焦らずスマホで確認……しょうとしたら圏外だし。おもくそ街中なのに? 他の人みんな携帯見てるのに?
財布……はカドショに行こうとして金おろしてきたばっかりだから余裕はある。
だがしかしこれはゴーティス強化のための軍資金であって無駄遣いは許されない。よってタクシーなどを呼ぶのは却下だ。
道のど真ん中で狼狽えているのもアレなので、適当に街路の地図なんかを探して歩いてみる。最悪駅でもいい。
他人に聞くのはちょっと……コミュ障には厳しい。
歩いて歩いてやっと見つけた看板には仙台の文字。
うせやんオレの実家埼玉なんだけど。なんでってこんな東北にいんの?
そもそも俺はカドショに行くために銀行から出てきたらいつの間にか目の前が知らん景色だったのだ。意味わからんよね。
そしたらいきなり仙台とかなにこれワープ?
宇宙背負っちゃったよ。ゴーティスだけに(爆笑おもしろギャグ)。
カバンにはデッキケースと財布、使えないスマホ。あとはプレイマットとかダイスとか細々したデュエルグッズ。
うーん、知らない街を歩くには心許ないが、決闘者はカードさえあれは一定の期神安定を得られるのであまり深刻に考えず街をぶらついていく。
.なんかデカい虫? みたいなの飛んでない?
なんか顔あるくない? こっち見てない?
「キヒャ」
「ひえ」
バケモンじゃねーか!!
なにあれ超キモい!
バケモンはバケモンでも遊戯王モンスターみたいなカッコよさとか取り備えた外見にしてよ! せめてワームくらいのチョイキモな程度であれよ!
なにあれ!? なにあれ!?
誰か俺以外に見えてる人.って周りに人がいねぇ!
日も落ちてきた黄昏時だからこんなのが出てきたわけ?? 都市伝説は帰って!
半ばパニックになっていたのだが、ふとカバンから何かが……「俺を呼んでいる」と感じた。
こんな時に俺に呼びかける奴らはアイツらしか知らない。まさにファンタジーだけど……アニメの世界みたいだけど、一か八かやるしかない!
あれからは命の危険しか感じないからな!
「決闘! 俺は《ゴーティスの灯ペイシス》を召喚!」
するとカードが輝き、目の前にキラキラとオーロラフィルムのように輝くメンダコ……ペイシスが現れる。
えっ!? マジで!? リアルこれ!? リアルソリッドビジョン!?!?
えっえっ触りたい……撫でたい……いや夢中になってる場合じゃねぇ! まだ展開の途中!
「ペイシスの効果発動 ペイシスを除外して手札から《ゴーティスの月夜サイクス》を特殊召喚!」
ペイシスの姿がかき消え、サイクスが場に出る。
ああ、ソリッドビジョン最高! 明らかに異常事態だけど戦友たちを立体で見れる嬉しさが勝ってる!
「サイクスの効果で《ゴーティスの朧キーフ》をサーチ、そしてキーフを除外!」
ゴーティスは除外することで強くなるテーマだ。除外は第二の手札と言っていい。除外は基本的に痛い妨害だが、ゴーティスにとってはメリットにしかならない。除外されることによって効果を発揮するのがこいつらの特徴だ。
まるで深海や宇宙からやってくるかのように、除外から復帰して妨害策を構築する。
今はその前準備だ。
「ターン終了だ」
ここで俺のターンは終わるが、相手はデッキなんて持ってない。しかし攻撃はしてきそうだ。ならば!
「ペイシスの効果発動! ペイシスを除外ゾーンから特殊召喚!」
ペイシス達は相手ターンに行動ができる! そして……。
「ペイシスとサイクスでチューニング! シンクロ召喚! 遥か彼方の宇宙より、
その光を明日へ飛ばせ! 《ゴーティスの双角アスカーン》を特殊召喚!」
サメのような、触手を持った奇妙な生き物が白い輝きを纏って現れる。
その表情は読みにくいが、自信に満ち溢れた姿をしている。
やっぱりカッコいいぜアスカーン!!!
「アスカーンの効果! アスカーンを除外して相手モンスター……お前を除外だ!」
正直これは通用するのかわからなかったが……無事バケモノは断末魔を浴びて消えた。
デュエルが終了した判定なのか、墓地のペイシス達も戻ってくる。ふよふよ俺の周りを泳いでてとても眼福。
眼福なのだが……。
「これは一体、どうなってるんだ……?」