ゴーティス使い俺、呪術の次元は禁止カードが多すぎる【復刻版】   作:月日は花客

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☆11:ゴーティスと百鬼夜行

 

「来る12月24日! 日没と同時に!! 我々は百鬼夜行を行う!!」

 そう言い放ったのは“史上最悪の呪詛師”夏油傑。

 大勢の呪術師……高専という敵の本陣で、囲まれながらも飄々と態度を崩さなかった彼の言葉は、すぐに呪術界に拡散された。

 東京、京都に各2000の呪霊。数というのはいつの時代も一つの強力な力を押し潰すことがある。物量は裏切らず、ほんの一握りを除けば津波を防ぐことはできないのだから。

 夏油傑一派という要警戒の組織の大々的な行動。そしてその規模から、呪術師側は総力戦として配置場所で緊迫感を漂わせながら「百鬼夜行」が始まるのを待って いた。

 そして帳は降りる。

 

「あっちに推定二級呪霊が!」

「バカヤロウこっちは準一級!!」

「三級でも厄介な奴が集まってやがる……!」

 

 場所は東京・新宿。

 数多の呪術師が数多の呪霊と死闘を繰り広げる地獄がそこにあった。

 夏油の放った呪霊は、弱いものもいるが多くは強力であったり厄介な能力、技を使う。その呪いの力に引き寄せられ、夏油が放ったわけではない他の呪霊も集まっ てきている。

 呪詛師と呪霊。2つの勢力を相手取らないといけない呪術師たちは、また一人また一人と命の灯火を消されていく。

 こちらには“最強”五条悟がいるものの、彼だって全ての呪術師を守ってくれるわけではないし、そもそも自分の身も守れない奴はこの場にふさわしくない。

 呪霊の大群の前に、呪術師たちは必死になって生き残るために戦っていた。

 

「1パック、もう1パック、あ!? BOXゲットーーーッ!!」

 

 ただ 1 人を除いて。

 いやー冥冥さんが「面倒なことになった」って応援要請をよこしてきたからどんな緊急事態かと思えば、なんていうパック天国なんですか!!

 最近パックもBOXもストレージも見れてないなぁ……って傷心していたところでこのオリパパーティーはご褒美ですよ!!

 あすいませんそれ《ポセイドンウェーブ》で^^。

 そっちは《魔法の筒》で反射です^^。

 あ、その効果《迷い風》で無効化しますねー^^。

 ウッヒョアッヒャウッヒョーーーーーッ!!!!

 最高最高最高楽しーーー!!!!

 っと、そこの男の人危ないよ! ほい《氷結界》で自爆ね。

 

「あっ貴方は!?」

「通りすがりの決闘者! 死にたくないなら退いてたほうがいいぜ、今日この街は戦場と化すんだからよー!」

「やれやれ……もう戦場だよ。遊海くん」

「め、冥冥一級術師!?」

 

 あ、さっきの言葉は語録なんでお気になさらず……。

 冥冥さん最高ですね! オリパ天国ですよここ! もう3BOXと18 パックGETしてます! こんなに呪霊が多いのは謎ですけど!!!!

 

「夏油傑が東京と京都に呪霊を放ったんだ。まぁ喜んでてなにより」

「自分には宝の山に見えますけどね!!」

「あ、あの、その人は……?」

 

 俺が手助けした黒スーツの呪術師さんが冥冥さんに尋ねた。

 俺としては他の人に祓われる前にあの強そうな……具体的には1BOX落として くれそうな呪霊を祓いに行きたいんだけど……。人としての礼儀はこなさないとな ので我慢するぜ! 

 

「彼は遊海宙くん。私が雇っているフリーの呪術師だ。見ての通り面白い術式を使うよ」

「よろしくお願いします」

「あ、どうも……」

 

 うう、黒スーツでかっちりした大人の人と話したことあんま無いから緊張する……。俺めっちゃラフなパーカーだし。

 俺の周囲には召喚した《ゴーティスの死棘グオグリム》や《No.37希望織竜スパイダー・シャーク》とかが寄ってくる呪霊を蹴散らしている。

 

「なんだ!? 急に呪霊の力が弱まったぞ!?」

「今のうちに叩け ! 」

 

 あ、それうちのスパイダー・シャークさんの効果ですね。既にエクシーズ素材は使い切ってるから攻撃力2000下がってるはず。

 

「簡単に言うなら式神使い、或いは札使いだね。等級は……一級でも祓えると言っ ておこう」

「ええっ!? そんな人材が……!?

「冥冥さん、後ろ失礼しますね。グオグリムの効果で除外! あ、あとそいつスパイダー・シャークで攻撃」

 

 話してても呪霊は構わず襲ってくるんでね! いやーよそ見できないわ。てか冥冥さん今の気付いてて無視したでしょ……すごいなこの人の度胸も。

黒スーツの人……この場所、黒スーツの人めっちゃ多いからアレなんだけど、は驚いてた。確かにグオグリムの見た目はかなり特徴的だもんな……。スパイダー・シャークもなんやねんって見た目してるしな……。

 

「二級相当を一撃で……?」

「言っただろう。彼は強いよ」

 

 小声で警戒心は無いけどって言ったの聞こえてますよ!! 否定はしない!!

 

「って、遊海宙って高専の誘いを蹴って逃げたっていう……!? 」

「そうだったのかい? まぁ呪詛師のような真似はしてないから安心していいよ」

「め、冥冥一級術師がそう言うなら……?」

 

 冥冥さんってもしかして相当立場高い人なのでは? ネームバリュー凄そうな気配がしたぞ今。カリスマデュエリストならぬカリスマ呪術師……ってコト!?

 とにかく今は祓って祓って祓えるだけ祓う! そしてパックをGETする!

 俺の大量開封の儀はすぐそこだーーーー!!!!

 

「…………あの時の式神使い?」

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