商売シミュレーター   作:名無しの権左衛門

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西暦0年~150年

 今まで国の意思というものが多かったが、なんとこの度会社の意思をやるゲームを

やるぞ。

中身はおいおい話していこう。

 

 最初に初代経営者、最初の業種、立地を決めていこうか。

まずは年代と国! ある程度世界事情を反映しているんですが、

サポートされていない国家は世界史が適用されます。

また国の治安や平均識字率、歴史、文化によって、これから始業する

職種によって求人力が変化します。

 治安が悪い、技術力が低い、識字率が低い、文化力が低い。

とこんな最悪な国でIT企業作ったって人は集まりませんね?

もちろん、紀元前のローマ帝国を設定して、いきなり石油会社しようとしても

ロックがかかっているので選択することすらできない。

 

 また、国によって海・山・川・平野など、地形の有無でも業種が変わる。

火山がないのに温泉は不可能だ。銭湯ならできるぞ。

 あとは国土の問題がある。国が広いと州や都道府県と細かく選択できるが、

シーランド公国やツバルなど諸島国家は国として扱われ、土地が狭くなる。

 

 ちなみに支部を出せても、基本的に本部しかみれないぞ。

 

今回は紀元前0年からやっていこう。発症の大地は、香川県の高松市と言われるところだ。ただしこの時代、今は原住民と化した縄文人に毛が生えたくらいの人しかいない。

また香川県は四国山脈が生み出した三角州で、屋島や五色台など現代では陸地になっているところも殆どが海ないし砂浜に囲まれている。

 こんなところで商売とかむずいだろうって?

そこはゲームだから大丈夫。

 

 次に商売は米転がしという商店を行おう。

初代様の名前だが、この時代に名字はないので高松という名前で始める。

ちなみにこのゲームは、初代がどんな理由で亡くなったとしても直系の子どもが

誕生するので婚姻とか考えなくて良いのだ。

 

 次に行うのは開始する場所の住処だ。

ここは後の塩江温泉ができる場所にしておこう。

 

 と思ったら、森が深すぎて商売の商店ができない。

仕方がないので、平原に近い長尾を根拠にする。

そして徐々に商売拠点を増やしていって、運営キャパシティの最大値を増やす。

そうすると異業種を仕事にしたり、本部なみの力をもった支部を作ることができる。

 この機能を使って、塩江温泉を見つけて温泉宿を経営していくことにしよう。

早速次の機能だ。

 

 先天的才能を選択しよう。

ここにゲーム的要素で、一族における血統の才能と個人の先天的才能を決定する。

色々あるけれど、一番強い血統才能がひらめきとなっている。

ひらめきはいい効果が基本で、時代によって材料が揃っていると

時代ごとの適正がある仕事が早めに解禁されたり、自分たちであらゆる道具を開発することができる。

 そうすると、温泉宿という適正年代が西暦600年の湯治習慣を、商売として確立することが可能になる。

この塩江温泉は、僧侶が発見してから現代まで紡がれた湯治文化を発展させた場所。

さっさとやっておくに越したことはない。

 

 それに、温泉・湯治可能温泉・温泉宿・温泉郷では、効能効果が変わってくるんでね。

 

 

 さて開始しましょう。おっといきなり銭の概念が発生したぞ。

当時の貨幣文化は、中国からの銭が基本だ。

これを交換することで、実物による物々交換を徐々に貨幣経済として進展させていくのだ。

 

 なお、この貨幣文化は、ひらめきによるものである。

九州付近なら朝鮮半島や中国に近いということもあって、そういう文化が徐々に広まっていく発祥地であることが判明している。

少なくとも邪馬台国が形成されていない時期に、こういう高度な思考はない。

 

「これと鉄いりの音石で、ものを交換するのだ」

 

 『経済』項目が解禁されたようだ。

ここから投資・株・銀行・高利貸し・保険など、お金に関係する仕事内容が追加されるようになった。

なおこれらすべての適正時代が、1800年付近なのでまだまだ先である。

 基本的な物々交換を、超高速で時間経過させることで徐々に浸透していく様を見ることができる。

 

 

「高松商店様、貴方様に忠誠を誓います」

 

 あ、小規模集落が発生しましたね。

時代によって集落が、最終的に地球連邦になります。

さすがにそこまでいくと企業国家というようなディストピアになるので、

あまり好ましいエンディングではないだろう。

 

 すでに34年経過し、初代はなくなり次代があとを継いだ。

このときひらめきで、丘の上に墓を作る『墳丘』が『文化』項目から解禁。

丘の上に『墳丘』が作られ、支配体制や経済体制が盤石になる。

 

「我々も忠誠を誓いましょう」

 

 物々交換よりも安定性がある貨幣文化が用いられるようになった。

それにより支配体制の強化が発生。

このゲームはあくまでも商売に重きをおいているので、必然といい国になる。

これにより多くの周辺部族が忠誠を誓うようになったようだ。

 また、潮の流れが読めない瀬戸内海に乗り出すことにする。

時代は未だに小舟だが、風を受け止める方法を鹿の皮で補ったようだ。

 

「我々は大海へ乗り出す」

 

「王よ、お願いがあるのです。私が死んだら、これを家族に渡してください」

 

 おっと長年の統治に信頼がましたのか、お金を預けられたようだ。

これは序盤において非常にありがたい資産であるが、これを最初に言われた通り実行しないととある『経済』項目が解禁されなくなる。

 

 それは、『税』だ。

税ができてから、支配体制が盤石となり上下が発生していったと考えられる。

 

 おっとランダムイベントが発生したようだ。

 

「なんだこれは?」

 

 『工業』項目の『鉄器』を解禁した。

未だに銅ばかり使っていて、柔らかな金属が固くなりあらゆる作業効率が上昇する。

効率が2倍だ。ただし必要体力も2倍になったのでなんとも言えない。

そこで工作難度が高いので、部分鉄器を発明させる。

 

「た、たすけ……」

 

 おっと高松に住む骨格がしっかりした人とは違う人がやってきた。

彼らこそが渡来人であり、未来の弥生人らである。

つまり現代におけるイケメン枠だ。

 彼らを受け入れ助けることにする。

また複数の患者が発生するので、『工業』項目の『病院』が発生する。

『病院』が発生すると、『化学』と『科学』が発生する。

 

 いずれの項目もお互いに影響するので、開発しているのにこしたことはない。

また『化学』は反応の物が多く、『科学』は法則系が多い。

そのため初期からある『発明』に直結するものが多い。

 『発明』は専門的なひらめき。条件が揃っていないと発揮されないのだ。

おっとすでに20年が経過。第三世代になっていく。

 

 ここらへんになると、支配体制が樹立。

さらに先程うけた相続の資産を返すことで、『銀行』と『税』を発明する。

『税』は『経済』の中に含まれるぞ。

 

 また、今回のもあって『経済』から『貯蓄』を選択できるようになった。

いままで穀物の貯蓄を、地べたに敷いて被害を受けていた。

それを高度な『貯蓄』にして、『工業』から高床式建築を開発に至る。

 

「これを見てくれ。全てにあの黒い岩を使ったものだ」

「鉄というらしい」

「なるほど、弓・剣・槍・鎌。作るのには、火釜がいると」

 

 これで『工業』に、『初期型冶金』を解禁。鉄まで溶かすことができるようになった。

また、ひらめきで『開墾』や『干拓』が解禁。

どちらも取得して、南へ向かって川沿いに『開墾』していく。

 

「死にたくない。どうか、米をわけてください。

分けてくだされば、我々は服従します」

 

 いろんな集落が頭を下げてきている。

理由はきっと不作。このようなイベントが発生すると、

支配体制が緩んだりするので気をつけなければならない。

今回のイベントは、長尾も含まれていたようだが『貯蓄』のお陰で助かった。

 また不作のために一部『税』として、保存することが決定した。

『税』の一つ、『飢餓税』を発動。

各集落において、高床式倉庫を設置。ここに米を備蓄し、来るときに備えよ。

 

 こうすることで、集落における支配体制が強くなる。

 

「中洲の集落です。貨幣が強すぎます。支配下に入るので、普及をお願いしたい」

 

 ここは将来、林町と言われる場所だ。

高速道路ICの出入り口がある場所から少し南へ行ったところといえば、

わかるだろうか。

 

 あ、ヘビに噛まれて亡くなった。次は第四世代だ。

 

 さて30年が経過したけれど、状況はあまりかんばしくない。

なぜなら火釜に木が使われるので、山が徐々に剥げてきたからだ。

 

「やま崩れだ!」

「木がないところは、大地が崩れるというのか!」

「でもどうする!?」

「なければ育てるしかないだろう!」

 

 『文化』に『植樹』が発生し解禁。

植樹するのは何か食えるやつということで、どんぐりや栗を植えることになる。

また綺麗だということで椿や桜も、あまり考えずに植えていったようだ。

 

「このうわばみが領主様を殺した」

「噛むだけで殺される? なぜだ?」

「調べてみよう」

 

『化学』の『血清』と、『工業』の『研究』が解禁された。

『研究』を解放するのとしないのとでは、開発速度が変化するので

解禁されたら即刻解除するのがいいだろう。

 

 さて商売のほうだけど、周辺知覚によると淡路島・小豆島・児島・

四国中央市まで判明している。

苦節100年。ようやくそこまでいけたかあ。

しかし徳島や四国山脈方面へいくことはない。

 山崩れの影響で、山に近づくのを恐れている。

この影響がなくなるのは、一世代がなくなったらだ。

つまり平均25年の経過がひつようになる。

 

「やい! 米がたくさんあると聞いた。今から俺が、ここの領主になる!」

「王を侮辱した、殺せ!」

 

 初めての戦争が発生した。

戦争はあらゆることがひらめきで解禁されていくので、

『工業』項目で解除していかないといけない。

 

「うわばみがつかった悪しき水を塗れば、あいつらもすぐに倒せるのでは?」

「たしかに」

 

 ひらめきで『毒の利用』を解禁。これにて、毒で以って毒を制する方法を編み出す。

また『血清』を開発完了し、人口増加倍率が増える。

 

 そうだ。戦争が発生すると、自己保有資産や戦力保有数値が高いほど、

有利になる。

あまりどんでん返しがない。

海や鉄の民ヒッタイトやスパルタくらいじゃないか?

 

「あいつら、なんという武器を使ってんだ!?」

「うわあああ、傷が変色して―――」

「あいつらの矢に当たるな!」

 

 

 

「降伏します」

 

 鉄と毒矢で完全勝利だ。兵士のみを倒すと、好感触のまま編入することができる。

たまに市井の人々が乱入してきて、終わらないゲリラ戦が発生することもあるので

注意しなければならない。

 

 

「王よ。山のふもとに、臭い水が出ているのを確認しました」

「案内しましょう」

 

 そういうわけで見に行くと、なんと硫化水素のにおいが発生している水を発見。

一部は温かいものもあるが、今の季節というかテキスト上では冷たいらしい。

おっとひらめいたようだ。

 

「害がないならば、この水を使って何ができるか研究せよ」

「「わかりました!」」

 

 

「王よ。大変です。研究の長が急死。今までの行いが不明となりました。

物を表す数字と口の音を書き記すことができる文言を作ってもよろしいか」

「かまわない。だが、よく使われていることばをわかりやすいように作ってくれ」

「でしたら、一つの文字に複数の意味がある文言にしましょう」

 

 『甲骨文字』の発生と『象形文字』の発展が開始された。

これらはすぐに解禁し、研究から解放しよう。

支配率や統治の安定度などが、急激に上昇します。

 

 あ、五世代になった。今回は長生きだったな。

そして今回の葬儀は、新たに作られた文字と言葉を使って厳重に葬られた。

 

「これより、我々はこの言葉を中心に集うのだ。来たれ山と海の民よ。

今まさにこのときより、”讃岐”の民として立ち上がるのだ!」

「「「うおおおおおお!!!!」」」

 

 集落が国になったようだ。

また文字を覚えるための『学校』が『文化』項目から解禁。

時代が時代なら寺子屋だが、文字の発展により学校に近い意味で運用されている。

讃岐の民には無料で教え、うまく使えるようになったものは

国の名を背負って外地へ情報操作を任命されるようになる。

 

『遠征』や『使者』を、『文化』項目で選択可能になる。

今は学校の開発に全力なので、今はまだ選択できないがまた年単位で飛ぶので

すぐに選択できるようになるだろう。

 

「革や竹のでこぼこに、炭を使って書くことができる。

しかし、水で流れたりと使いにくい。もっといいものはないのか」

「占星術? そうか、外地は天の光。つまり星を見ているのか」

「歴代の王を祀るため、口伝の言葉を文字にして岩に彫ってみました」

「学校だけじゃ足りない。もっとみんなに知ってもらえるものを。

そう、なまらないようにする、文字の束を!」

「1 2 3 4 5 6 7 8 9 十。十1 十2 1十2……。

身近なものだからもっと簡単にしたいな。1から1をひいたら、なにもない。

虚無。なしを簡単にするには……」

「どこに誰が住んでいるのか把握しよう。貯蓄米が、

全員に渡らないほうがまずいからな」

「ここから讃岐の地だ、金をいただこう」

 

 西暦135年くらいなんだけど、この発展というか思考がやべえな。

君主が基本的にひらめきで生きてきているからなんとも言えない。

さらに言えば、君主も君主で未だに商店やっているから、下手な情報集めで

嘘をつけないのだ。

 

「邪馬台国の卑弥呼が従属を求めてきてます」

「奴らは海の端に住まう輩だろう? まあいい、従属はしないが、

友好の印に塩でも送っておきなさい」

「はっ」

 

 このイベントを送ると、やっと『文化』項目の『本』を解除できた。

最初は鹿の革で作られるが、コストが高いので他のものを探すことにしたようだ。

次は『文化』の『占星術』と『科学』の『天文学』が解禁。

 

「この時期になると天の恵みが出たり、消えたりする時に妙に明るいのがいる。

あれはなんだ?」

 

 おっと、渡来人によってもたらされた病で、6世代になった。

 

「木が足りないな」

「讃岐の大事な大地に傷をつけると、葬られるんじゃないか?」

「ならばよそから売ってもらおう」

 

『経済』項目で『輸出入』が解禁された。

『経済』項目で、『戸籍』『帳簿』が解禁された。

『文化』項目で、『言葉遊び』が解禁された。

 

 ぬおおおお、研究力が足りない。研究所もたりないので、これも追加で建築する。

また湯治の温泉も、ソレ専用の場所として開発。

運営キャパシティを使って、温泉郷として運営を開始した。

 

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